目次
分からない時に質問する英語表現:オンライン英会話ガイド
はじめに
オンライン英会話のレッスン中、先生の言っていることが分からなくて困った経験はありませんか?
特に最初のうちは、スピードが速かったり、知らない単語が出てきたりして、うまく理解できないことがよくあります。
でも安心してください。
英語が分からないときにこそ、**「質問する力」**を身につけるチャンスです。
「分かりません」と英語で伝えたり、「もう一度お願いします」とお願いしたりすることは、決して恥ずかしいことではありません。むしろ、上達の近道です。
このガイドでは、オンライン英会話のレッスン中に「分からない」ときに使える自然で実用的な英語表現を紹介します。
聞き取れなかったとき、意味が分からなかったとき、スピードが速すぎるときなど、さまざまな場面で使えるフレーズをまとめました。
レッスンでそのまま使える英語を覚えて、自信を持ってコミュニケーションを楽しみましょう。
1. 「もう一度言ってください」と伝える英語表現
オンライン英会話で最もよく使うのが、「聞き取れなかったから、もう一度言ってください」という表現です。
講師の発音やスピードに慣れるまでは、何度も使ってOKです。英語で自然に聞き返せるようにしておくと、焦らずに会話を続けられます。
基本フレーズ
-
Could you say that again, please?
もう一度言っていただけますか?(丁寧で万能) -
Can you repeat that, please?
もう一度繰り返してもらえますか? -
Sorry, I didn’t catch that.
すみません、聞き取れませんでした。 -
I missed that part. What did you say?
その部分を聞き逃しました。何と言いましたか?
ポイント:
“I didn’t catch that.” はオンライン英会話でネイティブがよく使う自然な言い方です。
“hear”よりもカジュアルで、「聞こえたけど理解できなかった」というニュアンスを含みます。
応用フレーズ(少しやわらかく言いたいとき)
-
Could you say that one more time?
もう一度言ってもらえますか?(より柔らかい印象) -
Sorry, could you repeat that slowly?
すみません、ゆっくりもう一度お願いできますか? -
I think I missed the last part. Could you repeat it?
最後の部分を聞き逃したと思います。もう一度お願いできますか?
2. 「意味を教えてください」と尋ねる英語表現
レッスン中に知らない単語やフレーズが出てきたときは、すぐに先生に意味を聞いてみましょう。
そのまま流してしまうよりも、その場で質問して理解するほうが記憶に残ります。
基本フレーズ
-
What does ___ mean?
___はどういう意味ですか? -
Could you explain what ___ means?
___の意味を説明していただけますか? -
I don’t know this word. What does it mean?
この単語を知りません。どんな意味ですか?
例:
“You said ‘take it easy’. What does that mean?”
(「take it easy」って言いましたよね。それはどういう意味ですか?)
もう少し丁寧に聞きたいとき
-
Sorry, I’m not familiar with that word. Could you explain it?
すみません、その単語には馴染みがありません。説明していただけますか? -
Could you give me an example using that word?
その単語を使った例文を教えてもらえますか? -
I think I’ve heard that word before, but I’m not sure what it means.
以前その単語を聞いたことがあると思いますが、意味がはっきり分かりません。
ポイント:
ネイティブの先生は「意味の説明+例文」で教えてくれることが多いです。
“Could you give me an example?” はとても自然で便利な質問です。
3. 「スペルを教えてください」と頼む英語表現
聞き取れた単語でも、スペル(つづり)が分からないことはよくあります。
特に初めて聞く単語や、人名・地名などはスペルを確認しておくと後で復習しやすくなります。
そんなときに使えるフレーズを覚えておきましょう。
基本フレーズ
-
How do you spell that?
どう綴りますか?(最もよく使う定番表現) -
Can you spell that, please?
スペルを教えてもらえますか? -
Could you spell it slowly, please?
ゆっくりスペルを言ってもらえますか?
チャット機能を使うときに便利なフレーズ
オンライン英会話では、先生にチャットボックスへ書いてもらうのもおすすめです。
聞き取りにくい単語やフレーズは、視覚的に確認することで記憶が定着しやすくなります。
-
Can you type it in the chat, please?
チャットに入力してもらえますか? -
Could you write that word in the chat box?
その単語をチャットボックスに書いてもらえますか? -
Can you show me how it’s written?
どのように書くのか見せてもらえますか?
ポイント:
オンラインレッスンでは、チャットをうまく活用することで学習効率が上がります。
聞き取れなかった単語や表現は、レッスン後にチャット履歴を復習しましょう。
4. 「もう少しゆっくり話してください」と伝える英語表現
オンライン英会話の先生はネイティブスピーカーや上級者レベルの発音を持つ人が多く、
最初のうちは「速すぎてついていけない」と感じることもあります。
そんなときは、遠慮せずに**「もう少しゆっくり話してください」**とお願いしてみましょう。
相手に伝えるだけで、理解度がぐんと上がります。
基本フレーズ
-
Could you speak more slowly, please?
もう少しゆっくり話していただけますか?(丁寧で自然) -
Please speak a little slower.
少しゆっくり話してください。(カジュアルで簡単) -
Can you slow down a bit, please?
もう少しだけスピードを落としてもらえますか?
ポイント:
“slowly”よりも“a bit slower”の方が自然な日常会話に近く、柔らかい印象になります。
褒めながらお願いする丁寧な言い方
少し遠慮したいときや、丁寧に伝えたいときは「ポジティブ+お願い」の形が効果的です。
-
Your pronunciation is very clear, but a bit fast for me.
発音はとても分かりやすいですが、少し速いです。 -
You speak really well, but could you slow down a little?
とても話しやすいですが、少しゆっくり話してもらえますか? -
I’m still learning, so could you please speak slowly?
まだ学習中なので、ゆっくり話してもらえますか?
TIP:
“I’m still learning” を加えると、先生も理解してペースを調整してくれます。
5. 分からなかったことを正直に伝える英語表現
英会話では、すべてを理解しようとする必要はありません。
分からなかったときに「分からない」と正直に伝えることが、上達への第一歩です。
その場で質問すれば、先生が別の言い方をしてくれたり、例を挙げてくれたりします。
基本フレーズ
-
I don’t understand.
分かりません。(シンプルで正直な表現) -
I’m not sure I understand.
理解できているか自信がありません。(やわらかく丁寧) -
I don’t get it.
分かりません。(カジュアルで自然な口語表現)
ポイント:
“I don’t get it.” は友達同士のようなフレンドリーな場面でよく使われます。
講師との距離感に応じて使い分けましょう。
詳しく説明してほしいとき
-
Could you explain it in another way?
別の言い方で説明してもらえますか? -
Could you give me an example?
例を挙げてもらえますか? -
I understand a little, but not completely.
少しは分かりますが、完全には理解できていません。 -
I think I understand, but could you explain more?
理解したと思いますが、もう少し説明してもらえますか?
TIP:
“example” や “another way” という言葉を使うと、先生も説明の仕方を変えてくれるので理解が深まります。
6. 確認・要約して理解を深める英語表現
英会話では、聞き取った内容をそのままにせず、自分の理解が正しいか確認することがとても大切です。
特にオンライン英会話では、音声のタイムラグやアクセントの違いで誤解が生じることもあります。
そんなときは、相手の話を要約して「つまり、こういうことですか?」と確認するのが効果的です。
基本フレーズ
-
So, you mean ___, right?
つまり、___ということですか? -
Do you mean ___?
___という意味ですか? -
Let me check if I understand. You said ___.
理解できているか確認させてください。あなたは___と言いましたね。
ポイント:
“So, you mean…” はとてもよく使われる自然な確認表現。
ネイティブも会話の中で頻繁に使います。
理解をまとめて自分の言葉で確認するフレーズ
-
If I understand correctly, you’re saying that ___.
もし正しく理解していれば、あなたは___と言っているということですね。 -
In other words, ___?
言い換えると、___ということですか? -
Just to make sure, you mean ___, right?
確認ですが、___という意味で合っていますか?
TIP:
“Just to make sure” は、ビジネスでも使える丁寧な表現です。
不安なときに添えるだけで印象が柔らかくなります。
理解できたときに使える表現
確認したあと、理解できたことを伝えるのも大事です。
-
Oh, I see!
なるほど! -
Got it! Thanks for explaining.
分かりました。説明してくれてありがとう。 -
Now I understand.
今ので理解できました。
7. オンライン英会話での実践アドバイス
ここまで紹介した「分からないときに使える英語表現」は、どれも実際のオンライン英会話レッスンですぐに使えるフレーズです。
しかし、ただ知っているだけでなく、実際に口に出して使うことが最も大切です。
ここでは、学習をより効果的にするための実践アドバイスを紹介します。
① 分からないままにしない
「なんとなく分かった気がする」で終わらせず、
分からなかった単語・表現はその場で質問しましょう。
講師は質問されるのを歓迎しています。
むしろ、積極的に質問する生徒ほど上達が早いです。
使える一言:
“Sorry, could you explain that again?”(すみません、もう一度説明してもらえますか?)
② 同じ質問をしても大丈夫
「さっきも聞いたのに、また聞いていいのかな?」と思う必要はありません。
理解できるまで繰り返し確認するのは、自然な学習プロセスです。
先生はあなたの成長をサポートするためにいます。
TIP: “I still don’t get it.”(まだよく分かりません)と正直に伝えてOKです。
③ チャットボックスを活用する
オンライン英会話では、チャット機能を活用することで理解が深まります。
聞き取れなかった単語は、先生に「チャットに書いてください」と頼みましょう。
レッスン後の復習にも役立ちます。
使える一言:
“Could you type that in the chat, please?”(チャットに入力してもらえますか?)
④ 復習ノートを作る
レッスン後にチャット履歴や録画を見返して、分からなかった表現をノートにまとめましょう。
「聞き返した回数が多かった単語」や「すぐに使いたいフレーズ」を書き出すと、上達スピードが格段に上がります。
⑤ 「分からない=チャンス」と考える
理解できない瞬間こそ、新しい表現を覚えるチャンスです。
恥ずかしがらずに「分かりません」と伝えることで、会話の幅が広がります。
講師もあなたの努力を感じ取り、より丁寧にサポートしてくれます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 分からないときに「I don’t understand」ばかり使っても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。
“I don’t understand.” はとても基本的で使いやすい表現です。
ただし、毎回同じ言い方だと単調に聞こえることもあるので、
“I’m not sure I understand.” や “I don’t get it.” のように少しバリエーションを持たせると自然になります。
Q2. 講師の話すスピードが速くてついていけません。どう伝えたらいいですか?
遠慮せずに、以下のようにお願いしてみましょう。
-
Could you speak more slowly, please?
-
Can you slow down a bit?
特に “a bit” を入れると柔らかい印象になります。
講師は学習者のペースに合わせてくれるので、気にせず何度でもお願いしてOKです。
Q3. 知らない単語をすぐに質問するのは失礼ですか?
まったく失礼ではありません。
むしろ、分からない単語をその場で確認するのはとても良い習慣です。
“What does ___ mean?” や “Could you give me an example?” のように、丁寧に質問すれば問題ありません。
Q4. 聞き取れなかったときに「Pardon?」や「Sorry?」だけでもいいですか?
はい、短くても通じます。
ただし、より自然で丁寧に伝えたい場合は以下のように言いましょう。
-
Sorry, I didn’t catch that.
-
Could you say that again, please?
これらはオンライン英会話でも非常によく使われるフレーズです。
Q5. 分からなかったときに日本語を使ってもいいですか?
基本的には英語だけで伝える練習をおすすめしますが、
初心者の場合は日本語を少し混ぜても構いません。
たとえば「I don’t understand 〇〇(日本語)」のように伝えれば、
先生が英語で言い換えてくれることもあります。
慣れてきたら、すべて英語で説明してもらうことを目標にしましょう。
Q6. 分からないことをたくさん質問すると、レッスンの流れが止まってしまいませんか?
質問が多いことは問題ありません。
むしろ講師にとっては、「きちんと理解しようとしている」と伝わります。
ただし、同じ質問を何度もする場合は “Sorry, I still don’t get it.” のように一言添えると丁寧です。
Q7. レッスン後に復習するコツはありますか?
以下の3ステップがおすすめです。
-
チャットボックスに出てきた単語・フレーズをノートにまとめる
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自分が質問した英語を見直し、次に使えるようにする
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次回のレッスンで、同じ表現を意識的に使う
継続して使うことで、質問フレーズが自然に口から出るようになります。
まとめ
オンライン英会話では、分からない瞬間こそが上達のチャンスです。
聞き取れなかったり、意味が理解できなかったときに黙ってしまうのではなく、
勇気を出して「もう一度言ってください」「意味を教えてください」と英語で伝えてみましょう。
最初は緊張するかもしれませんが、質問を重ねるうちに自然と英語の反応力が身につきます。
また、分からないことをすぐに質問する習慣は、会話力・リスニング力・語彙力のすべてを伸ばしてくれます。
今日紹介したフレーズの中から、まずは自分にとって使いやすいものを3つだけ選んで、
次回のレッスンで実際に使ってみてください。
分からないことを恐れずに質問できるようになれば、英語の世界はもっと広がります。
ポイント:
「分からない=失敗」ではなく、「分からない=学ぶチャンス」。
その意識を持つだけで、オンライン英会話の効果が何倍にも高まります。
