2025/06/17
目次
英語の時制に慣れてきたあなたに、次に挑戦してほしいのが「完了形」です。
完了形は、現在形・過去形・未来形の“次のステージ”とも言える文法で、
**「今に影響を与える過去」や「今に続いていること」**を表すために使います。
たとえばこんな表現:
I have been to Kyoto.(私は京都に行ったことがあります)
She has lived in Tokyo for 5 years.(彼女は5年間東京に住んでいます)
I have just finished my homework.(ちょうど宿題を終えたところです)
どれも「現在完了形(have/has + 過去分詞)」と呼ばれる形です。
しかし、「過去形と何が違うの?」「いつ“have”を使えばいいの?」「“been”と“gone”ってどう違う?」など、
多くの学習者がこのあたりで一度つまずきます。
そこでこの第9章では、ChatGPTと一緒に:
現在完了形の3用法(経験・継続・完了・結果)
過去形との違い
よく使われるキーフレーズ(just / already / for / since / ever / never など)
英作文や会話での実践トレーニング
を徹底的に整理しながら、「使える完了形」を身につけていきます。
「完了形」という言葉を聞いて、「なんとなく難しそう…」「過去形と何が違うの?」と思った方も多いかもしれません。
でもご安心ください。完了形の正体はとてもシンプルです。
完了形とは、**「今」に影響を与えている「過去の経験・継続・完了・結果」**を表す文法です。
have / has + 過去分詞
主語 | 動詞の形 |
---|---|
I / you / we / they | have + 過去分詞 |
he / she / it | has + 過去分詞 |
I have been to Kyoto.
(私は京都に行ったことがある)→ 経験
She has lived here for 5 years.
(彼女は5年間ここに住んでいる)→ 継続
We have just finished lunch.
(私たちはちょうど昼ごはんを食べ終えた)→ 完了
He has lost his key.
(彼はカギをなくしてしまった)→ 結果(今も見つかっていない)
→ 過去のことなのに、“今”にもつながっている感覚があるのがポイントです。
文法 | 時制の視点 | 例文 | ニュアンス |
---|---|---|---|
過去形 | 単なる過去 | I went to Kyoto. | 「行った」という過去の事実 |
完了形 | 今に影響 | I have been to Kyoto. | 「行ったことがある(経験)」が今の自分に残っている |
過去分詞は「動詞の3番目の形」です。
(原形 → 過去形 → 過去分詞)
go → went → gone
eat → ate → eaten
see → saw → seen
play → played → played(規則動詞)
→ 不規則動詞は「3つ目の形(過去分詞)」をしっかり覚える必要があります。
❌ I have went to the store.
→ ✅ I have gone to the store.(“go”の過去分詞は“gone”)
❌ She has eat lunch.
→ ✅ She has eaten lunch.
❌ He have finished his homework.
→ ✅ He has finished his homework.(主語にあわせて“has”)
完了形は「今につながる過去」を表す
形は「have / has + 過去分詞」
使い方は「経験・継続・完了・結果」の4パターンに分かれる
過去形と比較して意味の違いをつかむことが大切
完了形(have/has+過去分詞)には、4つの代表的な用法があります:
①経験 ②継続 ③完了 ④結果
このセクションでは、それぞれの意味・例文・見分け方を詳しく解説します。
**「人生で一度でも経験したことがある」**という意味で使います。
「once / ever / never / before」などとよく一緒に使われます。
I have been to Tokyo.(東京に行ったことがある)
Have you ever eaten sushi?(寿司を食べたことありますか?)
I have never ridden a horse.(馬に乗ったことがありません)
**「過去から今までずっと〜している/〜の状態だ」**という意味。
「for(〜の間)」「since(〜以来)」と一緒に使われます。
I have lived in Osaka for 5 years.(5年間ずっと大阪に住んでいる)
She has studied English since 2020.(2020年からずっと英語を勉強している)
「be動詞+動詞ing」で表す進行形とは使い方が違う!
→ 継続の完了形は「ずっとその状態が続いている」ことを表す。
**「何かがちょうど終わった/完了した」**ことを示します。
「just / already / yet」などとセットでよく出ます。
I have just finished my homework.(ちょうど宿題を終えた)
She has already gone home.(彼女はすでに帰宅した)
Have you finished lunch yet?(もう昼ご飯食べ終わった?)
→ ここでは “今まさに終わった” という感覚が大事です。
**「過去に何かが起きて、今もその影響がある」**ときに使います。
He has broken his leg.(彼は足を骨折した → 今も治っていない)
I have lost my wallet.(財布をなくしてしまった → 今も見つかっていない)
→ 「完了」と似ていますが、「現在への影響」に注目するのがポイントです。
用法 | 例文 | 意味の違い |
---|---|---|
経験 | I have been to New York. | 行ったことがある(経験) |
継続 | I have lived here for 10 years. | 10年間住み続けている |
完了 | I have just finished dinner. | 今、食事を終えた |
結果 | I have broken my phone. | 壊れた状態が今も続いている |
現在完了形には4つの使い方がある(経験・継続・完了・結果)
セットで使うキーワード(for, since, just, already, ever など)に注目
意味をしっかり理解すれば、英語表現の幅がぐっと広がる!
英語学習でよく出てくる疑問のひとつが、
「過去形」と「現在完了形」の違いって何?
どちらも「過去」を含んだ表現ですが、実は使い分けには明確なルールと感覚の違いがあります。
項目 | 過去形 | 現在完了形 |
---|---|---|
表す時間 | 終わった過去 | 今につながる過去 |
時間の明示 | あり(yesterday, last weekなど) | 基本的になし(時間の継続や影響が焦点) |
例 | I went to Kyoto yesterday. | I have been to Kyoto. |
明確な「いつ」があるとき(yesterday, last year, in 2020など)
完全に終わった出来事
I watched a movie last night.
(昨夜映画を見ました)
→ 時間がはっきりしていて、もう完結している
「いつ」ではなく「どういう状態か・経験があるか」が大事
結果や経験・影響が“今もある”とき
I have watched that movie before.
(その映画を見たことがある)→ “今”の話題に関係している
→ 正解:saw(”yesterday” がある=過去形)
→ 正解:have been(経験を言っていて“いつか”は特定していない)
→ 正解:has lost(結果が“今”に影響している)
→ ChatGPTは「時間のキーワード」や「文脈の影響」を踏まえて丁寧に解説してくれます。
→ ChatGPT出力例:
I went to Kyoto last year.(具体的な時点=過去形)
I have been to Kyoto.(経験=完了形)
より自然な英会話ができる
時間の流れに沿った文章が書ける
「なんとなく使う」から「意味をもって使う」英語に進化!
現在完了形の知識を「わかる」から「使える」にするには、
実際に英作文したり、会話文の中で活用することが大切です。
このセクションでは、ChatGPTを活用した実践的なトレーニング方法をご紹介します。
完了形の4用法(経験・継続・完了・結果)を意識して、
ChatGPTに「例文を自分で作る」練習を依頼しましょう。
<
→ ChatGPTはニュアンスの違いに応じて的確に英文を提案してくれます。
ChatGPTに英文作成だけでなく、**なぜその形になるのか?**を聞くことで理解が深まります。
→ 出力例:
I have never been abroad.
→ 「never」は経験を表す副詞、完了形で使う
→ ChatGPTは自然なやり取りを例文として提示してくれます。
→ 出力例:
I have visited Kyoto.(京都に行ったことがある)
I have eaten takoyaki.(たこ焼きを食べたことがある)
I have played the guitar.(ギターを弾いたことがある)
現在完了形を使って、自分の体験や状態を書くことが英語表現の幅を広げます。
24時間、自分のペースで練習できる
修正ポイントを丁寧にフィードバックしてくれる
「ミスしながら覚える」練習が安心してできる
英会話や試験対策にも応用可能!
完了形は便利な文法ですが、「過去形との混同」や「過去分詞のミス」など、よくある間違いポイントもたくさんあります。
このセクションでは、完了形でつまずきがちなポイントと、ChatGPTでの具体的な練習法を紹介します。
❌ 間違い | ✅ 正解 | 説明 |
---|---|---|
He have gone home. | He has gone home. | 主語が三人称単数なら「has」 |
動詞 | 過去形 | 過去分詞 |
---|---|---|
go | went | gone |
eat | ate | eaten |
see | saw | seen |
| ❌ I have went to the library.
| ✅ I have gone to the library.
→ ChatGPTはこのような間違いをすぐに見抜いて修正してくれます。
| ❌ I have been to Kyoto last year.
| ✅ I went to Kyoto last year.
※「last year」は完了形と一緒に使えない(明確な過去は×)
→ 完了形は「いつ」は強調せず、「どんな経験・状態か」が重要!
→ 正解:I met her yesterday.(過去形)
| ❌ I am gone to school.
| ✅ I have gone to school.
→ 完了形は「be動詞」ではなく「have / has」が基本。
たとえば:
| ❌ I have lunch.
→ 「私は昼食をとる(現在形)」
| ❌ I have finished lunch yesterday.
→ 「yesterday」がある=過去形を使うべき
→ ChatGPTに「意味が伝わるかどうか」もチェックしてもらおう!
主語にあわせた have / has を選ぶクセをつける
過去分詞を覚えるときは「原形・過去形・過去分詞」で3つセットで
「いつ?」の表現があるときは過去形、なければ完了形の可能性大!
完了形は、英語の“時間感覚”を表現する上で欠かせない文法です。
この第9章では、以下のポイントをしっかり学んできました。
項目 | 内容 |
---|---|
✔ 完了形の形 | have / has + 過去分詞 |
✔ 4つの用法 | 経験・継続・完了・結果 |
✔ 過去形との違い | 明確な過去 vs. 今につながる過去 |
✔ よくあるミス | 過去分詞の使い方・時間表現との相性 |
✔ ChatGPT活用法 | 英作文・会話・添削・誤文訂正・テスト作成 など |
完了形は最初こそ難しく感じますが、「使い方の型」と「例文」を身につければ、日常会話やライティングでとても便利に使える表現です。
「行ったことがある」「ずっとしている」「さっき終わった」など、微妙なニュアンスまで表現できる
海外旅行・英会話・英検・TOEICでも頻出!
自分の経験・継続・実績などを自然な英語で話せる
学習方法 | プロンプト例 |
---|---|
要点まとめ | 「完了形の用法を簡潔に復習してください」 |
ミニテスト | 「完了形の理解を確認する英語クイズを5問作ってください」 |
自由英作文 | 「完了形を使って1日の出来事を3文で書いてください」 |
添削練習 | 「次の英文を完了形の文法チェックしてください」 |
→ 定期的にChatGPTを活用することで、知識を確実に定着させることができます!
完了形をマスターしたら、次のような関連文法に進むと理解がスムーズです。
have / has + been + 動詞 ing
→ 継続をよりリアルに表現できる:
例)I have been studying English for 3 hours.
had + 過去分詞
→ 過去の中の「さらに過去」を表す:
例)I had finished dinner before he came.
will have + 過去分詞
→ 「未来のある時点までに完了していること」:
例)I will have finished the project by Friday.
→ これらは中級以上の英語でも重要な時制表現になります!
自己紹介での経験共有:「I have visited ○○」
履歴書・面接英語:「I have worked as a〜」
プレゼン・日記での流れ説明:「I’ve just completed the task」
→ 「今の自分」に説得力を持たせるためのツールとして使えます!
完了形は、「いつ・何をしたか」だけではなく、その行動が今にどう関係しているかを伝えるための表現です。
ChatGPTという相棒がいれば、英作文・誤文チェック・復習まですべて1人でできる時代。
完了形をマスターして、伝わる・深い英語力へステップアップしましょう!
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