セブ島でブッフェといえば、多くはホテルの中に入っているレストランを思い浮かべる方が多いと思います。例えば「マルコポーロプラザホテル」の カフェ・マルコ や、「ラディソンブルホテル」の FERIA は特に有名で、どちらも観光客や地元の富裕層に人気です。ただし、ディナー料金は1人1,500ペソを超えることも珍しくなく、気軽に足を運ぶには少々ハードルが高い存在。私もまだ特別な日にしか行けていません…。

そんな中で、よりカジュアルかつリーズナブルに世界中の料理を味わえるのが、今回ご紹介する【VIKINGS】です。


VIKINGSとは?

「VIKINGS」は2016年にマニラからセブ島に上陸。現在、セブ島では SMシティモールのNorth Wing に唯一の店舗があります。

最大の魅力は、その 圧倒的な料理の種類とボリューム感
他の有名チェーン「YAKIMix」や「Cabalen」と比べても、提供される料理の数は桁違い!
肉料理・シーフード・デザート・各国料理のブースがずらりと並び、まさに“食のテーマパーク”といえる存在です。

収容人数は200名以上。広々とした店内は平日でも常ににぎわっており、週末のランチやディナー帯は予約必須。フィリピン人のファミリーやグループはもちろん、観光客からも圧倒的な人気を誇っています。

アクセスと場所

学校やホテルからはタクシーやGrabで 「SM City Cebu(シティモール)」 を目指しましょう。
ここで注意したいのが「SM Seaside」と間違えないこと。セブには2つのSMモールがありますが、VIKINGSがあるのは港に近いSM Cityの方です。

お店の場所はモールの North Wingエリア
「UNIQLO」「H&M」「Forever 21」などのファッションブランドの近くにあり、モール散策のついでに立ち寄れる便利な立地です。

VIKINGSの魅力と強み

1. 世界各国の料理が一堂に!

日本料理(寿司・天ぷら・味噌汁)、韓国料理(サムギョプサル・キムチ・チヂミ)、中華料理(点心・北京ダック風ロースト)、そしてイタリアンやアメリカン料理(ピザ・パスタ・ステーキ)まで勢ぞろい。
さらに、フィリピン料理も充実しており、アドボやレチョン、カレカレなど地元の人気メニューも楽しめます。

2. 時間無制限で心ゆくまで!

日本のブッフェと違い、フィリピンのブッフェは基本的に 時間制限なし
ランチなら終了時間(通常14時頃)まで、ディナーなら閉店(21時~22時頃)まで居座れます。
ゆっくりおしゃべりしながら食事を楽しめるのも魅力です。

3. コスパ抜群の料金

料金は曜日や時間帯によって異なりますが、

  • 平日:1,028ペソ(2025年8月時点)

  • 週末や祝日:1,138ペソ(2025年8月時点)

ホテルブッフェと比べると、お手頃。さらにプロモーションで「誕生日は本人無料」「学生割引」「シニア割引」などがあるのも嬉しいポイントです。以前は666ペソや888ペソの時代もあったようですが、大分値上がりしてしまったのは、少し残念。

4. デザート&ドリンクの充実度

デザートカウンターにはケーキ、アイスクリーム、チョコレートファウンテン、フルーツなどが山盛り。
ドリンクもコーヒー、ジュース、ソフトドリンク、ビールまで込みなので、追加料金を気にせず楽しめます。

実際に行ってみた体験(2025年8月22日最新情報)

この日は金曜日。私は早めに行動して、午前10時40分にSMモール到着
オープンは11時ですが、すでに店頭には行列ができており、番号札を受け取ると「10番」。
平日にも関わらず、すでに10組以上が並んでいるというのは驚きです。

オープンと同時に案内され、広々とした店内へ。
料理台を見た瞬間、テンション爆上がり!

とにかく広い、世界中の美味しい料理が、広い店舗の中でディスプレイされています、これはビュッフェ・レストランというより、まるで食の美術館に来たかのような錯覚になります。

これは中華のコーナーですね。麻婆豆腐、天心から、肉、魚料理まで、さまざまな料理が誰も手をつけていない状態で、まさに私のために用意されている状態。

これは麺とお粥のコーナーです。あとで締めに取っておきます。

バーベキューのコーナーですね。生の肉や魚介類を自分で選んで焼いてもらえるという贅沢なサービスです。

日本食コーナーの中には、なんとお好み焼きがありました。焼きそばもありましたが、日本コーナーでも中華料理っぽい味でした。

味噌汁がある!!!海老天はフィリピン人に人気なので、すでにわずかしか残っていません。

韓国料理のコーナー。定番の韓国のチキンです。

デザートは本当にたくさんあります。右はベーカリー(パン)ですね。

フルーツとケーキのコーナー。

サラダーコーナーです。

イタリアンのコーナー。ピザも焼きたてが、まだ誰にも食べられていない状態で並んでいます。

フィリピンのデザートコーナー。メリアンダなんですかね。ハロハロも自分で作れるみたいです。

人が増えてきて、人気料理はあっという間になくなりました。中華料理のコーナーの魚(蒸した)が人気で、一瞬で骨だけになりました。

韓国料理のコーナーの中で、何か作っていました。

イタリアンコーナーはパスタも豊富です。おおーーーピザは生地から作ってるんですね。これは本格的だ。

全くセンスのかけらもない選択ですみません。この太い焼きそば(中華料理のコーナー)美味しかったです。

食後のコーヒーを淹れながら、何を食べようかな、、、、。

デザート美味しそうですよね。

締めは麺だ!!!

隣のコーナーで好きな麺と具を選んで

茹でてもらう。沸騰していないのが気になる。

麻辣のスープを選んでしまった。

うーーん。生茹でかつ冷凍の具がまだ熱々でないです。
ただ、スープの味自体はしっかりしていて、香辛料の効いた麻辣の風味は本格的。辛さはそこそこ強めですが、花椒のシビレ感が心地よく、スープ単体の味は美味しいだけに本当に惜しいところです。あと数分煮込まれていれば完璧だったと思います。

全体的に料理のクオリティは高いのですが、やはり回転率の早い人気料理や、その場で調理される鉄板焼きやローストビーフの方が完成度が安定している印象。寿司やシーフード系は新鮮で、すぐに消えていくのも納得でした。


今回金曜日のランチに来たので、料金は 1人1,028ペソ
週末はもっと高くなって 1人1,138ペソ になります。これが2025年8月時点での最新料金で間違いありません。SNSなどでは「666ペソ」や「888ペソ」といった料金が今でも出回っていますが、それは何年も前の情報ですので要注意です。

結論として、VIKINGSは平日に行くのがベスト。料金も安く、比較的人も少なめなので料理を取りやすいです。


行くなら開店前がおすすめ

やはり人気料理はオープン直後に並べられ、すぐに取られてしまいます。
したがって、朝11時の開店前、もしくは夜5時半の開店前に到着して番号札をもらっておくのが一番効率的です。番号札順に案内されるので、入店と同時にまだ誰も手をつけていない料理を選ぶという贅沢を味わえます。

実際、今回10時40分に到着して「10番」だったのですが、すでに9組が並んでいたことを考えると、週末はもっと早めに行かないと最初の入場組には入れないかもしれません。


食べた量よりも「雰囲気」で満足

正直なところ、料理の数が多すぎて全てを食べるのは不可能です。
今回もスープや寿司、肉料理、デザートなど一通り手を伸ばしましたが、それでも全体の半分も試せていないと思います。

それでも、巨大なホールにずらりと並ぶ料理の数々、オープンキッチンでシェフが次々に仕上げる姿、そして大勢の人々がワクワクしながらお皿に料理を盛る光景…まさに「食のテーマパーク」に来たような雰囲気が圧倒的な満足感を与えてくれました。

「たくさん食べた」というより「非日常の雰囲気を体験した」という意味で大満足のランチでした。


基本情報

VIKINGS SM City Cebu(Mabolo店)

  • ランチ:11:00 am – 2:30 pm(ホールディングタイム30分)

  • ディナー:5:30 pm – 10:00 pm(ホールディングタイム30分)

  • ※一部支店では 5:00 pm – 9:00 pm の時間帯に1時間のホールディング制あり


ちょっとした攻略法まとめ

  1. 平日ランチが最安&おすすめ
    料金は1,028ペソで、週末より100ペソ以上お得。

  2. 開店前に到着して番号札をゲット
    入場直後は料理が一番揃っていて、選び放題。

  3. 人気料理は最初に狙え!
    ローストビーフ、寿司、シーフードは早めに消える。

  4. 時間無制限を活用
    フィリピンのブッフェは基本時間制限なし。友人や家族と長居して楽しめる。

  5. 誕生日特典は超お得
    誕生日当日なら本人無料!パスポートやIDを忘れずに。


総合すると、VIKINGSは「食べ放題」という枠を超えて、料理の種類・雰囲気・お得感 のすべてが揃ったエンターテインメント型レストランです。多少の料理の当たり外れはありますが、それも含めて楽しめるのが魅力。

次回はぜひディナータイムに行って、ローストステーションを制覇したいと思います。


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