2025/06/5
目次
国際結婚が当たり前になりつつある現代、特に日本人男性とフィリピン人女性のカップルは年々増えています。
理由はさまざまですが、「フィリピン人女性の明るく愛情深い性格」や「英語が通じやすい文化的背景」、「日本と比べて家族の絆を非常に重視する価値観」などが挙げられます。
また、フィリピンは日本からのアクセスが良く、気候や人柄の相性も比較的よいため、短期滞在から恋愛に発展するケースも少なくありません。
ただし、文化や価値観の違いがある以上、結婚後に「こんなはずじゃなかった」となるケースも実際にあります。
この記事では、フィリピン人女性と結婚する際のメリット・デメリット・実践的なコツを、日本在住/フィリピン在住の両視点から具体的に解説していきます。
明るく社交的で感情表現が豊か
家族中心の価値観
信仰心が強い(カトリックが多数)
英語力が高く、多言語コミュニケーションに慣れている
✅ 1. 愛情深く、パートナーを大切にしてくれる
✅ 2. 家庭的で料理・育児にも積極的
✅ 3. 英語が通じるため、深い話がしやすい
✅ 4. 離婚率が極めて低い(法律的にも困難)
✅ 5. 日本人との相性が良い(控えめ+情熱的)
実際にフィリピン人女性と結婚している日本人(特に男性)は多い一方で、「相性が良い」と言われるのは半分事実で、半分は努力次第です。
お互いに「家庭志向」な傾向がある
– 日本人男性は家族を大切にする傾向があり、フィリピン人女性も家族愛が強いため、価値観が重なりやすい。
日本人の真面目さ vs フィリピン人の明るさ
– 無口で冷静な日本人男性と、感情豊かで明るいフィリピン人女性のコンビは、お互いの欠点を補完しやすい。
フィリピン人女性の英語力 + 日本人の「聞く力」
– 日本人は主張よりも「聞く」ことに慣れており、フィリピン人女性は会話好き。バランスが取れやすい。
日本文化への好感度が高い
– アニメ、清潔感、仕事熱心な姿勢など、日本に対して憧れや尊敬を持つフィリピン人女性が多い。
親族付き合いにストレスを感じやすい
– フィリピン人女性は親兄弟とのつながりが強く、仕送り文化や「家族を助け合うのが当然」という感覚がある。日本人男性は「夫婦単位で独立したい」という考えが多く、すれ違いが起きがち。
金銭感覚・浪費癖のギャップ
– フィリピンは物価が安く「入ったらすぐ使う」文化が強め。日本人は「将来のために貯める」傾向があり、ここでも衝突が起こりやすい。
「言わなくても察してほしい」vs「素直に言ってほしい」
– 日本人男性の“察して文化”と、フィリピン人女性の“オープンな感情表現”がぶつかることも。
ジェンダー観の違い
– フィリピンでは男女平等意識が高く、女性がリーダーシップを取る家庭も多い。日本の昔ながらの「亭主関白」的な考えは合わない。
つまり、
日本人の性格そのものがフィリピン人女性と完璧に合うわけではない。
けれども、「異文化への理解と尊重の姿勢」がある人にとっては、相性はとても良くなる。
フィリピン人女性との国際結婚・恋愛における相性比較(国籍別)
相性度:★★★★★(文化的・言語的に高相性)
✅ 共通点
英語が共通言語で、コミュニケーションが圧倒的に取りやすい
カトリックやクリスチャン系文化も近いため、価値観が合いやすい
フィリピン人女性はアメリカ文化(映画・音楽・ファッション)への親和性が非常に高い
⚠️ 課題
自由恋愛と家族主義のギャップ:アメリカ人男性が「個人の自由重視」、フィリピン人女性が「家族優先」になりがち
金銭観のギャップ:物価・収入水準の差がある中で、金銭援助が当たり前になると不満が出る可能性も
相性度:★★★☆☆(相互理解の努力が鍵)
✅ 共通点
家族を大切にする価値観は非常に近い(祖父母・親族との関係性)
自国の文化を大切にする点では相性が良い
⚠️ 課題
言語の壁:中国人男性が英語に不慣れな場合、深いコミュニケーションに時間がかかる
男女の役割に対する考え方が異なる:伝統的な「男性主導」傾向 vs フィリピン人女性の自立志向
嫉妬や独占欲が高めの傾向がある男性の場合、フィリピン人女性の社交性を「軽い」と誤解しやすい
相性度:★★★★☆(柔軟性と家庭志向が一致)
✅ 共通点
台湾人男性は温厚で思いやりがある傾向があり、フィリピン人女性の社交性や家族愛を受け入れやすい
英語教育が進んでおり、コミュニケーションも比較的スムーズ
家族とのつながりを大切にする文化的土壌も共有
⚠️ 課題
結婚後のフィリピン側親族との「線引き」があいまいになりやすく、経済的負担になるケースも
フィリピン人女性が自由や楽しさを求める傾向に対して、台湾人男性がやや保守的・内向的に感じる場面も
フィリピン人女性との相性は、国籍だけでなく「個人の性格・文化理解度・生活スタイルの柔軟性」に大きく左右されます。
ただし、共通言語(英語)と家庭観の一致度が高い国ほど、相性は良くなりやすいです。
フィリピンでは「拡大家族」が一般的です。親だけでなく兄弟姉妹、いとこ、おば・おじなどとの関係も非常に濃密で、結婚するとそのネットワークに自動的に組み込まれることになります。
「義家族からの援助要請」「仕送りの期待」「突然の来訪」など、日本人の感覚では理解しにくい場面に戸惑うことも少なくありません。
フィリピンでは「お金は使うためのもの」という考えが一般的で、貯金よりも目の前の生活や人間関係を優先する文化があります。
一方、日本人は将来のために蓄えることを重視するため、夫婦間で金銭トラブルになりやすいポイントです。事前にルールを決めておくことが重要です。
フィリピン人女性は感情表現が豊かで、喜怒哀楽をストレートに表現します。
一方で、日本人男性は「我慢」や「察する」ことを美徳とする傾向があり、そのギャップから誤解やすれ違いが生まれやすくなります。
フィリピンは常夏の島国で、家族中心の生活文化を持っています。日本に移住すると、寒さ・言語・社会の静けさやストレス社会に戸惑うケースもあります。
「奥さんが適応できずホームシックになる」というのもよくあるパターンです。
フィリピンでは、日本や欧米のように「同世代の恋愛が一般的」という価値観はあまり根強くありません。
20代前半の女性が40代〜50代の男性と交際・結婚するケースは多く、年齢差よりも「経済的安定」や「包容力」「誠実さ」が重視される傾向にあります。
40〜60代の男性でも、恋愛対象・結婚対象としてまったく問題視されない
「落ち着いていて頼りがいがある」「家族を大事にしてくれる」という印象から、むしろ好印象になることも多い
若さではなく、**“成熟した愛情表現”や“安定した生活設計”**が評価される
実例:
「最初は“えっ、こんなに年下でいいの?”とこちらが戸惑ったけれど、彼女にとっては年齢より“信頼できるかどうか”が重要だった」
しかし、表面上のメリットだけで関係を進めると、後でトラブルになるケースもあります。
とくに性格の相性・価値観の違いを軽視すると、年齢差は“埋まらない壁”に変わることも。
ジェネレーションギャップがボディブローのように効いてくる
– 音楽、SNS、時間感覚、優先順位などでズレが多くなりやすい
– 「え、それ知らないの?」が積み重なり、会話がズレてくる
主導権・依存関係のバランスが崩れる
– 年上男性が経済的・生活的に主導権を握りすぎると、相手は“育てられる側”に感じてしまい、自立心を失う
– 一方、男性側が過剰に若さに合わせようとすると、疲弊してしまう
結婚後の“人生のペース”が噛み合わなくなる
– 男性は落ち着きたい時期、女性は「これから色々経験したい」時期。
– 特に30歳以上の年齢差では、ライフステージのギャップが鮮明に出やすい
年齢ではなく「ライフスタイルの一致」が重要(遊びたい vs 落ち着きたい、都市型 vs 田舎志向)
年上だからといって“指導者”にならない。あくまでパートナーとして接すること
関係性において“ギブ&テイクのバランス”が取れているかを定期的に見直す
最初の半年で、本音でぶつかる機会を作ることで、お互いの限界値を知る
フィリピン人女性は、確かに年齢差に寛容です。
でも、それは“中身も成熟している”ことが前提です。
年齢に甘えたら関係は崩れる。
年齢を超えて尊敬し合えたら、関係は強くなる。
そんな覚悟と柔軟性を持てるかどうかが、「歳の差婚」成功の鍵になります。
「断る=失礼」ではなく、「ルールを共有する=信頼の構築」と捉えましょう。感情ではなく、仕組みで距離を保つのがコツです。
「家計のオープン化(収支を共有)」+「一定額まで自由」「仕送りは〇%まで」など、具体的に合意形成しておくことでトラブルを防げます。
怒っていたら「どうしたの?」と聞き、喜んでいたら一緒に喜ぶ。反応を示すだけで、信頼度は一気に上がります。無視やスルーは逆効果。
完璧な英語でなくてOK。単語と表情、ボディランゲージで伝わります。むしろ“通じ合おうとする姿勢”こそが信頼につながります。
国際結婚は「異文化の融合」です。相手を変えるのではなく、「違いを面白がる」くらいの余裕を持てると、お互いが楽になります。
ある日本人男性(30代)は、フィリピン人女性と交際後、1年の遠距離恋愛を経て結婚。文化の違いに何度もぶつかりましたが、「週1回の夫婦ミーティング」「LINEで家計簿共有」などの工夫をすることで、家庭内の信頼を築くことができたそうです。
一方で、結婚後もフィリピン側の親族への送金が続き、男性がストレスをためていた例もあります。「言えない」「我慢すれば済む」と問題を放置し続けた結果、信頼関係が壊れ、数年で別居に至ってしまいました。
この例から学べるのは、「文化の違いに気づいたら、すぐに向き合うことが大事」という点です。
国籍や文化の違いがあるからこそ、相手への理解・配慮・柔軟性がより重要になります。
「異文化だから難しい」のではなく、**「違うからこそ学びと成長がある」**のが国際結婚の醍醐味。
自分の文化だけに固執せず、お互いの価値観を尊重できれば、人生のパートナーとして最高の関係が築けるはずです。
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