2013/11/18

CEBU現地情報

フィリピン(セブ島)留学~セブ島北部へのボランティア活動報告(2013年11月16日)

2013/11/18
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先週末の土曜日にセブ島北部(Medellin&Bogo)にボランティア活動を企画・実行をしてきたので、その報告を致します。

1.そもそもの経緯

先週月曜日に学校の先生や従業員の家族や実家が直接被害に合っているという報告を受け、早急に支援する方法を模索し、まずは身内(従業員~日本、シンガポール含む)で募金を集め、その後生徒さんの協力(募金、作業)を得て実行したという経緯です。当校は毎月最終週の金曜日にOutreach Programという社会奉仕活動を行っていますが、今回はUnofficailの活動であり(学校の正式な行事で行うものではない)、災害者の支援を目的に行うものであるため、希望の学生さん、先生が全員参加するような種類(アクティブティーやツアーのたぐい)のものではありません。

2.場所

前述したとおり、セブ島最北部の都市Medellinとそのすぐ近くのBogoという都市に、当校従業員の家族が住んでいるということです。

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簡単に場所を説明しますと、左下がCebu City。左上が目的地のMedellinとBogoです。いまさらですが、セブ島はこんなに細長い縦長の島だったんですね・・・。そして今回最大の被災地であるレイテ島は右となりであり、右上がTaclobanです。台風Yolandaですが、大まかに説明するとこのMedellinとTaclobanのあたりを通過したということで、このあたりが一番被害が大きいようです。※Taclobanについては実際は高波による被害が一番の原因だったようですが、後に説明するとおり、死者数をそれほど多くありませんが、セブ島北部の都市では3ヶ月、水と電気が供給されない生活を強いられるそうです。

3.2台の車での移動

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前日より生徒さんと従業員の協力のもとパッキングした荷物をトラックへ積んでいきます。最終的に車での参加となったのが、私、アカデミックディレクター、先生1名(家族が災害に合い、目的地のひとつ)、ナース1名、インターン学生1名、生徒さん1名。

出発して片道4時間以上かけてようやく目的地のMedellinに到着です。

4.到着、早速配給

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当校のアカデミックディレクターより配給のルールを説明。

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あっという間に行列が出来、どんどん配っていきます。

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僕も手伝ったのですが、いろんな方の「Thank you」がとっても印象的でした。(なぜだかカムサハムニダも・・・)

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列がどんどん長くなっていきます。

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もうひとつのバンでも別の支援の準備が整います。

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こちらの行列も少しずつ出来てきます。

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当校ナースのステファニーによる、簡単な診療と薬の処方。(ビタミンなども)

5.Medellinでの一通り配給も終わり、周辺を散策

かなり多くの倒れている木で今回の台風のすさまじさを垣間見ることができます。

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完全に一体の木が倒れているエリア

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これは屋根です。200Mくらい先になる家の屋根がここまで吹き飛んできたのです。

6.しばし休憩

次の目的地の前に昼食。被災者の方々に配布したのと同じものを頂きます。

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現在米の価格が高騰しているため、少しでも多くの方に配給するためにつくったコーングリッド(とうもろこしで作成)

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そしておかずのチキン

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そででもしばし皆で舌鼓を打ちます。

7.次の目的地のBogoへ

先生の実家があるBogoへ異動します。

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ちょうど先生の実家があるあたりが高台になっていて、建物の被害状況が大きく出ていました。

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先生の実家に残りのすべての配給物を預け、今後支給していく予定です。
※幸い先生の実家の建物は大丈夫でしたが、今後3ヶ月近く水と電気がない状況が続くようです。
※写真左に食器を貯めている水で洗っている姿が見えます。

このあたりの木造の建物はほとんど大きな被害を受けていました

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これはデイケアセンター。

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帰り道に記念撮影・・・。

8.ボランティアについて

今回残念なことに、私どもが時間をかけて計画したこの活動に対して、もっと生徒さん、先生を連れて行くべきだという批判を受けました。今日企画の責任者でもあるアカデミックディレクターに、非常によくできたものであった点、気にしていた批判については全く気にすべきではない「You did well」と褒め称えました。実際に現地に行って再認識したことなのですが、少しでも多くの物資を配給すべきであって、もう1,2台生徒さんや先生を連れて行くために車を用意する意味は全くなかったと確信しています。※実際に災害後興味本位で物資を持たずに車で現地を見に行くような行為は、渋滞を起こすだけのことであり、こうした行為はするべきではありません。

そんなことをするくらいなら、車の代金をもっと配給する物資に使うべきなのではなないでしょうか。
そして限りある予算の中で、米の代わりにとうもろこしを使ったりして予算を切り詰めて、計画した当校のボランティアに携わった人をどうして批判することができるのでしょうか。皆仕事をしながら、お金をどう集めるか考え、何を購入するべきかを考え、ない時間に知恵を絞ってバタバタでこのボランティアを実現させたのです。

これ以上にない活動に携わった当校のスタッフ及びこの活動に協力していただけたすべての方にこの場を借りてお礼申し上げます。
※当校で同じような活動を今後する予定はありません。今後は現地ボランティア団体への支援参加に力を入れていく予定です。

応援よろしくお願いします!!!

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