目次
- TOEICリスニング Part 3 攻略法(会話問題)- はじめに
- 出題形式
- 攻略ステップ
- 注意すべきポイント
- 学習方法
- まとめ
- FAQ:TOEICリスニング Part 3 攻略法(会話問題)
- TOEIC Part 3はどんなパート?難易度と特徴は?
- 問題数や配点はどのくらい?
- 最初に何をすべき?先読みのコツは?
- 会話冒頭はなぜ重要?
- 三者会話(3人)の対策は?
- 視覚情報(表・グラフ)付き問題の解き方は?
- パラフレーズに強くなるには?
- 数字・時刻・金額を聞き漏らさないコツは?
- メモは取るべき?
- 聞き逃したらどうする?
- 消去法は有効?具体的な使い方は?
- アクセントやスピードに慣れるには?
- 効果的な学習ルーティンは?
- 先読みは「設問だけ」で良い?選択肢も読むべき?
- 時間配分の目安は?
- 語彙が足りないと感じる場合の優先順位は?
- 正答率が安定しない最大の原因は?
- スコアが伸びるまでの目安期間は?
- 独学で伸び悩んだときのチェックリストは?
- 当日のコンディション管理のポイントは?
 
TOEICリスニング Part 3 攻略法(会話問題)
はじめに
TOEIC Listening Part 3(会話問題)は、ビジネスや日常生活の場面を想定した2人または3人のやり取りを聞き取る問題です。出題数はリスニング全体の中でも多く、設問数39問と得点源になりやすいパートですが、会話のスピードや情報量の多さに苦戦する受験者も少なくありません。
Part 3を攻略するには、単に英語を聞き取る力だけでなく、設問を先読みして答えの出る場面を予測するスキルや、会話全体の流れをつかむ力が求められます。本記事では、効果的な解き方と学習法を具体的に解説し、スコアアップにつながる実践的なポイントを紹介します。
出題形式
TOEIC Listening Part 3 は、会話理解力を測るパートで、全体のリスニングの中でも大きな割合を占めます。以下が具体的な出題形式です。
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問題数:39問(13会話 × 各3問) 
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会話人数:2人または3人 
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会話の長さ:およそ20〜30秒 
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シチュエーション:職場での相談、出張の調整、顧客対応、買い物や予約など、日常とビジネスの両方を含む 
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設問パターン: - 
会話の内容(What are the speakers discussing?) 
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場所や状況(Where most likely is the conversation taking place?) 
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話者の意図や提案(What does the man suggest?) 
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数字・日付・時間など具体情報(When will the event take place?) 
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グラフや表を用いた視覚情報問題 
 
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特徴として、会話中の表現が**設問や選択肢と直接一致しない(パラフレーズされる)**ことが多いため、単語力だけでなく表現の言い換えに慣れることが重要です。
攻略ステップ
1. 設問を先読みする
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音声が始まる前に3問分の設問をざっとチェックする。 
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すべての選択肢を読む必要はなく、**キーワード(who, where, what, why, when, problem, solution など)**だけを把握すれば十分。 
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先読みで「答えが出そうな場面」を予測できれば、会話のどこに集中すべきかが明確になる。 
2. 会話の冒頭に集中する
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最初の数文で「場所・状況・登場人物の関係」がほぼ分かる。 
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例:「office」「restaurant」「airport」などの単語が出た時点でシーンを想定できる。 
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最初を聞き逃すと後半で迷子になりやすいので要注意。 
3. 設問ごとに“狙いどころ”を意識する
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「What does the woman suggest?」= 提案部分に注意。 
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「Where most likely is the conversation taking place?」= 場所を表す単語をキャッチ。 
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「When will the event be held?」= 数字や日付に敏感になる。 
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設問を意識することで、無駄な部分を追いかけずに済む。 
4. ノートテイキングより“頭のメモ”
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TOEICではメモを取る時間はない。 
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代わりに数字・日付・金額・人名など「消えやすい情報」を頭の中で保持する習慣をつける。 
5. 消去法を駆使する
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全部聞き取れなくても正解できる。 
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不自然な選択肢や、会話の内容と部分的にしか合わないものは切り捨てる。 
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ひっかけは「似た表現」や「一部正しい情報」で作られていることが多い。 
注意すべきポイント
1. パラフレーズに注意
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TOEICでは設問の語と会話中の語がそのまま一致することは少ない。 
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例: - 
「buy a ticket」=「purchase a pass」 
- 
「company policy」=「guidelines」 
 
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言い換えに慣れておくことで、設問と会話をスムーズに結びつけられる。 
2. 三者会話への対応
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2人会話より複雑に聞こえるが、役割(上司・部下・顧客など)を意識すれば整理しやすい。 
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誰が何を求め、誰が解決策を提案しているのかに注目。 
3. 数字・固有名詞・日付に集中
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設問に出やすい情報。 
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特に数字は「fifteen」と「fifty」のように聞き間違いしやすいので注意。 
4. 視覚情報問題(チャート・表)
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表やグラフが設問に加わる場合、あらかじめ視覚資料をざっと確認しておく。 
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会話の中で「表の中のどの部分に当てはまるか」を意識する。 
5. 聞き逃しても切り替える
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1つの問題を逃しても、会話は続いていく。 
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「取り返そう」と焦ると次の問題も落としやすいので、切り替えの早さが大切。 
学習方法
1. スクリプト精読
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音声を聞いた後、必ずスクリプトを確認する。 
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聞き取れなかった単語や表現をチェックし、意味を理解する。 
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特にパラフレーズ表現をまとめておくと効果的。 
2. シャドーイング
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音声を止めずにそのまま声に出して追いかける練習。 
- 
会話のスピード感やイントネーションに慣れ、リスニング力と発音の両方を鍛えられる。 
3. ディクテーション
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会話の一部を書き取る練習。 
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弱点(前置詞・数字・複数形など)が明確になり、精度の高いリスニング力が身につく。 
4. 設問先読みトレーニング
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本番同様、数秒で設問を読んでポイントをつかむ練習を繰り返す。 
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読みすぎず、キーワードだけを把握する習慣をつける。 
5. 模試・過去問の反復
- 
模試を解くときは「設問先読み → 会話を聞く → 解答 → スクリプト確認」の流れを徹底。 
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同じ素材を3回以上繰り返すと、耳が慣れて理解が深まる。 
まとめ
TOEIC Part 3(会話問題)は、リスニングの中でも配点が大きく得点源にしやすいパートです。しかし、会話のスピードや情報量が多いため、ただ聞くだけでは正答率を安定させるのは難しいでしょう。
攻略のポイントは以下のとおりです:
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設問を先読みし、答えが出そうな場面を予測する 
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会話冒頭で状況・登場人物を把握する 
- 
数字・日付・人名などを意識して聞く 
- 
パラフレーズ表現に慣れる 
- 
聞き逃してもすぐ切り替える 
また、学習では スクリプト精読・シャドーイング・ディクテーション を組み合わせてトレーニングすることで、確実に実力が伸びていきます。
Part 3を制することができれば、TOEICリスニング全体のスコアアップに直結します。日々の学習で「先読み+会話の要点把握」を習慣化し、安定して得点できる力を身につけましょう。
FAQ:TOEICリスニング Part 3 攻略法(会話問題)
TOEIC Part 3はどんなパート?難易度と特徴は?
2~3人の英語会話を1回だけ聞き、各会話につき3問ずつ解答します。情報量が多く、設問・選択肢はパラフレーズ(言い換え)が多用されるのが特徴です。
問題数や配点はどのくらい?
全13会話・計39問です。リスニングの中でも分量が大きく、安定して得点できると総合スコアを伸ばしやすいパートです。
最初に何をすべき?先読みのコツは?
- 各会話の3問すべての設問を先に流し読みする(選択肢はキーワードだけ)。
- who / where / what / why / when / problem / solution を拾い、答えが出る場面を予測する。
会話冒頭はなぜ重要?
冒頭の2~3文で場所・役割・目的が提示されることが多く、以降の聞き取りの「地図」になります。ここを逃すと後半で迷子になりやすくなります。
三者会話(3人)の対策は?
- 役割にタグ付けする(上司・部下・顧客など)。
- 「誰が課題を述べ、誰が提案し、誰が承認したか」を軸に追う。
視覚情報(表・グラフ)付き問題の解き方は?
- 音声前に表をざっと眺め、軸・項目・単位を把握。
- 会話中に参照箇所が示されたら、一致するセルを素早く特定する。
パラフレーズに強くなるには?
- 設問頻出の言い換えリストを作る(例:buy=purchase、policy=guidelines)。
- スクリプト精読で「設問の語 ⇄ 会話の語」を対応づけて暗記する。
数字・時刻・金額を聞き漏らさないコツは?
- fifteen / fifty など取り違えやすい最小ペアを練習。
- 通貨・日時は単位(dollars, pm, on Monday)にアンテナを立てる。
メモは取るべき?
試験環境では実質的にメモは取りにくいため、頭のメモ(人名・数字・日付だけを短時間保持)を鍛えるのが現実的です。
聞き逃したらどうする?
立て直しが最優先です。1問に固執せず、次の設問キーワードに合わせて即切り替えましょう。
消去法は有効?具体的な使い方は?
- 会話と一部しか一致しない選択肢、時系列が合わない選択肢を除外。
- 同義反復・極端表現(always, never)は疑ってかかる。
アクセントやスピードに慣れるには?
- シャドーイングで発話スピードとイントネーションに慣れる。
- 英米だけでなく多様なアクセント素材をローテーションする。
効果的な学習ルーティンは?
- 通し解き(先読み → 解答)
- スクリプト精読(言い換え対応をマーク)
- 部分ディクテーション(弱点特定)
- シャドーイング(流暢さ強化)
- 同素材を3回以上反復
先読みは「設問だけ」で良い?選択肢も読むべき?
原則は設問中心でOK。余裕があれば各問の選択肢からキーワードだけ拾い、予測精度を高めます。
時間配分の目安は?
先読みに1会話あたり10~15秒を上限に。長考は禁物で、聞く準備>読みに過度な投資の順を守ります。
語彙が足りないと感じる場合の優先順位は?
- 頻出のビジネス・日常コア語彙(予定・予約・配送・支払い・人事・出張)。
- 設問トリガー語(suggest, imply, likely, reschedule, shipment など)。
正答率が安定しない最大の原因は?
「全部を等しく聞こうとする」ことです。設問トリガーに基づいて狙い撃ちする聞き方に切り替えましょう。
スコアが伸びるまでの目安期間は?
毎日30~45分の集中トレーニングを継続すれば、通常4~8週間で正答率の底上げが体感できます(個人差あり)。
独学で伸び悩んだときのチェックリストは?
- 先読みで「誰・どこ・意図」を毎回予測しているか。
- スクリプトでパラフレーズ対応を可視化しているか。
- 同一素材を3周以上回しているか。
- 数字・時刻の最小ペア練習を取り入れているか。
当日のコンディション管理のポイントは?
- 直前は短いシャドーイングで耳を「起動」。
- 試験中は姿勢と視線移動を最小化し、先読み→リッスンの切替を滑らかに。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			