フィリピン・セブ島の英語学校 3D ACADEMYの代表メッセージ
2012年、韓国資本の英語学校「MTM JY校」が事業譲渡されたことにより、当校「3D ACADEMY」は日本人経営の語学学校として新たな一歩を踏み出しました。それから10年以上が経ち、世界中で英語学習のニーズが高まる中、当校もセブ島を代表する英語学校の一つとして成長を遂げることができました。
一方で、2020年からのパンデミックは当業界に甚大な影響を与えました。当校も2020年3月に一時閉校し、2022年7月の再開まで実に2年4カ月にわたり休校を余儀なくされました。私自身、30代前半で大手金融機関を退職して起業して以降、順調に事業を拡大してきましたが、パンデミックはこれまでにない最大の試練でした。
それでも、困難な時期を共に乗り越えてくれた講師・スタッフ、またパンデミック中も支えてくださった取引先や、再開後すぐに生徒を送ってくださった留学エージェントの皆様には、あらためて深く感謝申し上げます。
思い返せば、私がセブ島の語学学校と出会ったのは、40歳を迎えた頃、MBA留学のためにIELTSのスピーキングスコアを上げる目的で、前身のMTM UV校に短期留学した時でした。2011〜2012年頃、セブに長期滞在しながらシンガポールへの移住を目指していた私に、MTM JY校の買収の話が舞い込んだのは、まさに「縁」としか言いようがありません。
大学時代にニュージーランドで3カ月語学留学した経験はあるものの、いわゆる純ドメの私にとって、MBA留学を通じた英語学習は大きなチャレンジでした。だからこそ「英語はできるだけ早く学ぶべきだ」と強く感じており、実際に娘たちをイギリスやオーストラリアの高校へ留学させました。現在、二人とも英語を活かす仕事で活躍しており、その選択は間違っていなかったと確信しています。
パンデミック前後で一番変わったことは、AIの台頭ではないでしょうか。インターネットが普及し、スマートフォンが生活に浸透し、そして今やAIの時代が本格的に到来しています。英語翻訳の精度も飛躍的に向上し、AIを活用した英会話アプリや学習ツールも数多く登場しています。オンライン英会話も進化を遂げ、より高度な指導が可能な時代となりました。
そう考えると、これからは「英語を使って+αの価値を生み出せる人材」が求められる時代です。そして、AIを使いこなすスキルこそが、これからの競争力の源になると私は確信しています。このような変化の中で、3D ACADEMYも進化すべきタイミングを迎えていると感じています。
2025年は、当校にとって「AI元年」とも呼べる節目の年となります。今年はマーケティングやコンテンツ作成だけでなく、授業カリキュラムの強化、業務オペレーションの効率化、コスト削減など、さまざまな面でAIを活用した改革を推進していく予定です。
とはいえ、当校の最大の魅力は、現地スタッフによる丁寧でアナログなサポート体制にあります。この「人の温かさ」は維持・改善しつつ、英語力向上と新しい可能性の実現に貢献できるよう、スタッフ一同、心を込めてサポートしてまいります。
3D ACADEMY (3D UNIVERSAL ENGLISH INSTITUTE INC.)
General Manager
Hideyuki Fujiki
MBA (University of Chicago Booth School of Business, 2015)