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セブ島移住 日本からの送金&Wise活用法【2025年版】
セブ島での生活をスタートさせる際、日本からの資金移動は欠かせないステップのひとつです。
現地での家賃支払い、生活費の確保、緊急時の資金手配など、送金手段をスムーズに使いこなせるかどうかで安心感が大きく変わります。
近年は銀行送金だけでなく、Wise(旧TransferWise) のようなオンライン送金サービスが注目を集めています。
手数料の安さ、送金スピード、為替レートの透明性といった点で、フィリピンへの資金移動における有力な選択肢です。
この記事では、2025年時点での最新情報をもとに、
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日本からフィリピン(セブ島)への送金方法の比較 
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Wiseの活用メリット・デメリット 
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送金時の注意点と節約テクニック 
をわかりやすく解説します。これから移住する方も、すでに現地で生活している方も、ぜひ参考にしてください。
1. 日本からフィリピンへの送金方法の種類
セブ島移住者が日本から現地へ資金を送る方法はいくつかあります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解して、自分の生活スタイルや優先事項に合った方法を選びましょう。
1.1 銀行間国際送金(SWIFT送金)
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特徴:日本の銀行からフィリピンの銀行へ直接送金する方式 
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メリット:信頼性が高く、直接口座に入金される 
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デメリット:手数料が高い(送金手数料+受取手数料)、着金まで数日かかることも 
向いている人:安全性重視、まとまった金額を送る場合
1.2 オンライン送金サービス(Wiseなど)
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特徴:インターネット経由で送金し、現地銀行口座または受取所で現金受け取り可能 
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メリット:手数料が安く、為替レートが透明、着金が早い(数時間〜1日) 
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デメリット:利用にはアカウント登録と本人確認が必要 
向いている人:コスト重視、頻繁に少額送金する場合
1.3 現金送金サービス(Western Unionなど)
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特徴:指定の受取窓口で現金を受け取れる 
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メリット:口座がなくても受け取れる、緊急時に便利 
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デメリット:手数料が高め、為替レートに上乗せがある場合あり 
向いている人:急ぎの送金、受取人が口座を持たない場合
1.4 海外対応プリペイドカード(Revolutなど)
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特徴:日本でチャージし、フィリピンでATM引き出しやカード払いが可能 
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メリット:旅行と移住の両方に使いやすい 
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デメリット:ATM引き出しに上限や手数料がある 
向いている人:短期滞在や渡航直後の生活資金確保
2. Wise(旧TransferWise)とは?
Wiseは、イギリス発のオンライン国際送金サービスで、**「低コスト・高透明性・スピード」**を強みとしています。
銀行を介さず、各国に保有する自社口座ネットワークを活用して送金を行うため、従来の国際送金よりも手数料を抑えられます。
2.1 仕組み
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日本からWiseへ送金すると、Wiseの日本口座で受け取り 
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Wiseが為替レートで換算し、フィリピンのWise口座から現地銀行に振り込み 
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実際には国境を超えたお金の移動がほとんどないため、送金がスピーディ 
2.2 主なメリット
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手数料が安い - 
銀行送金よりも30〜70%安い場合が多い 
 
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為替レートが市場レートに近い - 
レート上乗せなしで、Google等に表示される為替レートを採用 
 
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送金スピードが速い - 
最短数時間でフィリピン口座に着金 
 
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2.3 主なデメリット
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本人確認が必要 - 
マイナンバーカードやパスポート、住所証明の提出が必須 
 
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送金限度額あり - 
1回あたりや1日あたりの上限が設定される場合がある 
 
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対応銀行の制限 - 
一部のフィリピン地方銀行は非対応 
 
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2.4 Wiseが向いている人
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送金コストをなるべく抑えたい人 
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定期的に少額〜中額を送金する人 
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為替レートの透明性を重視する人 
3. Wiseを使った送金手順
Wiseの送金はオンライン完結型で、スマホやPCから簡単に操作できます。ここでは日本からフィリピン(セブ島)への送金の流れを解説します。
3.1 アカウント作成
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Wise公式サイトまたはアプリにアクセス 
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メールアドレス・パスワード・居住国を入力して登録 
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本人確認書類(パスポート、マイナンバーカード等)と住所証明書をアップロード 
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承認されると送金が可能に 
3.2 送金設定
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「送金する金額」と「受取通貨(フィリピンペソ)」を入力 
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Wiseが自動で為替レート・手数料・受取金額を表示 
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送金方法(銀行振込・デビットカード等)を選択 
3.3 受取人情報の入力
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銀行口座への送金の場合 - 
受取人の氏名(パスポート通り) 
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銀行名・支店名 
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口座番号 
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SWIFTコード(銀行コード) 
 
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現金受け取りの場合(対応サービス経由) - 
受取人のフルネーム 
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電話番号 
 
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3.4 支払いの実行
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日本の銀行口座からWiseの指定口座へ振り込み 
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デビットカードやクレジットカードで即時決済も可能 
3.5 着金確認
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着金予定日時が画面に表示される 
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アプリやメールで送金完了通知を受け取れる 
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多くの場合、数時間〜翌日以内にフィリピン口座へ反映 
ポイント:送金前にWiseアプリでレートアラートを設定しておくと、有利な為替タイミングで送金できます。
4. Wiseと銀行送金の比較
日本からフィリピン(セブ島)への送金は、Wiseと**銀行送金(SWIFT送金)**で大きく仕組みやコストが異なります。以下の比較表で違いを確認しましょう。
4.1 比較表
| 項目 | Wise | 銀行送金(SWIFT) | 
|---|---|---|
| 手数料 | 安い(数百〜数千円) | 高い(5,000〜8,000円+受取手数料) | 
| 為替レート | 市場レートに近く透明性あり | 銀行独自レートで上乗せあり | 
| 送金スピード | 数時間〜1日程度 | 2〜5営業日 | 
| 利用のしやすさ | アプリ・オンラインで完結 | 銀行窓口やオンラインバンキング | 
| 送金限度額 | サービス側の上限あり | 銀行により上限大きめ | 
| 安全性 | 金融ライセンス保有、二段階認証あり | 銀行が直接送金するため高い | 
| 現金受け取り | 一部サービス連携で可能 | 基本は口座振込のみ | 
4.2 向いているケース
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Wise - 
頻繁に少額〜中額を送る 
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為替レートの透明性を重視 
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スマホやPCで手軽に操作したい 
 
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銀行送金 - 
大きな金額を一度に送る 
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取引銀行との付き合いを重視 
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高額資金移動の法的安心感を優先 
 
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まとめ:移住後の生活費送金はWise、物件購入や事業資金など高額送金は銀行送金、と使い分けるのがおすすめです。
5. Wiseを使う際の注意点
Wiseは便利でコストも低い送金手段ですが、利用する際にはいくつかの注意点があります。トラブルを避け、スムーズに送金するためにも確認しておきましょう。
5.1 本人確認は事前に完了しておく
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初回送金時や一定額を超える送金時には本人確認が必須 
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パスポートやマイナンバーカード、公共料金の請求書などが必要 
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承認に数時間〜1日かかる場合があるので、初回利用は余裕を持って登録 
5.2 送金限度額を把握する
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Wiseは1回・1日・年間などの送金上限が設定されている 
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高額送金が必要な場合は事前に上限確認 
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国や通貨によって限度額が異なる 
5.3 為替レートの変動に注意
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為替は常に変動しており、送金金額に影響する 
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Wiseでは一時的にレートを固定できるオプション(Rate Guarantee)を活用可能 
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大きな金額を送る場合は、レートが有利なタイミングを狙う 
5.4 対応銀行・受取方法を確認
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フィリピンの一部地方銀行や小規模銀行はWise非対応 
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銀行振込だけでなく、Gcashや現金受け取り対応の提携先も検討すると便利 
5.5 緊急送金には不向きな場合あり
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多くは数時間で着金するが、銀行側の営業時間やメンテナンスにより遅延の可能性あり 
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完全な即時送金を保証するものではない 
ポイント:Wiseは計画的な送金に向いていますが、緊急時や高額取引は銀行送金など他の方法と併用するのが安心です。
6. 日本からセブ島への送金でWiseをおすすめする理由
セブ島移住者にとって、日本から生活費や学費、事業資金を送金する場面は少なくありません。その中でもWiseをおすすめできる理由は以下の通りです。
6.1 手数料の安さと透明性
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従来の銀行送金では5,000〜8,000円ほどかかる手数料が、Wiseなら数百円〜数千円程度 
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為替レートに上乗せがないため、表示された金額そのままが受取額になる 
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送金前に手数料と受取金額が明確にわかる 
6.2 スピード感
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銀行送金では2〜5営業日かかることが多いが、Wiseは数時間〜1日以内に着金 
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急な生活費補填や緊急支払いにも対応しやすい 
6.3 操作の簡単さ
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アプリまたはウェブサイトで送金が完結 
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24時間いつでも手続き可能 
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フィリピン側の受取人は特別な手続き不要で銀行口座に直接入金される 
6.4 セブ島生活との相性の良さ
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セブ島には国際送金対応の銀行が多く、Wiseと相性が良い 
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Gcashなど電子ウォレットとの連携により、現金不要のキャッシュレス生活が可能 
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移住直後の生活立ち上げ資金にも活用しやすい 
まとめ:Wiseは「低コスト・スピーディ・シンプル」な国際送金を求めるセブ島移住者にとって非常に相性が良いサービスです。
まとめ
セブ島移住後、日本からの送金は生活費や学費、緊急時の支払いなどで欠かせないライフラインになります。従来の銀行送金は信頼性が高いものの、手数料の高さや着金までの時間がネックでした。
一方、Wiseは以下のような特徴で移住者から高く評価されています。
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手数料が安く、為替レートも透明 
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送金スピードが速く、数時間〜翌日で着金 
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アプリやオンラインで24時間手続き可能 
もちろん、送金額や目的によっては銀行送金との併用も検討すべきですが、日常的な生活費送金や中額の支払いであれば、Wiseは最有力候補といえます。
セブ島移住をスムーズにスタートさせるためにも、渡航前にWiseアカウントを作成し、本人確認を完了させておくと安心です。
よくある質問(FAQ)— セブ島移住 日本からの送金&Wise活用法【2025年版】
※目安換算:1 PHP ≒ 2.7 円。レートは常に変動します。
Q1. 日本からフィリピンへ最も安く送る方法は?
日常の生活費や中額の送金はWiseが低コストで透明性が高くおすすめ。高額一括は銀行(SWIFT)も選択肢です。
Q2. Wiseと銀行送金の大きな違いは?
- Wise:手数料安・市場レートに近い・着金が速い(数時間〜1日)
- 銀行:信頼性高・高額OK・ただし手数料高&2〜5営業日
Q3. Wiseの本人確認は何が必要?どれくらいかかる?
パスポート/マイナンバー等と住所証明。審査は通常数時間〜1日。初回は時間に余裕を。
Q4. 受取先はどの銀行が使いやすい?
BDO・BPI・Metrobank・Security Bankなど大手は相性が良いです。口座名義はパスポート表記と一致させましょう。
Q5. Wiseの送金限度額は?
通貨・国・本人確認の段階で異なります。高額送金前にアプリの上限を確認してください。
Q6. 為替タイミングはどう見極める?
Wiseのレートアラートやレート固定(Rate Guarantee)を活用。大口は分割送金でリスク分散も有効です。
Q7. 受取までの時間はどのくらい?
Wiseは多くのケースで数時間〜翌日。銀行は2〜5営業日が目安(中継銀行や休業日で遅延あり)。
Q8. 受取人は何を用意すればいい?
銀行名・支店名・口座番号・名義(ローマ字)・SWIFT/BIC。入力ミスは遅延/返金の原因になるので要確認。
Q9. 現金受け取りはできる?
Wise本体は口座振込が基本。現金受け取りは提携サービス(例:現金ピックアップ)を利用できる場合があります。
Q10. GCashや電子ウォレットに送れますか?
対応地域では可能です。GCashや一部ウォレットに直接入金でき、日常の小支払いに便利。
Q11. 日本の銀行側の制限や注意点は?
オンライン海外送金には上限・事前登録・審査あり。大口は窓口・予約が必要な場合があります。
Q12. 手数料はどこで発生する?
- Wise:提示手数料のみ(レート上乗せなし)
- 銀行:送金手数料+中継/受取手数料+レート上乗せ
Q13. 高額送金はどうすべき?
不動産や事業資金などは銀行送金が安心。Wiseは分割送金や上限範囲での利用が現実的です。
Q14. 緊急で今すぐ必要。Wiseで即時になりますか?
多くは速いですが絶対即時ではありません。超緊急は現金系サービスや同日SWIFT対応の銀行も検討を。
Q15. 送金が遅い/止まった時の対処は?
アプリのトラッキングで状況確認→受取銀行の営業時間/メンテ影響を確認→名義/口座情報の誤記チェック→サポート連絡。
Q16. セキュリティは安全?
Wiseは各国ライセンス/2FA対応。銀行も強固。いずれも二段階認証・SMS通知・フィッシング対策を必須に。
Q17. 税金や申告は必要?
日本・フィリピン双方の税務ルールに留意。高額/頻繁な送金は資金の出所説明や税務相談を推奨します。
Q18. 受取口座が凍結/休眠だった場合は?
返金や再送で時間と手数料がかかることがあります。渡航前に受取口座の稼働確認を。
Q19. フィリピン側での引き出し手数料は?
同銀行ATMは無料/低額、他行ATMは数十PHPかかることが多い。1回上限(10,000〜50,000 PHP)にも注意。
Q20. ベストプラクティスを3つだけ教えて?
- Wise口座を事前開設+本人確認完了(レートアラート設定)
- 受取情報はパスポート表記で厳密一致(名義/番号ミス防止)
- 目的別に使い分け:日常はWise、高額は銀行

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			