目次
- 講師と上手にコミュニケーションを取る方法:オンライン英会話
- はじめに:英語力よりも「伝えようとする姿勢」
- レッスン前の準備がカギ
- レッスン中のコミュニケーションのコツ
- 講師との信頼関係を築く
- トラブル時の対応
- 継続が一番のコミュニケーション力
- まとめ
- よくある質問(FAQs)
- 初心者でも講師と上手に話せますか?
- レッスン前は何を準備すればいい?
- 自己紹介やアイスブレイクの例は?
- 講師に「間違いを直して」と頼むには?
- 聞き取れない・意味がわからないときは?
- 会話が続かないときの対処は?
- フィードバックの受け取り方と記録のコツは?
- 信頼関係を築くポイントは?
- 同じ講師と続けるべき?それとも色んな講師?
- 通信トラブル時の英語フレーズは?
- 講師の発音が聞き取りにくいときは?
- カメラはオンにすべき?
- ビジネス英会話や試験対策など目的を伝えるには?
- レッスン後の最短復習法は?
- 文化的に失礼にならない言い回しは?
- チャット機能の上手な使い方は?
- 継続のコツは?
講師と上手にコミュニケーションを取る方法:オンライン英会話
はじめに:英語力よりも「伝えようとする姿勢」
オンライン英会話を始めたばかりのころ、多くの人が感じる不安があります。
「文法を間違えたらどうしよう」「うまく言葉が出てこない」「講師と気まずくならないかな」——。
確かに、英語が流暢に話せたほうがスムーズに会話できますが、実際に大切なのは完璧な英語力ではなく、伝えようとする姿勢です。講師たちは、あなたの文法の正確さよりも、「一生懸命に伝えようとしているか」を見ています。
英会話はテストではありません。間違えてもいいし、うまく言えなくても大丈夫です。
少し笑顔で、少しジェスチャーを交えて、あなたの思いを伝えてみてください。
その小さな一歩が、英語でのコミュニケーション力を大きく成長させるきっかけになります。
この章では、英語がまだ完璧でなくても、講師と気持ちよく会話を続けるための基本的な考え方をお伝えします。
レッスン前の準備がカギ
オンライン英会話で講師とスムーズにコミュニケーションを取るためには、レッスンが始まる前の「ちょっとした準備」がとても大切です。
たった5分でも、事前に考えておくだけで会話の流れが自然になり、自信を持って話せるようになります。
話すトピックを決めておく
「何を話そう?」と考えながらレッスンを始めると、沈黙が多くなってしまいます。
レッスン前に1〜2個の話題を用意しておくとスムーズです。
たとえば次のようなテーマが話しやすいでしょう。
-
週末にしたこと
-
最近観た映画やドラマ
-
好きな食べ物や旅行先
-
天気や仕事・学校のこと
どんな話題でも構いません。重要なのは、「あなたが話したいこと」を選ぶことです。
質問をいくつか準備する
講師に質問をすることで、会話が自然に広がります。
たとえば、
-
“What do you usually do on weekends?”
-
“Have you ever been to Japan?”
など、シンプルでOKです。質問があると講師とのやりとりが続きやすく、沈黙の時間も減ります。
よく使うフレーズをメモしておく
英会話中に言葉が出てこない瞬間は誰にでもあります。
そんなときに役立つのが、短い定番フレーズです。
-
“Let me think.”(ちょっと考えさせて)
-
“Can you repeat that, please?”(もう一度言ってもらえますか?)
-
“How do you say ○○ in English?”(○○は英語で何と言いますか?)
こうした表現をメモにして手元に置いておくと、焦らずに会話を続けられます。
環境を整える
静かな場所で、マイクやイヤホンの音量を確認しておくのも忘れずに。
通信トラブルがあると、どんなに準備しても話しにくくなってしまいます。
快適な環境を整えることも、スムーズなコミュニケーションの第一歩です。
レッスン中のコミュニケーションのコツ
オンライン英会話では、レッスン中のちょっとした工夫が講師との関係を大きく変えます。
ここでは、会話をより自然に、そして楽しく進めるためのコツを紹介します。
あいづちを積極的に使う
講師が話しているとき、無言で聞いているだけでは「理解しているのかな?」と感じさせてしまうことがあります。
そんなときに効果的なのが、英語のあいづちです。
たとえば、
-
“I see.”(なるほど)
-
“That’s interesting.”(面白いですね)
-
“Really?”(本当ですか?)
-
“Exactly.”(その通りです)
短い反応を入れるだけで、会話が生き生きとし、講師もあなたと話しやすくなります。
わからないことは素直に聞く
講師の英語が早かったり、単語の意味がわからなかったりしても、無理に流す必要はありません。
むしろ、理解できないときに質問するのは「積極的な学びの姿勢」として好印象です。
-
“Sorry, could you say that again?”(すみません、もう一度言ってもらえますか?)
-
“What does ○○ mean?”(○○はどういう意味ですか?)
-
“Can you explain it in a simpler way?”(もう少し簡単に説明してもらえますか?)
講師は、あなたが質問してくれることを歓迎しています。遠慮せずに確認しましょう。
間違いを恐れない
完璧に話そうとすると、かえって言葉が出にくくなります。
大切なのは「伝えようとすること」。多少間違っても、講師は理解してくれます。
もし自分で気づいたら、こう言えばOKです。
-
“Oh, I mean…”(あ、言い直します)
-
“Sorry, that’s not correct. I wanted to say…”(間違えました、言いたかったのは〜です)
ミスを恐れず、どんどん話すことが上達への一番の近道です。
フィードバックをお願いする
講師から積極的に直してもらうようにお願いすると、レッスンの質が一段と上がります。
たとえば、次のように伝えてみましょう。
-
“Please correct my mistakes during the lesson.”(レッスン中に間違いを直してください)
-
“Could you tell me a more natural way to say this?”(もっと自然な言い方を教えてもらえますか?)
講師に頼むことで、あなたに合ったフィードバックがもらえ、効率よく成長できます。
講師との信頼関係を築く
オンライン英会話は、単なる語学レッスンではなく人と人とのコミュニケーションです。
講師との間に信頼関係ができると、会話がリラックスした雰囲気になり、英語を話すこと自体が楽しくなります。ここでは、良い関係を築くためのポイントを紹介します。
挨拶を丁寧にする
レッスンの最初の数秒は印象を決める大切な時間です。
“Hi, how are you today?” などの簡単な挨拶から始めましょう。
講師の国や文化に興味を持って、“How’s the weather in your city?” と聞いてみるのもおすすめです。
小さな挨拶の積み重ねが、親しみを生み出します。
共通の話題を見つける
信頼関係を深めるには、英語の勉強以外の話題も大切です。
趣味や映画、食べ物、旅行など、日常的なテーマで講師の意見を聞いてみましょう。
たとえば、
-
“What kind of food do you like?”
-
“Have you ever been to Japan?”
など、相手に関心を持つ質問が効果的です。
あなた自身の話も少しずつ共有することで、自然な会話が生まれます。
感謝の気持ちを伝える
レッスンの終わりに “Thank you for today!” や “I learned a lot from you.” と伝えるだけで、講師のモチベーションも上がります。
こうした一言は、あなたの誠実さを伝えると同時に、次回のレッスンをより良いものにしてくれます。
「また話したい」と講師に思ってもらえることが、結果的にあなたの学びの質を高めるのです。
継続して同じ講師を選ぶ
気が合う講師を見つけたら、できるだけ継続して予約しましょう。
毎回違う講師と話すのも刺激になりますが、同じ講師との継続は「あなたの成長を理解してくれるパートナー」を持つことになります。
レッスンの進め方や癖を覚えてもらえるので、より深い指導を受けられます。
トラブル時の対応
オンライン英会話では、通信環境やシステムの影響で思わぬトラブルが起きることがあります。
音声が聞こえない、映像が止まる、講師の声が遅れて聞こえるなどはよくあることです。
そんなときに慌てず、英語で状況を伝える力を身につけておくと安心です。
よくあるトラブルと対処フレーズ
通信状況が悪くなったときに役立つ表現をいくつか紹介します。
-
“I can’t hear you clearly.”(はっきり聞こえません)
-
“Your video is frozen.”(映像が止まっています)
-
“Can you hear me?”(聞こえますか?)
-
“There seems to be a delay.”(少し遅延があるようです)
-
“Let’s try refreshing the page.”(ページを更新してみましょう)
このような短いフレーズを覚えておくと、トラブル時でも落ち着いて対応できます。
また、講師側からも「通信が悪いですね」と言われたら、チャット機能を使ってやりとりを続けましょう。
接続が切れたときの対応
もし途中で回線が切れてしまった場合は、焦らずに再接続を試みましょう。
再びつながったら、
-
“Sorry, my internet connection dropped.”(すみません、ネットが切れてしまいました)
と一言伝えれば十分です。
万が一、レッスンに戻れない場合は、スクールのサポートチームに状況を報告します。講師もトラブルには慣れているので、心配しすぎる必要はありません。
機材トラブルを防ぐためのチェックポイント
レッスン前に以下の点を確認しておくと、トラブルを大幅に減らせます。
-
イヤホンやマイクの接続確認
-
Wi-Fiの安定性(可能なら有線接続)
-
ZoomやSkypeなどのアプリの最新版かどうか
-
他のアプリや動画を閉じておく
環境を整えることは、「講師にとって話しやすい学習者」であるという印象にもつながります。
継続が一番のコミュニケーション力
オンライン英会話で本当に大切なのは、テクニックよりも**「続けること」**です。
どんなに上手に話そうとしても、継続がなければ英語も講師との関係も深まりません。
少しずつ積み重ねることで、自分でも気づかないうちに会話力が大きく伸びていきます。
同じ講師と続けるメリット
気の合う講師を見つけたら、できるだけ同じ人のレッスンを受け続けてみましょう。
回数を重ねることで、講師があなたの弱点や成長のスピードを理解してくれます。
また、前回の話題を覚えていてくれたり、日常の出来事を共有したりと、会話がより自然な英語環境になります。
「人としてのつながり」を感じられると、レッスンへのモチベーションも長続きします。
さまざまな講師と話すメリット
一方で、あえていろんな講師と話すことで、英語表現やアクセントの幅が広がります。
講師によって話すスピードやトピックの傾向が違うため、より実践的なリスニング力が鍛えられます。
旅行先やビジネスの場など、さまざまな英語に触れることが目的なら、この方法も効果的です。
習慣化のコツ
英会話を続けるには、「勉強」ではなく「日課」にする意識が大切です。
-
朝のコーヒーの前に1レッスン
-
仕事の終わりに10分だけ
-
週に3回、固定の時間に予約する
こうした小さなルールを決めるだけで、継続がぐっと楽になります。
レッスンを休んでしまっても、気にせずまた翌日から再開すればOKです。
まとめ
オンライン英会話で講師とうまくコミュニケーションを取るために大切なのは、**英語の完璧さよりも「伝えようとする気持ち」**です。
少しの準備と積極的な姿勢があれば、誰でも講師と良い関係を築くことができます。
まずは、レッスン前に話題や質問を用意し、安心してスタートできるようにしましょう。
レッスン中は、あいづちを使い、わからないことを素直に質問し、間違いを恐れずに話すことが大切です。
そして、感謝の言葉を伝えたり、共通の話題を見つけたりすることで、講師との信頼関係が生まれます。
トラブルが起きたときも、落ち着いて英語で状況を説明できるようになると、それ自体が実践的な学びになります。
何よりも大事なのは、継続すること。続けていくうちに、自信と表現力が少しずつ身についていきます。
今日からできる一歩:
レッスンの最後に “What can I improve next time?” と聞いてみましょう。
その一言が、次の学びをより効果的なものにしてくれます。
講師と心地よいコミュニケーションを育てながら、あなたの英語が日々自然に伸びていく。
それがオンライン英会話の最大の魅力です。
よくある質問(FAQs)
初心者でも講師と上手に話せますか?
大丈夫です。重要なのは完璧さよりも伝えようとする姿勢です。短い文・単語でもOK。困ったら Let me think. / Can you repeat that? を使いましょう。
レッスン前は何を準備すればいい?
- 話題を1〜2個(例:週末、仕事/学校、映画)
- 講師への質問を2〜3個
- 困ったときの定番フレーズをメモ
- 静かな場所・マイク/回線チェック
自己紹介やアイスブレイクの例は?
Hi, I’m [Name]. I want to improve my speaking and listening. I like [hobby].
Could we start with small talk about weekend plans?
講師に「間違いを直して」と頼むには?
Please correct my mistakes during the lesson.
If I make the same mistake, please stop me and show the right way.
聞き取れない・意味がわからないときは?
Sorry, could you say that again more slowly?
What does [word] mean?
Could you explain it in a simpler way?
会話が続かないときの対処は?
- リアクションを入れる:
I see.That’s interesting. - 広げる質問:
Why/How/What makes you…? - 話題チェンジの合図:
Can I ask about…?
フィードバックの受け取り方と記録のコツは?
レッスンの最後に What can I improve next time? と確認。講師がチャットに残した表現をノート/アプリに転記し、次回の冒頭で復習しましょう。
信頼関係を築くポイントは?
- 挨拶+一言の関心:
How’s your day so far? - 感謝を伝える:
Thank you, I learned a lot today. - 前回トピックに触れる:
About what we discussed last time…
同じ講師と続けるべき?それとも色んな講師?
同じ講師:弱点把握・継続的な指導に有利。
複数講師:アクセントや表現の幅が広がる。
目的に合わせて「基軸の講師+時々新規」の併用がおすすめです。
通信トラブル時の英語フレーズは?
I can’t hear you clearly. / Your video is frozen. / There seems to be a delay.
Let’s try refreshing the page. / Sorry, my connection dropped.
講師の発音が聞き取りにくいときは?
Could you speak a bit more slowly?
Could you type the key words in the chat?
Could you give me an example sentence?
カメラはオンにすべき?
可能ならオンがおすすめ(表情・ジェスチャーで伝わりやすい)。難しい場合は事前に一言伝えましょう:I’ll keep my camera off today due to [reason].
ビジネス英会話や試験対策など目的を伝えるには?
My goal is [business small talk / IELTS speaking 6.5]. Could we focus on [role-plays / mock tests]?
レッスン後の最短復習法は?
- 新しい表現を3つだけ選んで音読
- チャットの例文を自分の文脈で書き換える
- 次回の冒頭で復習宣言:
Let me recap what I learned.
文化的に失礼にならない言い回しは?
提案系で柔らかく:Could we…? / Would it be okay if…?
否定ではなくリクエストで:Could we slow down a little?
チャット機能の上手な使い方は?
スペル/例文/要点の共有に活用。聞き取れない固有名詞は入力して確認。チャットに残るので復習に最適です。
継続のコツは?
- 固定時間に予約(週3、同じ曜日・同じ時間)
- 「10分だけ」でも出席して習慣化
- 進捗を可視化(チェックリストや学習ログ)
