IELTS対策・受験総合ガイド – 完全攻略【2025−2026年版】
はじめに
IELTS(International English Language Testing System)は、世界140か国以上、10,000を超える大学・教育機関・企業・政府機関で認められている国際的な英語試験です。
留学、移住、就職、キャリアアップなど、英語力を証明するための最も信頼性の高いテストのひとつとして、多くの受験者が毎年挑戦しています。
近年はAIやオンライン教育の発展により、学習方法も大きく変化しました。2025年から2026年にかけてのIELTS対策は、従来の問題集中心の勉強法に加え、デジタルツールや模擬試験プラットフォーム、AI添削サービスを組み合わせることで効率的に進められるようになっています。
本ガイド「IELTS受験総合ガイド – 完全攻略【2025−2026年版】」では、次のポイントを体系的に解説します。
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試験概要と受験方法:AcademicとGeneralの違い、試験の流れ、スコア計算の仕組み 
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4技能別攻略法:Listening、Reading、Writing、Speakingのそれぞれの特徴と対策 
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語彙・文法強化:IELTSで頻出する単語・コロケーション・文法の整理 
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勉強法と戦略:独学・スクール利用の方法、模試の活用、短期集中学習法 
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スコア別目標設定:6.0、7.0、8.0など、目的に応じた勉強の進め方 
さらに、このガイドは単なる「概要記事」ではありません。
最終的に100本の記事群として、あらゆるIELTS受験者が必要とする情報をカバーします。
あなたが初めてIELTSを受ける初心者であっても、ハイスコアを狙う上級者であっても、ここを起点にすべての情報へアクセスできる設計になっています。
これからIELTSに挑戦するあなたへ。
このガイドを手に、目標スコア達成に向けて一歩ずつ確実に進んでいきましょう。
IELTSとは?試験の目的と国際的評価
IELTSとは?
IELTS(International English Language Testing System)は、非ネイティブスピーカーの英語運用能力を測定するための国際的な試験です。
主催は British Council(英国文化会館)、IDP: IELTS Australia、Cambridge English Language Assessment の3機関で、世界中で広く実施されています。
受験者はリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能で評価され、**バンドスコア(0.0〜9.0)**として成績が算出されます。
TOEFLやTOEICと異なり、ペーパー試験・コンピューター試験の両方が用意されており、スピーキングは必ず試験官との対面またはオンラインで行われます。
IELTSの目的
IELTSは「英語を使って生活し、学び、働く能力」を測定することを目的としています。
単なる文法や単語力ではなく、実際のコミュニケーション能力が問われる試験です。
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留学:大学や大学院の入学要件としてIELTSスコアを求める学校は多く、特に英語圏(イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど)で広く採用されています。 
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移住:オーストラリアやカナダなどの移民申請に必要とされることがある。 
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就職・キャリア:国際機関や外資系企業では、IELTSスコアを英語力証明として提出するケースが増えています。 
国際的な評価と利用状況
IELTSは世界で最も認知度の高い英語試験のひとつで、次のような特徴があります。
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受験者数:年間約350万人以上が受験(2023年データ)。 
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認定機関:140か国以上、10,000以上の教育機関・企業・政府機関がIELTSスコアを認定。 
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学術的信頼性:ケンブリッジ大学がテスト設計に関与しており、言語学的裏付けが強い。 
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公平性:アカデミック用途(大学進学)とジェネラル用途(就労・移住)の両方に対応。 
特に、英国・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドの大学や移民局ではIELTSが標準試験として扱われています。
アメリカでも、TOEFLに加えてIELTSを認める大学が急増しており、近年は世界的な標準試験の地位を確立しています。
IELTSの強み
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国際的信頼度の高さ 
 世界中の教育機関・企業で認められており、TOEFLに並ぶ権威を持つ。
- 
実践的コミュニケーション能力を測定 
 スピーキングは実際に試験官と対面で行うため、実用的な英語力が反映される。
- 
幅広い用途に対応 
 学術、移住、就職、キャリアアップと、人生の様々なステージで活用可能。
まとめ
IELTSは、単なる語学試験ではなく、国際社会で学び、働き、生きていくための英語力を証明する試験です。
受験の目的は人それぞれですが、いずれの場合もIELTSスコアは世界的に信頼される「英語力の証明書」となります。
次の記事では、AcademicとGeneralの違いを詳しく解説し、自分に合った試験タイプを選ぶ方法を紹介します。
AcademicとGeneralの違い
1. IELTSには2種類ある
IELTSには大きく分けて Academic(アカデミック・モジュール) と General Training(ジェネラル・モジュール) の2種類があります。
どちらを受験するかは、**受験目的(留学・移住・就職など)**によって決まります。
2. Academic(アカデミック・モジュール)
対象者
- 
海外の大学・大学院への進学希望者 
- 
専門的な学術機関で学ぶ予定がある人 
内容の特徴
- 
リーディング:学術的な論文・研究記事・大学レベルのテキストが出題される 
- 
ライティング:Task 1ではグラフ・表・図の分析、Task 2ではエッセイ(学術的議論)を書く 
- 
難易度はGeneralより高く、論理的・アカデミックな英語力が必要 
利用目的
- 
大学・大学院進学(イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど) 
- 
医療や専門職の資格認定(例:看護師、医師) 
3. General Training(ジェネラル・モジュール)
対象者
- 
英語圏への移住希望者 
- 
英語環境での就職・研修を目指す人 
内容の特徴
- 
リーディング:広告、仕事関連文書、日常生活での資料(案内文、手紙、職場マニュアルなど)が中心 
- 
ライティング:Task 1では手紙(Formal / Semi-formal / Informal)、Task 2ではエッセイ(社会的トピックについて意見を書く) 
- 
アカデミックに比べ、日常生活や職場での英語力を測る内容 
利用目的
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オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなどの移民申請 
- 
海外就職・職業訓練 
- 
一部の企業採用試験 
4. AcademicとGeneralの共通点
- 
ListeningとSpeakingは 両方同じ形式。 
- 
どちらも4技能を測り、バンドスコア0〜9で評価される。 
- 
世界共通の基準でスコアが算出されるため、信頼性が高い。 
5. どちらを選ぶべきか?
- 
大学・大学院留学 → Academic 
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移住・永住権申請 → General 
- 
キャリアアップ(企業要求次第) → AcademicかGeneral 
迷った場合は、必ず 出願先や移民局の公式要件 を確認すること。
まとめ
IELTSには Academic と General の2種類があり、
- 
Academic:学術的・進学向け 
- 
General:移住・日常生活向け 
という目的の違いがあります。
受験前に必ず、自分のゴールに合わせて正しいタイプを選びましょう。
次の記事では、IELTS試験の形式と各セクション概要 を詳しく解説します。
試験形式と各セクション概要
1. IELTSの試験形式
IELTSは Listening・Reading・Writing・Speaking の4技能を測定する試験です。
合計試験時間は 約2時間45分。
- 
Listening(約30分+回答転記10分) 
- 
Reading(60分) 
- 
Writing(60分) 
- 
Speaking(11〜14分) 
Listening・Reading・Writingは同日に連続で行われ、Speakingは同日または前後の日程で実施されます。
試験はペーパー方式とコンピューター方式の2種類があり、どちらも評価基準は同じです。
2. Listening(リスニング)
時間:約30分(+転記10分/ペーパー受験のみ)
問題数:40問
特徴
- 
4つのセクション(会話や講義など) 
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問題形式:Multiple Choice、Matching、Map/Diagram、Form Completion など 
- 
イギリス英語を中心に、オーストラリア・ニュージーランド・北米など多様なアクセント 
「音を聞いて内容を把握する」実用的リスニング力が問われる
3. Reading(リーディング)
時間:60分
問題数:40問
Academicの場合
- 
学術的な記事(ジャーナル、研究、新聞) 
- 
問題形式:True/False/Not Given、Matching Headings、Summary Completion、Multiple Choice 
Generalの場合
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広告・案内・仕事関連文書など日常的な素材 
- 
難易度はAcademicより低め 
時間配分とスキミング(速読力) が合否のカギ
4. Writing(ライティング)
時間:60分(Task 1:20分/Task 2:40分推奨)
Academicの場合
- 
Task 1:グラフ、表、地図などを要約・説明 
- 
Task 2:エッセイ(社会問題や意見を論理的に述べる) 
Generalの場合
- 
Task 1:手紙を書く(Formal / Semi-formal / Informal) 
- 
Task 2:エッセイ(社会的トピックに対する意見) 
特にTask 2がスコアの比重が大きい
5. Speaking(スピーキング)
時間:11〜14分
形式:試験官との1対1面接
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Part 1:日常的な質問(自己紹介、趣味、家族など) 
- 
Part 2:キューカードに基づき1〜2分スピーチ 
- 
Part 3:抽象的・意見交換型の質問 
「流暢さ・発音・語彙の幅・一貫性」が評価基準
6. IELTS全体の特徴
- 
バンドスコア制:各技能0〜9.0、平均して総合スコアを算出 
- 
公平性:世界共通の基準で採点 
- 
実用性:実際のコミュニケーション能力に重点 
まとめ
IELTSは単なるペーパーテストではなく、実際に英語で「聞く・読む・書く・話す」能力を総合的に測る試験です。
形式を理解した上で、自分の弱点に合わせて効率的に学習を進めることがスコアアップの第一歩となります。
次の記事では、受験申し込み方法と試験日程 を解説します。
受験申し込み方法と試験日程
1. IELTSの申し込み方法
IELTSは世界中で受験でき、日本国内でも各都市に公式テストセンターがあります。
申込方法は次の2種類です。
(1) オンライン申し込み
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IELTS公式サイト(British Council / IDP / JSAF など)から予約可能 
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コンピューター試験とペーパー試験を選択 
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試験会場・日程を検索し、空きがあればその場で予約できる 
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クレジットカードまたは銀行振込で支払い 
(2) テストセンター窓口申し込み
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一部の会場では窓口で直接手続きも可能 
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ただし近年はオンライン申し込みが主流 
2. 試験方式の選択
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ペーパー試験:従来型、Reading/Writing/Listeningを紙で解答 
- 
コンピューター試験(CBT):PC上で解答、結果が早く出る(5〜7日以内) 
スピーキングはどちらも試験官との1対1面接で同じ。
3. 試験日程
- 
IELTSは年間を通じて頻繁に実施されており、月に数回以上の開催がある 
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特に大都市(東京、大阪、名古屋、福岡など)では週単位で実施される 
- 
コンピューター試験はペーパー試験よりも日程の選択肢が多い 
最新の試験日程は 各テストセンター公式サイト で確認が必要
4. 申し込み時の注意点
- 
席数には限りがあるため、少なくとも1〜2か月前に予約するのが安心 
- 
パスポートが本人確認書類として必要(運転免許証不可) 
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支払い完了後に受験確認書(Confirmation Email)が届く 
5. 受験料の目安(2025年現在)
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日本国内:25,000〜30,000円前後 
- 
国によって差はあるが、概ね同水準 
- 
再受験の費用も同じ 
出願費用が高額なので、受験前に模試や過去問で十分な準備をすることが重要
6. 結果発表
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ペーパー試験:受験から約13日後にオンラインで結果確認 
- 
コンピューター試験:5〜7日後に結果確認可能 
- 
成績証明書(Test Report Form, TRF)は郵送で届き、公式機関への送付も可能 
まとめ
IELTSはオンラインから簡単に申し込め、年間を通じて複数回実施されているため、スケジュールの調整がしやすい試験です。
ただし、受験料が高額であるため、計画的に学習してから申し込むことがスコア達成の近道です。
次の記事では、スコア計算と評価基準(バンドスコアの仕組み) を解説します。
スコア計算と評価基準(バンドスコアの仕組み)
1. IELTSのスコアシステム
IELTSは 0.0〜9.0 の範囲でスコアがつけられます。
このスコアは バンドスコア(Band Score) と呼ばれ、0.5刻みで表示されます。
- 
9.0 = Expert User(熟練した使用者) 
- 
8.0 = Very Good User 
- 
7.0 = Good User 
- 
6.0 = Competent User 
- 
5.0 = Modest User 
- 
4.0以下 = Limited User 〜 Non User 
多くの大学では 6.0〜7.0以上 が入学要件、移住申請では 6.0前後 が最低条件になることが多いです。
2. 4技能の評価方法
IELTSは Listening・Reading・Writing・Speaking の4技能でそれぞれスコアを算出し、その平均が総合スコア(Overall Band Score)になります。
(1) Listening & Reading
- 
40問中の正答数によってバンドスコアに換算 
- 
AcademicとGeneralで問題は異なるが、スコア換算基準はほぼ同じ 
- 
例: - 
30/40 正答 → 約7.0 
- 
35/40 正答 → 約8.0 
 
- 
(2) Writing
- 
採点基準は以下の4つ(均等に25%ずつ評価) - 
Task Achievement(課題達成度) 
- 
Coherence and Cohesion(論理性と一貫性) 
- 
Lexical Resource(語彙の幅と適切さ) 
- 
Grammatical Range and Accuracy(文法の正確さと多様さ) 
 
- 
(3) Speaking
- 
試験官が次の4項目で評価 - 
Fluency and Coherence(流暢さと一貫性) 
- 
Lexical Resource(語彙の幅と適切さ) 
- 
Grammatical Range and Accuracy(文法の正確さ) 
- 
Pronunciation(発音) 
 
- 
3. 総合スコアの計算方法
総合スコア(Overall Band Score)は4技能の平均で決定。
例:
- 
Listening 6.5 / Reading 7.0 / Writing 6.0 / Speaking 6.5 
- 
合計 = 26.0 ÷ 4 = 6.5 
 小数点第2位は四捨五入(例:6.25 → 6.5、6.75 → 7.0)。
4. スコアの有効期限
- 
IELTSのスコアは 2年間有効。 
- 
留学や移民の申請では、出願時点で有効期限内である必要があります。 
5. スコアと利用目的の目安
- 
5.5〜6.0:専門学校、短期留学、移住の最低条件 
- 
6.5:大学進学で求められることが多い基準 
- 
7.0〜7.5:大学院や高度な専門職で必要とされることが多い 
- 
8.0以上:ネイティブに近いレベル、移民申請で優遇される場合も 
まとめ
IELTSのスコアは、単なる点数ではなく「国際的に通用する英語力の証明」です。
- 
Listening/Readingは正答数で客観的に評価 
- 
Writing/Speakingは「表現力と一貫性」で評価 
- 
総合スコアは4技能の平均 
自分の目的に必要なスコアを確認し、効率的に学習計画を立てることが合格への近道です。
次の記事では、IELTSとTOEFL・TOEICの比較 を解説します。
IELTSとTOEFL・TOEICの比較
1. 試験の目的と位置づけ
- 
IELTS - 
留学、移住、就職、資格取得に幅広く使われる国際的な試験 
- 
特にイギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなど英連邦圏で強い信頼性 
- 
アメリカの大学でもIELTSを認定する機関が急増中 
 
- 
- 
TOEFL - 
主にアメリカ・カナダの大学進学用として利用される 
- 
アカデミック用途に特化 
- 
コンピューターベース(TOEFL iBT)が主流 
 
- 
- 
TOEIC - 
日本や韓国を中心に、ビジネス英語力の測定として利用 
- 
国際的認知度は限定的(留学や移住ではあまり使われない) 
- 
就職活動や社内評価に使われることが多い 
 
- 
2. 試験形式の比較
| 試験 | 評価技能 | 試験形式 | スコア方式 | 主な用途 | 
|---|---|---|---|---|
| IELTS | Listening, Reading, Writing, Speaking | ペーパー / コンピューター、Speakingは面接形式 | 0.0〜9.0 | 留学・移住・就職 | 
| TOEFL iBT | 同上(4技能) | PCベース(オンライン受験可)、Speakingは録音形式 | 0〜120 | 留学(特に米国) | 
| TOEIC | Listening, Reading(LR)、Speaking, Writingは別試験 | マークシート(LR)、PC形式(SW) | LR: 10〜990 / SW: 0〜400 | ビジネス・社内評価 | 
3. スピーキング試験の違い
- 
IELTS:試験官と対面(またはオンライン)の1対1面接 → 実際の会話力が試される 
- 
TOEFL:PCに向かってマイクに話す → 試験官とは直接話さない 
- 
TOEIC(SW):PCに録音形式で回答 
「会話の自然さ」を重視するならIELTSが最も実践的。
4. スコアの比較目安
| IELTS | TOEFL iBT | TOEIC (LR) | 
|---|---|---|
| 9.0 | 118–120 | 990 | 
| 8.0 | 110 | 945 | 
| 7.0 | 94 | 870 | 
| 6.5 | 79 | 785 | 
| 6.0 | 60 | 730 | 
| 5.5 | 46 | 600 | 
例えば、大学進学で IELTS 6.5 ≈ TOEFL 79 ≈ TOEIC 785 が目安。
5. どの試験を選ぶべき?
- 
イギリス・オーストラリア・カナダ・ニュージーランドへ進学/移住 → IELTS 
- 
アメリカの大学進学がメイン → TOEFL 
- 
日本国内やアジアでの就職・昇進 → TOEIC 
まとめ
IELTS・TOEFL・TOEICはすべて英語力を測る試験ですが、目的と利用先によって選ぶべき試験は異なります。
- 
IELTS:最も国際的で実用的な試験 
- 
TOEFL:北米進学に特化 
- 
TOEIC:ビジネス用途に強い 
自分の将来の進路や必要要件を確認し、最適な試験を選びましょう。
次の記事では、受験に必要な準備(持ち物・試験当日の流れ) を解説します。
IELTSの基礎知識:受験に必要な準備(持ち物・試験当日の流れ)
1. 試験前に必要な準備
IELTSは国際的に標準化された試験なので、当日の流れや持ち物は世界共通のルールに基づいています。
試験当日に慌てないよう、事前に以下を確認しておきましょう。
2. 必要な持ち物
- 
パスポート(必須) - 
IELTSは本人確認書類として 必ずパスポート が必要です。 
- 
有効期限が切れている場合は受験不可。 
- 
運転免許証やマイナンバーカードは使えません。 
 
- 
- 
受験確認書(Confirmation Email / Letter) - 
申し込み後に届くメールやPDF。 
- 
受験日、時間、会場が記載されています。 
 
- 
- 
筆記用具(ペーパー試験の場合) - 
HBまたはBの鉛筆、消しゴム。 
- 
ボールペンは使用不可。 
 
- 
- 
飲料水(透明ボトル) - 
ラベルを剥がした透明ボトルのみ持ち込み可。 
 
- 
これ以外の荷物は基本的に試験会場に持ち込めず、指定の場所に預けることになります。
3. 試験当日の流れ
(1) 会場到着・受付
- 
受験開始時刻の 少なくとも30〜60分前 に到着。 
- 
パスポートによる本人確認 → 写真撮影 → 指紋認証(会場によって実施)。 
(2) 持ち物チェック
- 
許可されていない物はロッカーや荷物置き場に預ける。 
- 
スマートフォンや電子機器は電源を切って保管。 
(3) 試験開始
- 
Listening(約30分+転記時間10分) 
- 
Reading(60分) 
- 
Writing(60分) 
 これら3技能は連続して行われ、途中の休憩はありません。
(4) Speakingテスト
- 
Listening〜Writingと同日、または前後数日に実施。 
- 
1対1で試験官と面接(11〜14分)。 
4. 注意点
- 
試験中は時計や携帯電話の使用不可(会場に設置された時計を利用)。 
- 
会場によっては体温チェックや身分確認が厳格に行われる。 
- 
遅刻すると受験できないので、必ず余裕をもって会場に到着。 
5. 試験後
- 
ペーパー試験:結果は約13日後にオンラインで確認可能。 
- 
コンピューター試験:5〜7日後に結果確認可能。 
- 
成績証明書(TRF)は郵送または窓口で受け取る。 
まとめ
IELTS受験では パスポートの持参 が絶対条件であり、当日の流れも厳密に管理されています。
受験前に確認すべきは:
- 
パスポートの有効期限 
- 
会場と開始時間 
- 
筆記用具・透明ボトルの準備 
準備不足で失敗しないよう、前日までにチェックリストを確認しておきましょう。
次の記事では、IELTSでのスコア計算方法と評価基準(バンドスコア詳細) をさらに掘り下げて解説します。
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