2016/12/29

3Dレストラン

ご飯をもっとおいしく!!【3Dキッチン三ツ星プロジェクト】~前編~

2017/10/6
この記事は約 3 分で読めます

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「いただきまーす!」の声と皆さんの笑顔が溢れる場所、3Dレストラン。仲間とおいしいご飯を囲むと、日頃の疲れもマンスリーテストの結果に落ち込んでいたことも、すっかり吹き飛んでいきますよね!

3Dの生徒さんは、日本を離れ海外生活をするのが初めて・・・という方がほとんどです。そんな緊張感や不安感がいっぱいの皆さんに安心して学校生活を送っていただくために、私たち3Dスタッフは食事や生活環境を日々研究し、皆さんが勉強に集中できる環境作りに励んでいます。

その中でも食事は皆さんのパワーの源です。食材も道具もキッチンスタッフの技術も日本と条件が大きく異なる中、皆さんの「おいしい!」のためにもっと何かできることはないか?そんな想いから【3Dキッチン三ツ星プロジェクト】がスタートしました。

料理人 植野浩 氏の協力

今回のプロジェクトの中心となっていただいているのが、料理人 植野浩 氏。植野さんはこの道28年、現在も調理現場で毎日腕をふるう料理のプロフェッショナルです。
そして、スノーボード・アルペン競技のトップアスリートの一人であり、将来オリンピックを目指している植野 琴選手のお父さんでもあります。
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植野 浩さん(写真右)。3Dキッチンスタッフと一緒に。

植野さんは2週間キッチンインターンとして、皆さんと一緒に生活しています。世界の舞台を目指す娘のため、そして3Dキッチンにてフィリピン人スタッフとコミュニケーションを図るために、英語が必要。そのため、午前中はみっちり英語の授業・午後はキッチンという多忙なスケジュールを過ごしています。
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授業中の植野さん。授業も楽しんでます!

植野さんの想い

Q: 植野さんが3Dキッチンインターンとして来られた理由を教えてください。

「2016年の9月に、娘の植野琴が「JOURNEY to YOUR BEST」(3D ACADEMY が Global Athlete Project と共同で、世界に挑戦するアスリートを語学面からサポートするフィリピン留学プロジェクト)を利用して3Dに留学しました。娘からいろいろな話を聞きましたが、私は料理人なので特に食事面はとても興味深かったですね。」

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スノーボード・アルペン植野琴選手3D留学後インタビュー -【Global Athlete Project × 3D ACADEMY】

「アスリートにとって、食事管理はトレーニングと同じくらい重要で、シビアに考えなければいけない分野です。今後3Dがアスリートを本気で支えるためには、料理メニュー・味付け・栄養バランスなどの更なる向上が必要だと思いました。そしてそれはアスリートのためだけでなく一般の生徒さんのためにもなるだろうし、よし!やるか!って(笑)」

Q: 今回、前もって日本から準備したものはありますか?

「料理道具は基本的に飛行機持ち込みが難しいかも・・・というリスクがあったので、悩みましたがほとんど持ってきませんでした。親子鍋(親子丼を作るときに使うお玉の大きくしたような道具)、巻きす、スープカレーを作るためのスパイス数種類、年末年越し用うどん(乾めん)は持参しました。」

Q: 実際に3Dのキッチンに立った初日、どういう印象を受けましたか?

「一番驚いたのは全ての調味料の味が日本と異なることでした。醤油・マヨネーズ・ケチャップどれをとっても日本より甘すぎる。この調味料で日本の味に近くすることに、最初は手探りでしたね。
だた、日本の調理現場でも限られた食材と原価で勝負するため、様々なアイテムを工夫して使いこなしてきました。その経験がここでも活かされてます。」

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何度も何度も味のチェック。日本の味に近づけるため妥協はしません。

「初日はとても緊張しました。短い期間とはいえ3Dキッチンスタッフと共に仕事をする以上、スタッフの信頼を得る必要があります。初日って大事ですよ。
だから、初日のメニューは”スープカレー”にしました。日本でもよく作るメニューでしたし、フィリピン人キッチンスタッフもルーで作るカレーライスなら親しみがある。けれど、スープカレーはルーカレーとなると似て非なるもの、キッチンスタッフにとっては新鮮で興味を惹くと思ったんです。」

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力作のスープカレー。セブでスープカレーが食べれるなんて幸せ!

「また、日本人はスープカレーが大好きですし、絶対完食してもらえる自信もありました。料理人にとって”お客様が料理を完食してくれる”ことは、その腕を信頼してもらい仲間と認めてもらう一番の近道です。おかげさまでスープカレーは大好評で、翌日から”先生”とか”マイスター”とか呼んでもらえてます。ちょっと照れくさいですね(笑)」
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仕事は信頼関係が大事。スタッフも少しでも技術を得ようと植野さんに付きっきりです。

プロジェクトは始まったばかり。

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おいしい料理の前で笑顔がはじける!

植野さんが3Dキッチンインターンとなって、まだ3日目。しかし、生徒の食事に対する反応は確実に変化し、毎日のご飯を楽しみにしている声が急増しています。
限られた時間・食材・予算の中で、もっと生徒の笑顔を咲かせることができるのか?その秘策とは?年越しに向けスペシャルメニューも企画中!?

気になる続きは【3Dキッチン三ツ星プロジェクト】~後編~で!

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