マラパスクア島のおすすめホテル【セブ島ホテルガイド】

1. マラパスクア島とは

マラパスクア島(Malapascua Island)は、セブ島の最北端に位置する小さな離島で、その長さはわずか2.5km、幅は1kmほど。歩いて一周できるほどのコンパクトな島ですが、世界的なダイビングスポットとして知られています。特に、世界でも珍しい**ニタリザメ(Thresher Shark)**を通年で見ることができる場所として、世界中のダイバーから高い評価を受けています。

島の中心的なエリアは**バウンティビーチ(Bounty Beach)**で、白砂のロングビーチ沿いにはリゾートホテル、ダイビングショップ、レストラン、カフェが立ち並び、活気ある雰囲気。一方で、少し離れるとローカルの集落や静かな入り江が広がり、素朴な島の暮らしも感じられます。

アクセスは、セブ市内から車で約4〜5時間かけてマヤ港へ向かい、そこからバンカーボートで約30分。長時間の移動は必要ですが、その分「到着した瞬間に味わえる特別感」が魅力です。

マラパスクア島の魅力はダイビングだけではありません。

  • 透明度抜群の海でのシュノーケリング

  • サンセットビーチでの絶景夕日鑑賞

  • 島内ののんびりとした散歩やカヤック体験

など、アクティビティから静かな時間まで楽しめる、まさに「海好きのための楽園」です。

セブ島から行ける離島リゾート!マラパスクア島完全ガイド【2025年版】


2. 宿泊エリアの特徴

マラパスクア島は小さな島ですが、エリアによって雰囲気や利便性が大きく異なります。ホテルを選ぶ際は、滞在の目的や好みに合わせて場所を決めるのがおすすめです。

① バウンティビーチ(Bounty Beach)周辺

  • 特徴:島で最も賑やかなビーチエリア

  • 雰囲気:白砂のロングビーチ沿いにホテル、ダイビングショップ、レストラン、バーが集中

  • 向いている旅行者

    • 初めてのマラパスクア滞在

    • ダイビングやアクティビティ中心の旅行

    • 夜も軽く飲みに行きたい人

  • メリット

    • 移動が少なく便利

    • 食事やツアー申し込みがしやすい

  • 注意点

    • 夜は音楽や人の声で少し賑やか


② ロガンビーチ(Logon Beach)周辺

  • 特徴:落ち着いた雰囲気とプライベート感

  • 雰囲気:漁船が並ぶローカル感ある景色と穏やかな海

  • 向いている旅行者

    • 静かな時間を楽しみたいカップル

    • 海を眺めながらのんびり過ごしたい人

  • メリット

    • 人が少なく静か

    • 朝日や夕日が美しいスポットが多い

  • 注意点

    • レストランや商店が少ないため、事前の食事計画が必要


③ 内陸部のゲストハウスエリア

  • 特徴:ビーチから徒歩5〜10分ほどの住宅街や村エリア

  • 雰囲気:ローカルの暮らしが近く、観光客も比較的少なめ

  • 向いている旅行者

    • 宿泊費を抑えたいバックパッカー

    • 長期滞在の旅行者

  • メリット

    • ビーチ沿いよりも価格が安い

    • ローカルな体験ができる

  • 注意点

    • 海へのアクセスに少し時間がかかる

    • 夜は街灯が少なく暗め


このように、マラパスクア島は小さくてもエリアごとに雰囲気がはっきり分かれているため、「アクティブに動くか」「静かに過ごすか」で選び方が変わります。


3. マラパスクア島おすすめホテル一覧

マラパスクア島には、ビーチフロントの高級リゾートから、バックパッカー向けの格安ゲストハウスまで、幅広い宿泊施設があります。ここでは旅行スタイルや予算別におすすめのホテルを紹介します。


【高級リゾート(ラグジュアリー)】

1. Tepanee Beach Resort

  • 特徴:イタリア人オーナーが手掛けたおしゃれなリゾートで、丘の上から望む海の景色は絶景。

  • 設備:プライベートビーチ、スパ、レストラン、Wi-Fi

  • おすすめポイント:夕日鑑賞に最適なロケーションと静かな環境

  • 価格目安:1泊 約5,000〜8,000ペソ

2. Thresher Cove Dive Resort

  • 特徴:ニタリザメダイビングの拠点として人気が高い。

  • 設備:プール、ビーチ直結、ダイビングセンター併設

  • おすすめポイント:海の近くで贅沢かつアクティブに滞在できる

  • 価格目安:1泊 約4,500〜7,000ペソ


【中価格帯リゾート(ミドルクラス)】

3. Ocean Vida Beach & Dive Resort

  • 特徴:ビーチ正面に位置し、朝食を海辺で楽しめる。

  • 設備:ビーチバー、レストラン、ダイビングショップ

  • おすすめポイント:立地とサービスのバランスが良く、リピーターも多い

  • 価格目安:1泊 約3,000〜5,000ペソ

4. Cocobana Beach Resort

  • 特徴:島で長年愛される老舗リゾート

  • 設備:ビーチフロント、プール、広めの客室

  • おすすめポイント:ビーチアクティビティに便利な立地

  • 価格目安:1泊 約2,500〜4,500ペソ


【バジェット(格安)ホテル・ゲストハウス】

5. Malapascua Budget Inn

  • 特徴:ドミトリーから個室まで選べる柔軟な宿泊形態

  • 設備:共用キッチン、Wi-Fi、ツアーデスク

  • おすすめポイント:バックパッカーや一人旅に人気

  • 価格目安:1泊 約400〜1,200ペソ

6. Villa Sandra

  • 特徴:ローカル感のあるアットホームなゲストハウス

  • 設備:庭、共用スペース、簡易キッチン

  • おすすめポイント:長期滞在や予算重視の旅行者に最適

  • 価格目安:1泊 約500〜1,500ペソ


ホテル選びのヒント

  • 海を目の前にしたいなら「ビーチフロント」表記をチェック

  • ダイビング目的なら、ショップ併設の宿がおすすめ

  • 繁忙期(12月〜5月)は予約が埋まりやすいので早めの手配が安心


4. ダイビング派におすすめのホテル

マラパスクア島の魅力は、なんといってもニタリザメ(Thresher Shark)との遭遇率の高さです。ダイビングをメインに訪れる旅行者は、ダイビングショップや器材管理が整っているホテルを選ぶと滞在がぐっと快適になります。ここでは、ダイバーから特に評価の高い宿泊施設を紹介します。


1. Evolution Dive Resort

  • 特徴:欧米人オーナーが運営する本格派ダイビングリゾート

  • 設備:プロ仕様のダイビングセンター、レストラン、Wi-Fi

  • おすすめポイント:経験豊富なインストラクター陣と安全管理体制

  • 価格目安:1泊 約3,500〜6,000ペソ

  • 特記事項:PADIコースやテックダイビング対応も可能


2. Sea Explorers Malapascua

  • 特徴:セブ島各地に拠点を持つ大手ダイビングオペレーター

  • 設備:充実の器材保管・洗浄施設、レストラン

  • おすすめポイント:効率的なスケジュールと高いガイドスキル

  • 価格目安:1泊 約3,000〜5,500ペソ

  • 特記事項:アイランドホッピングやシュノーケリングツアーも対応


3. Thresher Shark Divers @ Phoenix

  • 特徴:ニタリザメダイブの専門ショップ併設

  • 設備:ビーチアクセス、レストラン、ツアーデスク

  • おすすめポイント:早朝ダイブの出発がスムーズ

  • 価格目安:1泊 約2,500〜4,500ペソ

  • 特記事項:長年のローカルネットワークによるポイント選定が強み


ダイバー向け滞在のコツ

  1. 早朝ダイブ対応の宿を選ぶ(ニタリザメは早朝が狙い目)

  2. 器材の洗浄・保管スペースがしっかりあるか確認

  3. 潜水後にのんびりできるビーチ前のカフェやバーが近いと快適


5. ファミリー・カップル向けホテル

マラパスクア島はダイバーの島というイメージが強いですが、静かなビーチや自然豊かな環境は、家族旅行やカップルの記念旅行にもぴったりです。特に、賑やかなバウンティビーチから少し離れたエリアや、プライベートビーチ付きの宿は落ち着いた滞在に最適です。


1. Blanco Beach Resort

  • 特徴:白砂のプライベートビーチを有する、隠れ家的リゾート

  • 設備:オーシャンビューの客室、レストラン、ツアーデスク

  • おすすめポイント

    • 人が少なく静かな環境

    • 朝夕の散歩にぴったりのプライベート感

  • 価格目安:1泊 約4,000〜6,500ペソ


2. Slam’s Garden Resort

  • 特徴:緑豊かなガーデンに囲まれた落ち着いた雰囲気

  • 設備:プール、レストラン、広めの客室

  • おすすめポイント

    • 子連れでも安心の安全設計

    • 庭でのんびり過ごせる

  • 価格目安:1泊 約2,800〜4,800ペソ


3. Tepanee Beach Resort(再掲)

  • 特徴:カップルに人気のロマンチックな立地

  • おすすめポイント

    • 夕日や星空を楽しめる丘の上

    • プライベートビーチとスパでゆったり

  • 価格目安:1泊 約5,000〜8,000ペソ


家族・カップル向け滞在のポイント

  • 静かさを求めるなら、繁華街から少し離れた宿がおすすめ

  • プライベートビーチや敷地内プールがあると、移動せずに楽しめる

  • 子連れの場合は、食事メニューやベビーベッド対応も事前確認


6. 宿泊のコツと注意点

マラパスクア島は美しい自然に囲まれた楽園ですが、離島ならではの環境やインフラ事情があります。事前に知っておくことで、滞在中のトラブルや不便を減らせます。


① 現金は多めに持参

  • 島内にはATMがなく、クレジットカードも使えないお店が多い

  • 宿泊費やダイビング料金、食事代は**現金(フィリピンペソ)**で用意

  • マヤ港やセブ市内で引き出してから向かうのが安心


② インターネット事情

  • Wi-Fiはホテルやカフェで利用できるが、速度は安定しない

  • 仕事や大容量通信が必要な場合は、事前にモバイルデータ(Globe / Smart)を準備

  • 海沿いの宿は電波が弱いこともあるため要確認


③ 電力と停電

  • 島では停電が時々発生するため、モバイルバッテリーがあると安心

  • 高級リゾートは自家発電設備を持っている場合もあり、停電時でも電気利用可能


④ 早めの予約が必須

  • 乾季(12月〜5月)やホーリーウィーク、年末年始は満室になりやすい

  • ダイバーのハイシーズンと重なるため、最低でも1〜2か月前に予約するのが理想


⑤ 荷物は軽めが便利

  • マヤ港から島へはバンカーボート移動になるため、大きく重いスーツケースは不便

  • 防水バッグや軽量リュックを活用すると安心


まとめ
マラパスクア島は都市のような便利さはない反面、手つかずの自然と素朴な魅力があります。事前準備をしっかりしておけば、より快適にこの美しい島での滞在を満喫できます。


7. まとめ

マラパスクア島は、ニタリザメとの出会いをはじめ、透明度の高い海と穏やかな島時間が魅力のセブ島屈指のリゾートアイランドです。小さな島ながら、宿泊施設は高級リゾートから格安ゲストハウスまで揃い、旅行スタイルや予算に合わせて選べるのが特徴です。

  • アクティブ派・初めての旅行者 → バウンティビーチ周辺のビーチフロントホテル

  • 静かに過ごしたいカップル・家族 → ロガンビーチやプライベート感のあるリゾート

  • ダイビング中心の滞在 → ダイビングショップ併設の宿

  • 予算重視の長期滞在 → 内陸部のゲストハウス

また、島ならではの現金必須・インターネット速度・停電対策といったポイントも忘れずに準備しておくと安心です。

マラパスクア島での滞在は、ただの旅行ではなく、心に残る特別な時間を与えてくれます。海を愛するすべての人に、自信をもっておすすめできるセブ島の隠れた楽園です。


よくある質問(FAQ)-マラパスクア島のおすすめホテル

マラパスクア島への行き方は?

セブ・マクタン国際空港 → セブ市内 → マヤ港(車で約4〜5時間)→ ボート(約30分)でマラパスクア島へ到着します。深夜到着の場合はセブ市内で1泊して翌朝出発が安心です。

ベストシーズンはいつですか?

乾季の12月〜5月がベスト。雨季(6〜11月)でもダイビングは可能ですが、スコールや風で海況が変わりやすくなります。

どのエリアに泊まるのが便利?(初めての人向け)
  • バウンティビーチ周辺:レストラン・ショップが集中し初訪問に最適。
  • ロガンビーチ周辺:静かで落ち着いた雰囲気、カップルや家族におすすめ。
  • 内陸部:コスパ重視のゲストハウスが多いエリア。

ホテルの料金相場は?
  • ラグジュアリー:₱4,500〜₱8,000
  • ミドルクラス:₱2,500〜₱5,000
  • バジェット(個室/ドミトリ):₱400〜₱1,500

乾季や連休は上振れしやすいので早めの予約が安全です。

いつ予約すれば良いですか?

乾季やホーリーウィーク、年末年始は混み合うため、1〜2か月前の予約がおすすめです。

家族連れやカップルに向いているホテルは?

静かな環境やプライベートビーチ、敷地内プールがあるリゾートが好相性。例:Blanco Beach Resort、Tepanee Beach Resort、Slam’s Garden Resort など。

ニタリザメ(Thresher Shark)はいつ見られますか?

通年チャンスがありますが、早朝ダイブ(出発は夜明け前)が狙い目です。海況により見られない日もあります。

ダイビング重視の滞在におすすめの宿は?

ダイブセンター併設・連携が強い宿が便利です。例:Evolution Dive Resort、Sea Explorers、Thresher Shark Divers など。

島にATMはありますか?クレジットカードは使えますか?

ATMは基本ありません。 現金(フィリピンペソ)をセブ市内かマヤ港到着前に準備してください。カード不可の店舗が多いです。

Wi‑Fiやモバイル通信は安定していますか?

ホテルやカフェでWi‑Fiは使えますが速度は不安定。作業目的ならGlobe/SmartのSIM+データを用意し、事前に宿へ通信状況を確認しましょう。

停電はありますか?電源事情は?

離島のため停電が時々発生します。モバイルバッテリー持参推奨。上位リゾートは自家発電機を備える場合があります。

治安はどうですか?一人旅や女性でも大丈夫?

比較的穏やかですが、観光地の基本対策(夜道は一人歩きしない、貴重品管理)を徹底してください。ビーチでの放置荷物に注意。

医療・薬局はありますか?

小さなクリニックや薬局はありますが、重症対応はセブ本島になります。常用薬や酔い止め、応急キットを持参すると安心です。

荷物はスーツケースでも大丈夫?

マヤ港〜島はバンカーボート移動のため、軽量の荷造りが快適。防水バッグや濡れても良いサンダルが役立ちます。

両替・チップ・通貨は?

通貨はフィリピンペソ。小額紙幣を多めに。チップは必須ではありませんが、良いサービスには少額を渡す文化があります。

電源プラグの形状と電圧は?

電圧220V、周波数60Hz。プラグはA/B/Cタイプが混在。マルチ変換プラグ持参がおすすめです。

水道水は飲めますか?

飲用不可。ミネラルウォーターを購入してください。歯みがきもミネラルウォーター使用が安心です。

ダイビング以外に何が楽しめますか?
  • シュノーケリング、アイランドホッピング、カヤック
  • サンセット鑑賞、星空観察、ビーチ散歩
食事はどんな感じ?ベジタリアン対応は?

フィリピン料理やシーフード、各国料理のレストランがあります。ベジタリアン/ビーガン対応の店も一部あり、メニュー事前確認が無難です。

台風や悪天候の場合はどうなりますか?

ボート運航が停止し、島に足止めされる可能性があります。予備日を設け、フレキシブルな旅程とキャンセルポリシーの確認を。

チェックイン/アウト時間は?アーリーチェックインは可能?

多くの宿はチェックイン14:00〜、チェックアウト〜12:00が目安。空室状況次第でアーリーチェックイン可、事前に宿へ相談してください。

環境保護や島でのマナーは?
  • 日焼け止めはリーフセーフ製品を選ぶ
  • サンゴや海洋生物に触れない・持ち帰らない
  • ゴミは持ち帰り、節水・節電に協力
言語は通じますか?

公用語は英語とフィリピン語。観光エリアでは英語が概ね通じます。簡単な英語表現で十分にやり取り可能です。

※本FAQは旅行者向け一般情報です。最新の運航状況や料金、各宿のポリシーは必ず事前に公式情報でご確認ください。

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