目次
- 英検4級文法まとめ:よく出るポイント一覧- はじめに
- 1. be動詞(am / is / are)
- 2. 一般動詞(play / like / go など)
- 3. 現在進行形(be + 動詞ing)
- 4. 過去形(一般動詞・be動詞)
- 5. 未来表現(will / be going to)
- 6. 疑問詞(What / Where / When / Who / How)
- 7. 助動詞(can / must / may)
- 8. 名詞・冠詞(a / an / the)
- 9. 代名詞(I / you / he / she / it / we / they)
- 10. 前置詞(in / on / at / to / from など)
- 11. 比較級・最上級
- 12. 命令文
- 13. 不定詞(to + 動詞の原形)
- 14. 接続詞(and / but / because)
- 15. There is / There are 構文
- まとめ
- FAQs(よくある質問)
- 英検4級の文法はどの範囲?
- be動詞と一般動詞の違いは?
- 三人称単数の -s はいつ付ける?
- 現在進行形(be + 動詞ing)の作り方は?
- 過去形の基本ルールは?
- 未来は will と be going to のどちらを使う?
- 疑問詞を使った語順は?
- 助動詞の後ろはどんな形?
- a / an / the の使い分けは?
- 代名詞の主格・目的格・所有格の使い分けは?
- 前置詞 in/on/at はどう違う?
- 比較級・最上級の作り方は?
- 命令文はどう作る?丁寧に言うには?
- 不定詞(to + 動詞の原形)はどんな意味?
- 接続詞 and / but / because の使い分けは?
- There is / There are の使い分けは?
- 否定文・疑問文での動詞の形に注意点は?
- よくあるケアレスミスは?
- 短期間で得点を伸ばす学習法は?
 
英検4級文法まとめ:よく出るポイント一覧
はじめに
英検4級は、中学1年〜2年程度の英語力が求められる試験です。
リスニングやリーディングの得点を安定させるためには、文法の理解が不可欠です。
特に4級では、「正しい文法の形を知っているか」「意味の違いを理解しているか」が合否を分けるポイントになります。
たとえば、be動詞と一般動詞の違い、三人称単数の-s、現在進行形など、学校で学ぶ基礎文法がそのまま出題されます。
このページでは、英検4級でよく出る文法項目をわかりやすく整理し、例文とともに紹介します。
これを読みながら文法の全体像をつかみ、苦手な分野を明確にしていきましょう。
1. be動詞(am / is / are)
英語の文を作るうえで、最も基本となるのが be動詞 です。
「〜です」「〜にいる・ある」という意味で、主語によって形が変わります。
主な形:
- 
I am 
- 
You / We / They are 
- 
He / She / It is 
例文:
- 
I am a student.(私は学生です) 
- 
He is from Japan.(彼は日本出身です) 
- 
They are happy.(彼らは幸せです) 
疑問文と否定文の作り方:
- 
Are you ready?(準備できていますか?) 
- 
He is not busy.(彼は忙しくありません) 
 ※否定文では “not” を付け、短縮形 isn’t / aren’t もよく使われます。
ポイント:
- 
be動詞は「主語」に合わせて変わる。 
- 
be動詞を忘れると文が成立しない。 
- 
「I am」「He is」「They are」を確実に区別できるように練習しておきましょう。 
2. 一般動詞(play / like / go など)
be動詞以外の動詞を使う文を 一般動詞の文 といいます。
「〜をする」「〜が好き」「〜へ行く」など、動作や状態を表すときに使われます。
基本文型:
- 
I play tennis.(私はテニスをします) 
- 
She likes cats.(彼女は猫が好きです) 
- 
We go to school every day.(私たちは毎日学校へ行きます) 
三人称単数(he, she, it)のルール:
主語が「1人の人」や「1つのもの」の場合、動詞に -s をつけます。
- 
He plays soccer. 
- 
She likes music. 
- 
It rains a lot in June. 
語尾の変化:
- 
play → plays 
- 
study → studies 
- 
have → has 
疑問文と否定文の作り方:
- 
Do you play tennis?(あなたはテニスをしますか?) 
- 
She doesn’t like coffee.(彼女はコーヒーが好きではありません) 
ポイント:
- 
疑問文・否定文では do / does を使い、動詞は原形に戻す。 
- 
三人称単数のときは “doesn’t” を使う。 
- 
主語と動詞の一致(He likes / They like)を確実に区別できるようにする。 
3. 現在進行形(be + 動詞ing)
現在進行形は、「今まさに〜しているところです」という動作を表します。
英検4級では、会話文やリスニングで頻出の文法です。
基本文型:
be動詞(am / is / are)+ 動詞のing形
例文:
- 
I am studying English now.(私は今英語を勉強しています) 
- 
She is watching TV.(彼女はテレビを見ています) 
- 
They are playing soccer.(彼らはサッカーをしています) 
つづりの注意点:
動詞に -ing をつけるときのルールを覚えておきましょう。
- 
一般的な動詞:play → playing 
- 
eで終わる動詞:make → making(eを取る) 
- 
子音+母音+子音で終わる動詞:run → running(最後の子音を重ねる) 
疑問文・否定文:
- 
Are you studying now?(今勉強していますか?) 
- 
He isn’t sleeping.(彼は寝ていません) 
ポイント:
- 
be動詞を忘れない!(I studying → ×、I am studying → ○) 
- 
now, today, at the moment などの時間表現とよく一緒に使われる。 
- 
現在進行形は、一時的な動作を表すときにも使われる。 
4. 過去形(一般動詞・be動詞)
過去形は、「昨日」「〜前」など、過去の出来事を表すときに使います。
英検4級では、日記文・メール文などでよく出題されます。
一般動詞の過去形:
- 
多くの動詞は -ed をつける。 - 
play → played 
- 
study → studied 
- 
walk → walked 
 
- 
- 
不規則動詞は形が変わる。 - 
go → went 
- 
see → saw 
- 
have → had 
 
- 
例文:
- 
I played basketball yesterday.(私は昨日バスケットボールをしました) 
- 
She studied English last night.(彼女は昨夜英語を勉強しました) 
- 
We went to the park.(私たちは公園に行きました) 
be動詞の過去形:
- 
am / is → was 
- 
are → were 
例文:
- 
I was tired.(私は疲れていました) 
- 
They were happy.(彼らは幸せでした) 
ポイント:
- 
「yesterday」「last week」「two days ago」など、過去を表す語と一緒に使われる。 
- 
疑問文は Did + 主語 + 動詞の原形。 - 
Did you go to school yesterday? 
 
- 
- 
否定文は didn’t + 動詞の原形。 - 
I didn’t play tennis. 
 
- 
5. 未来表現(will / be going to)
未来を表すときは、「will」または「be going to」を使います。
どちらも「〜するつもり」「〜する予定」という意味ですが、使い方に少し違いがあります。
① will(その場で決めた未来)
話している瞬間に決めたことや予測に使います。
- 
I will study tomorrow.(明日勉強します) 
- 
It will rain tonight.(今夜は雨が降るでしょう) 
- 
I think he will come soon.(彼はすぐ来ると思います) 
② be going to(予定している未来)
すでに決まっていることや計画に使います。
- 
She is going to visit Cebu next week.(彼女は来週セブ島を訪れる予定です) 
- 
We are going to have dinner at 7.(私たちは7時に夕食をとる予定です) 
疑問文と否定文の例:
- 
Will you come tomorrow?(明日来ますか?) 
- 
He isn’t going to play soccer.(彼はサッカーをする予定ではありません) 
ポイント:
- 
「will」は予測・その場の判断、「be going to」は予定・準備済み。 
- 
日常会話では「gonna(going to)」が聞かれることもあります。 
- 
時間表現(tomorrow / next week / soon など)とセットで覚えるとわかりやすい。 
6. 疑問詞(What / Where / When / Who / How)
疑問詞は、**「何・どこ・いつ・誰・どのように」**を尋ねるときに使います。
英検4級の会話問題でも頻出です。
主な疑問詞:
- 
What:何/何を 
- 
Where:どこで/どこに 
- 
When:いつ 
- 
Who:誰 
- 
How:どのように/どのくらい 
例文:
- 
What do you do after school?(放課後は何をしますか?) 
- 
Where is your bag?(あなたのかばんはどこですか?) 
- 
When do you get up?(いつ起きますか?) 
- 
Who is your teacher?(あなたの先生は誰ですか?) 
- 
How old are you?(あなたは何歳ですか?) 
ポイント:
- 
疑問詞の後は「助動詞+主語+動詞」の語順。 
- 
疑問詞だけで終わらないように注意する。 
7. 助動詞(can / must / may)
助動詞は、動詞の前に置いて「〜できる」「〜しなければならない」「〜してもよい」を表します。
主な助動詞と意味:
- 
can:〜できる 
- 
must:〜しなければならない 
- 
may:〜してもよい 
例文:
- 
I can swim.(私は泳げます) 
- 
You must study hard.(あなたは一生懸命勉強しなければなりません) 
- 
May I open the window?(窓を開けてもいいですか?) 
ポイント:
- 
助動詞の後は 動詞の原形。 - 
× can to go → ○ can go 
 
- 
- 
否定文は「助動詞+not」 - 
can’t, mustn’t, may not 
 
- 
- 
「May I〜?」はていねいなお願い表現としてよく出る。 
8. 名詞・冠詞(a / an / the)
冠詞(article)は、名詞の前につけて「どんなものか」を表します。
基本ルール:
- 
a / an:1つの〜(はじめて出てくるもの) - 
a dog, an apple 
 
- 
- 
the:その〜(すでにわかっているもの) - 
the sun, the book on the desk 
 
- 
例文:
- 
I have a pen. The pen is blue. 
- 
The sun rises in the east. 
ポイント:
- 
a は子音で始まる単語の前(a cat) 
- 
an は母音で始まる単語の前(an orange) 
- 
数えられない名詞(water, riceなど)には冠詞をつけない。 
9. 代名詞(I / you / he / she / it / we / they)
代名詞は、同じ名詞のくり返しを避けて使う言葉です。
主格と目的格:
| 主格 | 目的格 | 
|---|---|
| I → me | he → him | 
| she → her | we → us | 
| they → them | it → it | 
例文:
- 
He is my friend.(彼は私の友達です) 
- 
I like her.(私は彼女が好きです) 
- 
We saw them.(私たちは彼らを見ました) 
所有を表す形:
my / your / his / her / our / their
例文:
- 
This is my bag. 
- 
Their house is big. 
ポイント:
- 
主語の位置では主格、動詞の後では目的格を使う。 
- 
所有格と混同しないように注意。 
10. 前置詞(in / on / at / to / from など)
前置詞は、「時間・場所・方向」などを表すときに使います。
英検4級では正しい前置詞を選ぶ問題がよく出ます。
主な前置詞の使い方:
| 前置詞 | 意味 | 例文 | 
|---|---|---|
| in | 〜の中で | in the room, in the morning | 
| on | 〜の上に/〜日に | on the table, on Sunday | 
| at | 特定の場所・時刻 | at school, at 7 o’clock | 
| to | 〜へ | go to school | 
| from | 〜から | come from Japan | 
ポイント:
- 
時間表現では “in the morning / on Monday / at night” のようにセットで覚える。 
- 
「go to」「come from」は英検の定番。 
11. 比較級・最上級
ものや人を比較するときに使う表現です。
形容詞・副詞の変化に注意しましょう。
比較級:
- 
形容詞+er+than - 
This book is bigger than that one. 
- 
She is taller than her sister. 
 
- 
最上級:
- 
the+形容詞+est - 
She is the tallest in her class. 
- 
This is the best restaurant. 
 
- 
不規則変化:
| 原級 | 比較級 | 最上級 | 
|---|---|---|
| good | better | best | 
| bad | worse | worst | 
| many | more | most | 
ポイント:
- 
比較の対象が2つ → 比較級(than) 
- 
3つ以上 → 最上級(the) 
- 
最上級では「in+場所」「of+グループ」で範囲を表す。 
12. 命令文
命令文は、「〜しなさい」「〜してはいけません」と指示を伝える文です。
基本文型:
- 
動詞の原形で始める。 - 
Sit down.(座りなさい) 
- 
Open the door.(ドアを開けなさい) 
 
- 
否定の命令文:
- 
Don’t + 動詞 - 
Don’t run.(走らないで) 
- 
Don’t be late.(遅れないで) 
 
- 
ポイント:
- 
主語(You)は省略する。 
- 
丁寧に言いたいときは “Please” を加える。 - 
Please come here. 
 
- 
13. 不定詞(to + 動詞の原形)
不定詞は「〜すること」「〜するために」を表します。
英検4級では「to不定詞」を使う表現がよく出ます。
例文:
- 
I want to eat sushi.(私は寿司を食べたい) 
- 
She likes to read books.(彼女は本を読むのが好き) 
- 
I went to the park to play soccer.(サッカーをするために公園へ行きました) 
ポイント:
- 
「want to」「need to」「decide to」などは定番。 
- 
動詞の後に to不定詞が続くパターンをセットで覚えると便利。 
- 
「to + 動詞の原形」を忘れない! 
14. 接続詞(and / but / because)
文と文、単語と単語をつなぐのが接続詞です。
主な接続詞:
- 
and(〜と〜) 
- 
but(しかし) 
- 
because(なぜなら〜だから) 
例文:
- 
I like dogs and cats. 
- 
She is busy but happy. 
- 
I stayed home because it rained. 
ポイント:
- 
and と but は文をつなぐときに便利。 
- 
because は理由を説明するときに使う。 
15. There is / There are 構文
「〜がある/いる」を表す文です。
英検4級では、場所を説明する問題でよく出ます。
例文:
- 
There is a park near my house.(私の家の近くに公園があります) 
- 
There are many students in the room.(部屋にたくさんの生徒がいます) 
ポイント:
- 
単数なら There is、複数なら There are。 
- 
名詞の数に合わせる。 
- 
「場所を後ろに書く」のがポイント。 
まとめ
英検4級の文法は、中学1〜2年で学ぶ基礎文法が中心です。
このレベルでは「正確に使えるか」「意味を理解しているか」が重要です。
学習のコツ:
- 
各文法ごとに例文を声に出して読む。 
- 
英検4級の過去問で出題パターンを確認する。 
- 
苦手な文法は、短文作り(例文練習)で繰り返し復習する。 
確実に基本文法を身につければ、英検4級だけでなく3級の学習にもスムーズに進むことができます。
FAQs(よくある質問)
英検4級の文法はどの範囲?
中学1〜2年レベルの基礎文法が中心です。be動詞/一般動詞、現在進行形、過去形、未来表現、助動詞、疑問詞、前置詞、比較級・最上級、不定詞、接続詞、There is/are などが頻出です。
be動詞と一般動詞の違いは?
be動詞(am/is/are)は「〜です・〜にいる/ある」を表し、主語によって形が変わります。一般動詞は「する・行く・好き」など動作や状態を表します。疑問文・否定文の作り方も異なり、一般動詞では do/does を使います。
三人称単数の -s はいつ付ける?
主語が he/she/it(または単数名詞)のとき、現在形の一般動詞に -s/-es を付けます。例:he plays、she studies、it has。
現在進行形(be + 動詞ing)の作り方は?
主語+am/is/are+動詞の ing 形。例:I am studying. / She is watching TV. e で終わる動詞は e を取って ing(make → making)、run → running のように子音重ねに注意。
過去形の基本ルールは?
多くの動詞は -ed(play → played)。不規則動詞は暗記(go → went, see → saw, have → had)。be動詞は am/is → was、are → were。
未来は will と be going to のどちらを使う?
両方とも未来を表します。willはその場の判断や予測、be going toは予定・準備済みの未来に使う傾向があります。例:It will rain. / I am going to visit Cebu.
疑問詞を使った語順は?
疑問詞(What/Where/When/Who/How)+助動詞(do/does/did など)+主語+動詞(原形)。例:What do you do after school?
助動詞の後ろはどんな形?
常に動詞の原形です。例:can swim / must study / may open。× can to go → ○ can go。
a / an / the の使い分けは?
a/an は「1つの(初出)」、the は「特定の(既出・文脈で特定)」。a は子音始まり、an は母音始まりの単語の前。数えられない名詞(water など)には基本的に冠詞を付けません。
代名詞の主格・目的格・所有格の使い分けは?
主語には主格(I, he, they)、動詞や前置詞の後には目的格(me, him, them)、名詞を修飾するときは所有格(my, his, their)。例:He likes her. / This is my bag.
前置詞 in/on/at はどう違う?
- in:広い時間・空間(in the morning / in Tokyo)
- on:曜日・表面(on Monday / on the table)
- at:時刻・地点(at 7 o’clock / at school)
比較級・最上級の作り方は?
比較級:形容詞+er+than(bigger than)。最上級:the+形容詞+est(the biggest)。不規則:good–better–best、bad–worse–worst、many–more–most。
命令文はどう作る?丁寧に言うには?
動詞の原形で開始(Sit down. / Open the door.)。否定は Don’t+動詞(Don’t run.)。丁寧にするなら Please を前後に(Please sit down.)。
不定詞(to + 動詞の原形)はどんな意味?
「〜すること」「〜するために」。定番パターン:want to / need to / decide to。例:I want to eat sushi. / I went to the park to play soccer.
接続詞 and / but / because の使い分けは?
and:並列(AとB)/ but:対比(しかし)/ because:理由(なぜなら)。例:She is busy but happy. / I stayed home because it rained.
There is / There are の使い分けは?
単数名詞には There is、複数名詞には There are。場所は後ろに置く。例:There is a park near my house. / There are many students in the room.
否定文・疑問文での動詞の形に注意点は?
do/does/did を使うとき、動詞は原形に戻します。例:He likes coffee. → He doesn’t like coffee. / Does she play tennis?
よくあるケアレスミスは?
- 三人称単数の -s を付け忘れる(He like → He likes)
- 現在進行形で be 動詞を忘れる(I studying → I am studying)
- 助動詞の後を原形にしない(can goes → can go)
- There is/are の単複不一致(There is many… → There are many…)
短期間で得点を伸ばす学習法は?
- 頻出文法を一覧で確認(本ページの項目)。
- 各項目につき例文を音読→暗唱(10〜20文)。
- 過去問で「文法が理由で間違えた問題」にマーク→同タイプを反復。

 
		 
		 
			 
			 
			