2012/08/7
フィリピンで銀行口座を開設する事に関して、一言で「簡単」とも言えますし、「難しい」とも言えます。
というのも、基本的には外国人がフィリピンの銀行口座を開設するには2種類の身分証明書が必要となり、1ヶ月以内の短期滞在であると、なかなか身分証明書というものがパスポート以外手に入らない事から開設が「難しい」という事になります。
一方、「簡単」というのは、どこの国でもそうかもしれませんが、コネクション=信頼・・・が銀行にあれば外国人であってもパスポートのみで開設できたり、預金金額を提示する事によって開設を簡単に受けいれてくれる事もあります。私も時折、依頼があると銀行口座の開設をサポートしています。
フィリピンの銀行口座開設における基本的情報は次の通りです。※個人口座
・口座維持費用がかかる。(銀行によって異なる)
・ATM口座と通帳口座、または当座口座が選択できる。
・外国人は2種類の身分証明書が必要な事がほとんど。(銀行、コネクションによる)
・フィリピンペソ、USドル、日本円建ての口座を選択できる。
・登録した支店でしか出来ない手続きもある為(または費用がかかる)、開設の支店は慎重に選択する。
さて、口座開設を決定してからまず行うのは1.銀行選びです。
「フィリピンの大手銀行」
・BANK OF THE PHILIPPINE ISLAND(BPI)
→ATMの数が一番多いといわれている
→インターネットバンキングがある
→店舗でのサービスが早い
・METROBANK
→日本(東京)に支店がある
→インターネットバンキングがある
・Banco De Oro (BDO)
→支店数が非常に多い
→インターネットバンキングがある
→フィリピン低所得層にも顧客が多い為、非常に店舗が混む+対応が遅い
→口座維持費用が比較的低い
・UNION BANK
→インターネットバンキングで唯一、他行への送金が可能。
・PHILLIPPINE NATIONAL BANK(PNB)
→歴史ある銀行
・LAND BANK
→国営銀行
*その他 CHINA BANK, HSBC, RCBCなど。。
などが大手でしょうか。
私は過去に、BPI, Metrobank, BDO, PNB で口座を開設した事があり、手続きはどこも同じようなものでしたが、店舗対応の早さ、ATM数の利便性から現在はBPIを利用しています。
銀行を決定した後は2.ATM口座か通帳口座、当座口座を選択すると同時に通貨も選択します。※ここではフィリピンペソについて
ATM口座には通帳がつきませんが、各地にあるATMの機械から簡単にお金を引き出す事が出来ます。通帳はATM の機械からお金を下ろす事が出来ませんので常に銀行の店舗に行き手続きを行う必要があります。当座はいわゆる小切手口座で個人でも持つ事が出来ます。
フィリピンのATMでは、1日に引き出し出来る限度額が決まっており、大体2万ペソ~4万ペソほどとなっている為、大金を引き出す場合は店舗内で手続きをする必要があります。
続いては3.実際の申込み用紙に記入をする手続きになります。
ほぼどこの銀行であっても、写真のような申込み用紙に記入を行います。
この記入欄の中には観光滞在では分からない所もあり、厳しい銀行では全て埋めないといけない可能性もあります。担当者の裁量によっては飛ばしてもOkというなんとも曖昧な世界です。
ここで一つ重要な点。日本人には余り馴染みがないかと思いますが、口座開設の際に必ず自身のサインをする事になり、UNION BANKなど銀行によっては英語のローマ字でないと受け付けてくれないところもありますので出来れば英語のサインを用意しておくと良いかと思います。
この登録作業が済んだ後は、最低預入金額を口座に入れ(1000ペソほど~)口座開設手続きが完了です。
ATMカードは1週間後に支店に取りに行く・・・というケースがほとんどで、最初にATM機械で暗証番号を決める必要があります。
さらに・・・利用していく間に最低口座維持費用を下回ってしまい数ヶ月経過した場合は、口座がなくなってしまいますので、注意が必要です。
余談ですが日本円などで口座を開設した場合、銀行口座に金額が残っていても銀行に預金がない場合があり、引き出しには時間がかかってしまう事があったりします。
以上、基本的な個人口座の開設方法になりますが、フィリピン口座開設に関して不明な点があればお気軽にお尋ねください!
是非、1クリックご協力お願いします!
フィリピン留学・セブ島留学なら3D ACADEMYへ。当校では、マンツーマン授業だけでなく、「未来に繋がる留学」をテーマに、将来的に英語を活かせる様な+αの技術や経験を習得できる学校サービスをご提供しております。