目次
- バギオ留学の費用シミュレーション(1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月)
- はじめに
- 費用シミュレーションの前提条件
- 1ヶ月の費用シミュレーション
- 3ヶ月の費用シミュレーション
- 6ヶ月の費用シミュレーション
- まとめ:バギオ留学の費用感と準備のポイント
- FAQ:バギオ留学の費用シミュレーション(1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月)
- 1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の費用レンジは?
- 安く抑えられるケースと高くなるケースの違いは?
- SSPはいくら?なぜ「思ったより高い」の?
- 3ヶ月以上で増える手続き費は?
- 入学金・デポジットはどのくらい?
- 学校パッケージ(授業+寮+食事)の相場は?
- 電気・水道・施設費は別請求?いくら見ておけばいい?
- 航空券はいくら?直行便とLCCでどう違う?
- 海外旅行保険は必要?費用の目安は?
- 生活費(外食・カフェ・交通)はどれくらい?
- 通信費(SIM/データ)の相場は?
- 為替が動いたら総費用はどのくらい変わる?
- 「1ヶ月16万円」は現実的?
- 最終的にいくら準備すれば安心?
- モデルケース(1ヶ月)のサンプル内訳は?
- 学校ごとの「電気代ルール」の見落としは危険?
- どのゾーンを選ぶ人が多い?
バギオ留学の費用シミュレーション(1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月)
はじめに
フィリピン・バギオは、年間を通して涼しい気候と落ち着いた学習環境が魅力で、多くの留学生が集まる人気エリアです。留学を検討する際に気になるのが「実際にどのくらい費用がかかるのか」という点ですが、これは部屋タイプや授業数、生活スタイルによって大きく変動します。
たとえば、多人数部屋を選んで外食を控えれば1ヶ月あたり16万円前後で過ごせるケースもあれば、1人部屋でマンツーマン授業を多めに取り、週末に旅行や外食を楽しむスタイルなら40万円以上になることもあります。
この記事では、1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の留学期間ごとに、節約派から充実派まで幅を持たせた費用シミュレーションを紹介します。自分の希望に合ったプランをイメージしながら、余裕を持った予算設計に役立ててください。
費用シミュレーションの前提条件
バギオ留学の費用は、部屋タイプ・授業数・生活スタイルによって大きく変わります。今回のシミュレーションでは、以下の条件をもとに「安めのケース」と「高めのケース」の両方を想定しています。
学校・授業関連
-
部屋タイプ
-
多人数部屋:もっとも安く抑えられる
-
1人部屋:快適だが割高
-
-
授業数
-
標準コース:マンツーマン+グループのバランス
-
Intensiveコース:マンツーマンを多めに追加
-
学校外の支出
-
電気・水道代:寮費に含まれない学校が多く、エアコン使用で金額が上下
-
食費:基本は学校の3食込みだが、外食やカフェを増やすと出費がかさむ
-
旅行・アクティビティ:週末に小旅行を入れるかどうかで数万円単位の差
必須の固定費
-
SSP(Special Study Permit):12,040ペソ(約36,000円〜)
-
ビザ延長・ACR-Iカード:3ヶ月以上の滞在で追加発生
-
航空券:時期や航空会社により大きな幅(約8万〜20万円)
-
海外旅行保険:補償内容により幅(1ヶ月2〜4万円、6ヶ月で最大20万円前後)
為替想定
-
1PHP=3.0円(円安寄り)で計算
1ヶ月の費用シミュレーション
短期でバギオに留学する場合は、入学金や航空券などの固定費の割合が大きいため、どうしても1ヶ月あたりのコストが高めになります。
合計目安:16万〜45万円(デポジット別)
内訳例
-
入学金:2万〜3万円
-
学校パッケージ(授業+寮+3食)
-
多人数部屋・標準コース:15万〜20万円
-
1人部屋・Intensiveコース:20万〜28万円
-
-
電気・水道・施設費(実費):5千〜2万円
-
教材費:3,000〜6,000円
-
現地手続き(SSP):約3.6万〜4.2万円
-
空港送迎:5千〜1万円
-
往復航空券:8万〜20万円(時期・航空会社による)
-
海外旅行保険(1ヶ月):2万〜4万円
-
生活費(外食・カフェ・交通など):1.5万〜6万円
-
週末旅行・アクティビティ:0〜4万円
-
通信費(SIM/データ):2,000〜5,000円
-
デポジット(別枠・原則返金):2万〜3.5万円
ポイント
-
節約派(16〜25万円台):多人数部屋+外食控えめ+旅行なし
-
標準派(25〜30万円台):2人部屋+授業バランス型+生活は適度に外食
-
充実派(40万円前後〜):1人部屋+マンツーマン多め+旅行・外食も積極的
3ヶ月の費用シミュレーション
3ヶ月はバギオ留学でもっとも人気のある期間です。固定費を複数月に分散できるため、1ヶ月あたりの平均コストは短期よりも下がります。ただし、ビザ延長やACR-Iカードの取得が必要になるため、現地手続き費用は1ヶ月より高めになります。
合計目安:50万〜120万円(デポジット別)
内訳例
-
入学金:2万〜3万円
-
学校パッケージ(授業+寮+3食)×3ヶ月
-
多人数部屋・標準コース:45万〜60万円
-
1人部屋・Intensiveコース:60万〜84万円
-
-
電気・水道・施設費(実費):1.5万〜5万円
-
教材費:6,000〜1万円
-
現地手続き(SSP+ACR-Iカード+ビザ延長):5.5万〜7万円
-
空港送迎:5千〜1万円
-
往復航空券:8万〜20万円
-
海外旅行保険(3ヶ月):6万〜10万円
-
生活費(外食・カフェ・交通など)×3ヶ月:6万〜18万円
-
週末旅行・アクティビティ:3万〜12万円
-
通信費(SIM/データ)×3ヶ月:6,000〜1.5万円
-
デポジット(別枠・原則返金):2万〜3.5万円
ポイント
-
節約派(50〜60万円台):多人数部屋+外食控えめ+旅行少なめ
-
標準派(70〜90万円台):2人部屋+授業バランス型+生活は適度に外食
-
充実派(100万円超):1人部屋+Intensive授業+毎週旅行や外食
6ヶ月の費用シミュレーション
半年間の留学は、英語力をしっかり伸ばしたい人や休学・キャリアチェンジを兼ねる人に多いプランです。長期になるほど1ヶ月あたりのコストは抑えられますが、ビザ延長を複数回行う必要があり、現地手続き費用が積み上がる点に注意が必要です。
合計目安:95万〜220万円(デポジット別)
内訳例
-
入学金:2万〜3万円
-
学校パッケージ(授業+寮+3食)×6ヶ月
-
多人数部屋・標準コース:90万〜120万円
-
1人部屋・Intensiveコース:120万〜168万円
-
-
電気・水道・施設費(実費):3万〜10万円
-
教材費:1万〜1.8万円
-
現地手続き(SSP更新+ACR-Iカード+ビザ延長複数回):10万〜15万円
-
空港送迎:5千〜1万円
-
往復航空券:8万〜20万円
-
海外旅行保険(6ヶ月):12万〜20万円
-
生活費(外食・カフェ・交通など)×6ヶ月:12万〜36万円
-
週末旅行・アクティビティ:6万〜24万円
-
通信費(SIM/データ)×6ヶ月:1万〜3万円
-
デポジット(別枠・原則返金):2万〜3.5万円
ポイント
-
節約派(95〜110万円前後):多人数部屋+節約生活+旅行控えめ
-
標準派(120〜160万円前後):2人部屋+適度に外食や旅行
-
充実派(180〜220万円):1人部屋+Intensive授業+旅行や外食を積極的に楽しむ
まとめ:バギオ留学の費用感と準備のポイント
バギオ留学の費用は、1ヶ月16万円台〜6ヶ月で220万円前後と、選ぶ部屋タイプや授業数、生活スタイルによって大きく幅があります。
-
節約派:多人数部屋+外食少なめ+旅行控えめ → 下限に近い費用感
-
標準派:2人部屋+平均的な授業数+適度に外食や旅行 → 中間層(もっとも多い)
-
充実派:1人部屋+Intensive授業+旅行・外食を満喫 → 上限に近い費用感
留学計画のアドバイス
-
必須費用は抑えられない
SSP、ビザ延長、ACR-Iカード、保険などは必ず発生する固定費。ここを削ることはできません。 -
大きな差は「部屋」と「生活スタイル」
同じ学校でも、1人部屋か4人部屋かで月に10万円近く変わることも。さらに毎週旅行を入れるかどうかで数万円単位の差。 -
予算は“多め”に設定しておくのが安心
「想定より安く済んだ」は嬉しい誤算ですが、逆はストレスになります。余裕をもって計画するのがおすすめです。
FAQ:バギオ留学の費用シミュレーション(1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月)
1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月の費用レンジは?
目安は次のとおりです(デポジット別・1PHP=3.0円想定)。
- 1ヶ月:16万〜45万円
- 3ヶ月:50万〜120万円(≒月あたり17万〜40万円)
- 6ヶ月:95万〜220万円(≒月あたり16万〜37万円)
安く抑えられるケースと高くなるケースの違いは?
主に「部屋タイプ」「授業数(マンツーマン比率)」「生活スタイル(外食・旅行頻度)」「電気代ルール」で差が出ます。多人数部屋+外食控えめ+旅行少なめが安め、1人部屋+Intensive+毎週旅行が高めになりやすいです。
SSPはいくら?なぜ「思ったより高い」の?
SSPは12,040ペソ(学校の代行手数料込みで13,000〜14,000ペソになることも)。1PHP=3.0円なら約36,000〜42,000円で、1ヶ月でも必ず発生する固定費だからです。
3ヶ月以上で増える手続き費は?
ACR-Iカード(約3,500ペソ)とビザ延長費が追加。3ヶ月で概ね5.5万〜7万円、6ヶ月では延長を複数回行うため10万〜15万円が目安です。
入学金・デポジットはどのくらい?
入学金は2万〜3万円。デポジットは2万〜3.5万円が一般的で、破損や清掃費を差し引いて原則返金されます(学校規定で相殺・没収あり)。
学校パッケージ(授業+寮+食事)の相場は?
- 多人数部屋・標準コース:9万〜13万円/月
- 1人部屋・Intensive:20万〜28万円/月
同じ学校でも部屋グレードやマンツーマン数で数万円単位の差が生じます。
電気・水道・施設費は別請求?いくら見ておけばいい?
別請求の学校が多いです。1ヶ月あたり5,000〜30,000円が目安。エアコン常用・PC長時間使用で上振れします。kWh従量+上限超過ペナルティの学校は高くなりやすいです。
航空券はいくら?直行便とLCCでどう違う?
往復8万〜20万円。ピーク期・レガシー航空会社・直行便は高め、LCC+早期発券+乗継で下げられます。
海外旅行保険は必要?費用の目安は?
医療費・盗難・渡航トラブルに備え必須。1ヶ月2万〜4万円、3ヶ月6万〜10万円、6ヶ月12万〜20万円が目安。補償を削りすぎるとリスクが高まります。
生活費(外食・カフェ・交通)はどれくらい?
節約派1.5万〜3万円/月、標準派3万〜6万円/月、充実派6万〜10万円/月。外食頻度と週末の過ごし方で大きく変動します。
通信費(SIM/データ)の相場は?
月2,000〜5,000円。容量大きめのプランやテザリング中心だと上振れします。学校Wi-Fiの品質は校舎や時間帯で差があります。
為替が動いたら総費用はどのくらい変わる?
学費・現地費の多くはペソ建てのため、1PHP=2.8円→3.2円の変動で、パッケージが月あたり数千円〜1万円以上動くことも。余裕を持った予算設計が安全です。
「1ヶ月16万円」は現実的?
多人数部屋・標準コース・外食控えめ・旅行なし・LCC早割・保険控えめなど条件が揃えばあり得ます。ただしSSPや航空券次第で簡単に20万円台へ上がるため、下限狙いはリスクも伴います。
最終的にいくら準備すれば安心?
想定合計に+10〜20%の余裕を推奨。想定より安く済むのは歓迎ですが、逆はストレスの原因になります。
モデルケース(1ヶ月)のサンプル内訳は?
| 項目 | 節約派(多人数・標準) | 充実派(1人部屋・Intensive) |
|---|---|---|
| 学校パッケージ | 160,000〜200,000円 | 200,000〜280,000円 |
| 電気・水道・施設 | 5,000〜10,000円 | 12,000〜30,000円 |
| SSP | 約30,000〜32,000円 | |
| 入学金 | 20,000〜30,000円 | |
| 航空券 | 50,000〜120,000円 | |
| 保険 | 20,000〜40,000円 | |
| 生活費 | 15,000〜30,000円 | 40,000〜100,000円 |
| 旅行・アクティビティ | 0〜10,000円 | 20,000〜40,000円 |
| 通信 | 2,000〜5,000円 | |
| デポジット(別枠) | 20,000〜35,000円 | |
学校ごとの「電気代ルール」の見落としは危険?
危険です。上限超過やkWh従量課金で想定以上に請求されることがあります。契約前に「無料枠」「超過単価」「検針タイミング」を必ず確認しましょう。
どのゾーンを選ぶ人が多い?
最も多いのは中間ゾーン(2人部屋・授業バランス型・適度な外食と月1〜2回の小旅行)で、1ヶ月25万〜35万円前後に収まるケースが多いです。
