2025/07/6
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最近のマイブームはChatGPTです。AIを実装してからというもの、仕事の効率は爆発的に向上しました。とはいえ、結局のところ毎日15時間働いていますが汗。そんな日々の中でふと思うのは、「10年前のMBA留学時にChatGPTがあったら、成績はもっと爆上がりしてたかもしれないな…」ということ。
さて、本題に戻りましょう。
3〜5年後の留学はどうなっているのでしょうか?
AIの進化は日進月歩。数年後には、音声でAIに指示を出せるようになっているでしょう。ただし、それは主に日本語での話。では、私たち日本人が英語でChatGPTと自然に会話できる時代は来るのでしょうか?
今回は「3〜5年後の留学はこう変わる?」というテーマで、フィリピン・セブ島で英語学校を運営する立場から、そして日々ChatGPTを活用する実践者として、大胆に予想してみたいと思います。
私自身、MBA留学を経て、今では英語をある程度使いこなせるようになりました。仕事でも日常でも、英語は当たり前のように使っています。ただ、あの頃(英語がまだ苦手だった頃)にもしChatGPTがあったら…?
正直、「もう英語なんて勉強しなくてもいいじゃん」と思っていたかもしれません。
ChatGPTに話しかければ、世界中の人とスムーズに会話できる。英語だけでなく、その人の母国語にまで翻訳してくれる。そんな便利な時代がくるとしたら、「わざわざ英語を勉強する必要ある?」「留学って必要?」と考える人もきっと出てくるでしょう。
でも一方で、英語初級者が“話せる中級者”になるためには、ChatGPTでは代替できない環境が必要です。
フィリピン・セブ島の留学が提供しているのは、まさにその「Face to Face」のリアルなコミュニケーション環境。英語を“実際に口に出して話す”訓練は、どんなにAIが進化しても、完全に代替するのは難しいはずです。そう考えると、フィリピン・セブ島の英語学校の存在感は3−5年後増しているかもしれない、最近はそう考えることが増えました。
AIを知れば知るほど、私は確信しています。
フィリピン・セブ島の英語学校は、これからの3〜5年も全く問題ない。むしろ、需要はさらに高まる可能性すらあると。
なぜなら、ChatGPTのようなAIがいかに便利になったとしても、初心者が中級者へステップアップするための「リアルな英語体験」は代替できないからです。現地で人と対面しながら、表情や感情を読み取りながら英語でやりとりをする。それは画面越しやテキストベースのAIでは絶対に得られない体験です。
ChatGPTを使って英語でメッセージのやりとりをすることと、リアルな環境で英語を使ってコミュニケーションすることは、全くの別物です。
では、AIがどんどん進化したら、何が真っ先に影響を受けるのでしょうか?
それは、オンライン英会話ビジネスかもしれません。
料金面での競合だけでなく、**「手軽に英会話を学べる」という点で、AI英会話とオンライン英会話は市場が完全に重なります。**その結果、ユーザーの取り合いが激化し、場合によってはオンライン英会話がAIに置き換えられる未来も見えてきます。
つまり、3〜5年後に最もAIの影響を受けやすいのは、オンライン英会話業界ではないかと私は考えています。
これは特に、英語中級者から上級者を目指す人たちに関する話です。
ChatGPTのようなAIは、本当に便利です。
でもだからこそ、「英語を深く学ばなくても、AIが何とかしてくれる」と感じてしまい、自分で英語力を伸ばそうとしなくなるリスクも同時に抱えています。
実際、もし私が留学前からChatGPTに依存していたら、おそらく今のような英語力にはなっていなかったでしょう。
周囲でも、AIに頼るあまり英語の読み書きが苦手なまま伸び悩んでいる人が増えてきたように感じます。
つまり、「便利だからこそ学ぶ必要を感じなくなる → そこで成長が止まる」という流れが、これからさらに広がっていく可能性が高いということです。
結局のところ、AIはあくまで「ツール」にすぎません。
そのツールに“依存”してしまうことで英語学習がストップするかどうかは、最終的には私たち人間次第なのです。
もしMBA留学時代にChatGPTがあったら、特にエッセイやレポートはもっと簡単に仕上げられていたと思います。でも、コピペでChatGPTに読み込ませて、すべてを任せてしまっていたら、英語力どころか思考力までも低下していた可能性もあると感じています。
便利な反面、「考える力」や「言葉を組み立てる力」を奪ってしまう危険性もある。
AIの本質は、使い方次第で人間の成長をサポートもすれば、奪うこともあるツールなのだという認識が必要です。
AIという強力な武器を手にした私たち人間は、その力を使いこなすことで、より高度なコミュニケーション能力を手に入れるべきだと思います。
僕自身、ChatGPTを日々使い倒す中で「おお、すごいな」と思う場面もあれば、「あれ、これ全然使えないじゃん」と思う瞬間も何度も経験してきました。
だからこそ強く思うのは、人間がAIを上手に使いこなして、英語を話せる人がもっと増えるべきだし、実際そうならなければいけないということ。
そしてその延長線上に、「リアルな会話力」や「人と人とのつながり」を求めて、留学を選ぶ人も増えるのではないかと私は予想しています。
僕は今、ある程度の英語上級者として仕事をしていますが、ChatGPTの英語能力には本当に驚かされました。
日本語も確かにすごい。でも、英語モードに切り替えると、レスポンス速度も精度も、実は倍以上に感じます。
最近特に強く思うのは、英語を使えるようになった日本人がChatGPTを活用すれば、世界に通用するビジネスが本当に作れる時代がきているということ。
だからこそ私は、英語を“話せる”というだけでなく、中級→上級レベルにステップアップしてChatGPTと英語で思考・戦略を交わせる日本人が、もっともっと増えてほしいと心から願っています。
これからの3〜5年、AIの進化により、AIを活用した英語学習アプリや、音声対応のAI英会話サービスが一気に進化・普及していくと予想されます。
その結果、AI英会話とオンライン英会話の市場は競合が激化し、ユーザーの取り合いが本格化するかもしれません。
一方で、フィリピン・セブ島の英語学校のようなFace to Faceのリアルな英語学習環境には、AIでは代替できない価値が確実に存在します。
むしろ、AIが発達すればするほど、人との直接的なやり取りを求める層が一定数現れ、リアルな英語体験のニーズは拡大する可能性すらあると私は見ています。
とはいえ、英語学校間の競争は今後ますます激しくなっていくでしょう。
**だからこそ、私たち運営者は「AIにできない体験」を提供するだけでなく、**AIそのものも上手く活用しながら、生徒一人ひとりの英語力を飛躍的に伸ばせる新しいカリキュラムや仕組みをつくっていくことが求められる時代だと感じています。
1993年大学卒業後、某大手銀行を経て2001年にSEO専門企業を創業。10年以上にわたり国内外でSEOビジネスを展開し、現在は語学・IT教育機関「3D ACADEMY」の経営に参画。
2015年にUniversity of Chicago Booth School of BusinessでMBAを取得。
ウェブマーケティング歴20年以上。現在は生成AIを活用した「AI×SEO」や「GEO対策」の実践・研究に注力し、情報発信・講座開発を進めている。