目次
- IELTSリスニング対策: 職場・ビジネス関連トピック対策- はじめに
- よく出る職場・ビジネス関連のテーマ
- 出題形式の特徴
- 攻略のポイント
- 学習方法の具体例
- まとめ
- FAQ:職場・ビジネス関連トピック対策
- IELTSリスニングの「職場・ビジネス」トピックはどのパートで出やすい?
- 数字や日付を聞き漏らさないコツは?
- 職場英語の頻出語を最短で覚えるには?
- Part 3のディスカッションで意見の流れを掴むポイントは?
- よくあるトラップは?
- アクセント対策は必要?
- メモ取りのおすすめ略語は?
- 会議・研修アナウンスで狙われる情報は?
- 顧客対応の会話で鍵になる表現は?
- 聞き取れなかった時のリカバリーは?
- スペリング問題に強くなるには?
- 「同音異義・似音」に注意すべき語は?
- 効率の良い1週間学習メニューは?
- シャドーイングはどの段階で入れる?
- 解答用紙でミスを減らす実務テクは?
- おすすめの無料練習素材は?
- 本番直前の30分で何をする?
 
IELTSリスニング対策: 職場・ビジネス関連トピック対策
はじめに
IELTSリスニングでは、大学生活や日常的な会話だけでなく、職場やビジネスに関連した場面も頻繁に登場します。例えば、求人情報の説明、職場でのオリエンテーション、会議や研修の案内、顧客対応などが典型的な題材です。これらは実際の社会生活に直結する内容であるため、試験作成者も高頻度で出題しています。
この分野は社会人受験者にとってはなじみやすい一方、学生にとっては聞き慣れない単語や表現が多く、苦手意識を持ちやすい分野でもあります。しかし、ビジネス関連の英語はフォーマルでパターン化されているため、頻出表現を覚えておくことで効率的に点数を伸ばせる分野です。
この記事では、IELTSリスニングにおける職場・ビジネス関連トピックの特徴や、よく出るテーマ、攻略法についてわかりやすく解説していきます。
よく出る職場・ビジネス関連のテーマ
IELTSリスニングでは、以下のようなビジネスシーンがよく取り上げられます。事前に場面ごとの単語や表現を押さえておくと、聞き取りやすくなります。
1. 求人・採用関連
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仕事内容や勤務条件の説明 
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勤務時間や給与に関する会話 
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面接や応募手続きに関するやり取り 
例: “The position requires flexible working hours and previous experience in customer service.”
2. 職場オリエンテーション・研修
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新入社員への会社紹介や規則説明 
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研修スケジュールや内容の案内 
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安全規則や社内制度の説明 
例: “Please make sure to complete the safety training before starting your shifts.”
3. 会議・打ち合わせ
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会議の日程調整やアジェンダ説明 
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プロジェクト進行状況の報告 
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意見交換や役割分担の確認 
例: “Let’s schedule the meeting for next Monday at 10 a.m. to finalize the report.”
4. 顧客対応・サービス業務
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顧客からの問い合わせ対応 
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予約や注文の確認 
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苦情や要望に対する対応 
例: “We apologize for the inconvenience and will replace the product immediately.”
5. 福利厚生・社内イベント
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社員旅行や社内イベントのお知らせ 
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福利厚生制度(保険、休暇など)の説明 
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社内サポート体制に関する案内 
例: “Employees are entitled to 20 days of annual leave, in addition to public holidays.”
出題形式の特徴
職場・ビジネス関連のリスニング問題は、IELTSの中でも情報量が多く、数字や日程が絡むケースが多いのが特徴です。形式ごとに押さえておきましょう。
1. 会話形式(Part 1・Part 3)
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Part 1: 主に応募者と人事担当者、顧客とスタッフなどのやり取り。 - 
求人条件や予約確認など、実務的な情報を聞き取る。 
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**数字(給与、電話番号、日付、住所)**がよく出る。 
 
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Part 3: 職場の同僚同士や学生プロジェクトのメンバー間でのディスカッション。 - 
提案・同意・反対といった意見のやり取りを理解する必要がある。 
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“I think we should…” “That’s a good idea, but…” などの表現に注目。 
 
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2. モノローグ形式(Part 2・Part 4)
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Part 2: 上司や研修担当者が、新しい制度や職場環境について説明。 - 
安全規則やイベント案内などが題材になりやすい。 
 
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Part 4: より学術的または専門的な内容。 - 
会社のビジネス戦略、経営方針、業界調査のプレゼンテーションなど。 
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話の構成が長く、メモ取りのスキルが重要。 
 
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特徴まとめ
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数字・日程・固有名詞が出やすい 
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フォーマルで定型的な表現が多い 
- 
聞き手が情報を整理して理解することを前提に話される 
攻略のポイント
1. ビジネス関連の頻出単語を覚える
職場・ビジネス英語は決まった表現や用語が繰り返し出るため、事前に押さえておくと有利です。
- 
勤務条件: salary(給与), shift(勤務シフト), overtime(残業), probation(試用期間), permanent contract(正社員契約) 
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職場環境: supervisor(上司), colleague(同僚), department(部署), branch office(支社), promotion(昇進) 
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研修・会議: orientation(オリエンテーション), agenda(議題), minutes(議事録), feedback(フィードバック), deadline(締め切り) 
2. 数字・日付を確実に聞き取る
給与額、勤務時間、会議日程、連絡先などは必ず問題に絡む情報です。
- 
数字(15 と 50、13 と 30 など)を正確に聞き分ける練習をする。 
- 
曜日や月の略語(Mon, Thu, Sept など)に慣れておく。 
3. 意見のやり取りを聞き分ける
特にPart 3では、同僚やグループメンバーのディスカッションが題材になります。
- 
I agree with you(賛成) 
- 
I’m not sure about that(反対・保留) 
- 
Another option could be…(提案) 
 といった表現に注目して、話の方向性をつかむ。
4. 職場の場面をイメージして聞く
「シフト調整」「上司からの指示」「研修での説明」など、実際のビジネスシーンを想像しながら聞くと理解度が上がります。
学習方法の具体例
1. 職場英語に特化した教材を活用
- 
BBC Learning English “English at Work” や Business English Pod など、実際のビジネス場面を想定した無料教材を利用する。 
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聞き慣れない単語をその場でメモし、辞書で確認して繰り返し聞くことで定着。 
2. 模擬リスニングでシャドーイング
- 
IELTS公式問題集や過去問の音声を使い、スクリプトを見ながらシャドーイングを行う。 
- 
ビジネス英語特有のフォーマルな言い回しや抑揚に慣れることが重要。 
3. メモ取り練習
- 
会議のアジェンダ、給与額、シフト時間など、数字・日付・固有名詞をすばやく書き取る練習を行う。 
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略語や自分なりの記号を使って効率化する。 
4. 実践的なロールプレイ
- 
友人やオンライン英会話で「面接官と応募者」「上司と部下」などの役割を決め、実際に英語でやり取りしてみる。 
- 
ただ聞くだけでなく、自分が発話することで記憶が定着しやすくなる。 
5. 本物の英語資料を聞く
- 
TED Talksのビジネス関連プレゼン、企業の公式動画、ニュースの経済コーナーなどを活用。 
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IELTSのリスニングよりも速い英語に慣れておくと、本番が楽に感じられる。 
まとめ
IELTSリスニングにおける職場・ビジネス関連トピックは、数字・日程・条件など具体的な情報を正確に聞き取る力と、フォーマルな表現への慣れが求められる分野です。
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求人・研修・会議・顧客対応といった典型的なテーマを押さえる 
- 
頻出単語やフレーズを事前に覚えておく 
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数字や固有名詞の聞き取りを強化する 
- 
シャドーイングやロールプレイで実践的に練習する 
これらを積み重ねることで、ビジネス英語特有の表現にスムーズに対応でき、本番のリスニングでも安定した得点を狙えるようになります。
FAQ:職場・ビジネス関連トピック対策
IELTSリスニングの「職場・ビジネス」トピックはどのパートで出やすい?
主にPart 1・2(実務連絡/案内)とPart 3(ディスカッション)で頻出、Part 4では研修・業界説明などのモノローグが出題されます。
数字や日付を聞き漏らさないコツは?
- 聞こえやすい紛らわし語を事前練習(15 vs 50, 13 vs 30)。
- 時刻・日付は「単位」を必ず書く(3pm, Wed, Sept 21)。
- 給料・内線・住所などは反復確認表現(Let me confirm…)が合図。
職場英語の頻出語を最短で覚えるには?
- 勤務条件:salary, shift, overtime, probation, permanent
- 組織/役職:supervisor, colleague, department, branch, promotion
- 会議/研修:agenda, minutes, orientation, deadline, feedback
Part 3のディスカッションで意見の流れを掴むポイントは?
- 提案:We could / Another option is…
- 同意/部分同意:That makes sense, but…
- 反対:I’m not convinced…
- 結論サイン:So we’ve decided to…
よくあるトラップは?
- 訂正:Actually / Sorry, not Friday but Thursday.
- 条件つき:…if approved / depending on availability
- 例外:except public holidays
アクセント対策は必要?
必要です。英/米/豪など多様なアクセントが出ます。短時間で慣れるには、同一スクリプトをアクセント別素材で反復視聴→ディクテーション→シャドーイングの順で。
メモ取りのおすすめ略語は?
- dept(部署), sup(上司), mtg(会議), HR(人事), w/(with), btw(between)
- 数値は記号化:hrs(時間), $(費用), →(変更/結果), ~(およそ)
会議・研修アナウンスで狙われる情報は?
- 日時/場所/持ち物:at the main hall, bring your ID
- 目的/対象:for new staff, safety training
- 締切/手順:register by Friday, complete form online
顧客対応の会話で鍵になる表現は?
- 謝意/謝罪:Thanks for your patience / We apologize for the inconvenience
- 代替案:We can offer a replacement / refund / reschedule
- 確認:Let me just double-check your order number
聞き取れなかった時のリカバリーは?
空欄を飛ばし、次の設問のキーワードに即切替。設問の並び=音声の進行が原則なので、埋め戻しはセクション末で。
スペリング問題に強くなるには?
- 社名/人名/地名は綴り読み上げが出やすい:“That’s F-A-R-R-E-L-L.”
- よく出る部屋/会場:hall, theatre, cafeteria, reception, warehouse
「同音異義・似音」に注意すべき語は?
- week/weak, sale/salary, hour/our, forth/fourth, board/bored
- 数詞聞き分け:teen系(13–19)とty系(30–90)
効率の良い1週間学習メニューは?
- Day1:頻出語100語+数字/日付ドリル
- Day2:Part 1実務会話×精聴→音読
- Day3:Part 2アナウンス×要点メモ練習
- Day4:Part 3ディスカッション×機能表現抽出
- Day5:Part 4講義×構造(導入→展開→結論)マーキング
- Day6:模試通し×見直しノート作成
- Day7:弱点のみ再ドリル+音源1.1〜1.2倍速
シャドーイングはどの段階で入れる?
精聴→ディクテーション→スクリプトありシャドー→スクリプトなしシャドーの順。ビジネス表現はチャンクで区切って反復。
解答用紙でミスを減らす実務テクは?
- 単位・複数形・綴りを最後に一括チェック。
- 語数制限(例:NO MORE THAN TWO WORDS)を最優先。
- 数字はアラビア数字で統一(指定がない限り)。
おすすめの無料練習素材は?
公共教材(英語学習サイトの職場英語セクション、企業説明動画、ニュースのビジネスコーナー)を使い、設問化して自作演習するのがコスパ最強です。
本番直前の30分で何をする?
- 数字/日付/スペリングの最終ドリル(5分)。
- 頻出機能表現の口慣らし(提案・同意・反対)(10分)。
- 設問の語数制限・品詞(名詞/形容詞など)チェックの習慣化(5分)。
- 深呼吸+メモ略語の再確認(10分)。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			