目次
- マラパスクア・ギトゥゴ(ダイビングポイント)|セブ島ダイビングガイド- はじめに
- ギトゥゴの特徴
- ダイビングの見どころ
- アクセス方法
- ダイビングのベストシーズン
- まとめ
- FAQ:マラパスクア・ギトゥゴ
- マラパスクア・ギトゥゴはどこにありますか?(セブ島)
- どんなダイビングポイントですか?
- 必要なダイビングレベルは?初心者でも潜れますか?
- ベストシーズンはいつですか?
- 透明度と水温はどのくらい?ウェットスーツは?
- 見られる生物は?
- トンネルダイブは安全ですか?注意点は?
- 何本くらい潜れますか?代表的なスケジュールは?
- アクセス方法を教えて(セブ市内から)
- 費用の目安は?
- レンタル機材やカメラはありますか?
- 天候不良時はどうなりますか?
- 非ダイバー同行は可能?
- 環境保全で気をつけることは?
- 必要な保険や健康チェックは?
- 事前予約は必要ですか?
 
マラパスクア・ギトゥゴ(ダイビングポイント)|セブ島ダイビングガイド
はじめに
セブ島北端に浮かぶマラパスクア島は、ジンベエザメやニタリザメで有名な世界的ダイビングスポットですが、その周辺にはまだあまり知られていない魅力的なポイントが点在しています。そのひとつが「ギトゥゴ(Gato Island / Gitugo)」です。
ギトゥゴは小さな無人島で、島の下を貫く洞窟を通り抜ける「トンネルダイブ」が最大の特徴。岩の間から差し込む光に包まれる幻想的な景色や、ダイナミックな地形に挑戦できるスリルは、他のスポットではなかなか体験できません。さらに、回遊するホワイトチップシャークやエイ、大きな群れを作る回遊魚、ウミガメなどの大物に出会える一方で、カエルアンコウやニシキフウライウオなどマクロ派ダイバーに人気の小さな生物も数多く観察できます。
大物からマクロまで幅広く楽しめること、そして洞窟を通過する特別な体験ができることから、ギトゥゴは「セブ島ダイビングの隠れた名所」と呼ばれることもあります。マラパスクア滞在中に、ぜひ一度は訪れてほしいおすすめのスポットです。
ギトゥゴの特徴
1. トンネルダイブの迫力
ギトゥゴ最大の魅力は、島を横断する洞窟(トンネル)をくぐり抜けるダイブです。全長約30メートルの海中トンネルは、暗闇と光が織りなす神秘的な景観が広がり、冒険心をかき立てます。ライトを持参すれば、岩の隙間に隠れるエビやカニ、小魚の群れをじっくり観察することもできます。
2. 大物遭遇のチャンス
ギトゥゴ周辺は回遊魚や捕食者が通るエリアとして知られており、ホワイトチップシャークやエイ、時にはバラクーダの群れに遭遇することも。大物狙いのダイバーにも人気の理由です。
3. 豊富なマクロ生物
地形や岩場が複雑に入り組んでいるため、小さな生物の宝庫でもあります。ニシキフウライウオ、カエルアンコウ、ウミウシ、ハゼなど、マクロ派にとっても見どころ満載です。
4. 中級〜上級者向け
流れが強くなることが多く、洞窟を通過するためには中級以上のスキルが求められます。初心者はガイドの指示にしっかり従えば問題ありませんが、ある程度経験を積んでから挑戦するのがおすすめです。
ダイビングの見どころ
1. トンネルダイブの神秘体験
ギトゥゴといえば、やはり「トンネルダイブ」。島を横切る洞窟を潜り抜けると、差し込む光が青く反射し、まるで映画のワンシーンのような幻想的な雰囲気を味わえます。洞窟内ではロブスターやエビ、小魚が群れを成しており、ライトを照らしながら進む時間はスリル満点です。
2. 大物とマクロの両方を堪能
外洋側ではホワイトチップシャークやエイ、時にはバラクーダの群れに出会うことができ、大物好きにはたまらないポイントです。一方、内側のリーフや岩場では、カエルアンコウやハゼ、ニシキフウライウオ、ウミウシなどが見つかり、マクロ撮影にも理想的。1回のダイブで全く違う楽しみ方ができるのが魅力です。
3. 写真映えする光景
地形の面白さや、光と影のコントラストが美しいギトゥゴは、フォト派ダイバーからも人気。トンネル出口で振り返った瞬間に見えるブルーの輝きや、回遊魚の群れをバックにしたシルエット写真は、インパクト抜群の1枚になります。
4. スリルとリラックスを同時に味わえる
洞窟を進む緊張感や外洋のダイナミックな流れと、リーフ内でゆったりとマクロを探すリラックス感。その両方を同じ日に体験できるのは、ギトゥゴならではの魅力です。
アクセス方法
1. セブ市からマラパスクア島へ
- 
車での移動:セブ市内から北部のマヤ港(Maya Port)まで、車やバスで約4〜5時間。 
- 
バス利用:セブ市北バスターミナルからCeres Busに乗車し、マヤ港行きに乗るのが一般的。 
- 
ボート移動:マヤ港からバンカーボートに乗り換え、マラパスクア島へ約30分で到着。 
2. マラパスクア島からギトゥゴへ
- 
マラパスクア島のダイビングショップが運営するボートを利用し、約40分ほどでギトゥゴにアクセス可能。 
- 
ツアーは1日2本〜3本のダイビングが組まれることが多く、他のスポットと組み合わせて潜ることもできます。 
3. ツアー予約について
- 
マラパスクア島内のダイビングショップで、前日または数日前に申し込むのが一般的。 
- 
島内には国際的なショップも多く、英語対応やレンタル機材も充実しています。 
- 
人気スポットのため、ハイシーズン(12月〜5月)は早めの予約が安心です。 
ダイビングのベストシーズン
1. 通年潜れる環境
ギトゥゴは一年を通してダイビング可能なスポットです。水温は平均27〜29℃と安定しており、ウェットスーツは3mm程度で十分対応できます。
2. 乾季(11月〜5月)
- 
セブ島の乾季は、晴天率が高く海況が安定しています。 
- 
この時期は透明度が特に高く、20〜30メートルのクリアな視界が広がることも珍しくありません。 
- 
ダイビング初心者や観光で訪れる方には最もおすすめのシーズンです。 
3. 雨季(6月〜10月)
- 
雨季はスコールが増えますが、ダイビング自体は可能です。 
- 
海はやや荒れやすく、透明度が下がることもありますが、その分ダイバーが少なく水中をゆったり楽しめます。 
- 
雨季ならではのマクロ生物の発見や、混雑を避けたダイビングを求める方には意外と狙い目です。 
4. ベストタイミングの目安
- 
大物狙い(サメやバラクーダの群れ):乾季の朝が特におすすめ。 
- 
マクロ観察やフォトダイブ:雨季でも十分楽しめる。 
まとめ
マラパスクア・ギトゥゴは、セブ島ダイビングの中でも特に個性的で魅力あふれるポイントです。洞窟を抜けるスリリングな「トンネルダイブ」、ホワイトチップシャークや回遊魚との出会い、さらにはマクロ派ダイバーが喜ぶ小さな生物の宝庫と、まさに「全部入り」といえるスポットです。
セブ市内からアクセスするには少し時間がかかりますが、その分「遠征してよかった」と思えるほど充実した体験が待っています。初めて訪れる方は、マラパスクア島の滞在日数をしっかり確保し、現地ダイビングショップでツアーを手配するのがおすすめです。
セブ島で「一歩先の冒険」を求めているなら、ぜひギトゥゴの海に挑戦してみてください。忘れられない水中世界が、きっとあなたを待っています。
FAQ:マラパスクア・ギトゥゴ
マラパスクア・ギトゥゴはどこにありますか?(セブ島)
セブ島北端のマラパスクア島からボートで約40分の沖合にある小島です。現地では「Gato Island(ガトー島)」とも呼ばれます。
どんなダイビングポイントですか?
島の下を貫く海中トンネルを通過できる洞窟(トンネル)ダイブが名物。外洋側は大物、内側や岩場はマクロが充実し、地形・大物・マクロを一度に楽しめます。
必要なダイビングレベルは?初心者でも潜れますか?
基本は中級(AOW)以上推奨。流れや暗所通過、浮力コントロールが必要です。初心者は条件の良い日にガイド付きで練習ダイブを重ねてから挑戦しましょう。
ベストシーズンはいつですか?
通年可能ですが、乾季(11〜5月)は海況が安定し透明度が高め。雨季(6〜10月)はスコールが増える一方で、水中が空いてじっくり観察できます。
透明度と水温はどのくらい?ウェットスーツは?
透明度は概ね15〜30m。水温はおおむね27〜29℃です。3mmのウェットスーツが目安ですが、寒がりなら5mmやフードベストが快適です。
見られる生物は?
ホワイトチップシャーク、エイ、バラクーダの群れ、ウミガメなどの大物のほか、カエルアンコウ、ニシキフウライウオ、各種ウミウシやハゼなどマクロも豊富です。
トンネルダイブは安全ですか?注意点は?
経験者向けです。ライトの携行、前後距離の確保、フィンキックの最小化、砂の巻き上げ防止、ロープや岩への接触回避が必須。ガイドの指示に従い、万一に備えて無理せず迂回も選択しましょう。
何本くらい潜れますか?代表的なスケジュールは?
日帰りで2〜3本が一般的。午前:外洋で大物狙い、午後:リーフやトンネルで地形&マクロ、という組み合わせが人気です。
アクセス方法を教えて(セブ市内から)
セブ市北バスターミナルからCeres Bus等で約4〜5時間でマヤ港へ→バンカーボートで約30分でマラパスクア島→ショップのボートで約40分でギトゥゴ到着、という流れです。
費用の目安は?
ショップや季節、レンタル有無で変動します。ボートフィー、ガイド代、機材、海洋保全費などが加算されるため、見積り時に内訳を確認しましょう。
レンタル機材やカメラはありますか?
多くのショップにレンタル機材があります。水中ライトは必須級。フォト派はワイド(トンネル・大物)とマクロ(岩場・砂地)の両方を持参できるとベターです。
天候不良時はどうなりますか?
安全最優先で中止・変更になる場合があります。キャンセルポリシーと代替ポイント(例:島周りの穏やかなリーフ)の有無を予約時に確認してください。
非ダイバー同行は可能?
ショップによっては同乗見学やスノーケリングを受け付けています。ただし当日の海況と安全基準によっては不可の場合もあります。
環境保全で気をつけることは?
リーフや岩への接触禁止、中性浮力の徹底、グローブ・フックの不使用(ショップ方針に従う)、生物への給餌・追跡・採取の禁止などルール厳守を。
必要な保険や健康チェックは?
ダイビング保険の加入が安心です。参加前は体調管理を徹底し、耳抜き・持病・服薬については事前に申告。ショップの緊急対応体制も確認しましょう。
事前予約は必要ですか?
ハイシーズン(12〜5月)は早めの予約が安全。前日や当日でも空きがあれば参加可能ですが、希望ポイントや機材サイズがある場合は事前手配を推奨します。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			