2025/06/18
目次
「毎日学校に行けない…」「教室に入るのが怖い…」
そんな思いを抱えている中学生・高校生、そしてそのご家族にとって、通信制高校は新たな可能性を開く選択肢のひとつです。
近年では、不登校経験を持つ生徒が安心して学べるよう、個別サポートや柔軟な通学スタイルを整えた通信制高校が増加しています。
「行かなくてもいい」だけではなく、「また学びたいと思える場所」が、通信制高校には存在しています。
本記事では、不登校を経験した生徒やご家族が、安心して高校生活をスタートできるように、
通信制高校の仕組みと不登校対応の特徴
学校選びで失敗しないためのポイント
不登校経験者の実例・体験談
専門サポートが手厚いおすすめ校
をわかりやすくご紹介します。
結論から言えば、**通信制高校は“不登校を経験した生徒にとって最適な選択肢のひとつ”**です。
その理由は、学習のスタイルが柔軟で、生徒一人ひとりの「心の状態」や「生活リズム」に合わせて学びを設計できるからです。
通信制高校では、学習の中心が「自宅学習」になります。
スクーリング(登校)は月1回〜週1回程度が主流
完全在宅型(年数日登校のみ)の学校も多数
授業は動画やテキスト、AI教材などを利用して自分のタイミングで進められる
学校に行くのが怖い、体調が安定しない、対人関係が不安…という方でも、無理なく「できることから始める」ことができます。
近年では、不登校支援に力を入れている通信制高校が増えています。
スクールカウンセラー常駐
発達障害・HSP(繊細気質)に対応した専門職の在籍
在校生の多くが不登校経験者で、同じ立場の仲間がいる
「今のままの自分で受け入れてくれる学校がある」ことが、不登校経験者にとって大きな安心材料になります。
通学型の通信制高校でも、次のような形で段階的な社会復帰を支える環境が整っています。
登校は少人数制/フリースクール型の落ち着いた空間
自分専用のブースや自習スペースで無理なく学べる
無理なグループ活動は不要。徐々に関わりを増やせる配慮あり
いきなり「普通の高校」に戻るのが不安な方でも、「まずは週1回、安心できる居場所に行く」から始められます。
不登校になったことは、決して人生の敗北ではありません。
ただ「その場が合わなかった」というだけで、学び直しの道や未来の可能性は、いくらでも広げられます。
通信制高校は、「行ける場所がなかった人」のためだけの場所ではありません。
“もう一度、自分に合った形で学びたい”というすべての人のための場所なのです。
どんな学校があるのか?
どんなサポートが受けられるのか?
自分でも本当に通えるのか?
そうした疑問を解消するには、まずは資料請求や個別相談がおすすめです。
通信制高校と一口にいっても、学校によって環境・サポート・雰囲気は大きく異なります。
不登校を経験した方が新たな一歩を踏み出すためには、**「自分にとって安心できる学びの環境かどうか」**が最も重要です。
ここでは、学校を選ぶ際にチェックしておきたいポイントを5つにまとめました。
完全在宅型:スクーリング年5日程度。外出が難しい方に最適。
週1~2日通学型:少しずつ外に出る練習をしたい方におすすめ。
週3~5日通学型:全日制に近い生活リズムで復帰したい方に。
▶ まずは「どのくらいなら無理せず通えそうか」を明確にしましょう。
※在宅型→通学型へ段階的に変更できる学校もあります。
不登校期間が長かった方は、「勉強についていけるか不安」という声が多くあります。
自分のペースで進められるICT教材があるか?
学力別にフォローしてくれる担任や学習コーチがいるか?
レポート提出やテストのサポート体制が整っているか?
▶ 「わからない」を放置しない仕組みがあるか、を必ず確認しましょう。
学校復帰で一番不安なのは、心の安定です。
スクールカウンセラーや心理士が常駐しているか
定期的なメンタル面談・相談日があるか
周囲の先生や職員が不登校への理解を持っているか
▶ 精神的な安心感が得られる環境でこそ、学習にも取り組めるようになります。
同じ経験を持つ仲間がいると、安心して新しい環境に馴染めます。
学校説明会などで「不登校経験者が何割くらいいるか」を聞いてみましょう。
「みんな最初は不安だった」と共有できる環境こそ、“居場所”になります。
▶ 人間関係の負担を最小限にしたい方には特に重要なポイントです。
少人数制で静かな教室か?
自習スペースが個別型・パーテーション付きか?
無理にグループ活動を求められないか?
▶ 校舎見学ができるなら、実際の空気感を確認するのがベストです。
不登校からの再出発に必要なのは、「周りに合わせること」ではありません。
“自分が安心できるかどうか”を最優先にして学校を選ぶことが、長く学び続けるための土台になります。
無理に通わなくてもいい
話したくなければ話さなくてもいい
「またやってみようかな」と思える日が来れば、それでいい
そんなふうに思える学校に、きっと出会えます。
Iさん(19歳/男性)|N高等学校 出身
中2から学校に行けなくなり、そのまま高校受験も断念。中3の冬に「通信制高校」という選択肢を知り、N高にネット入学。最初は1日15分の動画授業からスタート。
徐々にペースをつかみ、N予備校の共通テスト対策で本格的に受験勉強へ。
志望理由書を半年かけて添削 → 総合型選抜で出願
推薦面接練習をオンラインで10回以上実施
自分の経験を言葉にする練習が合格のカギに
「不登校だった過去が、むしろ“自分の強み”として活かせる場が大学入試にありました」
Tさん(18歳/女性)|ECC学園高等学校 出身
高校1年のときにいじめで不登校に。半年間、家からも出られなかったが、母と見学に行ったECCで「ここなら通えそう」と感じて転校。
週1通学+自宅学習スタイルでリスタート
好きだったイラストを本気で学ぶ「デジタルデザインコース」に参加
卒業制作展での作品が評価され、専門学校への推薦が決定
「“学び直し”より、“好きなことを続ける”感覚でした。居場所があると、前に進める。」
Tくん(20歳/男性)|わせがく高等学校 出身
中1後半から不登校に。中3で進路を考えたとき、全日制は難しいと感じて通信制へ。最初の1年は自宅中心で勉強を継続。
週1の登校日に担任や友達と関わることで、少しずつ社会性を回復。
就職支援室で面接練習と履歴書添削を受ける
学内企業説明会で地元企業とマッチング
高卒資格と「ブランクを語れる自信」を得て採用内定
「不登校だった過去を否定せず、認めてくれた学校と就職先に感謝しています」
これらの体験談に共通しているのは:
自分のペースでスタートを切ったこと
最初は小さな行動(週1登校、15分学習)から始めたこと
通信制高校のサポートが“安心の土台”になったこと
不登校経験は、学び方や道を選び直す“チャンス”にもなり得ます。
あなたの歩幅で進んでいいのです。
不登校経験者にとって大切なのは、「安心して学び直せる環境」です。下記の5校は独自のサポート体制や学びの柔軟性に優れ、不登校経験者からの評価も高い通信制高校です。
完全オンライン or 通学コースの選択可:自宅学習中心でも不安なくスタートでき、通学にも移行しやすい柔軟設計。
専門のメンタリング体制:学習・進路・生活面などを包括的に支援するスタッフが在籍。
進学率91%超、全日制に近い学習スタイルも選べる:不登校を乗り越えた高校生が多数在籍し、進学に向かって前を向ける環境が整っています。
部活動参加OK:教室の外でリスタートしたい学生にとって居場所づくりにもなります。
NHK高校講座と連携した教材・講座:映像+自主学習の組み合わせで、無理なく学ぶことが可能です。
スクールカウンセラー常駐:メンタル面に不安がある学生の相談窓口が明確です。
フリースクール併設型キャンパス多数:非常に落ち着いた校風で、「行けるときに行く」スタイルが主流。
個別支援・探究型学習:自分のペースで深掘り学習ができる環境があります。
週1〜5日の通学スタイル選択制:無理なく段階的に登校に慣れるプランが可能。
メンタルケア+スキル学習:臨床心理士とキャリアコーチが在籍。英語・CG・美容など自分の興味を伸ばしながら進むことが可能です。
チェック項目 | 一言ポイント |
---|---|
通学頻度の柔軟性 | 「今は週1〜2日から」など始めやすい形があるか |
心のケア体制 | 臨床心理士・スクールカウンセラー常駐か |
仲間の居場所感 | 不登校経験者が多く、理解ある仲間がいるか |
教材と学習法 | NHK動画・ICT教材など自分で学びやすい形があるか |
興味に沿った学び | 部活・専門コース・探究型授業など選べるか |
大切なのは、「安心して学び直せる」仕組みが実際に稼働しているかを見ること。まずは気になる学校の資料を請求して、オンライン説明会で現場の雰囲気を確かめましょう。
A. 大丈夫です。むしろ同じ経験を持つ仲間がたくさんいます。
通信制高校には、不登校経験のある生徒が多数在籍しています。
はじめは「1日15分の動画授業」や「週1回の登校」からスタートした人も多く、無理せず“できることから”始められる仕組みが整っています。
A. 自分のペースで進められる仕組みがあるので大丈夫です。
通信制高校では、映像教材やICT教材を活用し、繰り返し学べるスタイルを採用している学校が多くあります。
さらに、個別フォローや質問対応制度も整っている学校なら、「わからない」を一人で抱えずに済みます。
A. 無理に関係を築く必要はありません。自然なつながりが生まれます。
通信制高校では、「人付き合いを無理に強いられない環境」が多くあります。
週1登校・少人数制・自由席など、自分のペースで人と距離をとれることが安心材料になります。
同じ経験を持つ仲間との「共感」を通じて、自然に仲間ができていくケースも多いです。
A. 通信制高校も、正規の高校です。卒業すれば「高卒」です。
文部科学省認可の通信制高校であれば、全日制と同じ「高等学校卒業資格」が取得可能です。
卒業後は、大学・専門学校・就職・海外進学など、幅広い進路が開かれています。
A. なりません。むしろ「経験をどう語れるか」が大切です。
不登校経験そのものは、大学や企業でマイナス評価されることはありません。
むしろ総合型選抜や面接では、そこで何を学び、どう立ち上がったかを語れることが強みになります。
サポートのある学校では、志望理由書や面接対策も丁寧に支援してくれます。
A. まずは「通学頻度」「サポート体制」「学び方」で比較しましょう。
資料請求や説明会に参加することで、ネットだけでは分からない“雰囲気や人の温かさ”が見えてきます。
一度に5〜10校まとめて資料を取り寄せるのもおすすめです。
不登校を経験すると、「もう高校には行けないかも」「進学なんて無理だ」と思ってしまうことがあるかもしれません。
でも、それは“これまでのやり方”があなたに合わなかっただけ。
今のあなたには、自分に合った“新しい学び方”を選び直す権利があります。
毎日通わなくてもいい
自分のペースで、無理なく学べる
不登校経験者への理解がある環境
同じ経験をした仲間がそばにいる
夢や進路に向かって再スタートできる
学校とは、“我慢して通う場所”ではなく、**“自分を取り戻す場所”**であってほしい。
通信制高校は、そのための選択肢です。
はじめの一歩は、何も「入学」からでなくて構いません。
パンフレットを取り寄せてみる
オンライン相談会で話を聞いてみる
同じ経験をした人の体験談を読んでみる
あなたが「安心できそう」と思える選択肢に出会えたなら、そこから未来はきっと変わりはじめます。
もし、通信制高校の自由な時間を活かして**「英語を学んでみたい」「いつか留学してみたい」**という気持ちが少しでもあるなら、フィリピン・セブ島の語学学校【3D ACADEMY】をチェックしてみてください。
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不登校経験者や通信制高校生の留学実績も豊富
夢のきっかけは、「今の自分を変えたい」という小さな思いから始まります。
この記事が、あなたやあなたの大切な人にとって、新しいスタートのヒントになれば幸いです。
必要なのは、「変わりたい」という気持ちと、「安心できる場所を選ぶ勇気」だけです。
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