2025/07/6
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2025年7月、セブ島のグルメシーンに激震が走りました。
台湾発の世界的中華レストラン「鼎泰豊(Din Tai Fung)」が、ついにセブ島に初上陸。場所はSM City Cebu(通称:SMマボロ)内ということもあり、週末には大勢の人が押し寄せ、日曜の昼時には“最大3時間待ち”という異例の大行列が発生していました。
筆者も実際に現地へ足を運び、その光景に驚愕。セブでは珍しいレベルの「高級中華」かつ、フィリピン国内でも有名な美食ブランドがやってきたとあって、ローカルも観光客も一斉に殺到した様子が印象的でした。
この記事では、その“初日突撃レポート”とともに、なぜここまで注目を集めているのか?そもそも鼎泰豊とはどんなお店なのか?価格帯は?おすすめメニューは?など、気になる点を徹底解説していきます。
鼎泰豊(ディンタイホン)は、1958年に台湾・台北で創業された中華料理レストランで、特に小籠包で世界的な名声を誇る点心の名店です。
もともとは食用油を扱う小さな商店でしたが、1972年に点心を提供するレストランへと業態を転換。中でも、手作りにこだわった薄皮の小籠包は瞬く間に評判となり、台湾のみならずアジア、欧米へとその名を広げていきました。
鼎泰豊が世界に知られるようになったきっかけの一つは、ニューヨーク・タイムズが「世界の10大レストラン」の1つに選んだこと。さらに、香港店がミシュラン1つ星を獲得し、そのクオリティの高さは折り紙付きです。現在ではアメリカ、日本、シンガポール、タイ、オーストラリア、アラブ首長国連邦など、世界13カ国以上・170店舗以上を展開する国際ブランドへと成長しています。
特徴的なのは、どの店舗でも“同じクオリティの料理とサービス”を体験できること。小籠包は一つひとつが手包みで、18のヒダを持つ薄皮にスープを閉じ込め、提供直前まで蒸し器で熱々に仕上げられます。これらの工程は徹底的に標準化・マニュアル化されており、どの国でも「本店と同じ味」が楽しめるのです。
日本でも人気が高く、東京・新宿や横浜、名古屋、大阪などに展開。国内のグルメランキングでも常に上位に名を連ね、海外からの観光客も訪れる“グローバルな名店”となっています。
そんな鼎泰豊が、ついにセブ島へ初出店。しかもSMマボロという好立地とあって、オープン直後から爆発的な人気を集めているのも納得です。
セブ島では数多くのレストランがしのぎを削っていますが、その中でも鼎泰豊は“別格”の注目を浴びています。ただの中華料理チェーンではない――鼎泰豊がこれほどまでにフィリピン・セブの人々の心を掴んだ理由を、5つの視点から紐解いていきます。
鼎泰豊の代名詞ともいえる小籠包。その薄くて破れにくい皮、口の中に広がる熱々のスープ、ぎゅっと詰まった旨み。どれをとっても“芸術品”のようなクオリティです。
フィリピンでは小籠包を本格的に提供する店が少ない中、世界基準の味がセブで味わえるとなれば、食通たちは黙っていません。SNSでは「スープが本物」「マニラ店より美味しい」といったコメントも見受けられ、期待値を上回る美味しさがリピーターを生んでいます。
台湾や香港、シンガポールでミシュラン星を獲得した実績を持つ鼎泰豊。その肩書きは、グルメ好きにとっては「絶対に外せないレストラン」の証です。
セブ島で“ミシュラン星付きの味”が食べられるということ自体がニュースであり、話題性も抜群。現地メディアやブロガーがこぞって取り上げたことで、オープン前から注目度が高まり、連日行列ができる要因となっています。
オープン当初から、セブ在住のインフルエンサーやフード系YouTuberが次々と店舗を訪れ、InstagramやTikTokに動画を投稿。**「#DinTaiFungCebu」**のハッシュタグは数日で数百件を超え、フォロワーたちの期待を煽る形になりました。
「並んででも行く価値がある」「これはセブのレストラン革命」など、ポジティブな口コミが拡散し、店舗前の長蛇の列が“流行の証”となったのです。
フィリピンでは「家族みんなで食事を囲む」文化が強く、チャーハン・ヌードル・スープなどシェアしやすい料理が好まれます。鼎泰豊のメニューは、まさにそのニーズにぴったり。
また、内装やサービスも洗練されており、「誕生日や記念日など、ちょっと特別な日にも使えるレストラン」として評価されています。高級すぎず、カジュアルすぎず、程よい“ご褒美感”がフィリピンの中間層以上の心をつかんでいます。
最後に忘れてはいけないのが、出店場所の絶妙さです。SMシティマボロは観光客・在住外国人・現地ローカルが一堂に集まるモール。近隣にはITパークや高級コンドミニアムも多く、購買力のある層が頻繁に行き来しています。
その中心部に位置するレストランとして、鼎泰豊はまさに“全ての層をターゲットにできる理想的な場所”に店を構えたと言えるでしょう。
セブ島での記念すべき第一号店として鼎泰豊が選んだのは、セブ市北部の大型ショッピングモール「SM City Cebu(通称:SMマボロ)」。
地元では「SM Cebu」と呼ばれることが多く、年間数百万人が訪れるセブ最大級のショッピングモールの一つです。立地はセブ中心部からやや北寄り、マンダウエ市との境界に近いエリアで、周囲にはオフィスビル、再開発エリア、そしてITパークへと向かう主要道路が集中しています。
セブ島にはアヤラモール、ITパークのAyala Central Bloc、SMシーサイドなど他にも大型商業施設がありますが、あえてSMマボロが選ばれたのには明確な理由があります。
人の流れが常に多い
通勤客・観光客・家族連れが集まりやすく、平日も週末も一定の集客が見込める場所。港や空港からのアクセスもよく、マクタン島からの流入も期待できます。
中間層~富裕層の交差点
セブの中でも特に「購買力のある層」が多く訪れるエリア。コンドミニアムやオフィスビルが立ち並ぶ中、普段使いできるモールでありながら、特別な食事を求める層にも訴求できます。
外国人観光客・在住者も多い
マニラや海外からの観光客が最初に訪れるスポットのひとつでもあり、鼎泰豊の「国際的ブランド力」とも相性が抜群です。
店舗が位置するのは、SMマボロのグランドフロア(GF)エリア。正面入口から入ってすぐの角にあるため、迷うことなくたどり着けます。モールを訪れる人のほとんどが通過するメインの動線上にあり、初めて訪れた人でも自然に目に留まる配置です。
実際に筆者が訪れた際には、入り口前に看板とスタッフが立ち、開店前から数十人規模の行列ができていました。店舗前のスペースは比較的広く、行列用の仕切りも用意されており、長時間の待ち時間を想定したオペレーションがすでに完成されている印象でした。
これまでセブでは、手頃な価格で楽しめる中華レストランや点心系のお店はあったものの、「一流の味」を体験できる選択肢は限られていました。
その中でSMマボロというセブ島の“ハブ”的存在に登場した鼎泰豊は、単なる食事の場ではなく、「本物の味と国際的な体験を提供するレストラン」として、地域全体の飲食シーンにも新たな価値をもたらしています。
2025年7月某日、話題沸騰中の鼎泰豊がついにセブにオープンしたと聞きつけ、筆者も期待を胸に現地を訪れました。場所はSMシティマボロ、正面入口を入ってすぐ右手。初めてでもすぐに見つかる立地で、すでに遠目からでもわかるほどの人だかりができていました。
時刻は午後4時。まだディナーのピークには早い時間のはず――そう思っていたのも束の間、受付スタッフに確認すると、返ってきた言葉は衝撃的でした。
「現在の待ち時間はおよそ3時間です」
目を疑いました。3時間…?それはもはや「行列」ではなく「覚悟」の世界。店の前には、すでに30〜40組を超えるほどの人が待ている状況でした。
実際に料理を口にすることはできませんでしたが、店舗の活気・スタッフの対応・周囲の期待感から「これはただの中華チェーンではない」という空気がひしひしと伝わってきました。
中には、早朝10時の開店と同時に来て“すでに2回目の来店”という強者もおり、その魅力は並んでまで食べたいというレベルであることが現場で実感できました。
次回は平日午後を狙って再チャレンジする予定ですが、それまではSNSの投稿や口コミで情報収集する日々が続きそうです。それほどまでにセブの鼎泰豊は、今まさに“体験すること自体が話題になるスポット”として存在感を放っています。
鼎泰豊(Din Tai Fung)のセブ初出店が、なぜここまでのフィーバーを巻き起こしているのか?ただの“話題性”や“新しさ”だけでは、3時間待ちという状況は生まれません。
ここでは、筆者の現地観察やSNSでの反響をもとに、ディンタイホンがセブで一躍トレンドになった5つの理由をひも解いていきます。
ディンタイホンといえば、やはり看板メニューの小籠包(Xiao Long Bao)。極薄の皮に包まれた豚肉とスープが、蒸したてでテーブルに届く瞬間――あの湯気と香りの演出だけでもう“勝利確定”です。
これまでセブには点心を出す中華レストランは数あれど、**「本場台湾の技術と精度で作られた小籠包」**が食べられる店は存在しませんでした。その希少価値が、「並んでも食べたい」という熱狂につながっています。
「ミシュラン一つ星」「世界のベストレストラン10選」――そんな肩書きを持つレストランがセブにやってくる機会はそう多くありません。
ディンタイホンは、台湾・香港・シンガポールなどでミシュラン評価を受けており、「あの有名店がついにセブに!」というニュース自体が人々の期待を煽る大きな材料となりました。
特にグルメに敏感な若者や、食べ歩き好きな中間層ファミリー層にとっては、「行ったことがある」「写真を撮った」という体験がSNSのステータスにもなる時代。話題性と信頼性、その両方を備えているのがディンタイホンです。
オープン当日から地元セブのインフルエンサーやYouTuberがこぞって訪問し、Instagram・TikTokに動画を投稿。「#DinTaiFungCebu」のハッシュタグは数百件に達し、行列の様子や料理のクローズアップ映像が次々と拡散されました。
さらに、「行列に並ぶこと自体がイベント」「“3時間待ち”が話のネタになる」という空気感が生まれ、口コミが爆発的に加速。
並んでいる人の中には、食事よりも「SNS投稿用の写真撮影」をメインに来ている層も見受けられ、2025年らしい消費行動が垣間見えました。
鼎泰豊のメニューは、高級志向すぎずカジュアルすぎない、絶妙な“ご褒美ライン”の価格帯。小籠包が200〜300ペソ、チャーハンが300〜400ペソ、デザートも200ペソ前後と、家族やカップルでシェアする前提なら十分納得できる価格です。
また、すべての料理が取り分けやすく、味付けもフィリピン人好みの「濃すぎず、でも旨みしっかり」。親しみやすさと特別感のバランスが、家族連れやデート層にフィットしています。
最後に決定的な要素が、SMマボロという出店場所の優位性。平日でも人の流れが絶えず、週末は観光客と地元民がぶつかる“交差点”のようなモール。どんな年齢層でも訪れやすく、「たまたま通りがかったけど気になった」というライト層も取り込める立地です。
また、ITパークや港・空港からのアクセスも良く、「セブを訪れる人のほぼすべてが立ち寄る導線上」にあるのも強み。店前を通った瞬間に人だかりを見て、「なんだろう?」と吸い込まれていく光景は、今やSMマボロの名物のようになりつつあります。
セブ島初出店という話題性に加え、世界的なブランド力、本格的な小籠包、ファミリー層にも愛される絶妙な価格帯、そしてSMマボロという最強の立地――すべての条件が揃った鼎泰豊は、まさに“行列必至”のレストランでした。
今回は残念ながら3時間待ちに涙をのんで入店を断念する結果となりましたが、それだけの価値があると肌で感じる現地体験でした。店舗の活気、訪れる人たちの期待感、そして空間から漂う「本物の味への期待」は、並ぶ時間さえ“思い出”に変えてしまうほどの魅力を放っていました。
筆者は近々、7月中の平日午後を狙って再チャレンジする予定です。次回こそは、小籠包を頬張り、熱々のスープを味わい尽くしたい…!
その際の体験レポートも、このページに追記していきますので、ぜひブックマークして再訪いただけたら嬉しいです。乞うご期待!
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