セブ島移住者向けフェリーで行く周辺離島アクセスガイド【2025年最新版】

はじめに

セブ島に移住すると、日常の延長で美しい離島へ足を運べる贅沢な暮らしが待っています。高速フェリーを使えば、ボホール島のホワイトビーチやカモテス諸島の手つかずの自然、マラパスクア島のダイビングスポットなどへ、日帰りや週末旅行で簡単にアクセス可能です。

都市部の喧騒を離れ、海風を感じながらゆったり移動できるフェリーは、コスト面でも魅力的。飛行機に比べて運賃が安く、荷物制限も比較的緩やかで、家族旅行や友人との小旅行にもぴったりです。

この記事では、フェリーの利用方法・主要ルート・料金の目安・注意点をわかりやすくまとめ、セブ島移住者が周辺離島をもっと気軽に楽しめるようにサポートします。


1. フェリー移動の魅力とメリット

セブ島からの離島旅行は、フェリーを利用することで費用を抑えつつ、移動そのものを楽しめます。以下は、移住者にとって特に嬉しいポイントです。

1. コストパフォーマンスが高い

高速フェリーでも片道500〜800PHP程度で移動可能。飛行機と比べて大幅に安く、家族や友人と複数人で旅行する際にも経済的です。

2. 荷物制限が比較的緩い

スーツケースやダイビング器材など、大きめの荷物も持ち込みやすく、追加料金が航空便より安いケースが多いです。

3. 船旅ならではの景色

移動中はセブの海や小島の景色を楽しめ、到着前から旅行気分を味わえます。

4. アクセス可能な島が多い

ボホール島、カモテス諸島、マラパスクア島、ネグロス島など、日帰りから宿泊旅行まで幅広く楽しめる島が揃っています。

5. 気軽な週末旅行に最適

都市部から港までの距離が近く、土日だけの小旅行でも十分満喫できます。


2. 主なフェリー発着港

セブ島から離島へ向かうフェリーは、目的地によって発着港が異なります。出発前に港の場所とアクセス方法を確認しておくとスムーズです。

1. セブ港(Cebu Pier)

  • 主な行き先:ボホール島(タグビララン港 / トゥビゴン港)、オルモック(レイテ島)、ネグロス島(ドゥマゲテ)

  • 特徴:最大の港で便数が多く、フェリー会社も複数。高速フェリーや大型船など選択肢が豊富。

  • アクセス:セブ市中心部から車で約10〜15分。


2. ダナオ港(Danao Port)

  • 主な行き先:カモテス諸島(ポロ港 / コンソラシオン港)

  • 特徴:カモテス諸島行きの主要港。ローカル感が強く、観光客が少なめ。

  • アクセス:セブ市から車またはバスで約1〜1.5時間。


3. ヒロタンガン港(Hilotungan Port)/コルドバ港(Cordova Port)

  • 主な行き先:一部カモテス諸島行きや近隣の小島

  • 特徴:本数は少ないが、マクタン島から直接アクセス可能。


4. マヤ港(Maya Port)

  • 主な行き先:マラパスクア島

  • 特徴:港自体は小規模だが、マラパスクア行きの唯一の玄関口。バスとの組み合わせで利用。

  • アクセス:セブ市からバスで約4〜5時間。


移住者向けアドバイス
港によっては早朝や深夜便もあり、移動時間を調整すれば週末でも効率的に旅行可能です。


3. 人気の離島とアクセス方法

セブ島からフェリーで行ける離島は数多くありますが、その中でも特に人気の高い島とアクセス情報をまとめます。


1. ボホール島(Bohol Island)

  • 所要時間:高速フェリーで約2時間

  • 料金目安:片道500〜800PHP

  • 発着港:セブ港(Pier 1またはPier 3)

  • 見どころ:チョコレートヒルズ、ターシャ(世界最小のメガネザル)、パングラオ島のホワイトビーチ

  • 移住者向けポイント:観光だけでなく移住先としても人気があり、長期滞在向けの宿も多い


2. カモテス諸島(Camotes Islands)

  • 所要時間:ダナオ港から高速フェリーで約2時間

  • 料金目安:片道300〜500PHP

  • 発着港:ダナオ港

  • 見どころ:カバナティアン洞窟、ティムブ島、透明度の高いビーチライン

  • 移住者向けポイント:手つかずの自然と静かな環境で、都会の喧騒から離れて過ごせる


3. マラパスクア島(Malapascua Island)

  • 所要時間:セブ市からバスで約4時間+マヤ港からボートで約30分

  • 料金目安:総額500〜700PHP

  • 発着港:マヤ港(Maya Port)

  • 見どころ:ニタリザメダイビング、静かな漁村風景

  • 移住者向けポイント:ダイビング好きにとっては天国のような環境


4. ネグロス島(Negros Island/ドゥマゲテ)

  • 所要時間:高速フェリーで約4時間

  • 料金目安:片道600〜900PHP

  • 発着港:セブ港(Pier 1)

  • 見どころ:大学都市としての文化的な雰囲気、美しい海岸線

  • 移住者向けポイント:教育機関が多く、長期滞在者も多い街


豆知識
季節によって波の高さや運航スケジュールが変わるため、事前にフェリー会社の公式サイトやFacebookページで最新情報を確認するのが安全です。


4. フェリーの乗り方ステップバイステップ

初めてフェリーを利用する移住者でも迷わないよう、乗船までの流れを具体的に説明します。


1. 事前予約または当日購入

  • オンライン予約:2Go、OceanJet、Lite Ferriesなど公式サイトや提携アプリで事前購入可能。

  • 港窓口購入:当日券も購入可能ですが、繁忙期(夏休み・クリスマス・ホーリーウィーク)は売り切れることもあるため、早めの予約推奨。


2. 乗船当日の流れ

  1. 港に到着(出航1時間前が目安)

  2. チェックインカウンターで予約確認またはチケット購入

  3. ターミナルフィー(Terminal Fee)を支払い、搭乗券と共に保管

  4. セキュリティチェック(荷物検査・金属探知機)

  5. 待合室で乗船アナウンスを待つ


3. 乗船

  • チケットと身分証(パスポートやACRカードなど)を提示

  • 桟橋を渡りフェリーへ乗船

  • 座席番号がある場合は指定席へ、自由席の場合は好みの場所を確保


4. 船内での過ごし方

  • 軽食やドリンクは船内売店で購入可能(ただし高め)

  • Wi-Fiはないことが多いため、オフラインで楽しめる映画や音楽を事前に準備

  • 長距離の場合はブランケットや上着を持参すると快適


5. 到着後

  • 桟橋を渡って港へ

  • 荷物を受け取り、港出口でトライシクルやタクシー、バンなどの交通手段を確保


移住者向けアドバイス
港やフェリー会社によっては、チェックイン時に政府発行IDの提示が必須です。観光ビザでもパスポートは常に携帯しましょう。


5. 料金の目安と節約のコツ

フェリー利用の魅力のひとつは、コストパフォーマンスの高さです。ここでは目的地別の料金目安と、移住者が長期的に節約するための工夫を紹介します。


1. 料金の目安(2025年時点)

行き先 所要時間 高速フェリー料金 大型フェリー料金
ボホール島(タグビララン) 約2時間 500〜800PHP 300〜500PHP
カモテス諸島 約2時間 300〜500PHP 250〜400PHP
マラパスクア島 約4.5時間(バス+船) 総額500〜700PHP
ネグロス島(ドゥマゲテ) 約4時間 600〜900PHP 400〜600PHP

2. 節約のコツ

① オフピークを狙う

  • 平日や雨季(6〜10月)は観光客が少なく、運賃が安くなることがあります。

② ローカルフェリーを利用する

  • 高速フェリーより時間はかかりますが、半額近くで乗れる場合があります。

③ まとめ買い割引を活用

  • 一部のフェリー会社は往復購入で割引あり。長期滞在や複数回利用する予定ならチェック。

④ 港までのアクセスを工夫

  • Grabやタクシーではなく、MyBusやジプニーを使えば港までの交通費を節約可能。

⑤ 食事・飲み物は持ち込み

  • 船内売店は割高なので、港近くのコンビニで事前に購入。


移住者向けの裏ワザ
一部フェリー会社はFacebookページで割引クーポンやプロモコードを配布しているので、事前にフォローしておくとお得に乗船できます。


6. 注意点と安全対策

フェリー移動は便利で楽しいですが、天候や港の混雑などによって予想外の事態も起こり得ます。安全かつ快適に移動するために、以下のポイントを押さえておきましょう。


1. 天候による欠航リスク

  • 台風や強風時は、当日になって欠航が決まることがあります。

  • 出発前にフェリー会社の公式サイトやFacebookで最新運航情報を確認しましょう。


2. 貴重品管理

  • 船内は比較的安全ですが、混雑時はスリ被害の可能性があります。

  • 財布やスマホは身につけ、荷物は目の届く場所に置きましょう。


3. 健康管理

  • 船酔いしやすい方は、酔い止め薬(Bonamineなど)を事前に服用。

  • 冷房が効きすぎる場合があるので、軽い上着を持参。


4. チケットとIDの提示

  • 港によってはチケット購入時だけでなく、乗船直前にも政府発行ID(パスポートやACRカード)が必要です。

  • 忘れると乗船できない場合があるため、必ず携帯。


5. 港の混雑対策

  • 特にホーリーウィーク、クリスマス、年末年始は港が大混雑します。

  • 出航の2時間前到着を心がけ、早めにチェックインを済ませましょう。


6. 保険の加入

  • 長距離航路や悪天候が予想される場合は、旅行保険フェリー会社の追加保険に加入しておくと安心です。


移住者の実体験メモ
一度、台風シグナル2の発令でフェリーが2日間欠航したことがありました。代替手段がない場合もあるので、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。


7. まとめ

セブ島から周辺離島へ行くフェリー旅は、移住者にとって手軽で低コストな週末レジャーの選択肢です。港やフェリー会社によってサービスや所要時間が異なるため、事前のリサーチと計画が快適な旅の鍵になります。

  • 主要港:セブ港、ダナオ港、マヤ港など、行き先に応じて選択

  • 人気の離島:ボホール島、カモテス諸島、マラパスクア島、ネグロス島など

  • 利用ステップ:事前予約 → ターミナルチェックイン → 乗船 → 船内滞在 → 到着後移動

  • 料金目安:片道300〜900PHP程度で、節約術も多数あり

  • 安全対策:天候確認、貴重品管理、酔い止め、早めの港到着

フェリー移動は観光地を巡るだけでなく、ローカルの人々との交流や海の風景を楽しめる魅力があります。移住生活の中で、日常の延長として島旅を取り入れれば、セブ島ライフがさらに豊かになるはずです。


次のステップ

  • 行きたい離島のフェリー会社をリストアップ

  • 公式サイトやSNSで時刻表・運賃・プロモ情報をチェック

  • 天気予報を確認し、安全で快適な旅を計画

セブ島移住ガイド 2025年版|ビザ・生活費・住まい・治安まで徹底解説


セブ島移住者向けフェリーFAQ(シンプル版)

※2025年時点の一般的な目安です。運賃・時刻・条件は会社や季節で変わることがあります。

どの港から出発すればいい?
行き先で異なります。
ボホール島:セブ港(Pier1/3)/カモテス:ダナオ港/マラパスクア:マヤ港。
チケットは当日買えますか?
購入可ですが、繁忙期は売切れや行列が発生します。公式サイト/アプリで事前予約が安全です。
ターミナルフィーは必要?いくら?
必要です。港により約20〜50PHPが目安。チケットとは別に支払います。
身分証(ID)は必要?
多くの港で政府発行ID(パスポート/ACR等)の提示が求められます。必ず携帯してください。
所要時間と運賃の目安は?
例:
ボホール島 約2時間/500–800PHP、
カモテス 約2時間/300–500PHP、
マラパスクア(バス+船)約4.5〜6時間/総額500–700PHP。
天候が悪いときはどうなる?
強風・台風時は遅延/欠航があります。出発前にフェリー会社の最新告知を確認してください。
船酔い対策は?
出発30分前に酔い止め(例:Bonamine)を服用。冷房が強い場合があるため薄手の上着も有効です。
荷物はどのくらい持ち込める?追加料金は?
スーツケース可。サイズや重量で追加料金が発生することがあります。各社規定を確認しましょう。
食べ物・飲み物の持ち込みは可能?
多くの船で持ち込み可。船内売店は割高のことが多いので事前購入がおすすめ。
座席は自由席?指定席?
会社・便により異なります。高速艇は指定席が多く、ローカル船は自由席のことがあります。
子ども連れでも大丈夫?
問題なく利用できます。混雑時は早めのチェックインと、上着・軽食・飲料の準備を。
バイクや車を載せられる?
大型ロールオン型(RORO)なら可能です。別料金と事前手続きが必要になります。
ペットは同伴できますか?
会社/路線ごとに規定あり。ケージ必須や書類提出を求められる場合があります。事前確認を。
遅延はどのくらいありますか?スケジュールの組み方は?
渋滞・天候・港混雑で遅延が発生します。乗継は余裕を持ち、復路は早めの便を選びましょう。
キャンセルや払い戻しは可能?
各社ポリシーによります。出発前の一定時間を過ぎると手数料や返金不可になる場合があります。
セキュリティは厳しい?何に注意すべき?
港で荷物検査あり。貴重品は身につける、混雑時はスリ対策を徹底してください。

 

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