セブ島カサゴロルド博物館(Casa Gorordo Museum)|スペイン時代の邸宅を体感できる観光スポット

はじめに

セブ島を訪れる旅行者の多くが楽しみにするのは、美しいビーチやリゾートですが、島の本当の魅力は「歴史と文化」にもあります。その代表的なスポットのひとつが、セブ市旧市街パリアン地区にある カサゴロルド博物館(Casa Gorordo Museum) です。

19世紀のスペイン統治時代に建てられた邸宅をそのまま保存し、現在は博物館として一般公開しているこの建物は、当時の上流階級の暮らしぶりを感じられる貴重な場所。フィリピン独特の伝統建築「バハイ・ナ・バトイ」を間近で体験できるのも魅力です。

観光の合間に訪れれば、セブ島が単なるリゾートアイランドではなく、長い歴史を持つ文化都市であることを実感できるでしょう。


カサゴロルド博物館とは

カサゴロルド博物館(Casa Gorordo Museum)は、セブ市の旧市街パリアン地区にある歴史的建造物です。1850年代に裕福なスペイン系フィリピン人の商人一家によって建てられ、その後、セブ島初のフィリピン人司教である フアン・ゴロルド司教 が居住したことから「ゴロルド邸」として知られるようになりました。

この邸宅は、スペイン植民地時代のフィリピン上流階級の暮らしを伝える貴重な文化遺産であり、現在は博物館として一般公開されています。訪れる人は、当時の家具や工芸品、生活道具を見学しながら、19世紀から20世紀初頭のセブの暮らしぶりを学ぶことができます。

建物はフィリピン伝統建築の代表様式である「バハイ・ナ・バトイ(石の家)」で、下層は石造り、上層は木造という構造。熱帯の気候に合わせた設計で、風通しがよく、日差しを避ける工夫が随所に見られます。

現在はラモン・アボイティス財団(Ramon Aboitiz Foundation, Inc.)によって保存・運営されており、セブ島の歴史・文化に触れられる観光スポットとして国内外の旅行者から高い人気を集めています。


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