2016/09/26
目次
皆さまこんにちは!インターンマネージャーのChloeです。
あっという間に時が経ち、私も今週末には日本へ帰国することになりました。
というわけで、この週末は3D ACADEMYで過ごす最後の週末でした。
「最後の週末だから、あれもこれも行かなきゃ!」と最初は思っていたのですが…
結局のところ、観光や思い出の地巡りには出かけず、のんびりと寮でお菓子を食べながら過ごすことにしました。気づけばそんな静かな時間が、とても贅沢に感じられるようになっていたんです。
セブ生活にすっかり馴染んでしまった今、気がつけば荷物もどっさりと増えていて、パッキングも一苦労。
「そろそろ始めなきゃな〜」と思っていたら、週末がまるっと過ぎ去っていた、なんてオチです(笑)
さて、そんな私の話はこのへんにして——
本日の主役は、Ariさん!
自分のペースを大切にしながら、しっかり学び、しっかり楽しむ——
そんな素敵な留学スタイルを見せてくれたAriさんの体験談を、今日は皆さんにご紹介したいと思います。
きっと、これから留学を考えている方にもヒントになるようなポイントがたくさん詰まっていますよ。
専門学校卒業後、地元北海道の薬局で医療事務の仕事を5年間続ける。
その後辞職し、3Dアカデミーに6ヵ月滞在。
医療事務の仕事を始めて数年が経ち、業務にも徐々に慣れてきた頃、ふと「このままでいいのかな?」という気持ちが芽生えました。毎日同じ職場、同じ人間関係、同じルーティン。安心感もある一方で、どこか物足りなさを感じていたんです。
そんなときに頭に浮かんだのが、「何か新しいことに挑戦したい」という想いでした。
思い返せば、高校の授業で英語を学んでいた頃、英語そのものが好きだったことを思い出しました。文法は少し難しかったけれど、英語で映画を見たり、歌詞を訳したりするのが楽しかった。社会人になってからはすっかり遠ざかっていたけれど、「もう一度あの“英語に触れる楽しさ”を取り戻してみたい」と思うようになったんです。
そして、「どうせやるなら、日本とはまったく違う環境に身を置いてみたい」という気持ちも大きな後押しになりました。日本の暮らしは快適だけれど、海外に飛び出して、言葉も文化も通じない中で自分がどう振る舞えるのか、どんな出会いがあるのか——そんな未知の世界に飛び込んでみたくなったんです。
実は、これまでの海外経験は一度だけ。数年前にイタリアにツアーで行ったことがありますが、添乗員さんがすべてサポートしてくれる安心プランだったので、いわゆる“自力で旅をする”という経験は今回が初めてでした。飛行機も慣れていなかったので、セブ島へ向かうときは少し緊張していましたが、それ以上に「新しい世界が待っている」というワクワクの方が大きかったですね。
実は、セブ島留学を知ったのは本当に偶然でした。ある日、本屋さんで旅行ガイドを眺めていたとき、ふと目に留まったのが「セブ島留学」に関する一冊の本。写真も明るくて楽しそうで、何よりも「マンツーマン授業」や「親しみやすい先生たち」という言葉が心に残りました。
そこから「セブ島って、実は英語留学で有名なんだ」と知ることに。欧米留学と比べて費用も抑えられるうえに、初心者にもやさしい授業スタイル、温暖な気候、人の温かさ——調べれば調べるほど、自分に合っている気がしてきたんです。
他の候補としては、カナダ・オーストラリア・イギリスも一応検討しました。でも正直、費用面では厳しいものがありました。仕事を辞めての挑戦だったので、生活費や授業料をできるだけ抑えたいというのは現実的な問題でした。
その点、セブ島は授業料も滞在費もリーズナブルで、さらにマンツーマン授業が中心という魅力も。
「短期間でも、濃密な学びができる場所」
それが私にとってのセブ島でした。
実際に来てみて、「やっぱりセブを選んで正解だった」と思っています。物価も安く、生活しやすいですし、何より英語を話す機会が本当に多い。初めての海外長期滞在にもぴったりの場所だったと感じています。
(写真:学校の友達とカフェで女子会をしました。)
「ひとりで海外に半年も滞在するなんて、大丈夫なの?」——
留学前、そんな声を何度も耳にしました。でも、私自身は1人での長期留学に対して、まったくと言っていいほど不安を感じていなかったんです。
というのも、当時の私はどうしても今の生活スタイルを変えたくて、それには“思いきって環境を変える”しかないと感じていました。誰かと一緒じゃなくていい、自分ひとりで飛び込むからこそ、得られるものがある——そう信じていました。
ただ、周囲の反応はやはり違いましたね。特に地元の友人や親戚は、「フィリピンって危なくないの?」という心配の声が多かったです。セブ島の英語留学がこんなにも一般的になっているということは、私のまわりではまだあまり知られていなかったんだと思います。
一番心配していたのは両親でした。海外に長期間1人で滞在すること、しかもフィリピンという日本人にとってあまり馴染みのない国。親の立場からすれば、不安になるのも当然です。
そこで私は、セブ島留学について自分なりに調べた情報を丁寧に共有しました。
「今はセブ島にたくさんの語学学校があって、エージェントもたくさんあること」
「日本人スタッフが常駐している学校も多くて、安全面もきちんと考慮されていること」
「価格も他の国に比べて良心的で、教育の質も高いこと」
そうやって少しずつ説明していくと、最初は反対していた両親も「ちゃんと考えて決めたんだね」と、最終的には応援してくれるようになりました。
結果的にこの留学は、私にとって人生を見つめ直すための大きな転機になりました。ひとりで踏み出すのは確かに勇気がいります。でも、自分の意思で動いたからこそ、得られたものはとても大きかったと思います。
正直に言うと、留学先として3D ACADEMYを選んだ理由は「価格」でした。セブ島留学について深く理解していたわけではなく、留学前の私は「どの学校がいいのか」という基準を持っていませんでした。
本格的に調べ始めたとき、比較対象となったのは授業内容でも施設でもなく、学費と滞在費の総額。その中で3D ACADEMYは、コストパフォーマンスが非常に良く、「ここなら6ヵ月という長期間でも続けられそう」と思えたのが決め手でした。
でも実際に来てみると、「価格」だけで選んだのに、すごく当たりだったなと感じています。
まず驚いたのは、施設の清潔さ。建物も教室も、廊下もトイレも、毎日しっかりと掃除がされていて、滞在中ずっと気持ちよく過ごせました。日本のような“清潔さ”を求める方にも安心しておすすめできます。
そして何より、スタッフさんや講師陣の対応がとても丁寧で、こちらの不安を察してくれるあたたかさがありました。結果的に「価格重視で選んだけれど、ここにして良かった」と、心から思える学校でした。
私は最初の1ヵ月間、「5マンツーマンクラス」のコースを選びました。1日に5コマ、すべてが先生と1対1で行われる授業です。英語に対して苦手意識があったので、まずは周りを気にせず、自分のペースで学べるこのスタイルが合っていると考えたからです。
ただ、滞在しているうちに気持ちに変化が出てきました。ある日、フリークラス(自由参加型のグループ英会話)に出てみたところ、講師の方にこう言われたんです。
「もし本気で英語を上達させたいと思っているなら、グループクラスにも出てみるといいよ。人と話す“実践”がすごく大事だからね」
その言葉が心に残り、2ヵ月目からはESL(General English)コースに変更しました。こちらはマンツーマン授業に加えてグループクラスも含まれているため、「人と話す練習」と「自分でしっかり理解する時間」のバランスが取れているんです。
グループクラスでは、他の国から来た生徒と英語でやりとりする機会があり、実際に会話を交わす中で、“伝える力”が少しずつ育っていくのを感じました。
最終月の6ヵ月目には、もう一度「5マンツーマン」に戻しました。理由は、自分の弱点を集中して克服したかったからです。
このように、自分の英語レベルや学習目的に合わせてコース変更できるのも3Dの魅力です。
先生たちは本当にフレンドリーで、どんな時でも笑顔で迎えてくれました。さらに特筆すべきは、“察する力”の高さです。
言いたいことが英語でうまく表現できずにもどかしい時でも、私が発する少しの単語やジェスチャーから意図をくみ取ってくれて、会話を繋げてくれるんです。そのサポートが本当にありがたく、「ここなら自分でもやれるかも」と思わせてくれました。
(写真:先生・友達と旅行に行きました。)
私の3D ACADEMYでの1週間は、しっかりとした「学び」と「リフレッシュ」のリズムで成り立っていました。
平日は、朝から夕方まで授業がびっしりと組まれていて、毎日が充実の連続。授業が終わったあとは、校内で開講されているヨガのフリークラスに参加していました。体を動かすことでリフレッシュできますし、呼吸を整えることで勉強の疲れもすーっと取れるんです。
また、学校に併設されているジムにもよく通っていました。運動が得意な方ではないのですが、英語漬けの毎日の中で、頭をリセットするのにぴったりな時間でした。何よりも、「健康的な生活を送っている」という実感が、心にも良い影響を与えてくれたように思います。
夜はできる限り予習・復習の時間に充てていました。教科書だけでなく、授業中に先生からもらったメモや、自分の苦手ポイントをまとめたノートを見返すようにして、「今日の自分を明日の自分が超える」感覚を大事にしていました。
週末は少し早起きして、近所のカフェに足を運んだり、友達や先生たちと日帰り旅行や観光地巡りをすることもありました。セブ島は海も山もあって、自然に癒される場所がたくさんあります。
でも実は、いちばん好きだったのは学校の自習室で過ごす静かな時間。週末の自習室は驚くほど静かで、ほどよい緊張感と集中できる空気が漂っていて、気づけば何時間も過ごしていたことも。
カフェも楽しいし、アクティビティも刺激的だけど、あの空間で「今、自分は確実に成長している」と実感できるのが、何よりのモチベーションになっていました。
留学を始めた当初は、半年後の自分が何をしているのか、正直あまりイメージが湧いていませんでした。でも3Dでの生活や学び、そして色んな人との出会いを通じて、**「もっと英語を使って働きたい」**という気持ちが大きくなっていきました。
そして、留学中に思い切って決めたのが、カナダでのワーキングホリデーへの挑戦です。
すでに1年間のワーキングホリデーの準備を始めていて、現地では有給ホテルインターンシップに参加予定です。英語を使って実際に働きながら、現場で生きた表現やコミュニケーション力を磨いていきたいと思っています。
この決断ができたのも、3Dで「英語を使って誰かと繋がることの楽しさ」を知ったからです。机の上で勉強するだけじゃない、“実践としての英語”に触れたことで、自分の未来に新しい選択肢が加わりました。
将来的には、地元・北海道で通訳ツアーガイドとして働きたいと考えています。北海道の自然や食文化を、世界中の旅行者に直接英語で紹介できたら素敵だなと思っています。
英語を勉強することが、まさか自分のキャリア観まで変えてくれるなんて。数年前には想像もしていなかった未来が、今は目の前に広がっています。
私が半年間の留学生活を通じて感じたことは、**「環境に慣れたあと、どう自分を律するかがカギになる」**ということです。
最初の1〜2ヵ月は、すべてが新鮮で、毎日が刺激に満ちているので、自然とモチベーションも高く保てます。でも、3ヵ月目くらいに入ると、「この環境にも慣れてきたな」と感じ始めて、ちょっとした“中だるみ”がやってくるんです。
これは長期留学をした多くの人が経験することだと思います。なので、そうなってから「どう自分を立て直すか」がすごく大事になります。
私はそのタイミングで、授業のコースを変えたり、自習する場所を変えたり、時間割を組み直したりして、自分の環境に“変化”を加えるようにしました。
同じことの繰り返しだと気持ちが緩んでしまうので、自分で新しい刺激をつくり出すことが必要なんだと学びました。
そして何より、勉強において大切なのは**「緊張感をどう保つか」**です。
毎日同じ時間に起きる、決まった時間に予習復習をする、週に1回は誰かと英語でディスカッションしてみるなど、小さなルールを決めて生活にメリハリをつけることが、長く続けるコツだと思います。
半年間、決して楽なことばかりではありませんでしたが、その分、自分の成長や変化を強く実感できる留学になりました。
(写真:同じ時期に入学したバッチメイトです。)
私にとって、3D ACADEMYで過ごした時間は「人生の宝物」と言ってもいいくらい、かけがえのない思い出になりました。
まず印象的だったのは、日本では出会えないような価値観や背景を持った人たちとの出会いが本当にたくさんあったことです。例えば、20代の若い女性でありながら世界一周の途中で3Dに立ち寄っていたバッチメイトがいて、「えっ、このかわいらしい女の子が1人で世界を旅しているの!?」と、驚きと尊敬の気持ちでいっぱいになりました。
他にも、韓国、台湾、ベトナム、モンゴルなどさまざまな国の生徒たちと一緒に学ぶ中で、それぞれの国の文化や生活習慣について話す機会があり、「常識」だと思っていたことが、国が違えばまったく違うという体験を何度もしました。セブ島での学びは、英語だけじゃないんだなと実感した瞬間でした。
また、私は自分で旅行の計画を立てるのが少し苦手なので、学校が主催してくれるスクールトリップの存在は本当にありがたかったです。週末に先生や友達と参加したスクールトリップでは、ボホール島やパンダノン島など、息を呑むような美しいビーチを訪れることができ、セブの自然の豊かさに感動しました。
一緒に見た夕日、一緒に食べたフィリピン料理、移動中の会話──全部が宝物のような記憶です。
そして、何よりも先生との時間は私の留学生活の中心でした。毎日の授業の中で、英語で自分の思いを伝えることの難しさと喜びを味わいました。特に、ある日「あなたが言いたいこと、今ちゃんと伝わってるよ」と先生が言ってくれたときの嬉しさは、今でも忘れられません。
先生たちは本当に明るくて、いつも笑顔で、教室の中は楽しくてポジティブな空気で満ちていました。私がつまずいたときには「大丈夫、ゆっくりでいいよ」と声をかけてくれ、うまく話せたときには「今の言い方、とてもよかったよ!」と褒めてくれる。そうした小さなやりとりが、私にとっては英語に向き合う勇気と楽しさを教えてくれました。
とても落ち着いていて、凛とした雰囲気を持っていたAriさん。スタッフから見ても、自分のペースを大切にしながら、しっかりとした軸を持って学び続けている印象がとても強く残っています。
世の中には、「留学=アクティブで毎週末旅行三昧!」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。でも、Ariさんのように将来の明確な目標に向かって、コツコツと努力を重ねるスタイルの留学生も、本当に多くいらっしゃいます。
そして、3D ACADEMYの魅力はまさにそこにあります。自由な校風と多様性を受け入れる空気があるからこそ、自分らしい留学スタイルを築くことができ、周囲の生徒と互いに刺激し合う関係が生まれていくのです。
Ariさんが目指す「北海道で通訳ツアーガイドになる」という夢──それは、3Dで磨いた語学力だけでなく、多様な価値観に触れた経験や、自分で未来を切り拓こうとする強い意志があってこそ、実現に近づいていくのだと思います。
これから始まるカナダでの新生活も、きっとAriさんらしく誠実に、一歩ずつ進んでいかれることでしょう。
スタッフ一同、心から応援しています。そして、いつか日本でツアーガイドとして活躍するAriさんに出会える日を楽しみにしています!
Ariさんの体験談を英語で読みたい方はこちら:
“Six Months of Learning in My Own Way” – Ari’s Story of Studying in Cebu and Chasing Her Dream
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