サルパサン島(Salpasan Island)観光ガイド|セブ島から行ける隠れ家アイランド
はじめに
セブ島には数多くの観光スポットやリゾートアイランドがありますが、その中でも「サルパサン島(Salpasan Island)」は、まだあまり知られていない隠れ家的な存在です。観光地化が進んでいないため、手つかずの自然が多く残されており、都会の喧騒から離れて静かな時間を過ごしたい旅行者にとって理想的な場所といえます。
サルパサン島の魅力は、透明度の高い海と素朴なビーチ、そして島全体に漂うローカルな雰囲気です。アイランドホッピングの立ち寄り先として訪れることが多く、オランゴ島やサンビス島とあわせて楽しむ人も増えています。大きな観光施設や高級リゾートはありませんが、その分、自然そのものの美しさを存分に感じられるのが最大の魅力です。
この記事では、サルパサン島の魅力や行き方、周辺の観光地との比較、そしておすすめのモデルルートまで、初めて訪れる人にもわかりやすく紹介していきます。
サルパサン島の魅力
1. 手つかずの自然が残る隠れ家スポット
サルパサン島は、まだ観光開発がほとんど進んでいないため、静かで落ち着いた環境が広がっています。観光客で賑わうセブ島の人気ビーチとは違い、混雑を避けてのんびりと自然に触れられるのが最大の魅力です。
2. 透明度抜群の海と美しいサンゴ礁
島の周囲にはサンゴ礁が点在し、シュノーケリングやダイビングに最適です。透明度の高い海に潜れば、カラフルな熱帯魚が目の前を泳ぎ、南国らしい水中世界を楽しめます。
3. 素朴で静かなビーチ
広大ではないものの、白砂が美しいビーチが広がっています。観光施設が少ないため、プライベート感のある時間を過ごすことができ、日常の喧騒から離れてリラックスするのにぴったりです。
4. ローカルな雰囲気と人々の温かさ
サルパサン島では、リゾートホテルや高級施設はありません。その代わり、島民の素朴な暮らしを垣間見ることができ、地元の人々と交流することで、セブ島の素顔に触れることができます。
サルパサン島への行き方
1. セブ市内からマクタン島へ
まずはセブ市内からマクタン島の港へ向かいます。
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車・タクシー利用:セブ市中心部からマクタン島まで約30〜40分。 
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**Grab(配車アプリ)**を使えば安心で便利。 
2. アイランドホッピングツアーに参加
サルパサン島は、個人で定期便が出ているわけではなく、主にアイランドホッピングツアーで訪れるのが一般的です。
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出発地はマクタン島のリゾートや港(マリゴンドンやヒルトゥガン方面) 
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サルパサン島単独ではなく、オランゴ島・サンビス島・カピタンカヤンビーチなどと組み合わせて立ち寄るのが主流 
3. 所要時間
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マクタン島から船で約30〜45分ほど 
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天候や潮の状況により多少変動 
4. 費用の目安
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日帰りアイランドホッピング:1人あたり 1,500〜3,000ペソ(船代・昼食込みの場合あり) 
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グループでチャーターすると割安になることも多い 
5. 行く際のポイント
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島には売店やレストランがほとんどないため、飲み物や軽食を事前に準備しておく 
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ツアーによっては簡単なBBQランチが用意される場合もある 
サルパサン島の観光アクティビティ
1. シュノーケリング
サルパサン島周辺は透明度が高く、カラフルな熱帯魚やサンゴ礁が豊富に広がっています。観光客が少ないため、海の中も混雑せず、のびのびとシュノーケリングを楽しめるのが魅力です。初心者でも浅瀬で十分に熱帯魚を観察できます。
2. ビーチでのんびり
白砂のビーチは規模こそ大きくありませんが、人が少ないため、プライベートビーチ感覚で過ごせます。ハンモックを吊るして昼寝をしたり、波音をBGMにリラックスしたり、贅沢な時間を満喫できます。
3. 写真撮影
観光地化されていない素朴な景色は、まるで絵葉書のよう。海と空のコントラスト、ヤシの木と白砂の組み合わせは、インスタ映え間違いなしです。人が少ないので、邪魔されずに撮影できるのもポイント。
4. ローカル体験
島には高級施設はありませんが、島民の素朴な暮らしに触れることができます。子どもたちが海で遊ぶ姿や、漁師が手作業で網を修理している様子など、セブの自然体な日常を感じることができます。
5. 他の島とのアイランドホッピング
サルパサン島は単独で訪れることは少なく、近隣の島々とセットで楽しむのが一般的です。サンビス島やオランゴ島と組み合わせれば、より充実した一日になります。
他の島との比較
サンビス島との比較
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サンビス島も観光客が少なく、手つかずの自然が魅力ですが、比較的アイランドホッピングで訪れる人が増えてきています。 
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サルパサン島はさらに知名度が低く、人が少ないため「本当の穴場」を求める旅行者には最適。 
オランゴ島との比較
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オランゴ島は比較的大きな島で、バードサンクチュアリや漁村体験などの観光資源が充実しています。 
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サルパサン島は小規模ですが、純粋に「海とビーチ」を楽しむならこちらの方が静かで自然を感じやすい。 
カランガマン島との比較
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カランガマン島は長いサンドバーで有名で、多くの観光客が訪れる人気スポット。 
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サルパサン島は派手さはないものの、観光化されていないため混雑を避けたい人向け。 
スミロン島との比較
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スミロン島はブルーラグーンや整備されたビーチリゾートがあり、快適な観光が可能。 
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サルパサン島は設備がほとんどなく、素朴な自然をそのまま楽しむスタイル。より「冒険的」な体験を求める人におすすめ。 
モデルルート(日帰りプラン)
午前:セブ市出発〜マクタン島へ
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早朝にセブ市内を出発し、車またはGrabでマクタン島の港へ移動(約30〜40分)。 
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港からアイランドホッピング用のボートに乗船。 
午前後半:オランゴ島で寄り道観光
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まずは比較的大きなオランゴ島に立ち寄り、バードサンクチュアリや漁村を見学。 
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島のローカルな雰囲気を味わい、軽くスナックや飲み物を購入。 
昼:サルパサン島でランチ&シュノーケリング
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正午前後にサルパサン島へ到着。 
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ツアーによっては**BBQランチ(シーフードやチキン)**が用意される場合もあり。 
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食後は島周辺でシュノーケリング。透明度抜群の海で、カラフルな熱帯魚やサンゴを観察。 
午後:ビーチリラックス&写真撮影
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サルパサン島の白砂ビーチでゆったり過ごす。 
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プライベート感ある景色を背景に、写真撮影タイム。 
午後後半:サンビス島やカピタンカヤンビーチへ
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帰路の途中でサンビス島やカピタンカヤンビーチに立ち寄り。 
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違った雰囲気のビーチやシュノーケリングを追加で楽しめる。 
夕方:マクタン島へ戻り、セブ市帰着
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16時〜17時頃、マクタン島の港に到着。 
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車やGrabでセブ市内のホテルへ戻る。 
⏱ 所要時間:約1日(7:00〜17:00)
費用目安:1,500〜3,000ペソ/人(ツアー内容により変動)
訪れる際の注意点
1. 食事・飲み物の準備
サルパサン島には売店やレストランがほとんどありません。ツアーによってはランチが含まれる場合もありますが、飲料水や軽食は必ず持参しておくと安心です。
2. 日焼け対策
日差しを遮る施設や木陰が少ないため、日焼け止め・帽子・サングラスは必須。ラッシュガードを着用するとシュノーケリング中も快適です。
3. ゴミは必ず持ち帰る
観光開発が進んでいない分、自然環境が守られています。自分が出したゴミは持ち帰るのが基本マナーです。
4. 自然を壊さない
サンゴ礁はとても繊細です。踏んだり折ったりしないよう注意し、**環境に優しい日焼け止め(reef-safe sunscreen)**の使用も推奨されます。
5. 船の安全確認
島へはボートで行くため、ライフジャケットの着用を徹底しましょう。天候が急変することもあるので、出発前に天気予報を確認するのも大切です。
6. 現金を少し用意
島ではキャッシュレス決済はほぼ使えません。ローカルで買い物をする可能性に備えて、**小額の現金(ペソ)**を持っていくと便利です。
まとめ
サルパサン島(Salpasan Island)は、セブ島近郊にありながら観光化がほとんど進んでいない、まさに「隠れ家アイランド」です。透明度の高い海、素朴な白砂ビーチ、ローカルな雰囲気が魅力で、静かに自然を楽しみたい人にぴったりのスポットといえます。
オランゴ島やサンビス島と組み合わせたアイランドホッピングで訪れるのが一般的で、日帰りでも十分に楽しめます。豪華な施設や便利な設備はありませんが、だからこそ味わえる「手つかずの自然」と「ゆったりとした時間」がサルパサン島の最大の魅力です。
セブ島旅行で観光客が少ない場所を探している方や、プライベート感を重視したい方は、ぜひ次の旅のプランにサルパサン島を加えてみてください。きっと忘れられない特別な体験になるはずです。
サルパサン島はどこにありますか?
サルパサン島(Salpasan Island)はセブ島近郊の小さな離島で、マクタン島発のアイランドホッピングで立ち寄ることが多い隠れスポットです。
セブ島からの行き方は?
セブ市内から車またはGrabでマクタン島の港へ移動し、ボートで向かいます。多くはアイランドホッピングツアーに参加して訪れます。
所要時間はどのくらい?
港からボートで約30〜45分(海況により変動)。日帰りプラン全体では7:00〜17:00ほどが目安です。
費用の目安は?
日帰りツアーで1人あたり約1,500〜3,000ペソ(内容や参加人数で変動、BBQランチ込みの場合あり)。
個人手配でも行けますか?ツアー必須ですか?
定期便は基本ありません。安全面・手配の容易さからツアー参加が一般的です。貸切ボート(チャーター)も相談可。
ベストシーズンや時間帯は?
乾季(概ね12〜5月)は海が穏やかで透明度も高め。午前の早い時間は比較的人が少なく、混雑回避に向きます。
売店やトイレはありますか?
施設は限られます。飲料水・軽食・ウェットティッシュなどは持参推奨。トイレはボートや立ち寄り先の島で利用するケースが多いです。
持ち物のおすすめは?
- 飲料水・軽食(保冷バッグが便利)
- ラッシュガード、帽子、サングラス
- reef-safe(サンゴに優しい)日焼け止め
- マリンシューズ、タオル、簡易防水バッグ
- 小額の現金(チップやローカル購入用)
初心者でもシュノーケリングは楽しめますか?
浅瀬でも魚やサンゴを見られるポイントがあり、初心者でも楽しめます。ライフジャケット着用とガイドの指示遵守が安心です。
子連れ・シニアでも大丈夫?
波が穏やかな日なら楽しめますが、直射日光・乗船時間・足場に配慮を。帽子や日除け、休憩をこまめに取りましょう。
ドローンは飛ばせますか?
場所・状況により不可のことがあります。安全・プライバシー・野生生物保護の観点から、ツアー会社と現地の許可を必ず確認してください。
通信電波や充電環境は?
一部エリアで電波が弱い場合あり。モバイルバッテリーを持参し、オフライン地図の準備がおすすめです。
支払いは現金が必要?
キャッシュレスが使えない場面が多いので、小額紙幣・小銭を用意すると便利です。
天候不良時はどうなりますか?
安全最優先で中止・変更になることがあります。キャンセル条件は予約時に必ず確認しましょう。
キャンプや宿泊はできますか?
宿泊設備は基本ありません。原則日帰りでの訪問が前提です。
環境保護のために注意することは?
ゴミは必ず持ち帰り、サンゴを踏まない・触らない・持ち帰らない。reef-safe日焼け止めの使用を心がけましょう。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			