2025/06/17
目次
英語で誰かや何かについて説明したいとき、
「〜な人」「〜を持っているもの」「昨日買ったカバン」などと、
名詞を詳しく説明する文の形が必要になります。
日本語では自然に使っているこれらの表現を、英語で作るのが「関係代名詞(relative pronouns)」です。
たとえば:
This is the book that I read yesterday.(これが私が昨日読んだ本です)
The girl who is talking is my sister.(話している女の子は私の妹です)
I have a friend who lives in Canada.(カナダに住んでいる友達がいます)
このように、関係代名詞を使うことで2つの文をつなげ、情報を追加する「説明する英語」が可能になります。
この第13章では、ChatGPTと一緒に以下を学んでいきます:
who / that / which など基本の関係代名詞の使い方
主格・目的格の違いと見分け方
制限用法と非制限用法の使い分け(中級編)
自分の言いたいことを正確に「追加で説明する力」
関係代名詞とは、名詞を説明する文をつなげる接着剤のような語です。
使いこなせると、英語で「〜な人」「〜だった場所」「〜をしたもの」など、より正確で情報の多い文を作ることができます。
2つの文をつなげて、1つの文にするための単語です。
「人・物・こと」などの名詞を説明するために、文の中に挿入します。
I met a girl. She is from Canada.
→ I met a girl who is from Canada.
This is the book. I bought it yesterday.
→ This is the book that I bought yesterday.
関係代名詞 | 何を説明する? | 例文 | 訳 |
---|---|---|---|
who | 人(主語) | The boy who is running is Ken. | 走っている男の子はケンです。 |
that | 人・物(万能) | The bag that I bought is new. | 私が買ったバッグは新しい。 |
which | 物(主語・目的語) | The car which is red is mine. | 赤い車は私のです。 |
→ who, which は目的語・主語を問わず使われますが、that はカジュアルに幅広く使えます。
She has a friend who speaks English.
→ 「英語を話す友達がいる」
ここでは、”who” が “speaks English” の主語になっています。
I saw the movie that you recommended.
→ 「あなたが勧めてくれた映画を見た」
“that” は “you recommended ___” の目的語の位置にあります。
関係代名詞は「名詞を説明する文」をつなげる役割
主な語:who(人) / that(人・物) / which(物)
主格:関係代名詞が動詞の主語になる
目的格:関係代名詞が動詞の目的語になる
文の仕組みを分解→再構成する練習が理解のカギ!
関係代名詞を正しく使いこなすためには、
まず「主格」と「目的格」の違いをしっかり理解することが大切です。
このセクションでは、主格と目的格の見分け方・使い分け・実例を解説します。
種類 | 役割 | 関係代名詞 | 例文 | 訳 |
---|---|---|---|---|
主格 | 動詞の主語になる | who / that / which | I met a girl who is kind. | 親切な女の子に会った |
目的格 | 動詞の目的語になる | whom / that / which(省略OK) | This is the book that I read. | 私が読んだ本です |
**「〜が…する」**という形で説明を加える場合に使います。
The man who lives next door is a doctor.
(隣に住んでいる男性は医者です)
→ “who” は “lives” の主語になっています。
I have a friend that speaks Spanish.
(スペイン語を話す友達がいる)
**「〜を…する」「〜に…する」**というときに使います。
The dog that I saw was very big.
(私が見た犬はとても大きかった)
→ “I saw the dog” の dog が目的語 → that を使う
The movie which we watched was exciting.
(私たちが見た映画は面白かった)
口語やカジュアルな文では、目的格の関係代名詞は省略可能です。
This is the cake (that) I made.
→ that を省略して:This is the cake I made.
ただし、主格は省略できません!
文を分解して、「説明する名詞が、後の文の主語か目的語か」を見ましょう。
I know the man who teaches English.
→ the man が teaches の主語 → 主格
I know the man (that) you mentioned.
→ the man が mentioned の目的語 → 目的格
主格=関係代名詞が動詞の主語になる(省略不可)
目的格=関係代名詞が動詞の目的語になる(省略可)
文を2つに分けて考えると理解が深まる
ChatGPTで構文変換やクイズを繰り返すと定着しやすい!
関係代名詞には、ただ文をつなぐだけでなく、**「情報の重要度」**を表す使い方があります。
それが 「制限用法(restrictive)」と「非制限用法(non-restrictive)」 の違いです。
用法 | 特徴 | 日本語訳例 |
---|---|---|
制限用法 | 名詞を特定するために必要 | 本の中でも「昨日買った本」だけを指す |
非制限用法 | 名詞について追加情報を言うだけ | 本は特定されていて「それが昨日買ったやつなんだ」と説明 |
使い方 | 例文 | 意味・解説 |
---|---|---|
制限用法(カンマなし) | The girl who is singing is my sister. | たくさんいる中で「歌ってる子」に限定 |
非制限用法(カンマあり) | My sister, who is singing, is on TV. | すでに誰かはわかっていて「歌ってるんだよ」と追加情報 |
日本語ではあまり明確に区別しないため、英語にするときに意味が変わってしまうことも!
My brother who lives in Tokyo is a doctor.
→ 東京に住んでいる兄弟だけが医者(他にも兄弟がいる)【制限】
My brother, who lives in Tokyo, is a doctor.
→ 兄弟は一人だけで「その人は東京に住んでいる」【非制限】
非制限用法では、who / which は使えても、that はNGです。
My car, that I bought last year, is fast.(×)
My car, which I bought last year, is fast.(〇)
文 | 解釈 |
---|---|
The students who studied hard passed. | 頑張った生徒だけが合格した(他は不合格) |
The students, who studied hard, passed. | 生徒全員が頑張って全員合格した |
制限用法=名詞を限定する(カンマなし)
非制限用法=情報を追加する(カンマあり)
that は非制限用法では使えない
意味の違いに注意して使い分けよう!
関係代名詞はとても便利な文法ですが、慣れないうちはつまずきやすいポイントも多くあります。
このセクションでは、ありがちな間違い・混乱しやすい点・正しく使うためのチェック方法を紹介します。
目的格の関係代名詞(that / which / who)は省略できることがありますが、主格は省略できません。
× 間違い文 | 〇 正しい文 | 解説 |
---|---|---|
The boy I met yesterday is Ken.(〇) | 目的格 → 省略OK | |
The boy is playing soccer is Ken.(×) | 主格 → 関係代名詞 “who” が必要 |
→ 主格のときは必ず入れる!
“that” は制限用法では使えますが、カンマ付きの非制限用法では使えません。
× 間違い文 | 〇 正しい文 | 解説 |
---|---|---|
My dog, that is small, barks a lot.(×) | My dog, which is small, barks a lot.(〇) | |
✅ which を使おう! |
who → 人 / which → 物 です。対象によってしっかり使い分けましょう。
× 間違い文 | 〇 正しい文 |
---|---|
The woman which is singing is my mother.(×) | The woman who is singing is my mother.(〇) |
目的語がすでにあるのに、関係代名詞を残してしまうと目的語が重複して文法的にNG。
× 間違い文 | 〇 正しい文 |
---|---|
This is the book that I read it.(×) | This is the book that I read.(〇) |
→ “it” は不要! |
チェック項目 | ポイント |
---|---|
主格?目的格? | 主語の位置を見よう |
人?物? | who / which を正しく使う |
省略できるか? | 目的格だけOK、主格はNG |
非制限用法か? | カンマあり→thatはNG |
目的語の重複 | 目的語が2つになってないかチェック |
主格・目的格の使い分けに注意!
“that” はカンマ付きの文では使わない
目的語の重複や代名詞の使いすぎに気をつける
曖昧になったら文を2つに分けて確認しよう
ChatGPTの添削でミスを直しながら学べる!
ここまで、関係代名詞の基本から応用までを学んできました。
このセクションでは、内容の総まとめを行ったあと、ChatGPTを使ったトレーニング法をご紹介します。
項目 | ポイント |
---|---|
関係代名詞とは? | 名詞を説明する文をつなぐ言葉 |
主格 vs 目的格 | 主語になるか目的語になるかで使い方が変わる |
who / which / that | 人 → who、物 → which、万能 → that |
非制限用法 | カンマあり・追加情報・thatは使えない |
省略ルール | 目的格は省略可、主格は不可 |
よくあるミス | 誤った省略・目的語の重複・関係代名詞の混同などに注意 |
関係代名詞は、以下のようなスキルで活躍します。
英作文:文章に「説明」を加えて内容を豊かにできる
例:I met a girl who speaks French.
英会話:詳細な説明ができ、意思疎通が深まる
例:Do you know the guy who came yesterday?
読解力アップ:長くて複雑な文も、構造を理解して読める
例:The movie that you recommended was amazing.
書いた英文はChatGPTにチェックしてもらうと安心
例文をたくさん読むことでパターンが頭に入る
音読して「感覚で使える」ようにすると実践的!
関係代名詞は「説明する英語」の基本
who / which / that の使い分けと省略ルールを押さえる
カンマの有無(制限・非制限用法)で意味が変わる
ChatGPTを活用すれば、例文・練習・添削すべてが可能!
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