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川島選手インタビュー

川島永嗣 サッカーと英語の歴史

川島永嗣さん(プロサッカー選手)

1983年3月20日生まれ。2016年1月よりスコットランドプレミアリーグ、ダンディーユナイテッドにて正ゴールキーパーとして活躍中。発起人の一人であるGlobal Athlete Projectと3D ACADEMYと共同で立ち上げた「フィリピン留学プロジェクト」で今後海外で活躍するアスリートを支援中。

川島選手のサッカー選手としての年表と英語学習年表

  サッカー 英語学習
幼少期   海外の映画などへ憧れ
小学生 サッカーを始める  
中学生 本格的にキーパーを始める
埼玉県選抜に選ばれる
ドイツ、オランダへ遠征も
英語学習開始(好きな教科)
※中3の時にしゃべれない自分に疑問
高校生 埼玉県立浦和東高校で選手権・国体高校総体と高校サッカー3大大会へすべて出場 英語が好きではなくなる
※国語など他の科目へ関心が移る
プロ
(国内)
18歳の時にイタリア・セリアAのクラブに留学 留学後語学の勉強を本格開始
イタリア語、英語、ポルトガル語を勉強
※プロ選手として2度の国内移籍、U-19及びA代表での大活躍の中で語学の勉強を継続、英語、イタリア語、ポルトガル語はほぼマスターする
海外移籍 ベルギー・リールセSKへ移籍
逆転での1部残留に貢献
スタンダール・リエージュへ移籍
※2015年5月の対談後も語学を生かし、ベルギー、イタリア、イングランドのチームの練習に参加しながら移籍先を探す。
スコットランドのダンディー・ユナイテッドへ移籍
※英語が母国語のスコットランドで活躍中
英語での入団会見が話題に
初の海外でコミュニケーションに苦労
永井選手の入団会見を通訳としてサポート

海外に対して憧れを持った(英語を初めて意識した)のはいつの頃でしたか?

もの心ついたころ海外の映画を観たときに、英語をペラペラ話しているのを見て、単純にかっこよく見えたのですね。それに対する憧れが非常に強くて中学に入って英語の勉強が始まったときに、自分もあんな風になりたいなということで、かなり一生懸命英語を勉強していた記憶があります。

英語学習に関しての中学3年の時の「しゃべれない」の経験について

中学校3年くらいの時に頑張って勉強しているのにしゃべれない自分に違和感を覚えましたね。しゃべりたいから勉強しているのに、実際にはしゃべれない自分がいるのです。他に塾とか行っている人が英語で凄いスピーチをしているのを見て、なんで自分はしゃべれないのかなと感じて気分が落ちてしまいました。

高校での英語学習の学習の挫折について

高校に進学後より難しい文法を勉強する中で、しゃべれないのにそんなに難しい文法を勉強するのにどこに意味があるのかなと感じてしまったことです。勉強をしてもしゃべれない、さらに意味を感じることの出来ない難しい文法を勉強し、結局のところテストでよい点が取れないと自信をなくしてしまう。しゃべれないのに加え、一生懸命勉強しているのに、難しい文法でさらにわからなくなる。あんなに中学で好きだった英語が高校時代は好きでなくなってしまい、国語とか別の科目に興味を持つようになりました。

イタリア留学後(18歳)での経験

イタリアではサッカーはもちろんのこと、日本で自分が当たり前だと思っていた考え方が違うことがありました。例えば日本だと真面目すぎる部分(時間や練習など)が強い一方、イタリアではいろんな考えを認めた一方で、お互いを尊重する部分があるのです。成功への道のりについても日本では決められた決まった道がある一方で、イタリアでは個人を尊重し、それぞれに合った成功への道を考えていこうとする文化があります。いろんな国のメンバーだけでなく、ユース(若い世代)のメンバーと接することで、そうした日本とは違う個々の人を尊重する部分があることが衝撃でした。

留学後イタリア語だけでなく英語も学習した理由

基本的に欲張りな性格もあったとは思いますが(笑)、イタリア語で会話ができることで、新しい多くの人とコミュニケーションを取ることができ、いろんな考え方や意見を聞くことができるのですね。それは英語も同じで、英語でコミュニケーションをとることで、より多くの人とコミュニケーションが取れるしもっと自分の世界が広がる、そういった意味で英語を学習することで自分の可能性が広がるのではないかという思いが英語も勉強した理由の一つです。

日本にいながら語学を学ぶ、その秘訣について

まずできることはなんでもやってみようとしたことです。一番の大きな秘訣は「続けて勉強をすること」です。あるとき気付いたのですが、英語はある日突然しゃべれるようにはなりません。ボキャブラリー、会話力、リスニング、そのスキルをとっても、一つ一つ継続的に学習をしない限りはできるようにならない。ボキャブラリーだったら、わからない単語を少しずつでも覚えたり、つづりを覚えたり、会話であればしゃべってみる。そうした勉強を何年か繰り返して、ようやく上達するのです。

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