2025/06/13
目次
セブ島滞在中に「もっと海を感じたい」「人の少ない、静かなリゾートに行きたい」と思ったことはありませんか?
そんなあなたにおすすめしたいのが、**セブ島北端の離島・マラパスクア島(Malapascua Island)**です。
フィリピン国内でも知る人ぞ知るこの島は、
・世界で唯一「ニタリザメ(オナガザメ)」とほぼ確実に出会えるダイビングポイント
・観光客の少ない、素朴でのんびりとしたビーチタウンの雰囲気
・セブ本島から片道4〜5時間程度でアクセスできる隠れ家リゾートとして、近年ひそかに注目を集めています。
マラパスクア島(Malapascua Island)は、フィリピン・セブ島の北端から船で渡る小さな離島リゾートです。全長わずか2.5kmほどの島ながら、世界中の海好き・ダイバーたちを惹きつけてやまない特別な魅力があります。
マラパスクア島の最大の特徴は、「ニタリザメ(Thresher Shark)」とほぼ確実に出会える唯一の場所だということ。
ニタリザメとは、しなやかで長い尾ビレをもつ希少種で、本来は深海に生息するシャイなサメ。
ところが、マラパスクア沖の「Monad Shoal(モナド・ショール)」という海底台地には、早朝になるとニタリザメがクリーニング(体表の掃除)目的で浮上してくるため、ダイビングで出会えるチャンスがあるのです。
世界中のダイバーがこの一点のために訪れるほどの、まさに“海の奇跡”。
島には車もなく、移動は徒歩かバイクタクシー(ハバルハバル)。
高級リゾートではなく、素朴なゲストハウスやコテージ風の宿が点在。
夜は星空の下で海風を感じながら、のんびりとした時間が流れます。
「マクタンやセブ市内のようなにぎやかさとは無縁で、昔ながらの“フィリピンの田舎の島”を体感できる」——そんな声も多いです。
島の周囲には白砂ビーチやサンゴ礁も点在しており、ダイビングをしなくてもシュノーケルや散策で海を満喫できます。
小さな洞窟や、崖の上の灯台(Lighthouse)、ローカルの集落なども見どころ。
カメラを持って、のんびり散歩しているだけで、「こんな島、まだあったんだ」と感じられる場所です。
項目 | 内容 |
---|---|
所在地 | フィリピン・セブ島の北端、マヤ港の沖合 |
面積 | 約2.5km × 1km(徒歩で一周2〜3時間) |
人口 | 約5,000人(ほとんどが漁業・観光業) |
有名なもの | ニタリザメ、モナドショール、静かなビーチ |
ベストシーズン | 乾季(12月〜5月)※台風の少ない時期が快適 |
マラパスクア島はセブ本島の最北端にある港町「マヤ港(Maya Port)」からボートで約30分の場所にあります。
セブ市内やマクタン空港からのアクセスには片道およそ4〜6時間かかりますが、その分“秘境感”たっぷりの旅になります。
Google Map
セブ市内 or 空港 → バスまたは車でマヤ港 → ボートでマラパスクア島
出発場所:セブノースバスターミナル(Cebu North Bus Terminal)
所要時間:約4.5〜5.5時間(道路状況による)
運行会社:Ceres Bus など(黄色い長距離バス)
運賃目安:片道約250〜300ペソ(エアコン車)
乗り方のポイント:
- 「Maya port(マヤポート)行き」とスタッフに伝える
- 出発は早朝5〜6時がおすすめ(マヤ港のボートが昼に終わるため)
所要時間:約4〜5時間(直行)
料金目安:バン1台3,500〜4,500ペソ程度(4〜8人可)
メリット:ホテル送迎付き/途中で休憩も可能/荷物が多くても安心
所要時間:約30分
運賃:1人あたり約100〜150ペソ
運航時間:午前6時〜午後4時頃まで(※午後は風・波で欠航リスクあり)
補足:
- 船はローカルボート(バンカーボート)で定員制
- 大型荷物は追加料金(20〜50ペソ程度)がかかることもあり
- 状況により干潮時は小型ボート or 腰まで浸かって乗船の可能性も!
区間 | 時間目安 | 費用目安 |
---|---|---|
セブ市内 → マヤ港(バス) | 約5時間 | 250〜300ペソ |
マヤ港 → マラパスクア島 | 約30分 | 100〜150ペソ |
合計 | 約5.5時間 | 350〜450ペソ |
朝5:00〜6:00にはセブを出発すると、昼前にマラパスクアに到着できます。
午後の便はボートが欠航しやすく、日帰りはほぼ不可能なので最低1泊前提で計画を!
マラパスクア島を語る上で欠かせないのが、ニタリザメ(Thresher Shark/オナガザメ)との遭遇体験です。
世界中を探しても、野生のニタリザメとほぼ確実に出会えるダイビングポイントはここだけ。
彼らの“尾ビレの長さ”と“優雅な泳ぎ”は、まるで水中のジェントルマン。海の中でその姿を目の前にした瞬間、あなたはきっと言葉を失うはずです。
モアルボアル沖からボートで約30分
水深約25〜30mにある海底の高台(海山)で、ニタリザメが体表のクリーニングのために毎朝浮上してくる
午前5〜7時ごろが最も遭遇率が高く、いわゆる「早朝ダイビング」が定番
項目 | 内容 |
---|---|
必要ライセンス | PADI アドバンスド・オープンウォーター(AOW)以上推奨 ※要ディープダイブスキル |
経験本数目安 | 10〜20本以上あると安心 |
ダイブタイプ | ディープダイブ(約28m前後)/ボートダイブ/早朝エントリー |
装備 | 通常のダイビング装備+フロート&ライト推奨 |
※初心者・オープンウォーターでも体験可能なショップもありますが、現地チェックダイブが必要な場合あり
全長3〜4m、尾ビレが体長の半分ほどあり、非常にしなやか
単独行動が多く、1〜3匹程度と遭遇
ゆっくり旋回するように現れるため、じっくり観察できるチャンスあり
フラッシュ禁止&距離を保った静かな観察がルール
マラパスクア最老舗の有名店。早朝ツアーの安全管理◎
経験者向けコースが豊富
スタッフのホスピタリティと教育レベルが高いと評判
宿泊とパッケージで予約できる「Dives + Room」プランあり
複数支店あり、モアルボアル・ボホールからの連携も可能
AOW取得やファンダイブ連続利用にもおすすめ
朝4時台にショップ集合 → 出港 → 夜明け前に潜水開始というスケジュールが一般的
天候や潮の流れで視界が悪くなる日もあるので、できれば2日連続で潜れる日程が理想
**GoPro使用OK(フラッシュ厳禁)**だが、深度と光量の関係で映像はやや暗めに写る
「静かな海中に現れる巨大な尾ビレ…本当に夢の中みたいでした」
「セブ島の海=モアルボアルかと思っていたけど、マラパスクアの方が神秘的でした」
マラパスクア島には大型ホテルやリゾートチェーンはありませんが、海の目の前にあるこぢんまりとした宿や、ダイバー向けの便利なロッジ、静かな隠れ家ゲストハウスが数多く揃っています。
ここでは、目的別・予算別におすすめの宿泊施設をご紹介します。
エリア名 | 特徴 |
---|---|
バウンティービーチ(Bounty Beach) | 白砂のビーチ沿い、観光客・ダイバー向け宿が集中 |
ログオン(Logon)エリア | 島の中心地・港に近く、レストランやバーも多い |
北西側エリア | より静かで自然に囲まれたプライベート感のある立地 |
バウンティービーチの端に位置し、崖の上から海を見下ろす絶景ビュー
プライベートビーチ、スパ、イタリアンレストラン併設
カップル・ハネムーンにも◎
まさに**「波の音で目覚める宿」**という表現がぴったり
サンセットが見えるオーシャンビューのバルコニーが人気
清潔でリーズナブル、欧米旅行者に高評価
ダイブショップ直営の中〜上級者向け宿泊施設
AOW講習〜テクニカルダイブまで対応、英語対応◎
ビーチバー&レストラン併設で利便性も抜群
その名の通り、ニタリザメ目当てのダイバーに特化した宿
シンプルで清潔、1人旅〜グループまで対応可能
朝4時の集合もすぐ対応できる立地と環境
北西側の自然エリアに位置し、観光客が少ない穴場宿
プライベート感のある庭付きコテージが特徴
ヨガリトリートやロングステイにもおすすめ
ローカル感あふれるアートと自然に囲まれたゲストハウス
ドミトリー1泊300〜500ペソ、ヴィーガンフードが美味しいと評判
宿泊者同士の交流も盛んで、ソロ旅にぴったり
セブでよく見る「バジェットイン」系列の簡易ホテル
宿泊費をとにかく抑えたい人に最適
Wi-Fi、ホットシャワー完備で安心の基本設備あり
✅ 早朝ダイビングに参加するなら:ダイブショップ併設 or 近くの宿を選ぶ
✅ 食事・買い物も便利にしたいなら:港周辺 or ログオンエリア
✅ 静けさと景色を重視したいなら:北西エリアやビーチの端のリゾート系
Booking.com:日本語・口コミ豊富
Agoda:東南アジア宿に強い/割引多め
Klook:ツアーと一緒にセット予約可能
マラパスクア島は小さな島ながら、国際色豊かな旅行者に愛されるグルメスポットが点在しています。
また、「何もない」が最大の贅沢になる、島ならではの過ごし方も魅力です。
オーシャンフロントで波音を聞きながら食事
シーフードパスタ、マグロのタタキ、サラダなど欧米人向けメニュー多数
島で本格的なピザ&パスタが食べられる人気イタリアン
自家製モッツァレラ&赤ワインが評判
ダイバーに人気のカフェバー。朝食〜夕食まで対応
バーガーやフムス、ヴィーガンメニューも◎
ローカル&欧米人どちらからも人気の老舗食堂
1食100ペソ前後とコスパ抜群!ローカル料理初心者にもおすすめ
朝:ニタリザメダイブまたは浜辺で読書&散歩
昼:カフェやレストランでゆったりランチ&昼寝
午後:シュノーケリング or アイランドウォーク
夕方:サンセットを見ながらビーチバーで乾杯
夜:星空を見ながらのんびり音楽タイム or バーで旅人交流
「なにもしない贅沢」を味わうには、マラパスクアは最高の舞台です。
マラパスクアは比較的安全でのんびりした島ですが、離島ならではの注意点もいくつかあります。
ボートは午後になると欠航しやすいので、午前出発・午前帰着が基本
雨季(6〜10月)は特に天候の影響を受けやすい
余裕を持った日程が安心です
停電は時折あります(特に雨の日や夜間)
多くの宿にWi-Fiはありますが、速度は期待しすぎないこと
ポケットWi-Fiやモバイルバッテリーがあると快適度UP
島内には病院やドラッグストアは限定的(簡易クリニック程度)
常備薬・日焼け止め・虫除けなどはセブ市内で購入しておくのが安心
多くの店は現金(ペソ)払いオンリー
ATMはない、もしくは不安定なので現金を持参必須
レストランやダイブショップの一部はクレジットカード利用可(要確認)
世界でここだけのニタリザメ・ダイビング体験
観光地化されすぎていない、静かな島時間
コンパクトだからこそ、シンプルで濃い旅ができる場所
モアルボアルやオスロブのような“定番人気”ではないけれど、海・自然・人との距離感を大切にしたい人にこそぴったりなのが、マラパスクア島です。
ちょっとだけ、遠くて不便。
でも、その一歩を踏み出した先に、一生忘れられない旅の記憶が待っています。
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