バンタヤン島のおすすめホテル【セブ島ホテルガイド】

1. はじめに

セブ島北部に位置するバンタヤン島は、白砂のビーチと透明度の高い海、そして静かでのんびりとした雰囲気が魅力のリゾートアイランドです。セブ市内やマクタン島の賑やかなリゾートとは異なり、観光客が比較的少なく、手つかずの自然やローカルの暮らしが色濃く残っています。

中でも南部のサンタフェ(Santa Fe)は、美しいホワイトビーチやカフェ、レストランが集まり、バンタヤン島観光の拠点として最も人気の高いエリア。一方、バンタヤン・タウンやマドリッド地区は、ローカルな雰囲気を味わいたい旅行者や長期滞在者におすすめです。

本記事では、**「エリアの特徴 × 予算別 × 目的別」**という3つの視点から、バンタヤン島のおすすめホテルをご紹介します。初めて訪れる方も、リピーターの方も、自分にぴったりの宿泊先がきっと見つかるはずです。


2. バンタヤン島の主要宿泊エリアと特徴

2.1 サンタフェ(Santa Fe)

バンタヤン島の玄関口であるサンタフェ港からすぐのエリア。真っ白なパウダーサンドとエメラルドグリーンの海が広がり、島内で最も観光客に人気があります。ビーチ沿いにはリゾートホテルやコテージ、バンガローが並び、徒歩圏にカフェやレストラン、レンタルバイクショップも充実。初めてバンタヤン島を訪れる旅行者、カップル、ファミリーに特におすすめです。

特徴:

  • 白砂ビーチ直結のホテル多数

  • 徒歩で飲食店やショップにアクセス可能

  • フェリー港から近く、移動が便利

  • 夜は静かで落ち着いた雰囲気


2.2 バンタヤン・タウン(Bantayan Town)

島の西側に位置するバンタヤン・タウンは、ローカル市場や歴史あるサントニーニョ教会がある商業エリアです。観光地というより、地元の暮らしを感じられる雰囲気で、長期滞在者や静かに過ごしたい人に人気。ホテルはビーチ沿いよりも内陸部に多く、価格も比較的リーズナブルです。

特徴:

  • ローカルフードや市場を楽しめる

  • 静かで落ち着いた滞在が可能

  • 長期滞在向けの安価なゲストハウスが多い


2.3 マドリデホス(Madridejos)

島の最北端に位置し、観光客が非常に少ないエリア。バードウォッチングやローカル漁村の雰囲気を体験でき、自然派・写真好きの旅行者に向いています。海岸線は岩場や漁船が多く、ビーチリゾートというより文化体験に近いエリアです。ホテルは限られますが、その分静寂な時間を満喫できます。

特徴:

  • 観光客が少なく静か

  • 地元漁村や自然観察に適している

  • 限られた宿泊施設のため事前予約が必要


3. 予算別おすすめホテル

3.1 ラグジュアリー(1泊₱4,000〜)

Anika Island Resort(サンタフェ)

ビーチフロントに位置し、スタイリッシュなデザインのヴィラやコテージが揃う高級リゾート。部屋からビーチまでは数歩で、朝日を眺めながらのんびり過ごせます。レストランも高評価で、シーフード料理が人気。
おすすめポイント:

  • 白砂ビーチ直結

  • インフィニティプールあり

  • カップルやハネムーンに最適

Kota Beach Resort(サンタフェ)

美しいサンドバーが目の前に広がる絶好のロケーション。映画「キャンプ・サヴィジ」でも撮影に使われたことで有名です。敷地は広く、ゆったりとした時間を過ごせます。
おすすめポイント:

  • サンドバーまで徒歩0分

  • バンガロータイプの部屋

  • 写真映え抜群


3.2 ミドルクラス(1泊₱2,000〜₱4,000)

Amihan Beach Cabanas(サンタフェ)

ナチュラルな木造コテージが並ぶビーチ沿いの宿。オーシャンビューのテラスから夕日を楽しめ、静かな環境でリラックスできます。
おすすめポイント:

  • 全室ビーチビュー

  • 小規模でプライベート感あり

  • カップル・夫婦旅行向け

Santa Fe Beach Club(サンタフェ)

港から徒歩圏内にある便利な立地。敷地内にはビーチとレストランがあり、家族旅行に人気。
おすすめポイント:

  • 港近くでアクセス良好

  • 広めのファミリールームあり

  • 自転車レンタルサービス


3.3 バジェット(1泊₱1,000〜₱2,000)

Carl’s Island Inn(サンタフェ)

清潔感のある内装とフレンドリーなスタッフで評判の宿。Wi-Fi環境も良く、長期滞在者にも人気です。
おすすめポイント:

  • コスパ抜群

  • 清潔な室内

  • 徒歩圏に飲食店多数

Nordic Inn(サンタフェ)

低価格ながら清潔で快適なゲストハウス。バックパッカーや一人旅におすすめ。
おすすめポイント:

  • 格安料金

  • サンタフェ中心部の好立地

  • 共用キッチンあり


4. 目的別おすすめホテル

4.1 カップル・新婚旅行向け

Amihan Beach Cabanas(サンタフェ)

自然素材を活かしたコテージと、静かでプライベート感のある雰囲気が魅力。夕日を眺めながら過ごす時間は、ロマンチックそのもの。
おすすめ理由:

  • ビーチフロントのプライベート感

  • 大人向けの落ち着いた空間

  • テラスからの夕日が絶景

Anika Island Resort(サンタフェ)

おしゃれなデザインと快適な設備で、リゾート気分を存分に味わえる高級宿。
おすすめ理由:

  • ラグジュアリーな客室

  • ビーチ直結

  • 記念日旅行にも最適


4.2 ファミリー向け

Santa Fe Beach Club(サンタフェ)

広いファミリールームと敷地内のビーチで、家族みんなが楽しめる。港から近く、移動もスムーズ。
おすすめ理由:

  • ファミリールームあり

  • 港から徒歩圏内

  • 子連れでも安心の施設環境

Kota Beach Resort(サンタフェ)

広々とした敷地で子供も遊びやすく、美しいサンドバーで思い出作り。
おすすめ理由:

  • サンドバーまで徒歩0分

  • 敷地内が広く安全

  • 写真映えスポット多数


4.3 一人旅・バックパッカー向け

Carl’s Island Inn(サンタフェ)

手頃な料金と清潔な部屋で、ソロトラベラーに人気。徒歩圏にカフェやレストランもあり便利。
おすすめ理由:

  • コスパが高い

  • 周辺に飲食店が多い

  • 長期滞在にも対応可能

Nordic Inn(サンタフェ)

共用スペースで他の旅行者と交流しやすい雰囲気。短期・長期どちらにも対応。
おすすめ理由:

  • 格安料金

  • 共用キッチンあり

  • フレンドリーな宿泊者同士の交流


5. バンタヤン島ホテル選びのコツ

5.1 フェリー港からのアクセス

バンタヤン島の玄関口はサンタフェ港です。ホテルが港から徒歩圏内であれば移動がスムーズですが、離れたエリアではトライシクル移動(5〜15分)が必要になります。特に夜到着する場合は、事前に送迎サービスの有無を確認しておきましょう。


5.2 ビーチの質と立地

同じサンタフェでも、ビーチの砂質や海の透明度はエリアによって微妙に異なります。

  • 白砂&遠浅 → 家族連れや海遊びに最適

  • 波が少なく静か → カップルやのんびり派におすすめ
    予約サイトの写真や口コミで「ビーチの目の前」か「徒歩数分」かを確認すると失敗が減ります。


5.3 Wi-Fiと電源環境

バンタヤン島では場所によってインターネット速度に差があります。特にリモートワークや長期滞在を考えている人は、事前にホテルにWi-Fiの速度や安定性を問い合わせると安心です。停電時のバックアップ電源があるかどうかもチェックポイントです。


5.4 食事オプション

ホテル内にレストランがあると便利ですが、サンタフェ中心部なら徒歩圏に多くのカフェやレストランがあります。逆に静かなエリアの宿では周辺に飲食店が少ないため、ホテルの食事付きプランがおすすめです。


5.5 予約サイトと直予約の使い分け

  • Agoda・Booking.com → 写真や口コミを見ながら比較できる

  • ホテル公式サイト → プロモ料金や無料アクティビティ付きプランがある場合も
    ハイシーズン(12月〜5月)は早めの予約が必須で、直前では空きがないことも珍しくありません。


6. バンタヤン島への行き方と宿泊予約のタイミング

6.1 セブ市内からバンタヤン島への行き方

バンタヤン島へは、陸路と海路を組み合わせてアクセスします。

  1. セブ市内 → ハグナヤ港(Hagnaya Port)

    • Ceres Bus(ノースバスターミナル発、約4〜5時間、₱300前後)

    • レンタカー / バンチャーター(約3〜4時間、料金は₱3,000〜₱4,000程度)

  2. ハグナヤ港 → サンタフェ港(Bantayan Island)

    • フェリー(約1時間、₱300〜₱400)

    • フェリーの最終便は夕方のため、遅い時間に出発する場合は要注意


6.2 現地での移動手段

  • トライシクル:短距離移動の定番。1回₱20〜₱50程度。

  • レンタルバイク:1日₱300〜₱500程度で借りられ、島内観光に最適。

  • 徒歩:サンタフェ中心部のホテルなら多くのスポットが徒歩圏内。


6.3 宿泊予約のベストタイミング

  • 乾季(12月〜5月):観光のベストシーズンでホテルは混雑。特にホーリーウィークや年末年始は2〜3か月前の予約推奨。

  • 雨季(6月〜11月):観光客が少なく、割引プランが出やすい。ただし台風シーズンは天候に注意。


6.4 予約時のチェックポイント

  • フェリー到着時間に合わせて送迎サービスがあるか

  • 部屋タイプと景観(ビーチビュー or ガーデンビュー)

  • キャンセルポリシー(天候によるフェリー欠航も考慮)


7. まとめ

バンタヤン島は、セブ島北部に位置する自然豊かなリゾートアイランドで、手つかずの白砂ビーチとゆったりと流れる島時間が魅力です。

初めて訪れる方はサンタフェエリアを拠点にすれば、ビーチやレストラン、ショップへのアクセスも良く、観光のしやすさは抜群。一方で、よりローカルな雰囲気や静けさを求めるならバンタヤン・タウンマドリデホスも選択肢になります。

ホテル選びでは、**「立地 × 予算 × 目的」**を明確にすることが失敗しないコツです。カップルや新婚旅行にはロマンチックなビーチフロントのリゾート、ファミリーには広めの部屋と安全な敷地の宿、一人旅にはコスパの良いゲストハウスやインが向いています。

乾季のベストシーズンは予約が早い者勝ち。特にハイシーズンや連休時期は数か月前から満室になることも珍しくありません。
この記事を参考に、自分にぴったりのホテルを見つけて、バンタヤン島で忘れられない時間を過ごしてください。


バンタヤン島ホテル よくある質問(FAQ)

初めての人におすすめのエリアは?

観光・食事・ビーチへのアクセスが良いサンタフェ(Santa Fe)が最適。港から近く、ビーチ沿いのホテルやカフェが徒歩圏に揃います。

予算の目安はどれくらい?
  • バジェット:₱1,000〜₱2,000/泊(ゲストハウス・イン)
  • ミドル:₱2,000〜₱4,000/泊(ビーチ近・快適設備)
  • ラグジュアリー:₱4,000〜/泊(ビーチフロント・リゾート)

ハイシーズンは各帯で+₱500〜₱1,000程度上振れすることがあります。

カップル・新婚旅行に向いているホテルは?

Amihan Beach Cabanas(プライベート感のあるコテージ)やAnika Island Resort(おしゃれな客室&ビーチ直結)が定番です。

子連れファミリー向けの宿は?

Santa Fe Beach Club(ファミリールーム・港近)やKota Beach Resort(広い敷地とサンドバー至近)が便利で安心です。

一人旅・バックパッカー向けの宿は?

Carl’s Island InnNordic Innは手頃で清潔、周辺に飲食店も多くソロでも動きやすい立地です。

ビーチフロントと“徒歩数分”は何が違う?

ビーチフロントは敷地が砂浜に面し、海まで数秒。徒歩数分はアクセスは良いものの、道路を挟む・景観が限定的などの差があります。写真と口コミで位置関係を確認しましょう。

ベストシーズンと予約タイミングは?

ベストは乾季(12〜5月)。ホーリーウィークや年末年始は2〜3か月前の予約推奨。雨季は割引が出やすい一方、天候で予定変更が起きやすいです。

セブ市内からの行き方は?
  1. セブ市内 → ハグナヤ港(Ceresバスで約4〜5時間/チャーターで約3〜4時間)
  2. ハグナヤ港 → サンタフェ港(フェリー約1時間)

最終便は夕方のことが多いため、遅出は避けるのが安心です。

Wi‑Fiや電源は問題ない?リモートワークは可能?

宿や場所により速度差があります。長期滞在・ワーク目的ならWi‑Fi速度・バックアップ電源の有無を事前確認しましょう。サンタフェ中心は比較的安定傾向です。

現地の移動手段と相場は?
  • トライシクル:短距離₱20〜₱50程度
  • レンタルバイク:₱300〜₱500/日
  • 徒歩:サンタフェ中心なら主要スポットは徒歩圏
安全面で気をつけることは?

治安は比較的穏やかですが、夜間の単独歩行や人気の少ない場所は避け、貴重品管理・ビーチ放置防止・ライディング時のヘルメット着用を徹底しましょう。

支払いは現金?カード?ATMはある?

小規模店は現金主体。カード対応は中〜高級宿・一部レストランに限られます。サンタフェ周辺にATMはありますが、現金多めの持参がおすすめです。

雨季でも楽しめる?台風時の注意点は?

雨季(6〜11月)は混雑が少なく価格も下がりやすい一方、フェリー欠航の可能性があります。キャンセルポリシーと予備日を確保し、天気予報を随時チェックしましょう。

島内アクティビティ(サンドバー・アイランドホッピング)は?

Kota Beach前のサンドバーは写真映えスポット。天候と潮汐で見え方が変わります。周辺の小島へ行くアイランドホッピングはホテルや現地ツアーで手配可能です。

人気ホテルの簡易比較表はある?
ホテル名 エリア 立地 価格帯 向いている旅タイプ
Anika Island Resort サンタフェ ビーチフロント ₱4,000〜 カップル/記念日
Kota Beach Resort サンタフェ サンドバー前 ₱4,000〜 ファミリー/写真映え
Amihan Beach Cabanas サンタフェ ビーチ沿い ₱2,000〜₱4,000 カップル/静かに滞在
Santa Fe Beach Club サンタフェ 港近・ビーチ併設 ₱2,000〜₱4,000 ファミリー/アクセス重視
Carl’s Island Inn サンタフェ 中心部徒歩圏 ₱1,000〜₱2,000 ソロ/長期滞在
Nordic Inn サンタフェ 中心部好立地 ₱1,000〜₱2,000 バックパッカー

※料金は目安。季節・空室状況・プロモにより変動します。最新情報は各宿・予約サイトをご確認ください。

類似投稿