2012/07/3
今日は余り学校とは関係ありませんが、フィリピンの一般的な働く人達の賞与についての内容です。
フィリピンにはフィリピンらしい、独特の賞与制度があります。その賞与の前に、通常の従業員の給与に関しても日本とは異なったスタイルになっています。
まず、給与の支払いは月に2回。2週間に最低1回というのが法律で決まっています。 月の5日と20日だったり、10日と25日、15日と30日などがあり会社によって異なるようです。日給で貰う人はこの限りではありませんが・・・。
さて、本題ですが、フィリピンの宗教は90%以上がカトリック信者で、特に熱心な信者が多いと世界的にも言われています。その為、その文化や習慣などは普段の生活においても身近に感じられ、至る所にキリストの像が置いてあり、通りすぎるたびに信者の人たちは撫でていきます。
そのような宗教的背景、また南国特有のお祭りごとなどが大好きな国民性もあり、フィリピンでは「クリスマス」が非常に長いことで有名です。
通常は9月からデコレーションなどのクリスマス準備が始まり、年の瀬までそれが続きます。セブ島においては1年に一度の国民的お祭りが1月中旬にあり、そのお祭りを区切りにしてようやくクリスマスが終了します。
そう、クリスマスはフィリピン人にとって年間を通じて最も重要なイベントのひとつで、そこからタイトルで挙げた13ヶ月という賞与が出来たようです。
この13ヶ月(13th month)という賞与は、クリスマスの12月24日より前までに従業員に対して1ヶ月分の給与に相当するボーナスを別途支給し無ければいけないという制度で、これは会社によってではなく労働法によって決まっています。対象となるのは雇用形態に関わらず従業員全てに受け取る権利があり、パートタイムでも試用期間であっても支払う必要があるようです。但し、雇用主やそのメイド、ドライバーなどの個人契約者は対象外となるとの事。
会社によってこの賞与を2回以上に分けたりする事もできますが、通常はやはり12月のクリスマスを楽しむ為、12月に別途支払われるのが一般的なようです。
このような独特なシステムを理解したり、その背景を調べると益々、海外でのビジネスというものが興味深いものになってきますね!!
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