2025/06/5
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【2025年版】フィリピン・セブ島のSIMカード徹底ガイド:購入から活用法まで
フィリピン・セブ島に留学や旅行で滞在するなら、現地のSIMカードは必須アイテムのひとつです。Wi-Fi環境が整っていない場面でも、地図アプリで道順を確認したり、Grabを使って配車したり、日本の家族や友人と連絡を取ったりするには、モバイル回線の確保が欠かせません。
中でも、プリペイドSIMカードは費用も安く、入手も簡単。空港やショッピングモール、コンビニなどで購入でき、基本的にその場で開通も可能です。
ただし、2023年以降は「SIM登録義務化」により、外国人旅行者や留学生もSIMの本人登録が必要になっています。登録方法を間違えると通信ができなくなることもあるため、正しい手順や注意点をあらかじめ知っておくことが大切です。
このガイドでは、主要キャリアの比較からSIMの登録・ロード(チャージ)方法、安全に使うためのポイントまで、2025年最新版の情報をまとめてお届けします。
フィリピンの主要モバイルキャリア比較(2025年版)
フィリピンでは、主に3つの通信会社が市場をリードしています。それぞれのキャリアには、ロケーション・データ使用量・予算に応じたメリットがあります。ここでは、セブ島に滞在する旅行者、留学生、デジタルノマドに向けて、各社の特徴を詳しく比較します。
1. Globe Telecom(グローブ・テレコム)
おすすめ対象: 都市部での安定した通信/セブ市中心部(ラフグ、ITパーク、アヤラ)での高速データ通信
-
SIM価格: 40〜100ペソ(無料データ付きのことも)
-
プリペイドプラン:「Go」「Go+」プロモ
-
通信エリア(5G/4G): セブ市・マンダウエ市内は強い/地方はやや弱め
-
アプリ: GlobeOneアプリ(チャージ、プロモ確認、登録に便利)
メリット:
-
都市部のインフラが強い
-
SNSや動画用のプロモが豊富
デメリット:
-
他社に比べてやや高め
-
カスタマーサポートが遅いことがある
2. Smart Communications(スマート・コミュニケーションズ/PLDTグループ)
おすすめ対象: 最速の通信速度/郊外や地方での広範なカバレッジ
メリット:
-
通信速度が非常に速い
-
郊外や離島でも電波が届きやすい
デメリット:
-
プロモの種類が多くてやや分かりにくい
-
アプリの使い勝手が初心者向けではない
おすすめ対象: 都市部で安く通信したい人(カバーエリアが十分であれば)
メリット:
デメリット:
-
通信塔がまだ少なく、エリアが限られる
-
対応端末(VoLTE・Band28)が必要
クイック比較表(5段階評価)
キャリア |
通信速度 |
都市部のカバー率 |
地方のカバー率 |
コスパ |
アプリの使いやすさ |
Globe |
★★★★☆ |
★★★★★ |
★★☆☆☆ |
★★★★☆ |
★★★★★ |
Smart |
★★★★★ |
★★★★★ |
★★★★☆ |
★★★★☆ |
★★★☆☆ |
DITO |
★★★☆☆ |
★★★★☆ |
★☆☆☆☆ |
★★★★★ |
★★★★☆ |
フィリピンでのSIMカード登録方法(2025年版)
2023年より施行された「SIM登録法(SIM Registration Act)」により、フィリピンではすべてのSIMカードの登録が義務化されました。これはフィリピン人・外国人を問わず全利用者が対象で、**登録されていないSIMは無効化(使用不可)**となります。
以下に、留学生や旅行者向けの登録手順をまとめました。
外国人向け 登録ステップガイド
✅ ステップ1:SIMカードを購入する
購入可能な場所:
-
コンビニ
-
ショッピングモール(アヤラモール、SMモール)
-
空港のカウンター
-
各通信会社の公式店舗
注意:スマートフォンはSIMロック解除されており、現地のネットワーク(4G/LTEまたは5G)に対応している必要があります。
✅ ステップ2:有効な本人確認書類を準備する
以下のいずれかが必要です:
✅ ステップ3:キャリアの登録用ポータルにアクセス
自分が使っている通信キャリアごとの専用ページで登録します:
✅ ステップ4:オンラインフォームの記入
以下の情報を入力・アップロードします:
-
氏名(パスポートと同じ表記)
-
生年月日
-
国籍
-
現地住所(3Dの寮または学校の住所を使用可能)
-
本人確認書類の画像(スキャンまたは鮮明な写真)
✅ ステップ5:送信して確認を待つ
登録が完了すると、SMSまたはメールで確認メッセージが届きます。
⚠️ 注意事項
-
登録期限: 初回使用から72時間以内に登録が必要です。過ぎると回線が停止される可能性があります。
-
SIMごとに登録が必要: 複数SIMを使用する場合、それぞれ個別に登録してください。
-
紛失時: SIMを失くした場合は、再発行・再登録の手続きが必要です。
3D ACADEMYの学生へのアドバイス
登録時の住所には、寮の住所または3D ACADEMYの正式なキャンパス住所を使用してください。登録やIDのスキャンが難しい場合は、フロントスタッフがサポートしますのでご相談ください。
学生向けおすすめプリペイドプロモ(2025年版)
オンライン授業の受講、YouTubeの視聴、家族や友人との連絡など、用途に合ったプリペイドプランを選べば、コストもストレスも大きく減らせます。ここでは、フィリピンの主要通信キャリアによる、学生に人気のプロモーションを紹介します。
Globe プリペイド
1. Go+99
2. GoEXTRA90
⚡ Smart プリペイド
1. Giga Power 99
2. All Data 99
-
データ容量:12GB(アプリ制限なし・自由利用)
-
有効期限:7日間
-
料金:PHP 99
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おすすめ:さまざまなアプリを満遍なく使う学生向け
1. Level-Up 99
2. DITO スターターパック(観光客SIM)
-
データ容量:3GB+DITO間の通話無制限
-
有効期限:15日間
-
料金:PHP 49
-
おすすめ:短期滞在の旅行者・学生に最適
プロのヒント(Pro Tips)
残高・プロモの確認方法(データ/テキスト/有効期限)
SIMカードにロード(チャージ)し、プロモに登録した後は、残りのデータ量や有効期限を定期的に確認することが大切です。以下の方法で簡単にチェックできます:
✅ 1. キャリア公式のモバイルアプリを使う(最もおすすめ)
各主要キャリアは、リアルタイムで残高や使用状況を確認できる無料の公式アプリを提供しています。
-
Globe:GlobeOneアプリをダウンロード
-
Smart:Smartアプリを利用
-
DITO:DITOアプリを利用
主な機能:
-
残高、データ使用量、プロモの有効期限を確認
-
新しいプロモの購入やロードの追加
-
通話・テキスト・データの使用状況を確認
-
プロモ終了前にアラート通知を受信
➡️ ヒント: 初回ログイン時はWi-Fiではなくモバイルデータ接続を使うと、SIM番号の自動認証がスムーズです。
2. SMSで確認(インターネット不要)
アプリを使いたくない、あるいはネット接続がない場合でも、**SMS(ショートメッセージ)**で簡単に残高を確認できます。
-
Globe: BAL
を 8080 に送信
-
Smart: BAL
を 214 に送信
-
DITO: BALANCE
を 185 に送信
数秒後に、残高・残りデータ量・有効期限が記載されたメッセージが届きます。
3. USSDコードを使う(メニュー形式)
アプリ不要で、携帯のダイヤル画面からショートコードを入力することで、アカウント情報にアクセスできます。
主な機能:
-
残高確認
-
プロモへの登録
-
データ使用状況と有効期限の確認
SIMカードを選ぶ前に、地元の人に相談しよう
ネットワークの速度や電波の強さは、エリアによって大きく異なることがあります。大手キャリアは広範囲にカバーしていますが、セブ島内でも場所によっては特定のキャリアが強いということがよくあります。
SIMカードを購入する前に、3D ACADEMYの学生やスタッフに、「寮や学校周辺で一番使えるキャリアはどれ?」と聞いてみましょう。実際に使っている人の声は、ストレスの少ない通信環境を得るための貴重な情報源です。
プロのコツ:
デュアルSIM対応のスマホを持っていれば、友人のSIMを差し替えて試してみることもできます!
フィリピンでSIMカードを使う際の安全対策
フィリピンでのSIMカード利用は基本的に安全ですが、特に初めて滞在する外国人学生にとっては、以下のような基本的な注意点を守ることで安心して利用できます。
1. 登録と本人情報をきちんと管理する
2. 電話番号の共有は慎重に
3. SIMロックや画面ロックの設定
4. 公共Wi-Fiの利用に注意
5. SIMを紛失・盗難された場合
最後に:セブ島でSIMカードを選び、使いこなすための総まとめ(2025年版)
フィリピンでの生活や旅行中に「通信手段を確保すること」は非常に重要です。現地のSIMカードを使うことが、最も簡単でコストパフォーマンスの高い方法です。
セブシティの街中を歩くときも、3D ACADEMYで授業を受けるときも、週末にビーチを探索するときも、安定したモバイル通信があれば、地図を見たり、友人に連絡したり、フードデリバリーを頼んだり、日本の家族と繋がることもできます。
しかし、SIMカードは「買って終わり」ではありません。その仕組みと活用法を正しく理解することが、快適な留学生活への第一歩です。
✅ 自分に合ったキャリアを選ぶ
フィリピンの主な通信キャリアは Globe と Smart の2社。
どちらもデータ通信向けのプリペイドプランが充実しています。
学校や寮の具体的な場所によって電波状況が異なるため、留学生やスタッフに「この辺ではどっちが使いやすい?」と聞いてみましょう。
どこで買うかが重要
SIMカードは空港・モール・コンビニ・携帯ショップなどで購入できますが、場所によってサポートの質が全く違います。
ロード(チャージ)とプロモ利用も忘れずに
SIMカードは、チャージ(ロード)をしないと使えません。モール内のキオスク、コンビニ、あるいはGCashなどのアプリでチャージできます。
その後、例えば「GoEXTRA99(Globe)」や「GigaPower(Smart)」のような学生向けプロモを登録すれば、データ・通話・SNSが使い放題になります。
最初はスタッフに登録を手伝ってもらうのが安心。あるいは、SIMパッケージにあるQRコードや説明を読んで操作してみましょう。
安全な使い方を意識しよう
SIMカードもデジタルデバイスの一部。詐欺や不正利用に備えることも大切です。
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電話番号は信頼できる人にしか教えない
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不審なリンクを開かない
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スマホの画面ロックやSIM PINを設定する
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紛失・盗難時にはすぐにSIMをブロック
登録完了時に送られる確認メッセージやスクリーンショットは必ず保存しておきましょう。再発行時に役立ちます。
SIMは「ただの電話回線」じゃない
SIMカードは、電話やインターネットを使うためのツール以上に、
学習ツール、安全対策、友達作り、現地生活の味方でもあります。
うまく使えば、セブでの生活が何倍も快適で楽しいものになります。
フィリピンに到着したら、まずSIMカードを!
SIMカードの入手 → 登録 → ロード → プロモ登録 → 安全対策まで
ひとつひとつを丁寧に行うことで、より安心で豊かな留学生活が待っています。
あなたの旅と学びを支える最高のパートナーとして、現地SIMカードを最大限に活用してください。