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2025年フィリピン入国条件(7月1日時点)

【最新2025年版】フィリピン入国条件まとめ|観光・留学・ビジネス渡航の準備ガイド(7月1日時点)

2023年以降は新型コロナウイルスによる渡航制限が段階的に解除され、2025年現在では比較的スムーズに入国できる状況となっています。

とはいえ、入国に必要な書類や条件は一定のルールが存在し、特に語学留学や中長期滞在を検討している方は、パスポートの有効期限や航空券、オンライン登録など注意すべきポイントを把握しておくことが大切です。

この記事では、2025年7月1日時点の最新情報に基づき、フィリピンへの入国条件をわかりやすく整理しました。観光・留学・仕事など、目的に応じた入国準備をスムーズに進められるよう、必要な書類・登録方法・ビザ制度の概要まで詳しく解説します。


主な入国条件まとめ(2025年7月現在)

2025年7月時点において、フィリピンへの入国は比較的簡素化されており、観光・留学・ビジネスいずれの目的においても、日本国籍保有者は最大30日間のビザなし渡航が可能です。ただし、入国時にはいくつかの基本的な条件や書類提示が求められます。

以下が最新の主な入国条件です:

必要項目 詳細
パスポートの有効期限 フィリピン到着時点で6か月以上の残存期間が必要
出国用航空券 30日以内に出国する航空券(日本または第3国行き)
eTravelの登録 渡航72時間前からオンライン登録可能。QRコードを提示
ビザ 30日以内の滞在であればビザ不要。延長希望者は現地で手続き可能
ワクチン証明・陰性証明 2023年5月より廃止。現在は不要
入国審査時の注意点 入国目的の明示と滞在予定の確認が行われる場合あり

上記に加え、長期滞在や語学留学を目的とする場合は、入国後にSSP(特別就学許可証)やVISA延長手続きが必要になるため、語学学校のサポートを受けて対応するのが一般的です。


① パスポートの有効期限

フィリピン入国時において最も重要な条件のひとつが、パスポートの有効期限が十分に残っていることです。具体的には以下の通りです。

● フィリピン政府が求める有効期限

2025年7月時点の規定においては、「フィリピン到着日から起算して6か月以上の残存有効期間」が必要とされています。これは、たとえ30日未満の短期滞在であっても例外ではなく、入国管理官が確認する項目のひとつとなっています。

● 有効期限が6か月未満の場合のリスク

  • フィリピン入国拒否:原則として搭乗前にチェックインカウンターで拒否されるケースが多いですが、仮に搭乗できたとしても、フィリピン到着後に入国を拒否されるリスクが非常に高くなります

  • 航空会社による登場拒否:航空会社側でも国ごとの入国要件を事前確認しており、搭乗前にパスポートの有効期限が基準を満たしていない場合は、搭乗手続きを進めてもらえません。

● 有効期限の確認タイミング

日本のパスポートは発行から5年または10年の有効期限ですが、有効期限切れの半年前(6か月前)を目安に更新手続きを開始することが推奨されます。特に以下のようなケースでは注意が必要です:

  • 留学・ワーホリ・ビジネス目的など、延長滞在の可能性がある場合

  • 他国への周遊も計画している場合(乗継ぎなどで有効期限条件が厳しい国も存在)

● パスポート更新の流れ(日本国内)

  1. 住民票のある市区町村で手続き(パスポートセンター等)

  2. 必要書類:有効な身分証明書、戸籍抄本、顔写真など

  3. 発行までの期間:通常は1週間程度

  4. 手数料:10年パスポートで16,000円(2025年現在)


② 帰国・出国用の航空券

フィリピンへの入国時に必要とされる書類の中でも、**「30日以内に出国する航空券の所持」**は、日本国籍を持つ短期滞在者にとって必須の条件とされています。これは、フィリピン政府がビザ免除滞在(最大30日間)を認めている条件のひとつです。

● ビザなし渡航における基本ルール

日本国籍者は、観光・短期留学・商用などの目的であれば最大30日間のビザ免除渡航が認められていますが、その際には以下の条件を満たす必要があります。

  • 到着から30日以内にフィリピンを出国する航空券(復路・第三国行き)を所持していること

  • 入国時にその航空券を提示できる状態であること(紙 or スマホ)

このため、30日以内の観光や短期語学留学を目的とする場合には、必ず復路便または第3国行きの航空券を事前に予約しておく必要があります


● 30日以上の留学予定者への対応と例外的処理

実際には、30日を超える滞在を予定している語学留学生も数多く存在します。その場合、フィリピンの法律上は現地でビザ延長手続きを行えば問題なく滞在を継続可能です。しかし、入国時の審査では、あくまで**「30日以内に出国する証拠の提示」が原則条件**となっているため、以下のようなケースが発生します。

● 一般的には「往復航空券+学校の入学許可証」で問題なし

多くのケースでは以下の書類でスムーズに入国できています:

  • 復路の航空券(30日以上先の日程)

  • 英語学校からの入学許可証(英文)

  • 滞在期間を示す留学スケジュールや滞在先の情報

これらを提示することで、移民局職員や航空会社スタッフからの確認をパスし、30日以上の滞在予定でも入国を許可される例は非常に多くあります。

● ただし「担当官の判断」により追加対応が必要な場合も

しかし現地実務においては、以下のような例外も発生しています。

  • 担当者によっては「30日以内の出国航空券がないと入国できない」と厳格に運用される

  • 学校の入学許可証や長期滞在予定を説明しても「ダメ」と言われることがある

  • 航空会社のチェックインカウンターで、登場前に確認されてしまうことがある

● その場でチケット購入を求められる可能性

仮に復路航空券の日付が31日目以降であり、かつ現場の担当者が厳格な対応をとった場合、その場で「30日以内の出国用航空券」を予約するよう指示される可能性があります

このような場合、最も一般的な対応は以下の通りです:

  • 格安のフィリピン発・第三国行き(例:シンガポール・マレーシア・タイなど)の片道航空券を購入

  • 購入した航空券は「実際には使用しない仮の出国証明」として提示

例:

  • フィリピン発→クアラルンプール行きの片道LCCチケット(3,000〜8,000円程度)

  • 最も安い出国証明として「airasia」「Cebu Pacific」などが活用される

● 実際の体験例

「30日以上の留学予定で、入国審査の際に復路航空券を見せたら、『これは31日後だ』と指摘され、すぐに別の出国チケットを取れと言われた。空港内のWi-FiでLCCの片道チケットを即購入して、その画面を見せたら通してもらえた。」(2024年12月 留学生の実体験より)


● 事前に備えておくべきポイント

以上の事例から、30日以上の留学や滞在を予定している方には以下のような事前対策が推奨されます:

対策内容 説明
入学許可証を印刷して持参 英文が望ましい。スマホ保存+紙の両方がベスト
復路航空券はなるべく30日以内の日程で取得する 実際はキャンセル・変更可能な航空券を購入する人も
万一のために格安LCCチケットをリサーチしておく モバイル端末で即時購入できる準備をしておく

● 航空券のキャンセル・変更について

現地でビザ延長や滞在延長を行う場合、事前に購入した「30日以内の出国用航空券」が不要になるケースも多くあります。そのため、以下のような航空券タイプを選ぶのが賢明です。

  • キャンセル・変更可能な航空券

  • 日付変更が有料でできる航空券

  • eチケット控えをすぐに提示できるようPDFで保存


③ eTravelの登録(出発72時間前から)

フィリピン入国には、「eTravel」というオンラインシステムでの事前登録が必要です。
これはフィリピン政府が導入している入国者情報の事前登録制度で、出発の72時間前から登録可能です。登録が完了するとQRコードが発行されるため、それを印刷するかスマートフォンに保存しておき、入国審査の際に提示します。

登録ページは以下です(変更される可能性もあるため、「eTravel Philippines」などで検索して公式ページを確認してください):
https://etravel.gov.ph

eTravel登録に必要な主な情報:

  • パスポート情報

  • フライト情報(便名・到着日など)

  • 滞在先(語学学校の住所など)

  • 緊急連絡先情報(日本の家族など)

注意点:
・出国72時間前を過ぎてからでないと登録できません。
・入力ミスや登録忘れがあると、入国時に手続きが遅れる可能性があります。
・登録は無料です。代行業者による偽サイトもあるため、URLには注意しましょう。

2023年以降、ワクチン接種証明書の提出やPCR陰性証明の提出は不要になりましたが、このeTravel登録のみは必須なので、忘れずに対応しましょう。

 

④ 入国時の空港での流れ

フィリピン到着後、空港では以下のような順番で入国手続きが行われます。2025年7月時点では大きな混雑は見られず、スムーズに進むことが多いですが、フライトの到着時間帯によっては30分〜1時間以上かかる場合もあります。


1. 飛行機を降りたら入国審査(Immigration)へ向かう
まずは空港の案内表示(”Immigration”または”Arrival”)に従って、入国審査場へ。案内係がいる場合もあります。
列に並ぶ前に、以下の準備をしておきましょう:

2. 入国審査(イミグレーション)
審査官とのやり取りは英語が基本です。ほとんどの場合は滞在目的(”study”や”vacation”)を聞かれるだけで終了しますが、以下のような質問をされることもあります:

※ごくまれに30日以内の出国航空券がない場合、別室に案内されて事情を聞かれることもあります。その際は落ち着いて「語学学校に通う予定です」と伝え、入学許可証を見せれば問題なく入国できるケースが多いです。

3. 手荷物受取(Baggage Claim)
入国審査を終えたら、モニターで自分のフライト番号を確認し、ターンテーブルからスーツケース等の荷物を受け取ります。ターンテーブルの間違いに注意。

4. 税関申告(Customs)
通常は申告するものがなければ「Nothing to declare(申告なし)」の列へ進み、簡単な荷物チェックだけで通過できます。
※電子機器や高額な物品が多い場合は、申告が必要なこともあります。最後にeTravelのQRコードを提示して、無事に入国完了となります。

5. 到着ロビーへ(ピックアップエリア)
税関を抜けると、ようやく到着ロビー(Arrival Lobby)に出ます。語学学校が空港ピックアップを依頼している場合は、名前を書いたボードを持ったスタッフが待っていることが多いです。


補足:
セブ空港(MCIA)では、国際線到着ゲートは「ターミナル2」にあります。国内線と間違えないよう注意してください。マニラ空港(NAIA)はターミナルが複数あるため、語学学校の案内に従って移動手段を確認しましょう。


✅ 2025年フィリピン入国条件まとめ(7月1日時点)

フィリピンへの渡航にあたり、日本人が観光目的や短期留学目的でスムーズに入国するためには、以下の条件をすべて満たす必要があります。各項目の詳細は必ず事前に確認し、必要書類は印刷またはデジタルで携帯しておきましょう。

1. パスポートの有効期限

フィリピン到着時点で残存有効期間が6カ月以上あるパスポートが必要です。更新のタイミングには注意しましょう。

2. 出国用航空券(30日以内)

原則としてフィリピン到着から30日以内に出国する航空券が必要です。短期留学(31日以上)の方も、入国審査官によっては帰国便の提示を求められることがあります
その場合は、その場で第三国行きの安価な航空券をオンラインで予約する対応が求められることもあります。

3. eTravelの登録

出発72時間前から「eTravel」へのオンライン登録が可能です。登録後に表示されるQRコードは印刷またはスマートフォンに保存し、空港で提示できるようにしておきましょう。

4. ワクチン接種証明は不要

2023年5月以降、新型コロナに関連するワクチン接種証明や陰性証明の提示は完全撤廃されました。健康状態の申告等も特に不要です。


入国条件は予告なく変更されることがあります。フィリピン入国を予定されている方は、渡航前に在フィリピン日本大使館、航空会社、学校担当者などから最新情報を必ずご確認ください。

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