本音でフィリピン人の英語レベルを語る。

フィリピンに来て早5年・・・。

様々なフィリピン人と交流を経た上で、英語レベルに関しての本音を記載したいと思います。

一般的には東南アジアも含め、英語の通用度はかなり高い国とされていますし、その結果BPO(コールセンターなどアウトソーシング)事業も発展が著しく、非常にレベルの高い英語力を持っている人達も沢山います。

そのレベルはアメリカ人がアメリカからカスタマーサポートに電話をかけても、別の国に繋がっていてフィリピン人と話ているとは気づかない程・・・・と聞いています。但し、一般的なフィリピンの人達のしゃべり方に関してはやはり、ネイティブとは違うように感じます。ネイティブは考えずにしゃべりますが、フィリピン人もやはり習った英語、当然ですがそのレベルは高くとも、使う表現などが若干が異なるように感じます。

話は戻りますが、今までフィリピン人の様々な人達と話しをした中、私は勝手にランクを付けました。

フィリピン人の英語レベルはこんな感じでしょう（完全に主観です）

１、日常から英語を多用しネイティブとも自然に会話が出来るレベル

コールセンターで働く人の一部、英語学校の講師の一部や語学学校、コールセンターのトレーナーと呼ばれる人達、ラジオやTVのDJ、政治家や上流階級の中でも英語圏に留学していた人など。

このような人達は非常にスムーズかつ喋りが早く、また単語などの語彙範囲が非常に広い為、ネイティブのようにスラスラ話します。

フィリピン人全体からしたらどうでしょう・・・・今なら5～10%程いるのでしょうか。

２、専門的な英語を使ったり、難なく話すことが出来るが発音がネイティブとは明らかに違ったり、表現が違ったりするレベル。

大多数の政治家、英語紙の新聞記者、法曹、大多数の英語学校の先生やコールセンターで働く人、大学教授（マニラ圏）、医者（マニラ圏）や看護士、外資系企業のビジネスマンや一流企業の営業、管理職などのオフィスワーカーetc…

どの職種でも常に英語を使う機会があるという職業です。英語紙の新聞記者なども当然知らなければ・・・ですね。
後はフィリピンの裁判は何故か全部英語だし、英語学校の先生はもちろんコールセンターで働く人達も相当レベルは高いです。
大学も英語で行なうし、医者同士ではフィリピン人同士でも英語で会話します。そんな感じでこの辺りは英語レベルが高いでしょう。
まぁ、知識層だし当然って言えば当然なのかも知れません。

３、普通にスラスラ話が出来、日常会話では困ることはないレベル。
大学生、オフィスワーカー（銀行員、航空会社、ホテルマネジメント）、etc…

このレベルの人達も相当英語がうまいし、普通に欧米のネイティブと会話しているところを目撃します。
スラングとかはちょっと分からないのかも知れませんが、会話したり新聞を読むのも全く問題ないようです。

３、意思の疎通はできるレベル。　
ショッピングモール、レストランの店員、主婦、中学生、高校生もこの辺でしょう。

英語学校の学生の中には、このレベルの人達よりウマイ人が出てきます。

しかし文法がでたらめだったり、発音がフィリピン発音だったり・・・とコミュニケーションが難しくなる事もありますが、日本人に比べるとまだまだ断然英語レベルは高いです。

４、ほとんど英語が通じないレベル。

大多数の貧困層の人達。

英語学校の生徒さんが触れ合う事はまずありませんが、実際フィリピンでは教育を受けれない人が沢山いるので公用語が英語・・・といっても、地元の言葉だけで事足りる生活をしている人達も沢山います。

こんな感じでシンプルかつ勝手に英語レベル分けをさせてもらった訳ですが、英語学校の講師は良い大学を出ている人がほとんどな為、英語レベルが比較的高い方と言えます。さらに基本的に街中で見かける看板や、商品の説明なども含め生活する上では100%英語だけでも事足りるフィリピンは、やはりアジアの英語圏と言ってもよいでしょう。

上記では職業で英語レベルを分けましたが、一番英語レベルを決める重要な要素は、個人の性格や環境かな・・・とも最近は思っています。

例えば、映画を見ることは当たり前ですが、その映画の表現を真似して自分が演じているかのように喋ってネイティブの真似をしたりしている人、ネイティブの友人が多く、その人達から影響を受けて真似をしている人、コールセンタ－や語学学校などを含む企業でネイティブからトレーングを受けることが出来る人。など、職業や学歴だけでは判断できないことも多々あります。

ここからは本音になりますが、大前提でネイティブ英語ではない・・・・という事を含め、フィリピン留学の役割というのは完璧な英語を身につける・・・というより、「自分がいかに留学中に英語を発し、慣れる事が出来るか。そしてその環境としてはフィリピンは英語で会話が出来る＋話し易い雰囲気から最適。」という事に尽き、割り切ってフィリピン英語を受け入れる必要もあるのではないかなーと思います。

とはいえ、それでもやっぱりフィリピンは断トツでアジア圏の中では綺麗な英語ですね！

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