2025/06/17
目次
英語が苦手だと感じている人の多くは、「英語の語順ルール」にピンときていません。
日本語は「私はりんごを食べます」「りんごを私は食べます」のように、語順を変えても意味が通じる言語です。しかし英語は違います。
たとえば…
I eat an apple.(私はりんごを食べます)
→ An apple eats I. にすると意味が完全に崩壊します。
英語は「語順がすべて」といっても過言ではありません。
この第1章では、中学英語の出発点とも言える「文のしくみ」──つまり「語順」「主語」「動詞」そして「文の型」について、ChatGPTを活用しながらしっかり学んでいきます。
この記事はこんな方におすすめです:
英語を「なんとなく感覚」で覚えてしまった方
ChatGPTを使って英語をやり直したい方
自分の英文が「正しい語順」かどうか自信がない方
ChatGPTに質問を投げかけるだけで、あなたの英語は「構造から」理解できるようになります。
それでは、さっそく英語の世界の「文の骨組み」を一緒に見ていきましょう!
英語を学ぶうえで、まず最初に覚えておきたいことがあります。
それは、英語は語順が命だということです。
日本語では、「私はりんごを食べます」と「りんごを私は食べます」がほぼ同じ意味で通じます。助詞(〜は、〜を、〜が など)によって文の役割が決まるからです。
ところが英語では、語順が変わると意味がガラリと変わってしまいます。
たとえば以下の英文を見てください。
✅ I eat an apple.(私はりんごを食べます)
❌ An apple eats I.(りんごが私を食べます…!?)
日本語の感覚で語順を入れ替えてしまうと、文の意味が大事故になります。
英語では、「誰が(主語)」「何をする(動詞)」「何を(目的語)」の順番がきっちり決まっているのです。
この基本語順を S(主語)+V(動詞)+O(目的語) といいます。
英語では、どんな文でもまずこの「SVOの型」を意識することが大切です。たとえば:
日本語 | 英語 | 主語(S) | 動詞(V) | 目的語(O) |
---|---|---|---|---|
私はパンを食べます | I eat bread. | I | eat | bread |
彼はサッカーをします | He plays soccer. | He | plays | soccer |
SVOの順番で並べるだけで、英文として通じるようになります。これが「英語の文のしくみ」の出発点です。
ChatGPTを使えば、この基本語順のトレーニングがとても効率的にできます。たとえばこんなふうに入力してみましょう。
英文:I have a cat.
主語(S):I
動詞(V):have
目的語(O):a cat
このように、自分が書こうとしている文が「どの語がどの役割を持っているのか」を一つひとつ分解して教えてくれます。
しかもChatGPTなら、以下のような練習が無制限にできます。
「この日本語をSVOの英文にしてください」
「主語・動詞・目的語の順番で英文を3つ作ってください」
「間違えやすい語順の例を教えてください」
このように、語順=文の骨組みをしっかり意識できるようになると、英語の理解力は一気に伸びていきます。
次のセクションでは、**「主語」と「動詞」**の見つけ方をさらに詳しく学びましょう!
英語の文の基本は「語順」だと学びました。
ではその語順の中でも、特に重要なのが 主語(Subject)と動詞(Verb) の見極めです。
英語の文は、主語と動詞がなければ文にならないと言われるほど、SとVは核になる要素です。
主語とは、その文の「主役」になる人・モノ・コトです。
「誰が?」「何が?」という問いに答えるものが主語です。
例:
I play tennis.(私はテニスをします)
My father is a teacher.(私の父は教師です)
どちらの文も、「誰が?」という問いに対して答えになっているのが主語です。
動詞とは、「主語が何をしているのか」を表す言葉です。
動作(eat, play, run など)や状態(be動詞)を表します。
例:
She runs every morning.(彼女は毎朝走ります)→ run = 動作
He is kind.(彼は親切です)→ is = 状態(be動詞)
英語には2種類の動詞があります:
種類 | 例 | 役割 |
---|---|---|
be動詞 | am, is, are | 「〜です」「〜にいる」など状態を表す |
一般動詞 | eat, play, go など | 動作・行動を表す |
She is a student.(彼女は学生です)→ be動詞
She studies English.(彼女は英語を勉強します)→ 一般動詞
この2つの動詞は、文のつくり方にも違いが出るため、しっかり区別して覚えましょう。
ChatGPTを使えば、「この文の主語と動詞はどれ?」という質問にもすぐに答えてくれます。
→ ChatGPTの回答例:
He drinks coffee every day.
主語(S):He
動詞(V):drinks
目的語(O):coffee
→ こう伝えておくと、自動的にクイズ形式のやりとりもできます!
誰が?何が? → 主語を決める
何をする?どんな状態? → 動詞を決める
S + Vを軸に文を作る
この3ステップを意識するだけで、文の組み立てがスムーズになります。
以下の日本語をChatGPTに入力してみましょう:
「私は毎日英語を勉強します」
「彼女は日本に住んでいます」
「私の兄は医者です」
それぞれ英語に変換して、主語・動詞を明示してもらいましょう。
次のセクションでは、**英語の「文型(パターン)」=5つの基本パターン(第1〜第5文型)**について学びます。これを知れば、どんな英文も“骨組み”が見えるようになります!
英語の文には、ある「型」があります。
その型を知ることで、どんな英文でも“骨組み”が見えてくるようになります。
それがいわゆる **「5文型」**です。
文型とは、「英語の文を成り立たせる5つのパターン」のことです。
英語の文は、ほとんどがこの5つの型に分類できます。
文型を理解することで:
英文の意味が早くつかめる
単語の役割(主語?動詞?補語?)が見えてくる
文法の理解がぐっと深まる
という大きなメリットがあります。
文型 | 形 | 例文 | 意味 |
---|---|---|---|
第1文型(SV) | 主語+動詞 | I run. | 私は走る |
第2文型(SVC) | 主語+動詞+補語 | She is happy. | 彼女は幸せです |
第3文型(SVO) | 主語+動詞+目的語 | He plays soccer. | 彼はサッカーをする |
第4文型(SVOO) | 主語+動詞+間接目的語+直接目的語 | I gave him a gift. | 私は彼にプレゼントをあげた |
第5文型(SVOC) | 主語+動詞+目的語+補語 | We call him Tom. | 私たちは彼をトムと呼びます |
I walk.
Birds fly.
→ 動詞のあとに何も続けず、それだけで文が成立するのが第1文型。
He is a teacher.(He = a teacher)
The sky became dark.(The sky = dark)
→ 主語と補語が「イコール関係」になる文型。
I read a book.
She likes music.
→ 「何を?」に答える目的語が必要な文型。
I gave her a letter.
He showed me the way.
→ 2つの目的語をとる文型。「誰に、何を」の順に注意。
We made him captain.(彼をキャプテンにした)
I found the book interesting.(私はその本を面白いと感じた)
→ 目的語と補語の関係に注目。「O = C」が基本。
5文型をChatGPTと一緒に練習すると、理解が加速します。
→ ChatGPTが自動で「これは第4文型です」「主語はI、動詞はgave、目的語はhimとa present」などと教えてくれます。
日本語訳だけに頼らず、**「この英文は第何文型か?」**と意識する
自分で例文を作って、ChatGPTに添削してもらう
よく使う動詞(give, make, findなど)で文型を確認する
この習慣を続けると、英作文・読解・リスニングすべてに効いてきます。
次のセクションでは、英語の疑問文・否定文・命令文など、文のバリエーションを学んでいきましょう!
これまでに「語順」「主語・動詞」「文型」と、英語の“骨組み”を見てきました。
今回はその骨組みを活かして、文のバリエーションを広げていきましょう。
英語には、基本文(肯定文)以外にも「疑問文」「否定文」「命令文」などの形があります。
このセクションでは、それぞれの作り方と使い分けを紹介します。
英語の疑問文は、文頭に助動詞(Do / Does / Did など)を置くのが基本です。
You play tennis.(あなたはテニスをします)
→ Do you play tennis?(あなたはテニスをしますか?)
She goes to school.(彼女は学校に行きます)
→ Does she go to school?(彼女は学校に行きますか?)
They studied English.(彼らは英語を勉強しました)
→ Did they study English?(彼らは英語を勉強しましたか?)
否定文を作るには、**「not」**を使って「〜ではない」と表現します。
I like cats.(私は猫が好き)
→ I do not like cats.(私は猫が好きではない)
He is happy.(彼は幸せ)
→ He is not happy.(彼は幸せではない)
否定文も助動詞が必要になることが多く、「do not(don’t)」「does not(doesn’t)」「did not(didn’t)」などを使います。
命令文は、主語なしで、動詞の原形から始めるのがルールです。
Sit down.(座ってください)
Don’t move.(動かないで)
Open the window.(窓を開けて)
否定の命令文には「Don’t(= Do not)」を使います。
ChatGPTに、1つの日本語を「肯定文→疑問文→否定文→命令文」と順番に変換してもらうのも効果的です。
疑問文や否定文は「助動詞+動詞の原形」の形を意識する
命令文では「主語なし」「動詞スタート」が基本
ChatGPTを活用すれば、1つの文をいろんな形に変換できて応用力がつく
次のセクションでは、**ChatGPTを活用した“文構造トレーニング法”**を詳しく紹介します。
英語が「パターン」で見えるようになる練習法をお楽しみに!
英語の学習では、「たくさんの英文に触れること」も大切ですが、
それ以上に大事なのは、1文1文を構造から理解することです。
このセクションでは、ChatGPTを使って、英語の文の骨組み(=構造)を見抜く力を鍛える方法を紹介します。
まずはChatGPTに、日本語を英訳させつつ、文型やパーツを解説してもらいましょう。
英文:I drink coffee every morning.
主語(S):I
動詞(V):drink
目的語(O):coffee
副詞句:every morning
文型:第3文型(SVO)
このように、構造をパーツごとに整理してくれるので、
「自分が作った文がどんな形になっているのか」が一目で分かります。
ChatGPTは“先生役”にもなってくれます。たとえば…
ChatGPTは自動的に練習問題と解説をセットで出してくれるため、
参考書や問題集がなくても、1人で文法トレーニングが可能です。
自分で英文を作って、それが正しいかどうかチェックしてもらうこともできます。
→ ChatGPTは次のように説明してくれます:
×「enjoys to play」ではなく「enjoys playing」が正しい。
また、「I」+「enjoys」も主語と動詞の一致で誤り。「I enjoy playing soccer」が正解です。
このように、英文を「構造の目」で見る力が自然に身についていきます。
以下のようなリクエストをすれば、文型ごとの集中練習も可能です:
第2文型だけの英文を出して → SVCの理解が深まる
第5文型の文を使って例文を書いて → OとCの関係が明確に
間違えやすい第4文型の練習問題を出して → SVOOの強化
自分のペースで何度でも「質問・チェック」ができる
学習の“構造的な理解”が深まり、応用がきくようになる
自動で説明してくれるので、英語学習の“詰まり”がなくなる
ここまでで、「文のしくみ」=語順、主語・動詞、文型、文のバリエーションと構造トレーニングを一通りマスターできました。
最後のセクションでは、この章の総まとめと、今後の学習への活かし方をお届けします。
ここまで、第1章「文のしくみ」として、英語の“骨格”を支える重要ポイントを学んできました。
英語学習を始めるうえで、この「文の構造理解」は絶対に避けて通れない道です。なぜなら、どんなに単語を覚えても、それを正しい順番で並べられなければ英文にはならないからです。
英語は語順が命!
→ 主語・動詞・目的語の順番を守ることが超重要
主語と動詞が文の中心!
→ SとVがなければ英語の文は成立しない
文型(SV / SVC / SVO / SVOO / SVOC)を意識する!
→ 英文の「型」を意識すると、理解が早くなる
疑問文・否定文・命令文など、文のバリエーションをマスター!
ChatGPTを使って、自動で文を分析・添削・練習!
英語学習の最初のステップは「型を覚える」こと
自分の書いた英文を、ChatGPTに「構造」で説明させる習慣をつけよう
疑問点があれば、ChatGPTに何度でも聞いてOK
何度も繰り返すことで、文の「かたち」が感覚でわかるようになる
以下のプロンプトを繰り返し使えば、文のしくみは必ず身につきます:
「この日本語を英語にしてください。主語・動詞・文型を説明してください。」
「第3文型の例文を出して、パーツ分けしてください。」
「この文は正しいですか?文型と語順の観点からチェックしてください。」
→ これらは今後の英語学習全体に役立つ「汎用プロンプト」です。
英語は「センス」ではなく「構造の理解」です。
ChatGPTを相棒にすれば、まるで家庭教師のように丁寧に教えてくれます。
英語に苦手意識がある人こそ、この第1章の内容をChatGPTで何度も復習してみてください。
「英語って、パターンでできてるんだ!」という感覚がきっとつかめます。
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