目次
自分の意見を英語で伝えるコツ:オンライン英会話ガイド
はじめに
オンライン英会話を受けていると、
「質問には答えられるけど、自分の意見をうまく言えない」
「Yes / No で終わってしまい、会話が広がらない」
と感じたことはありませんか?
実はこれは、英語力そのものの問題ではなく、
「英語で意見を伝える型」を知らないことが原因である場合がほとんどです。
日本語では、空気を読んだり、相手に合わせたりすることが重視されますが、
英語の会話、特にオンライン英会話では
「自分はどう思うか」をシンプルに伝えることが求められます。
この記事では、
-
英語に自信がない人
-
オンライン英会話で沈黙しがちな人
-
ディスカッションが苦手な人
に向けて、
**今日のレッスンからすぐ使える「意見の伝え方のコツ」**を、
具体例と一緒に分かりやすく解説します。
難しい表現や完璧な英語は必要ありません。
短くても、自分の言葉で伝えられれば、それで十分です。
まずは「意見を言うこと」に慣れるところから、一緒に始めていきましょう。
1. 英語では「自分の意見」を言うことが前提
オンライン英会話では、講師から次のような質問をよくされます。
-
What do you think?
-
Do you agree?
-
How about you?
これらはすべて、**「あなたの意見を聞いています」**という質問です。
しかし、日本人学習者の多くは、ここで言葉に詰まってしまいます。
それは、意見がないからではありません。
英語で意見を言う“順番”や“形”に慣れていないだけなのです。
日本語と英語の考え方の違い
日本語の会話では、
-
相手に合わせる
-
はっきり言わない
-
結論をぼかす
といったコミュニケーションが自然と行われます。
一方、英語では
-
自分はどう思うか
-
賛成か反対か
-
どんな立場なのか
を言葉にすること自体がマナーと考えられています。
正しい意見である必要はない
ここで大切なのは、
「正しい意見を言うこと」ではありません。
オンライン英会話では、
-
意見の内容
-
賢さ
-
知識量
よりも、
「自分の考えを口に出しているかどうか」
が重視されます。
たとえ短くても、シンプルでも、
意見を言えば会話は成立します。
まずはこの一言で十分
英語で意見を言う第一歩は、とてもシンプルです。
I think ~
この一言があるだけで、
講師は「この人は意見を言おうとしている」と理解してくれます。
文法が完璧でなくても問題ありません。
まずは「意見を言う形」を作ることが大切です。
2. まず結論から話す:I think の正しい使い方
英語で意見を伝えるときに最も大切なのは、
最初に結論を言うことです。
日本語のように前置きを長くする必要はありません。
オンライン英会話では、シンプルにこう始めれば十分です。
I think + 結論
なぜ結論から話す必要があるのか
英語では、相手はまず
「あなたは賛成なのか、反対なのか」
「ポジティブなのか、ネガティブなのか」
を知りたいと考えます。
結論が最初に来ることで、
講師はあなたの立場をすぐ理解でき、
その後の質問や会話も続けやすくなります。
I think のあとは短くてOK
I think のあとは、完璧な文章でなくても問題ありません。
例
-
I think it’s good.
-
I think online classes are convenient.
-
I think this is difficult.
たとえ一言でも、
「意見を言っている」というメッセージは十分に伝わります。
日本人がやりがちなミス
よくあるのが、次のような考え方です。
-
英語が完璧になってから意見を言おう
-
ちゃんと理由を説明しないといけない
-
間違えたら恥ずかしい
しかし、オンライン英会話では
意見の完成度よりスピードと反応が大切です。
迷ったらこの形を使う
何を言えばいいか分からないときは、
次の形をそのまま使ってください。
I think it’s ~.
例
-
I think it’s interesting.
-
I think it’s useful.
-
I think it’s hard.
この形を口に出すだけで、
沈黙を防ぎ、会話を前に進めることができます。
3. 自信がなくても使える「やわらかい意見表現」
オンライン英会話では、
「自分の意見に自信がない」
「間違っていたらどうしよう」
と感じる場面がよくあります。
そんなときでも使えるのが、
断定しすぎない、やわらかい意見表現です。
英語では“弱める表現”が自然
英語はストレートな言語と思われがちですが、
実際の会話では、あえて弱めた言い方がよく使われます。
これは、
-
自信がないとき
-
相手を否定したくないとき
-
意見を探りながら話したいとき
にとても便利です。
よく使うフレーズ一覧
以下は、オンライン英会話で特によく使われる表現です。
-
I think …
-
I feel …
-
I’m not sure, but …
-
Maybe …
-
From my experience, …
どれも「間違っても大丈夫」な安全な表現です。
例文で感覚をつかむ
-
I’m not sure, but I think this way is easier.
-
Maybe online lessons are better for beginners.
-
From my experience, practice is the most important.
これらの表現を使えば、
強く言い切らなくても、しっかり意見を伝えられます。
「自信がない=話さなくていい」ではない
多くの学習者は、
「自信がないから黙る」という選択をしてしまいます。
しかし英語では、
自信がないなら、その気持ちごと伝えるのが自然です。
-
I’m not sure, but …
-
This is just my opinion, but …
こうした前置きがあるだけで、
安心して意見を言うことができます。
まずは1フレーズで十分
全部を覚える必要はありません。
まずはこの1つだけでOKです。
I’m not sure, but I think ~
この形を使えるようになるだけで、
オンライン英会話の心理的ハードルは一気に下がります。
4. 理由は1つでいい:because のシンプルな使い方
意見を言おうとすると、
「理由まできちんと説明しないといけない」
と感じてしまう人は多いです。
しかし、オンライン英会話では
理由は1つだけで十分です。
英語の基本構造はとてもシンプル
英語で意見を伝える基本形は、これだけです。
I think A because B.
A = 自分の意見
B = 簡単な理由
長い説明や難しい単語は必要ありません。
短い理由で問題ない
because の後ろは、
1文で終わるような短い理由でOKです。
例
-
I think online English is good because I can study at home.
-
I think this topic is interesting because it’s related to my job.
-
I think it’s difficult because I don’t have much time.
このくらいの長さが、
オンライン英会話では一番自然です。
理由が思いつかないときは?
とっさに理由が出てこないこともあります。
そんなときは、無理に because を使わなくて大丈夫です。
-
I think it’s good.
-
I think it’s useful for me.
それだけでも、立派な意見です。
よくあるNGパターン
-
理由を考えすぎて黙ってしまう
-
完璧な説明をしようとして時間がかかる
オンライン英会話では、
沈黙よりも短い一言のほうが、はるかに良い反応です。
使いやすい理由フレーズ
理由に迷ったら、次のような表現が便利です。
-
because it’s easy / convenient / useful
-
because I like / need / use it
-
because it helps me a lot
これらを組み合わせるだけで、
多くの場面に対応できます。
5. 賛成・反対をやわらかく伝えるコツ
オンライン英会話では、
講師や他の受講者の意見に対して
「賛成か、反対か」を聞かれることがよくあります。
このとき大切なのは、
はっきり言いながらも、やわらかく伝えることです。
賛成するときの基本表現
まずは、最もシンプルな形から覚えましょう。
-
I agree.
-
I agree with you.
-
I think so too.
これだけでも十分ですが、
一言理由を足すと、会話が自然に続きます。
例
-
I agree with you, because it’s practical.
-
I think so too. It saves time.
反対するときは「クッション」を入れる
英語で反対意見を言うときは、
いきなり否定しないのがポイントです。
まず相手を受け止めてから、
自分の意見を伝えます。
よく使われるクッション表現
-
I see your point, but …
-
I understand, however …
-
That’s true, but …
この形を使うだけで、
印象はとてもやわらかくなります。
例文でイメージする
-
I see your point, but I think it depends on the situation.
-
That’s true, but for me, online lessons are better.
-
I understand, however I prefer studying alone.
強く否定せず、
「自分はこう思う」という形になっています。
反対=失礼ではない
日本人学習者は、
「反対すると失礼では?」
と感じがちです。
しかし英語では、
意見を持ち、それを伝えること自体が前向きに受け取られます。
丁寧な表現を使えば、
反対意見も問題なく受け入れてもらえます。
まずはこの形を覚える
迷ったら、これだけで十分です。
I see your point, but I think ~
この一文が言えるだけで、
ディスカッション系レッスンへの苦手意識はかなり減ります。
6. オンライン英会話でよくあるNGパターン
ここまで意見の伝え方を見てきましたが、
実際のオンライン英会話では、
多くの学習者が同じところでつまずいています。
ここでは、よくあるNGパターンと、
すぐ直せる改善ポイントを紹介します。
NG①:Yes / No だけで終わってしまう
講師に質問されて、
-
Yes.
-
No.
だけで終わってしまうケースです。
これは文法的には正しくても、
会話がそこで止まってしまいます。
改善例
-
Yes, I think so.
-
Yes, because it’s easy for me.
たった一言足すだけで、
会話は自然に続きます。
NG②:完璧な英語を考えすぎて黙る
-
文法が合っているか不安
-
単語が出てこない
-
間違えたら恥ずかしい
こう考えているうちに、
沈黙が生まれてしまいます。
しかしオンライン英会話では、
沈黙が一番もったいない反応です。
OKな考え方
-
短くてもいい
-
シンプルでいい
-
間違えてもいい
「まず話す → あとで直す」
これが、英語上達の一番近道です。
NG③:理由を長く説明しようとする
一生懸命説明しようとして、
途中で言葉に詰まってしまうこともあります。
オンライン英会話では、
短い意見を何度も言う方が効果的です。
意見は「完成品」でなくていい
英語の意見は、
-
途中でも
-
シンプルでも
-
未完成でも
問題ありません。
「I think ~」と言えた時点で、
意見としては十分成立しています。
7. 今日から使える意見表現テンプレート3つ
ここまで読んできて、
「分かったけど、とっさに出てくるか不安」
と感じている人も多いと思います。
そんなときは、テンプレートをそのまま使うのが一番です。
以下の3つは、オンライン英会話で特に使いやすい形です。
テンプレート①
I think A because B.
最も基本で、どんな話題にも使えます。
例
-
I think online English is good because I can study anytime.
-
I think this topic is interesting because it’s related to my life.
テンプレート②
In my opinion, A is better.
少しだけ大人っぽく、
ディスカッション向きの表現です。
例
-
In my opinion, studying at home is better.
-
In my opinion, this way is more efficient.
テンプレート③
I’m not sure, but I feel A is important.
自信がないときでも、
安心して使える形です。
例
-
I’m not sure, but I feel practice is important.
-
I’m not sure, but I think communication matters.
全部覚えなくていい
この3つのうち、
1つでも自然に言えるようになれば十分です。
オンライン英会話では、
テンプレートを使うことは「ズル」ではありません。
むしろ、話すための大切な道具です。
レッスン前のおすすめ練習
レッスン前に、
次の質問を自分にしてみてください。
-
What do I think about today’s topic?
そして、
I think ~ の形で1文作っておくだけで、
本番がかなり楽になります。
8. まとめ:意見は「正しさ」より「形」
オンライン英会話で大切なのは、
難しい単語や完璧な文法ではありません。
「自分はこう思う」と伝える形を作ることです。
-
I think ~
-
I agree, but ~
-
I’m not sure, but ~
こうしたシンプルな表現だけで、
英語の会話は十分に成り立ちます。
短くても、意見は意見
たとえ一言でも、
文法が少し間違っていても、
意見を口に出した時点で会話は前に進みます。
オンライン英会話では、
話さないことより、
不完全でも話すことのほうがずっと価値があります。
今日のレッスンで意識すること
次にオンライン英会話を受けるときは、
次の3つだけ意識してみてください。
-
まず I think から話す
-
理由は1つでOK
-
自信がなくても口に出す
これだけで、
レッスンの参加度と満足感は大きく変わります。
最後に
意見を言うことは、
英語が得意な人だけの特権ではありません。
型を知り、短く話し、少しずつ慣れる。
それを繰り返すことで、
英語で「自分の考えを伝える力」は確実に身についていきます。
まずは今日、
I think ~ を1回言うところから始めてみましょう。
よくある質問(FAQ)
Q1. 英語で意見を言うとき、間違えたらどうなりますか?
ほとんど問題ありません。
オンライン英会話では、文法の間違いよりも
「意見を言おうとしているかどうか」が重視されます。
間違えた場合も、講師が自然に言い直してくれることが多く、
それ自体が学習のチャンスになります。
完璧さより、まず話すことを優先しましょう。
Q2. 意見が思いつかないときは、どうすればいいですか?
意見がないと感じる場合でも、
短くて一般的な意見で十分です。
例えば、
-
I think it’s interesting.
-
I think it’s difficult for me.
のような一言でも、立派な意見になります。
無理に深い考えを出す必要はありません。
Q3. 反対意見を言うのは失礼ではありませんか?
英語の会話では、
反対意見を持つこと自体は失礼ではありません。
-
I see your point, but …
-
I understand, however …
といったクッション表現を使えば、
丁寧で自然な印象になります。
Q4. 毎回 I think ばかり使っても大丈夫ですか?
問題ありません。
初心者のうちは、I think を繰り返し使うほうが安心です。
慣れてきたら、
-
In my opinion
-
I feel
などを少しずつ加えていけば十分です。
Q5. オンライン英会話の前に準備したほうがいいですか?
短い準備がおすすめです。
-
今日のトピックについて
I think ~ の文を1つ考えておく
これだけで、
レッスン中の沈黙や焦りを大きく減らせます。
Q6. 初心者でもディスカッションレッスンを受けていいですか?
はい、問題ありません。
むしろ、短い意見を練習する良い機会になります。
完璧なディスカッションを目指す必要はなく、
-
賛成
-
反対
-
どちらとも言えない
の立場を一言で伝えるだけで十分です。
Q7. 意見を言う練習は、どうすれば上達しますか?
一番効果的なのは、
短い意見を何度も口に出すことです。
オンライン英会話以外でも、
-
ニュースを見る
-
日常の出来事を振り返る
ときに、
「I think ~」で1文作る習慣をつけると、
自然に意見表現が身についていきます。
