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OET 服薬情報の書き方 Medication Sectionの必須要素【完全ガイド】
OET Writingでは、患者の服薬情報(Medication Section)を正確かつ簡潔に記載することが非常に重要です。多くの受験者は症状や経過を書くことに集中しすぎて、Medicationの書き方が曖昧になり、評価を落としてしまうケースが少なくありません。
特にOETの紹介状(Referral Letter)、退院レター(Discharge Letter)、転院レター(Transfer Letter)では、薬剤情報は患者の安全に直結する重要な医療情報です。そのため、必要な情報を漏れなく、かつ読みやすく整理して書く能力が求められます。
本記事では、OET WritingにおけるMedication Sectionの基本構造、必須要素、書き方のルール、よくあるミス、そして高得点につながる書き方のコツまで、実践的に解説します。
OET WritingにおけるMedication Sectionの役割
OET Writingでは、単なる薬の羅列ではなく、受け手の医療専門職が「患者の治療状況をすぐ理解できる」形で書く必要があります。
Medication Sectionの目的は主に以下です。
- 患者が現在服用している薬を共有する
- 最近変更された薬剤情報を伝える
- 治療経過を理解できるようにする
- 重複投薬や薬剤相互作用を防ぐ
つまり、Medication Sectionは患者安全のための情報共有です。
そのため、情報の優先順位を考えながら整理して書く必要があります。
Medication Sectionで必ず含めるべき基本要素
OET Writingでは、Medicationを書く際に以下の要素を意識すると整理された文章になります。
1 薬剤名(Drug Name)
最も基本となる情報です。
通常は以下の形式で書きます。
Generic name + dosage
例:
- Metformin
- Amoxicillin
- Paracetamol
- Lisinopril
可能であればGeneric nameを使用する方が望ましいです。
2 用量(Dosage)
薬剤の量は非常に重要です。
一般的な表記:
- 500 mg
- 10 mg
- 20 mg
- 1 g
例:
Metformin 500 mg
Paracetamol 1 g
3 投与頻度(Frequency)
薬をどのくらいの頻度で服用しているかを記載します。
よく使われる表現:
- once daily
- twice daily
- three times daily
- four times daily
- as required
例:
Paracetamol 1 g four times daily
Metformin 500 mg twice daily
4 投与経路(Route)
薬の投与方法も重要です。
主な表現:
- orally
- intravenously
- subcutaneously
- topically
- inhaled
例:
Amoxicillin 500 mg orally three times daily
5 開始時期(Start Date / Duration)
薬をいつから服用しているかを書く場合もあります。
例:
- commenced two days ago
- started last week
- initiated during admission
例文:
Amoxicillin 500 mg three times daily was commenced two days ago.
6 PRN薬(必要時薬)
必要時服用の薬は以下のように書きます。
as required (PRN)
例:
Paracetamol 1 g every six hours as required for pain.
Medicationを書くときの基本フォーマット
OETでは次の順番で書くと非常に読みやすくなります。
Drug name + dosage + route + frequency + purpose
例:
Metformin 500 mg orally twice daily for type 2 diabetes.
Paracetamol 1 g orally four times daily for pain relief.
Medicationを書くときの実践例
例1 慢性疾患の薬
The patient is currently taking:
- Metformin 500 mg orally twice daily for type 2 diabetes
- Lisinopril 10 mg orally once daily for hypertension
- Atorvastatin 20 mg orally once daily for hyperlipidaemia
例2 入院中に開始された薬
During admission, the patient was commenced on:
- Intravenous ceftriaxone 1 g twice daily
- Paracetamol 1 g four times daily
例3 必要時薬
He also takes:
- Salbutamol inhaler as required for shortness of breath
Medication Sectionの書き方パターン
パターン1 シンプル列挙
現在服用中の薬が複数ある場合:
The patient is currently prescribed:
- Metformin 500 mg twice daily
- Lisinopril 10 mg once daily
- Aspirin 100 mg once daily
パターン2 文章形式
文章で書く場合:
He is currently taking Metformin 500 mg twice daily and Lisinopril 10 mg once daily.
パターン3 治療変更
薬が変更された場合:
Metformin was increased to 1 g twice daily during admission.
OET WritingでよくあるMedicationのミス
1 薬剤名だけ書く
例:
Metformin, Lisinopril, Aspirin
これは不十分です。
必ず以下を含めます。
- 用量
- 頻度
2 不必要に長い説明を書く
例:
Metformin was prescribed because the patient had uncontrolled diabetes.
これはCase Notesにある場合でも、Medication Sectionでは不要です。
3 Case Notesをそのままコピーする
Case Notes:
Metformin 500 mg PO BD
そのまま書くのではなく、
Metformin 500 mg orally twice daily
のように文章化します。
Medicationを書くときのまとめ方のコツ
薬をカテゴリーでまとめる
複数ある場合はまとめます。
例:
He is currently taking Metformin and insulin for diabetes.
重要な薬だけ書く
OETではすべての薬を書く必要はありません。
以下が優先されます。
- 主病名に関連する薬
- 最近変更された薬
- 受け手が知る必要のある薬
高得点につながるMedication Sectionの書き方
OETの評価基準では以下が重視されます。
- 情報の選択
- 明確さ
- 読みやすさ
- 医療専門職への適切な情報共有
そのため、
- 簡潔
- 正確
- 必要情報のみ
を意識することが重要です。
Medication Sectionテンプレート
実際のOET Writingで使えるテンプレートです。
Current medication:
- Drug name + dosage + frequency
例:
The patient is currently taking Metformin 500 mg twice daily and Lisinopril 10 mg once daily.
まとめ
OET WritingのMedication Sectionでは、薬剤情報を正確かつ簡潔に書く能力が求められます。
重要なポイントは以下です。
- Drug name
- Dosage
- Frequency
- Route
- Purpose(必要な場合)
さらに、Case Notesをそのまま書くのではなく、読み手が理解しやすい形に整理することが重要です。
Medication Sectionを適切に書けるようになることで、OET Writingの評価は大きく向上します。
実際の試験では、常に「受け手の医療専門職が何を知る必要があるか」を考えながら書くことを意識しましょう。
FAQs(よくある質問)
OET WritingでMedication Sectionは必ず書く必要がありますか?
はい、多くのOET WritingタスクではMedication情報は重要な医療情報として扱われます。ただし、Case Notesに薬剤情報が含まれていない場合は無理に書く必要はありません。Case Notesに薬が記載されている場合は、その中から重要なものを選んで簡潔にまとめて書く必要があります。
Medicationはすべての薬を書く必要がありますか?
いいえ、すべてを書く必要はありません。OET Writingでは「情報の選択」が評価対象になります。特に重要なのは以下の薬です。
- 主な疾患に関連する薬
- 最近開始された薬
- 入院中に変更された薬
- 受け手の医療者が把握する必要のある薬
ビタミン剤や軽微な薬などは省略されることも多いです。
Case Notesの略語(BD、TDSなど)はそのまま使ってもいいですか?
基本的にはそのまま使わない方が良いです。OET Writingでは正式な英語表現に書き換えることが推奨されます。例えば以下のように書き換えます。
- BD → twice daily
- TDS → three times daily
- QID → four times daily
- PO → orally
略語をそのまま使うと読み手によって解釈が異なる可能性があるため、正式表記が安全です。
Medication Sectionは箇条書きと文章どちらが良いですか?
どちらでも問題ありませんが、OET Writingでは文章形式でまとめる方が自然な紹介状になることが多いです。例えば次のような書き方が一般的です。
The patient is currently taking Metformin 500 mg twice daily and Lisinopril 10 mg once daily.
ただし、薬剤が多い場合は箇条書きの方が読みやすくなることもあります。
PRN(必要時薬)はどのように書けばよいですか?
PRN薬は「as required」または「when necessary」と表現します。最も一般的なのは以下の形です。
Paracetamol 1 g every six hours as required for pain.
このように「薬名+用量+頻度+目的」を書くと、読み手にとって非常に分かりやすくなります。
薬の目的(for painなど)は必ず書く必要がありますか?
必須ではありませんが、必要な場合は書いた方が良いです。特に複数の薬がある場合、目的を書くことで読み手が治療の意図を理解しやすくなります。例えば以下のように書きます。
Lisinopril 10 mg once daily for hypertension.
Medication Sectionはどの段落に書くのが一般的ですか?
OETのレターでは、Medicationは通常「Medical history」や「Management」「Current treatment」などの段落で触れられることが多いです。特に退院レターや転院レターでは、現在の薬剤情報を最後の段落付近でまとめて書くことがよくあります。
Medicationを書くときに最も重要なポイントは何ですか?
最も重要なのは以下の3つです。
- 必要な情報だけを選ぶ
- 正確な用量と頻度を書く
- 読み手が理解しやすい形で整理する
OET Writingでは「情報の選択」「明確さ」「簡潔さ」が評価されるため、薬を羅列するのではなく、臨床的に重要な情報を整理して書くことが高得点につながります。
