目次
パサイ留学ガイド(空港近くの学校事情)
はじめに
フィリピン留学といえばセブ島やマカティが有名ですが、実はマニラ首都圏の「パサイ市」も便利な留学先として注目されています。ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)が近く、到着後すぐに学校や寮へ移動できる利便性の高さが魅力です。特に短期留学やトランジットを活用した学習を希望する方にとって、空港に隣接するパサイは最適なロケーションといえるでしょう。
また、パサイにはSM Mall of Asiaなど大型商業施設や観光スポットがあり、学習だけでなく日常生活や娯楽も充実しています。さらに、マカティやBGCに比べると費用がやや抑えられるため、コストパフォーマンスを重視する留学生にも人気があります。
このガイドでは、パサイの語学学校の特徴、生活環境、費用感などを詳しく解説し、留学先選びの参考になる情報をお届けします。
パサイの特徴
1. 空港アクセスの良さ
パサイはニノイ・アキノ国際空港(NAIA)に隣接しており、車で10〜20分程度で移動可能です。特に深夜や早朝に到着する留学生にとって、空港からすぐに学校や寮へ移動できるのは大きな安心材料です。
2. 交通の要所
- 
MRT Taft Avenue駅:マカティやケソン方面へ簡単にアクセス可能。 
- 
バスターミナル:南部ルソン方面への長距離バスが発着。 
- 
フェリー港:ビサヤ諸島やミンダナオ方面への航路もあり、国内旅行にも便利。 
3. ショッピング・娯楽施設が充実
- 
SM Mall of Asia(MOA):アジア最大級のショッピングモール。映画館、レストラン、アイススケートリンクまで揃う。 
- 
ベイウォーク:マニラ湾沿いの散歩道で、美しい夕日が楽しめる。 
- 
コンベンションセンターやアリーナ:イベントやコンサートが多く開催され、留学生活に彩りを加えてくれる。 
4. 生活コスト
パサイは、マカティやBGCと比べると家賃や生活費が比較的リーズナブル。学校や寮もやや安く設定されている場合が多く、コストを抑えたい留学生にとって魅力的なエリアです。
5. 多様な人々が集まるエリア
観光客、ビジネス客、地元住民が入り混じる国際色豊かな街。多様な文化に触れながら生活できるのも留学の醍醐味です。
パサイの語学学校事情
学校の数と規模
パサイはマカティやケソンのように語学学校が密集しているわけではありません。学校の数は比較的少なめですが、その分 小規模でアットホームな校風 が多く、先生と生徒の距離が近いのが特徴です。大規模校の賑やかさよりも、落ち着いて学べる環境を求める方に向いています。
プログラムの特徴
- 
短期・集中型コースが中心 
 空港から近いため、1週間〜1か月程度の短期留学に最適。TOEIC・IELTSなどの試験対策コースを集中的に受講できる学校もあります。
- 
初心者にも安心 
 初めてのフィリピン留学や、短期の体験留学を希望する学生に合わせたカリキュラムが整っている学校が多いです。
- 
個別対応がしやすい 
 小規模校ならではの柔軟さがあり、マンツーマン授業の比率が高め。個々の目的に合わせて学習プランを調整できるのも魅力です。
空港送迎サービス
ほとんどの学校が 到着日に空港送迎を提供 しており、深夜便や早朝便でも安心して移動できます。パサイに学校があることで移動時間が短く、特に長時間のフライト後には大きなメリットとなります。
学校選びのポイント
- 
短期留学か長期留学か 
- 
試験対策(IELTS/TOEIC)か日常英会話か 
- 
寮完備か、近隣ホテル利用か 
- 
学費・滞在費の総額 
パサイの学校は「利便性を優先したい方」「短期間で成果を出したい方」におすすめです。
パサイの語学学校事情
学校数はほとんどないのが実情
パサイ市は空港や大型モールがある便利なエリアですが、留学生向けの英語語学学校はほとんど存在しません。セブ島のように学校が集まっているわけでもなく、マカティやケソンのように留学生コミュニティが形成されているエリアでもないため、選択肢は非常に限られています。
実際の留学スタイル
そのため、パサイを拠点にする留学生は以下のような方法を取るのが一般的です。
- 
パサイ滞在+マカティ通学 - 
MRTやタクシーで20〜30分ほどで通えるため、毎日の通学が可能。 
- 
空港近くに滞在したいが、しっかり語学学校に通いたい人におすすめ。 
 
- 
- 
短期滞在+プライベートレッスン - 
ホテルやコンドミニアムに滞在しながら、オンライン英会話や家庭教師型の英語講師を利用。 
- 
トランジットや短期旅行を兼ねた「英語体験」に適している。 
 
- 
- 
試験前の集中学習 - 
TOEIC・IELTSなどの直前対策として、オンラインや個別指導を受けるケースも。 
- 
学校に通わず、利便性重視で宿泊するパターン。 
 
- 
どんな人に向いているか?
- 
フライトの前後で短期間だけ学びたい人 
- 
空港から遠くに移動したくない人 
- 
マカティやBGCの学校に通うが、宿泊は安めに抑えたい人 
- 
観光・ショッピングと学習を両立したい人 
パサイでの生活環境
宿泊環境
パサイには学生寮はほとんどなく、ホテルやコンドミニアム型の滞在が中心となります。空港周辺には中級〜高級ホテルが多く、留学生でも利用しやすいリーズナブルなビジネスホテルやサービスアパートメントもあります。長期滞在の場合は、コンドミニアムを月単位で借りるスタイルが現実的です。
食事
- 
モール内のレストランが充実:SM Mall of Asia(MOA)にはフィリピン料理、日本食、韓国料理、中華、西洋料理まで揃っており、毎日の食事に困りません。 
- 
手軽なローカルフード:ストリートフードや食堂もあり、安く食事を済ませたい人にも便利。 
- 
スーパー・食材調達:大型スーパーがあり、自炊をする場合も食材は簡単に揃います。 
交通
- 
空港アクセス:タクシーやGrabで10〜20分程度。 
- 
市内移動:MRT Taft Avenue駅からマカティ・オルティガス方面へ移動可能。 
- 
バスターミナル:南ルソン行きの長距離バスが出ており、旅行にも便利。 
治安
観光客やビジネス客が多く、比較的安全なエリアですが、以下には注意が必要です。
- 
モール周辺や人混みではスリや置き引き 
- 
夜間の裏道や人通りの少ない場所での一人歩き 
基本的に「人の多い場所を選んで移動する」「Grabを利用する」などの工夫で安全に過ごせます。
生活の利便性
- 
銀行・両替所:空港やモール周辺に多数あり。 
- 
病院:パサイ市内に大規模な私立病院があるため、緊急時も安心。 
- 
娯楽:映画館、アリーナ、イベント施設などが揃い、勉強の合間にリフレッシュ可能。 
費用感(目安)
パサイ自体には語学学校がほとんどないため、**「宿泊はパサイ」「通学はマカティやBGC」**というケースを想定した費用感になります。空港隣接エリアという特性上、宿泊費や生活費は他の都市よりもやや高めに設定されることが多いです。
学費・滞在費(1か月)
- 
語学学校授業料+寮費(マカティ・BGC校に通学の場合): 
 1,500〜2,000 USD
 (短期集中コースや個室寮利用の場合はさらに高額になるケースあり)
宿泊費(パサイ滞在の場合)
- 
ホテル滞在(中級〜高級):800〜1,500 USD/月 
- 
コンドミニアム賃貸:700〜1,200 USD/月 
生活費
- 
食費(外食+自炊併用):400〜600 USD/月 
- 
交通費(Grab・MRT・バス):80〜150 USD/月 
- 
娯楽・買い物・雑費:200〜400 USD/月 
空港送迎
- 
多くの学校で無料〜50 USD程度(往復) 
- 
パサイ滞在なら空港からの移動費用はほとんどかからない 
合計目安(1か月留学)
2,500〜3,500 USD
セブ島やケソンに比べると、やや高めの水準。
「空港直結の安心感」と「都市部の利便性」に対して費用を払うイメージです。
まとめ
パサイは「空港に隣接する」という唯一無二の立地を持つ都市です。到着してすぐに滞在できる利便性や、SM Mall of Asiaを中心とした生活環境の充実は、他のエリアにはない大きな魅力です。
ただし、実際のところ 留学生向けの英語語学学校はほとんど存在しないため、「パサイ単体で留学」という選択肢は現実的ではありません。代わりに、以下のようなスタイルが適しています。
- 
宿泊はパサイ、通学はマカティ・BGCの学校 
- 
短期滞在やトランジットを利用した英語学習 
- 
観光やショッピングも楽しみつつ、英語を体験的に学ぶ 
費用面では他都市よりやや高くなるものの、空港アクセス・都市の利便性・生活の快適さを重視する方にとって、パサイ滞在は魅力的な選択肢です。
FAQs
パサイに英語学校はありますか?
留学生向けの英語語学学校はほとんどありません。実質的には「宿泊はパサイ、通学はマカティやBGC」の組み合わせが現実的です。
パサイに滞在するメリットは?
空港近接で移動が楽、SM Mall of Asiaなど生活利便性が高い、短期滞在の拠点に最適という点です。
マカティやBGCの学校までの通学時間は?
交通状況により20〜45分程度。ピーク時は1時間前後かかることもあります。GrabやMRTを使い分けましょう。
短期(1〜2週間)でも意味はありますか?
集中レッスンや個人チューター、オンライン英会話を組み合わせれば、基礎固めや発話慣れに効果的です。
費用の目安はどれくらい?
1か月合計で2,500〜3,500 USDが目安(やや高め設定)。内訳は学校1,500〜2,000 USD、宿泊700〜1,500 USD、生活費400〜600 USDなど。
寮はありますか?
パサイ市内の学生寮は限られます。多くはホテルやコンドミニアム滞在(ウィークリーマンスリー)となります。
治安は大丈夫?
人の多い商業エリアは比較的安全ですが、スリ対策と夜間移動の注意は必要です。配車アプリの利用が安心です。
空港送迎はどう手配すべき?
通学先の学校送迎か、ホテル手配の空港ピックアップを推奨。深夜・早朝便は事前予約が安心です。
どんな人にパサイ滞在が向いている?
フライト前後の短期学習派、空港近くで移動負担を減らしたい人、都市の利便性と安全性を重視する人に適しています。
オンライン英会話や家庭教師は使える?
はい。時差の少なさと滞在拠点の安定性を活かし、ホテルやコンドでの受講と組み合わせるのがおすすめです。
交通手段は?
Grab/タクシー、MRT(Taft Avenue駅)、主要バスターミナルを使います。時間帯で最適ルートを選びましょう。
生活インフラ(病院・両替・通信)は整っていますか?
私立病院、両替所、キャリアショップが揃っています。SIM/eSIMは空港またはモールで即日入手可能です。
学習と観光は両立できる?
MOAやベイエリアが近く、学習後に食事・買い物・イベント参加がしやすい環境です。
パサイ以外の代替エリアは?
英語学校が多いのはマカティ、ケソン、オルティガス、セブ島。学校重視ならこれらエリアを第一候補に。
騒音(飛行機音)は気になる?
物件や階層により差があります。防音性の高いホテルや内向きの部屋を選ぶと快適です。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			