1級でよく聞かれる質問
グローバルな課題に関する質問
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Do you think economic growth is more important than environmental protection? 
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Should developed countries do more to help developing countries? 
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Do you think international organizations are effective in solving global problems? 
ポイント:
抽象的・社会的テーマでは、バランスの取れた視点を示すと高評価につながります。
例:I think both are important, but protecting the environment should come first because we can’t live without a healthy planet.
政治・教育・倫理に関する質問
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Do you think the education system should focus more on creativity? 
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Should the government control the media? 
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Do you think artificial intelligence will create more problems than benefits? 
ポイント:
自分の意見を明確にしつつ、社会的影響まで触れられると印象が良くなります。
例:Yes, because creativity helps people solve new problems and adapt to change.
現代社会の価値観に関する質問
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Do you think people are becoming too dependent on social media? 
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Should companies prioritize employees’ well-being over profit? 
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Do you think freedom of speech should have any limits? 
ポイント:
1級では、理由+具体例+結論の3段構成が基本。論理的な流れを意識しましょう。
例:I think freedom of speech is important, but it should have limits when it causes harm to others.
面接官が見ているポイント
英検の面接では、英語力そのものよりも「コミュニケーション能力」や「考えをまとめて伝える力」が重視されます。以下のポイントを意識すると、印象がぐっと良くなります。
1. 内容よりも「英語で考えて話す姿勢」
面接官は完璧な文法や難しい単語を求めていません。
大切なのは、「自分の考えを英語で組み立てて伝えようとする姿勢」です。
多少文法が間違っても、伝えようとする意欲が評価されます。
2. 会話の自然さと流暢さ
Yes/Noだけで終わらず、理由や例を加えて会話を続けることがポイント。
たとえば、
× Yes.
〇 Yes, because it helps people stay healthy.
3. 発音・イントネーション・アイコンタクト
発音が多少違っていても、聞き取りやすく、明るいトーンで話すことが大切。
また、面接官を見ながら話すことで自信のある印象を与えられます。
4. 態度・表情・姿勢
英検は「英会話テスト」でもあるため、笑顔や姿勢も印象に影響します。
はっきりした声で、落ち着いて受け答えするだけで大きく差がつきます。
5. 答えの長さより「一貫性」
短くても構いませんが、意見に一貫性があることが大切です。
意見 → 理由 → 具体例 → 結論 の流れでまとめると自然になります。
英語力だけでなく、コミュニケーションの姿勢全体を評価していることを意識すると、リラックスして面接を受けられるようになります。
まとめ
英検の面接(スピーキング)は、事前の準備次第で自信を持って臨めるパートです。
筆記試験と違い、答えが一つではないため不安に感じやすいですが、「よく出る質問」を理解して練習しておくことが最大の対策になります。
レベル別対策のポイントまとめ
効果的な練習法
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音読練習:声に出して答えることで、話すスピードや発音が安定します。 
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模擬面接:家族や友人、またはAI英会話アプリで実際の形式に慣れる。 
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自分の答えを録音して確認:改善点が明確になり、成長を実感できます。 
どの級でも、最も大切なのは**「伝えようとする姿勢」**です。
文法の正確さよりも、自分の考えを英語で表現する練習を重ねることで、面接本番でも落ち着いて話せるようになります。
自信を持って、あなたらしい英語で挑戦しましょう。
よくある質問(FAQs)
英検の面接で答えはどのくらいの長さが理想?
目安は20〜40秒。ポイントは「結論→理由(1〜2個)→簡単な例→締め」の流れで、冗長にならないこと。
質問が聞き取れなかったらどうすればいい?
遠慮せずに聞き返してOK。例:“Could you repeat the question, please?” / “Could you speak a little more slowly?”
沈黙してしまいそうなときの対処法は?
まずは結論だけでも先に言う。その後で理由を足す。例:“Yes, I think so. There are two reasons.”
文法ミスはどの程度減点される?
意思が伝わるかが最重要。小さなミスは大きな減点になりにくい。意味が曖昧になるミスは避ける。
どの級でも使える回答テンプレはある?
結論→理由→例→まとめ(CREP)が汎用的。例:“I think … because … For example, … So, …”
準2級では何を一番意識すべき?
身近な話題を短くはっきり。主語+動詞のシンプル文でOK。笑顔と声量も評価につながる。
2級では理由は何個言うべき?
2個が目安。時間に余裕がなければ1個+具体例でも可。
準1級で抽象的テーマに対応するコツは?
定義→立場→理由→反論処理→結論。例:“By happiness, I mean… I believe… because… Some say…, but… Therefore…”
1級で評価されるポイントは?
論理性・一貫性・バランス。相手の反論を想定し、限定条件やトレードオフに触れると説得力が上がる。
意見が思いつかない/詳しくない話題が出たら?
前提を置いて限定的に答える。例:“I’m not an expert, but from a citizen’s perspective…” と枕詞で範囲を絞る。
時間配分はどう考える?
質問1つに対し20〜40秒。長くなりそうなら結論で締める:“So, for these reasons, I think …”
言い直しや自己修正はしてもいい?
むしろ自然。“Let me rephrase that.” / “What I mean is …” で簡潔に修正。
ジェスチャーやアイコンタクトは必要?
適度にあるとプラス。過度な動きは不要。相手を見る、うなずく、笑顔を意識。
速さ・発音はどの程度重視される?
聞き取りやすさ>速さ。区切り(ポーズ)とイントネーションで伝わりやすくする。
難しい語彙は使ったほうが良い?
正確さを優先。背伸び語彙よりも簡潔で的確な表現が高評価。
面接中にメモは取れる?
基本は口頭で即答。その場で短く構成する練習を普段からしておくと安心。詳細は最新の受験案内を確認。
Yes/Noだけで終わらないための一言は?
“Yes, for two reasons.” / “No, mainly because …” と宣言してから理由を述べる。
準備におすすめの練習メニューは?
- 音読+録音:自分の癖を可視化
- 30秒スピーチ:CREPで即興練習
- 模擬面接:想定質問で本番形式
直前のルーティンは?
- 英語の口慣らし(シャドーイング1〜2分)
- 自分の鉄板ネタを3つ確認(趣味・学校・将来)
- 深呼吸+最初の一文を決めておく
最後に一言で締めるなら?
“In short, that’s why I think …” などで簡潔にまとめ、笑顔でアイコンタクト。
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