カモテス諸島のおすすめホテル【セブ島ホテルガイド】

カモテス諸島のおすすめホテル【セブ島ホテルガイド】

1. はじめに

セブ島からフェリーでわずか数時間、手つかずの自然と静かな海辺の時間が待っているのがカモテス諸島です。真っ白な砂浜、透明度抜群の海、ヤシの木が並ぶ南国の景色は、まるで時間がゆっくりと流れているかのよう。観光客でにぎわうセブ市内とは対照的に、ここでは喧騒から離れたリラックスした島時間を満喫できます。

旅行の目的は人それぞれ。のんびり読書を楽しむ人もいれば、ダイビングやシュノーケリングで海の世界に飛び込む人もいます。どんな過ごし方をするにしても、滞在するホテル選びは旅の満足度を大きく左右します。

この記事では、カモテス諸島のおすすめホテルを目的別・予算別に厳選し、初めて訪れる方でも迷わず選べるようにまとめました。アクセスやエリア情報もあわせて解説するので、ぜひ理想の滞在プラン作りにお役立てください。

2. カモテス諸島の概要とアクセス

カモテス諸島とは？

カモテス諸島（Camotes Islands）は、セブ島の東側に位置する小さな島々の総称で、主にポロ島（Poro Island）、パカジャン島（Pacijan Island）、**ポンソン島（Ponson Island）**の3つの主要島と小さな島々から成り立っています。
別名「失われた地平線（The Lost Horizon）」とも呼ばれ、観光地化が進みすぎていない素朴さと、美しい海のコントラストが魅力です。

主な見どころ

サンティアゴベイ（Santiago Bay）：遠浅で白砂のビーチ。干潮時は砂浜が大きく広がります。
ランタンビーチ（Lantangan Beach）：静かなローカルビーチ。
ティムボ洞窟（Timubo Cave）：地下の淡水プールで泳げる人気スポット。
ダナオ湖（Lake Danao）：カヤックやボートアクティビティが楽しめる湖。

セブ島からの行き方

1. フェリーで行く（最も一般的）

ステップ1：セブ市内 → ダナオ港
- 車・タクシー：約1時間半
- バス（セレスライナー）：約2時間（North Bus Terminalから）
ステップ2：ダナオ港 → コンソラシオン港（カモテス諸島）
- 船会社例：Jomalia Shipping
- 所要時間：約1時間〜1時間10分
- 運航頻度：1日数便

2. 空路＋ボート（マクタン空港から直行はなし）

マクタン・セブ国際空港から直接行く手段はないため、空港到着後にタクシーまたは送迎でダナオ港まで移動します。

アクセス時の注意点

フェリーの欠航：悪天候や海の状況で欠航になる場合あり。特に雨季（6〜10月）は要注意。
帰りの時間配分：セブ本島に戻るフェリーの最終便は夕方前後が多いため、日帰りは難しい。
荷物の防水対策：船内や乗船時に波しぶきで濡れることがあるため、防水バッグ推奨。

3. ホテル選びのポイント

カモテス諸島のホテル選びでは、滞在の目的・予算・場所をしっかり押さえることが重要です。アクセス面や周辺環境によって、旅行の快適さが大きく変わります。

① エリアで選ぶ

サンフラン（San Francisco）周辺
- 島の中心的な町で、港やレストラン、商店が近く便利。
- 初めての旅行や短期滞在におすすめ。
サンティアゴビーチ（Santiago Beach）周辺
- 絶景の白砂ビーチ沿い。リゾートホテルが多く、海遊び中心の滞在向き。
- カップルや家族連れに人気。
ランタンビーチや静かな村エリア
- ローカル感が強く、人混みが苦手な方に最適。
- バジェット宿やゲストハウスが多い。

② 予算で選ぶ

高級リゾート（1泊4,000〜8,000ペソ）
- プライベートビーチ、インフィニティプール、海の見える客室など充実した設備。
- ゆったり滞在派やハネムーンに最適。
中級ホテル（1泊2,000〜4,000ペソ）
- 清潔で快適な客室、レストランやプール付きが多い。
- コスパ重視の旅行者におすすめ。
バジェット宿（1泊1,000〜2,000ペソ）
- 必要最低限の設備ながら、ローカル体験や長期滞在に便利。
- バックパッカーや節約派に人気。

③ 目的で選ぶ

家族旅行
→ 広めの部屋、子ども用プール、安全なビーチがあるホテル
カップル旅行
→ 海が見える部屋、静かなロケーション、プライベート感
アクティビティ重視
→ ダイビングやツアー手配が可能なホテル
長期滞在
→ 自炊設備やランドリー付き、Wi-Fiが安定している宿

このポイントを押さえてからホテルリストを見ると、自分の旅スタイルに合った宿がスムーズに見つかります。

4. カモテス諸島おすすめホテル一覧

（A）高級リゾート・ヴィラタイプ

1. Mangodlong Paradise Beach Resort

エリア：サンフラン近郊
特徴：プライベートビーチ、インフィニティプール、海を一望できる客室。レストランやマリンアクティビティも充実。
予算目安：5,000〜8,000ペソ／泊
おすすめポイント：静かでラグジュアリーな空間。ハネムーンや記念日旅行に最適。

2. Santiago Bay Garden & Resort

エリア：サンティアゴビーチ正面
特徴：白砂ビーチを見渡せる高台に位置し、敷地も広々。ファミリー用の広い客室あり。
予算目安：4,000〜6,000ペソ／泊
おすすめポイント：家族連れでも快適な広さ。ビーチアクセス抜群でアクティビティも充実。

（B）中級クラス（コスパ重視）

3. My Little Island Hotel

エリア：ポロ島中心部
特徴：清潔な客室、屋外プール、レストラン併設。町の中心にあり移動も便利。
予算目安：2,500〜3,500ペソ／泊
おすすめポイント：立地が良く、短期滞在やビジネス利用にも向く。

4. Coco Grove Resort

エリア：ランタンビーチ付近
特徴：海辺のロケーション、敷地内にレストラン、手頃な料金で快適な滞在が可能。
予算目安：2,000〜3,000ペソ／泊
おすすめポイント：静かな環境でコスパ良好。カジュアルなビーチリゾート感を楽しめる。

（C）バジェット・ゲストハウス

5. Pito’s Sutokil & Bamboo Rock Resort

エリア：サンティアゴビーチ周辺
特徴：竹造りのコテージ風宿泊施設、併設レストランでローカル料理が楽しめる。
予算目安：1,000〜1,500ペソ／泊
おすすめポイント：格安でビーチ目の前。バックパッカーや節約派に最適。

6. Bano Beach Resort

エリア：ビーチ沿い
特徴：素朴な雰囲気の客室、ローカル感のある滞在。必要最低限の設備で気軽に泊まれる。
予算目安：1,000〜1,800ペソ／泊
おすすめポイント：海まで徒歩数秒。のんびり長期滞在にも向く。

5. 目的別おすすめホテル

家族旅行におすすめ

Santiago Bay Garden & Resort
広い客室と敷地、キッズフレンドリーなプールがあり、家族での長期滞在にも向く。
Mangodlong Paradise Beach Resort
プライベート感のあるビーチで安心して子どもと遊べる環境。

カップル・ハネムーンにおすすめ

Mangodlong Paradise Beach Resort
海を望むヴィラやロマンチックなサンセットビュー。特別感のある滞在に。
Coco Grove Resort
静かなロケーションとビーチ沿いの雰囲気で、二人だけの時間を満喫。

バックパッカー・節約派におすすめ

Pito’s Sutokil & Bamboo Rock Resort
格安でビーチ正面、ローカルフードも楽しめる。
Bano Beach Resort
必要最低限の設備で安く泊まり、アクティビティに予算を回せる。

アクティビティ重視におすすめ

My Little Island Hotel
ダイビングやアイランドホッピングの手配が可能。アクセスの良さも魅力。
Santiago Bay Garden & Resort
ビーチ沿いでマリンアクティビティを手軽に楽しめる。

6. 宿泊予約のコツ

カモテス諸島は観光地化が進みすぎていない分、ホテルの数はセブ市内ほど多くありません。そのため、特に人気エリアやハイシーズンは早めの予約が重要です。

① 早めの予約を心がける

**ハイシーズン（12月〜5月）**は特に混み合い、人気ホテルは数ヶ月前から満室になることも。
オフシーズン（6〜10月）でも週末や祝日は混雑するため、早めの確保が安心。

② フェリーの時刻に合わせて計画

フェリーは1日数便しかなく、天候によって欠航することもある。
到着日・出発日は移動時間を考慮して、夕方以降の便に乗らない計画がおすすめ。

③ キャンセルポリシーの確認

雨季は欠航や天候不良のリスクがあるため、無料キャンセル可能なプランを選ぶと安心。

④ 支払い方法と通信環境

島内ではカード決済が使えない宿も多いので、現金ペソの持参が必須。
Wi-Fiは宿によって速度に差があるため、オンラインワーク予定の方は事前に口コミで確認を。

⑤ アクティビティ予約も事前に

ダイビングやアイランドホッピングはホテル経由で予約できる場合が多い。
繁忙期は前日では埋まってしまうこともあるため、宿泊予約と同時にアクティビティも押さえるのがベスト。

7. まとめ

カモテス諸島は、美しい海と静かな島時間が魅力の、セブ島近郊でも特にゆったり過ごせるリゾートエリアです。
高級リゾートからローカル感あふれるバジェット宿まで選択肢があり、旅行の目的や予算に合わせて最適なホテルを見つけられます。

初めて訪れる方は、アクセスや利便性を考えてサンフランやサンティアゴビーチ周辺の宿を選ぶと安心。
静かな滞在を求めるなら、ランタンビーチや小さな村エリアのゲストハウスもおすすめです。

カモテス諸島では、日常の喧騒を忘れ、波の音と潮風に包まれた特別な時間を過ごすことができます。
次の休暇は、ぜひこの隠れた楽園で、あなただけの島時間を楽しんでみてください。

よくある質問（FAQ）｜カモテス諸島のおすすめホテル

ベストシーズンはいつですか？

一般的に乾季（12月〜5月）が過ごしやすく、海の透明度も高めです。雨季（6〜10月）は比較的空いていますが、フェリーの欠航リスクが上がるため行程に余裕を持ちましょう。

初めての人はどのエリアに泊まるべき？

便利さ重視ならサンフラン周辺、ビーチ重視ならサンティアゴビーチ沿いがおすすめ。静かに過ごしたい場合はランタンビーチ周辺の小規模宿も良い選択です。

ホテルの平均予算はどのくらい？

高級リゾート：1泊約4,000〜8,000ペソ／中級：2,000〜4,000ペソ／バジェット：1,000〜2,000ペソが目安です。時期や部屋タイプで変動します。

家族向けのホテルはありますか？

キッズフレンドリーなプールや広めの客室があるリゾートが点在します。サンティアゴビーチ沿いは遠浅で遊びやすく、ファミリーに人気です。

カップル・ハネムーンに向いている宿は？

海が見える客室や静かなロケーションのヴィラタイプが最適。サンセットが見える高台やプライベート感のあるリゾートを選びましょう。

Wi‑Fiやリモートワークは可能？

宿によって速度・安定性に差があります。ワーク前提なら、予約前に最新の口コミで通信品質を確認し、テザリング用のSIMも用意すると安心です。

カードは使えますか？ATMはありますか？

小規模宿は現金のみのことが多いです。必要額のペソ現金をセブ本島で確保しておくのが無難。島内のATMは台数が限られ、稼働状況も不安定な場合があります。

何泊くらいがちょうどいい？

主要ビーチと洞窟、湖をゆっくり楽しむなら2〜3泊が目安。アイランドホッピングやダイビングを加えるなら3〜4泊がおすすめです。

フェリーの予約や注意点は？

連休や乾季は早めの事前予約が安心。悪天候で欠航することがあるため、行きも帰りも時間に余裕を持たせ、無料キャンセル可の宿を選ぶとリスクが下がります。

島内の移動手段は？

宿の送迎、トライシクル、レンタルバイクが一般的。夜間は台数が減るため、夕方までに移動を終える計画が安全です。

治安はどうですか？

比較的のどかですが、貴重品管理は基本。夜の単独行動は控えめにし、ビーチでは無人の荷物放置を避けましょう。

水道水は飲めますか？

飲用は避け、ミネラルウォーターを利用しましょう。歯みがきもボトル水を使うと安心です。

早朝到着や深夜発でもチェックインできますか？

早朝アーリーチェックインやレイトチェックアウトは事前リクエストで対応可の場合があります。フェリー時間に合わせて必ず事前連絡を。

ビーチ直結の宿がいいのですが、選び方は？

「Beachfront」「Beach access」などの表記を確認。遠浅のサンティアゴ湾側は干潮時の景色変化も魅力なので、写真と口コミで雰囲気をチェックしましょう。

ダイビングやアイランドホッピングはどこで予約できますか？

宿のフロントで手配できることが多いです。繁忙期は前日だと満席の可能性があるため、宿泊予約と同時に相談するとスムーズです。

電源・充電や持ち物の注意は？

電圧は一般的に220V。マルチプラグ、延長コード、防水バッグ、簡易の救急セット、日焼け止め、虫よけがあると便利です。

食事やレストランは充実していますか？

サンフラン周辺は選択肢が比較的多め。サンティアゴビーチ沿いは海辺のレストランが点在しますが、ピーク時は混み合うため早めの来店が安心です。

子連れ・ベビーカーでも大丈夫？

砂地や舗装が少ない場所もあるため、軽量ベビーカーや抱っこ紐が便利。子ども向けプールや遠浅ビーチの宿を選ぶと快適です。

ペット同伴は可能？

宿ごとにルールが異なります。ペット可否、追加料金、客室の制限エリアを事前に必ず確認してください。

直前でも予約できますか？

オフシーズン平日なら可能な場合もありますが、乾季・週末・連休は満室になりがち。直前手配は選択肢が限られる前提で動きましょう。