目次

IELTSリーディング対策:30日でスコアを伸ばすReading学習プラン

はじめに

IELTSリーディングは、多くの受験者にとって「時間との戦い」でもあり「正確さの試練」でもあります。60分という限られた時間で3つの長文を読み、40問に答える必要があるため、語彙力や速読力はもちろんのこと、効率的な解き方と戦略がスコアアップのカギになります。

「単語が分からなくて止まってしまう…」
「Not Givenの判断でいつも迷う…」
「最後のパッセージまで時間が足りない…」

こんな悩みを持つ方は少なくありません。しかし、正しい方法でトレーニングすれば、わずか30日間でもスコアを1〜2段階上げることは十分可能です。

本記事では、30日間で効率的にリーディング力を伸ばす学習プランを提案します。基礎固めから問題タイプ別対策、そして模試演習と弱点補強まで、毎日の学習ステップを具体的に示すので、スケジュールに沿って実践するだけで着実に力をつけられます。

これからIELTS本番を控えている方も、まだ受験日が先だけれど早めに準備したい方も、この30日プランを参考に学習を進めてみてください。


第1章: IELTSリーディングの特徴と課題

1. IELTSリーディングの基本構成

IELTSリーディングは、60分・40問・3つの長文パッセージというシンプルな形式ですが、その裏には多くの難しさが隠れています。

  • 試験時間:60分(解答用紙への転記時間も含む)

  • パッセージ数:3つ(後半になるほど難易度が上昇)

  • 問題数:合計40問(1問=約1.5分以内で解く必要あり)

特に後半のパッセージは語彙・内容ともに難しく、最後まで集中力を維持することが求められます。


2. 主な問題タイプ

IELTSリーディングでは、さまざまな形式の問題が出題されます。代表的なものは以下の通りです:

  • True / False / Not Given
    → 文中の情報と一致するかどうかを判断。Not Givenを見極めるのが最難関。

  • Matching Headings
    → 各段落の要旨を選ぶ。スキミング力が試される。

  • Summary / Note Completion
    → 空欄を埋める問題。同義語やパラフレーズの把握がカギ。

  • Matching Information
    → 特定の情報がどの段落にあるかを探す。スキャニング力が重要。

  • Multiple Choice Questions (MCQ)
    → 選択肢から最適な答えを選ぶ。ひっかけが多い。


3. 多くの受験者が直面する課題

  • 語彙不足:学術的・専門的な単語が頻出し、意味が分からず止まる。

  • パラフレーズ理解の難しさ:設問は本文の言葉をそのまま使わず、言い換えで出題される。

  • 時間不足:1問あたり約90秒で解答するスピードが求められる。

  • NG / Not Givenの混乱:「本文に書いていない」情報を確信を持って判断できない。


4. ここからの対策の方向性

この30日プランでは、以下の3つを柱に学習を進めます。

  1. 語彙と背景知識の強化

  2. 問題形式ごとの戦略習得

  3. 実戦練習で時間感覚を身につける

この土台を作ることで、短期間でも確実にスコアアップが可能になります。


第2章: 30日学習プランの全体像

1. 学習の基本戦略

IELTSリーディングを30日で伸ばすためには、基礎固め → 問題タイプ別対策 → 実戦演習 → 弱点補強 という流れで進めることが効果的です。闇雲に過去問を解き続けてもスコアは伸びません。どの段階で「語彙」「スキル」「時間感覚」を鍛えるのかを明確にしながら、段階的に実力を積み上げていきます。


2. 週ごとのテーマ

30日間を4週間に分け、それぞれに明確な目標を設定します。

  • Week 1: 基礎固め(語彙・試験形式・読み方)
    → 語彙力を増やしつつ、スキミング・スキャニングなど速読の基礎を習得。

  • Week 2: 問題タイプ別攻略
    → True/False/Not Given、Matching Headingsなど、苦手を作りやすい形式を集中的に練習。

  • Week 3: 実戦演習(過去問・模試)
    → 実際の試験形式で解き、時間配分の感覚を身につける。

  • Week 4: 弱点補強&試験シミュレーション
    → 苦手分野を潰し、本番同様の環境で模試を実施して完成度を高める。


3. 1日の学習時間の目安

  • 平日:1.5〜2時間

  • 休日:2〜3時間(まとまった模試や復習に充てる)

無理に長時間やる必要はなく、短時間でも毎日継続することが最重要です。


4. 学習サイクル

1日の中で「解く → 復習する → 語彙に落とし込む」を必ずセットにします。

  • 解く:問題を実際に解き、時間配分も意識。

  • 復習:正解・不正解の理由を分析する。

  • 語彙化:知らなかった単語・パラフレーズをノート化。

この習慣を30日間続けることで、語彙も読解力も加速度的に伸びていきます。


5. ゴールイメージ

  • 語彙ノートに最低300〜500語の新しい単語が追加される。

  • 各問題形式の解き方が「反射的」にできるようになる。

  • 60分で40問解き切れる時間感覚が身につく。

  • 苦手タイプ(例: NG判断)が自信を持って処理できる。


第3章: 週別・日別プラン詳細

Week 1: 基礎固め(語彙+問題形式理解)

最初の1週間は、「IELTSリーディングの土台づくり」に集中します。語彙力の補強と、試験形式に慣れることがこの週のゴールです。焦って過去問に取り組むよりも、ここでしっかり基礎を固めた方が後半の伸びが大きくなります。


Day 1〜2: 試験形式と時間感覚の理解

  • IELTSリーディングの出題形式を確認(公式問題集を使うと◎)

  • 各問題タイプの解き方をリサーチしてメモ化

  • 短い記事(新聞・科学雑誌など)を15分で読み、内容を3行で要約する練習

ポイント:「読む」より「読む目的を持つ」ことに慣れる


Day 3〜4: 語彙力の強化(Academic Vocabulary)

  • 「Academic Word List(AWL)」から20〜30語を学習

  • 特に教育・環境・テクノロジー関連の単語は頻出

  • 学習法:例文を作る/派生語もセットで覚える

ポイント:単語単体ではなく、文脈で覚えることがスコアに直結


Day 5〜6: スキミング & スキャニング練習

  • スキミング:1段落を30秒でざっくり読む → 要点を1行で書く

  • スキャニング:指定された情報(例: 年号・人名・専門用語)を素早く探す練習

  • 英字新聞やBBC記事を使うと効果的

ポイント:「全部読まなくても答えにたどり着ける」感覚を身につける


Day 7: 小テスト & 振り返り

  • 公式問題集のパッセージ1を解いてみる(時間制限なし)

  • 間違えた問題を徹底的に復習し、原因を分類:

    • 語彙不足/設問理解不足/読み飛ばし

  • 語彙ノートにまとめ、翌週以降に活かす


Week 1のまとめ

  • 語彙学習で土台を作りつつ、試験形式と解法の基本を理解する。

  • 「速読」と「情報検索(スキャニング)」を訓練し、読むスピードを意識する習慣をつける。

  • 最後に軽く模試を体験し、自分の弱点を可視化する。


Week 2: 問題タイプ別対策

Week 1で基礎を固めたら、Week 2では 問題形式ごとの攻略法 に集中します。IELTSリーディングは設問パターンが決まっているので、それぞれに合った解き方を習得することで、正答率が大きく伸びます。


Day 8〜9: True / False / Not Given の攻略

  • 基本ルール

    • True = 記述と一致

    • False = 記述と矛盾

    • Not Given = 記述が本文にない(言及なし)

  • 練習方法:

    • 「本文にある情報か、ない情報か」を区別する練習を徹底

    • 正誤の判断根拠を必ず本文の該当部分にマークする

ポイント:自分の常識や推測ではなく、本文に書いてあるかどうかだけで判断


Day 10〜11: Matching Headings の攻略

  • 各段落の「主題文(トピックセンテンス)」を見抜く練習

  • 段落を全文読む必要はなく、冒頭と結論文を重点的に確認

  • 選択肢の中で似ているものは要注意(ひっかけが多い)

ポイント:段落の「全体的な要旨」を問われるので、細部に引っ張られない


Day 12〜13: Summary / Note Completion の攻略

  • 空欄の前後に注目し、文法的に入る単語の品詞を予測

  • 本文を探すときは 同義語・パラフレーズ に注目

    • 例: “increase” → “rise” / “growth”

  • 単語制限(例: ONE WORD ONLY)に注意しながら答えを記入

ポイント:設問と本文を「同じ意味の別の表現」として結びつける感覚を養う


Day 14: Mixed Practice(総合練習)

  • True/False/NG、Matching、Summaryなどを混合で解く

  • 時間を測り、各パッセージに15〜20分以内で取り組む

  • 復習では「どのタイプで時間を使いすぎたか」を記録する


Week 2のまとめ

  • 各問題タイプごとの攻略法を身につけることで、無駄な時間を減らせる。

  • 特に Not Givenの判断パラフレーズの理解 は得点アップの分かれ目。

  • 後半のWeek 3につなげるために、「解法を意識して解く習慣」を確立することが重要。


Week 3: 実戦演習(過去問・模試)

Week 3では、これまでに学んだ基礎と解法を「実戦の中で使える力」に変える段階です。過去問や模試を通じて、時間配分の感覚解答精度 を磨きます。


Day 15: 過去問演習(じっくり解く)

  • IELTS公式問題集(Cambridgeシリーズ推奨)から1セットを解く

  • 時間制限は設けず、根拠を確認しながら丁寧に解答

  • 間違えた問題は「語彙不足/設問理解不足/ケアレスミス」に分類

ポイント:正しいプロセスで解けているかを確認する段階


Day 16: 復習 & 語彙整理

  • Day 15で間違えた問題を徹底復習

  • 本文と設問のパラフレーズをペアでノート化

    • 例: “rapid growth” ↔ “a sharp increase”

  • 覚えていなかった単語を「自作例文」にして暗記

ポイント:復習の質がスコアアップを決める


Day 17: 過去問演習(時間制限あり)

  • 新しい過去問を60分で実施

  • Passageごとの時間配分を意識:

    • Passage 1 = 15分

    • Passage 2 = 20分

    • Passage 3 = 25分

  • 解答後、正答率と時間超過の有無を記録

ポイント:本番に近いプレッシャーで練習する


Day 18: 復習 & タイムマネジメント改善

  • Day 17の問題をもう一度解き直す(時間制限なし)

  • どの設問形式で時間を浪費したかを確認

  • 自分に合う戦略を検討(例: 苦手タイプを最後に回す)

ポイント:「時間のかけ方」を調整していく段階


Day 19〜20: 模試演習(フルセット)

  • 2日間で模試を2回実施(各60分フルセット)

  • 本番と同じ環境を想定して実施:

    • 静かな場所

    • 時計を机に置く

    • 解答転記も含めて60分で完了

  • 模試後は必ず復習 → 弱点タイプをメモ

ポイント:Week 4に備えて、現状の実力を客観的に把握する


Week 3のまとめ

  • 公式問題集を使った実戦演習で、本番に近い時間感覚を身につける。

  • 復習では「どの問題形式で失点したか」を明確化し、弱点リストを作る。

  • Week 4では、その弱点を重点的に補強して完成度を高める。


Week 4: 弱点補強&試験シミュレーション

Week 4は、これまでの学習の総仕上げです。弱点を徹底的に潰し、本番同様の模試を繰り返すことで「実力を本番で出し切れる状態」に仕上げます。


Day 21〜23: 苦手問題タイプの集中対策

  • Week 2〜3で判明した弱点にフォーカス

    • Not Givenの判定

    • Matching Headings

    • Summary Completion など

  • 苦手タイプを10〜15問ずつ解き、短時間で確実に正解できる感覚を養う

ポイント:弱点を放置せず、得点源に変える意識


Day 24〜25: 模試演習(公式問題集)

  • 公式問題集から1セットを本番同様に解く(60分・解答転記込み)

  • 結果を「正答数」と「時間配分」の2軸で評価

  • 間違えた問題は復習ノートに追記

ポイント:「まだできないこと」をあぶり出す作業


Day 26: 答案分析 & 改善プラン

  • 過去3回の模試を比較して、自分の弱点傾向を数値化

    • 例: Passage 3での失点が多い → 集中力配分を改善

    • True/False/NGで失点 → 根拠確認不足

  • 改善ポイントを翌日の練習に反映

ポイント:客観的なデータで自分を分析する


Day 27〜28: 語彙とパラフレーズの総復習

  • 語彙ノートを見返し、300〜500語を最終確認

  • 本文と設問の「言い換えペア」を再度チェック

  • 短文を作って「自分の言葉で使える」状態にする

ポイント:単語暗記ではなく「リーディングで使える語彙」にする


Day 29: 本番シミュレーション

  • 本番と同じ環境で模試を1回実施

  • 注意点:

    • 試験時間と同じ時間帯で解く(できれば午前中)

    • 休憩なしで集中

    • 答案転記も含めて60分で完結

ポイント:「本番前のリハーサル」で緊張感に慣れる


Day 30: 軽い復習 & 戦略確認

  • 語彙ノートをざっと見直す

  • 苦手形式を5問ずつだけ解いて感覚をキープ

  • 当日の戦略を再確認:

    • Passage 1は15分で解き切る

    • 難問は飛ばして最後に戻る

    • 必ず全問マークする

ポイント:新しいことには手を出さず、落ち着いて仕上げる


Week 4のまとめ

  • 弱点補強で「失点の芽」を摘み取る。

  • 本番同様の模試で実力を固める。

  • 最終日はコンディション調整を優先し、自信を持って本番に臨む。


第4章: 効率的な勉強テクニック

30日プランを実践する中で、知っているかどうかでスコアに大きく差がつく「勉強テクニック」があります。単に問題数をこなすのではなく、効率よく点を積み上げる工夫を取り入れることが大切です。


1. NG(Not Given)の見分け方

IELTS受験者の多くが混乱するポイントがこの「Not Given」。

  • True:本文に同じ意味で書かれている

  • False:本文に書かれているが、内容が矛盾している

  • Not Given:本文にその情報自体がない

判別のコツ:

  • 「本文に根拠があるかどうか」だけで判断する

  • 曖昧な場合は NG寄りに倒す 方が正解率は上がる


2. 知らない単語は「飛ばして推測」

  • 全ての単語を理解しようとすると時間が足りなくなる

  • 文脈から意味を推測し、設問の答えに関係しなければ無視してOK

  • 特に科学用語や固有名詞は「情報の目印」程度に使う

ポイント:「読解の邪魔をする単語」を見極めてスルーする勇気


3. 時間配分の徹底

60分で40問を解くには、明確な時間管理が必須。

  • Passage 1 = 15分以内

  • Passage 2 = 20分以内

  • Passage 3 = 25分以内

コツ:

  • 1問に2分以上かけない

  • 難しい問題は「★印」をつけて後回しにする


4. パラフレーズ(言い換え)に慣れる

設問は本文の単語をそのまま使わず、必ずと言っていいほど言い換えで出題される。

  • “cause” → “lead to” / “result in”

  • “advantage” → “benefit” / “positive effect”

  • “children” → “youngsters” / “the youth”

対策:本文と設問の「同義表現ペア」を語彙ノートにまとめる


5. 復習のゴールは「次に同じ問題が出たら絶対に解ける状態」

  • 正解した問題も「なぜ正解できたか」を確認

  • 間違えた問題は「本文のどの部分を見れば正解できたか」を必ず探す

  • 復習時に「自分の解答プロセス」を改善ポイントとセットで記録する


小まとめ

  • NGの見極め、パラフレーズ対策、時間管理は特に重要。

  • 「読む練習」ではなく「解答プロセスを改善する練習」 がスコアアップにつながる。


第5章: 試験当日の心構え

30日間しっかり準備をしても、当日のパフォーマンス次第でスコアが上下します。リーディングでは特に 集中力・時間管理・冷静さ が重要です。本番で力を出し切るためのポイントを確認しておきましょう。


1. 時間配分を守る

  • Passage 1 = 15分、Passage 2 = 20分、Passage 3 = 25分

  • 1問に時間をかけすぎない(最大2分まで)

  • 難問は飛ばし、最後の5分で戻る

本番は「全問を解き切る」ことが最優先。


2. 分からない問題は空欄にしない

  • IELTSでは誤答にペナルティはない

  • 迷ったら推測でも必ずマーク

  • 選択肢問題は「明らかに違うもの」を消去してから答えると精度が上がる


3. 集中力を維持する工夫

  • 試験中に「疲れ」を感じたら、数秒間だけ深呼吸してリセット

  • Passageごとに小さな区切りを意識して「切り替え」する

  • 時計を見るのは1パッセージ終了ごとに限定し、焦りを減らす


4. 試験前日の過ごし方

  • 新しい教材に手を出さず、これまでの語彙ノートや復習記録を見返す

  • 夜更かしせず、睡眠をしっかり確保

  • 軽く模試1セットを解いて「安心感」を持っておくと良い


5. 当日の戦略チェックリスト

  • □ 各パッセージの時間配分を意識する

  • □ 難しい問題は飛ばして最後に戻る

  • □ 答えは必ず全てマークする

  • □ 自分の常識ではなく「本文に根拠があるか」で判断する


まとめ

IELTSリーディングは、30日間の集中学習でスコアを大きく伸ばすことができます。

  • Week 1 で基礎を固め、

  • Week 2 で問題タイプごとの戦略を習得し、

  • Week 3 で実戦演習を重ね、

  • Week 4 で弱点を補強して試験本番に備える。

そして、当日は冷静に戦略を実行することが最大の成功要因です。

短期間でも正しい方法で取り組めば、リーディングは必ず得点源に変えられます。あなたもこの30日プランを実践し、目標スコアを確実に手に入れてください。


IELTSリーディング対策 FAQ

30日で本当にスコアは上がりますか?

個人差はありますが、計画通りに「語彙+問題タイプ別対策+実戦演習+弱点補強」を回せば、1〜2バンドの向上は十分に現実的です。鍵は毎日の継続と復習の質です。

1日の学習時間はどれくらい必要?

目安は平日1.5〜2時間、休日2〜3時間です。短時間でも「解く→復習→語彙化」をワンセットにするのが効果的です。

AcademicとGeneral Trainingで対策は違いますか?

本記事はAcademic Readingを前提にしています。General Trainingは文章のタイプや設問分布が異なるため、模試選定と演習でGT用に置き換えてください。

推奨教材は?

Cambridge IELTS公式問題集(最新巻中心)と、語彙はAWL(Academic Word List)が定番です。過去問は「精読→復習→時間制限あり」の順で回しましょう。

NG(Not Given)の判定が苦手です。どうすれば?

本文に根拠が存在しないと判断できたらNGです。常識や推測は使わず、本文の該当箇所を特定できない場合はNG寄りで処理すると精度が上がります。

時間が足りません。配分のコツは?

Passage 1=15分/Passage 2=20分/Passage 3=25分を厳守。1問に2分以上かけない、難問は印を付けて後回し、最後の5分で戻るのが鉄則です。

知らない単語が多くて止まります

設問と直接関係しない語は飛ばして推測。学術語・固有名詞は「目印」と割り切り、文脈から役割を推定しましょう。復習で語彙ノートに落とし込めばOKです。

パラフレーズ(言い換え)に対応できません

設問と本文の同義表現ペアをノート化しましょう(例:increase ↔ rise/growth)。品詞とコロケーションまでセットで覚えると検索速度が上がります。

復習はどうやるのが最も効果的?

正解・不正解に関わらず、根拠箇所を本文で特定→言い換えを対比→自分のミス原因をラベル(語彙/手順/読み飛ばし等)。次に同タイプが出たら再現できる状態がゴールです。

模試の頻度は?

Week 3から週2〜3回。本番同様の環境(静寂・時計・転記込み60分)で行い、終了後に必ず分析して弱点マップを更新します。

紙(PB)とコンピュータ(CB)の違いは対策に影響する?

CBはスクロール・ハイライト機能、PBは余白メモが強み。受験形式に合わせて練習し、視線移動と検索動作に慣れておきましょう。

目標スコア別の到達ラインは?

一般に30/40付近でBand 7前後が目安ですが、フォームによりブレます。正答数よりも「失点パターンの削減」が安定した伸びにつながります。

語彙は何語くらい増やせば良い?

30日で300〜500語が現実的なライン。単語単体ではなく、例文と同義語・派生語のセットで覚えると読解に直結します。

2週間しかありません。短縮版は?

Week 1と2を圧縮し、苦手タイプ2種+時間配分訓練に集中。過去問は「1回精読→1回タイムトライアル→弱点潰し」の3サイクルを2セット回しましょう。

AIツールは使っていい?効果的な使い方は?

使えます。要約練習・パラフレーズ収集・語彙例文生成に有効です。ただし本文の解釈は必ず自分で行い、AIの回答は根拠箇所で検証してください。

毎日やるべきミニタスクは?

  • 設問1セット(15〜20問)
  • 復習で根拠マーキング+言い換えノート3〜5組
  • 語彙10〜15語の例文化(翌日に再テスト)

試験前日にやること・やらないことは?

やる:語彙ノート総点検/苦手タイプを各5問。やらない:新教材着手・夜更かし。軽い模試1回で手応えを確認する程度に。

間違いが減りません。何を見直すべき?

プロセスを点検:設問先読み→本文位置当て→根拠確認→解答の順序が崩れていないか。特に「根拠の曖昧さ」が最大の失点源です。

英語が苦手でも30日プランは有効?

有効です。読み切るより設問解決のための検索スキルに軸足を置けば、語彙が不足していても得点は伸ばせます。

どの順番で設問に取り組むべき?

基本は設問の並び=本文の順序に沿いますが、見出しマッチングやTrue/False/NGが苦手なら後回しも戦略です。自分の得点源から回収しましょう。

マーク漏れを防ぐコツは?

各Passage終了時に30秒チェックを固定化。最後の5分を「戻り時間」として必ず確保し、空欄ゼロを徹底します。

自己採点と記録はどう管理する?

模試ごとに正答数・所要時間・失点タイプ(語彙/手順/時間/ケアレス)をスプレッドシート化。Week 4で傾向分析に使います。

読解スピードを上げる練習は?

スキミング:段落30秒で要旨1行スキャニング:固有名詞・数字・キーワード検索のドリルを毎日。新聞・科学記事で十分鍛えられます。

リーディング中に集中が切れます

パッセージごとに数呼吸のリセットを入れる、時計確認は区切りのみ、視線の戻りを減らすために指先やカーソルで行をトレースするのが有効です。

直前1週間で最優先にやることは?

苦手2タイプの集中特訓、AWLの抜け埋め、本番時間帯での模試。新規学習より再現性の高い復習に投資しましょう。

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