目次
- 英検二次試験の流れと面接マナー(2025-2026年版)- はじめに
- 英検二次試験の基本構成
- 英検二次試験当日の流れ
- 面接マナーと印象アップのポイント
- よくある失敗パターンと対策
- 試験直前チェックリスト
- よくある質問(FAQs)
- 英検二次試験は何分くらいですか?
- 当日は何分前に会場へ到着すればいい?
- 入室時の正しい流れは?
- 面接で最初に渡されるカードはどう扱う?
- 音読のコツは?
- 内容質問にはどの程度の長さで答える?
- 自分に関する質問(Q&A)はどう答える?
- 質問を聞き取れなかったら失礼?
- 答えに詰まったときのつなぎ表現は?
- 間違えたときはどうする?
- 目線や表情は評価されますか?
- 声が小さいと不利?
- 服装に指定はある?
- 持ち物は何が必要?
- 英検S-CBTと対面面接のマナーは違う?
- 回答が短すぎるのはNG?
- 面接官を遮ってしまったら?
- 緊張を和らげる即効テクは?
- 退室時の一言は?
- 不合格だった場合の次への活かし方は?
 
英検二次試験の流れと面接マナー(2025-2026年版)
はじめに
英検の二次試験(面接)は、多くの受験者が最も緊張するステージです。筆記試験とは違い、英語でのコミュニケーション力や表現の自然さ、態度やマナーまでが評価の対象となるため、事前の準備が合否を大きく左右します。
特に2025〜2026年の試験では、オンライン面接(英検S-CBT形式)と従来型の対面面接の両方が実施されるため、それぞれの流れを理解しておくことが大切です。
この記事では、英検二次試験の当日の流れをわかりやすく整理し、合格につながる面接マナーや注意点を徹底解説します。これを読めば、当日のイメージをつかみ、自信をもって面接に臨むことができるでしょう。
英検二次試験の基本構成
英検の二次試験(面接)は、受験級によって質問の難易度や内容は異なりますが、全体の流れはほぼ共通しています。主に以下の3つのステップで進行します。
- 
入室とあいさつ 
 受験者が面接室に入り、面接官と英語で簡単なあいさつを交わします。ここでの第一印象が大切です。
- 
音読と内容質問 
 渡されたカードに書かれた英文を声に出して読み、その内容に関する質問に答えます。発音・リズム・理解力が評価されます。
- 
受験者自身への質問(Q&A) 
 日常生活や意見を問う質問が1〜2問出されます。自分の考えを簡潔に、英語で表現できるかがポイントです。
試験全体の所要時間は5〜7分ほどで、短時間の中でどれだけ自然に英語でコミュニケーションが取れるかが評価の鍵になります。
英検二次試験当日の流れ
1. 受付と待機
会場に到着したら、まず受付で受験票と**本人確認書類(学生証・保険証など)**を提示します。
控室では係員の指示に従い、静かに待機しましょう。待機中に声を出して練習するのは控え、頭の中でフレーズや質問のパターンを整理しておくとよいです。
2. 面接室前での呼び出し
自分の番号が呼ばれたら、面接カードを受け取り、名前や受験級の確認をします。
面接室前では、ノックの指示があるまで静かに待ちましょう。緊張を和らげるために深呼吸をするのもおすすめです。
3. 入室とあいさつ
係員の合図があったら、2〜3回ノックして「May I come in?」と声をかけます。
「Good afternoon.」などのあいさつをして、にこやかに会釈をすると好印象です。
この時点で第一印象が決まるため、明るくはっきりとした声で話すことを意識しましょう。
4. 着席と受験票の提示
面接官から「Please sit down.」と言われたら「Thank you.」と返して着席します。
受験票を差し出すときは「Here you are.」と一言添えると丁寧です。
5. カードの受け取りと黙読
面接官からトピックカードを受け取ります。
20秒ほどの黙読時間が与えられるので、発音の難しい単語の確認や内容の理解を意識しておきましょう。
6. 音読
「Please read the passage aloud.」の指示で音読を始めます。
焦らず、ゆっくりと、正しい発音と自然な抑揚を意識します。途中で詰まっても止まらずに続けることが大切です。
7. 内容に関する質問
音読した文章の内容について、1〜2問の質問が出されます。
例:「According to the passage, why do some people… ?」
内容を正しく理解していれば、短くても構いません。「Because…」から始めて簡潔に答えましょう。
8. 自分への質問(Q&A)
続いて、受験者自身に関する質問が1〜2問あります。
例:「Do you like English?」「What do you usually do on weekends?」など。
日常的な話題なので、暗記ではなく自分の言葉で話すことを意識します。
9. 退室
面接官が「That’s all.」と告げたら、「Thank you very much.」とお礼を言い、軽く会釈して退室します。
ドアを静かに閉め、最後まで丁寧な態度を保つことが印象アップにつながります。
面接マナーと印象アップのポイント
明るい表情とアイコンタクト
面接官と目を合わせ、笑顔で話すことが大切です。表情が硬いと自信がない印象を与えてしまうため、自然な笑顔を意識しましょう。
声の大きさと話す速さ
小声や早口は聞き取りにくく、減点対象になることもあります。落ち着いて、はっきりとした声でゆっくり話すように心がけましょう。
姿勢と動作
椅子の背にもたれたり、机に肘をついたりしないよう注意します。姿勢を正し、両手はひざの上に置くと安定感があり好印象です。
聞き取れなかったときの対応
質問が聞き取れないときは黙り込まず、次のように丁寧に聞き返しましょう。
- 
“Could you repeat the question, please?” 
- 
“Pardon?” 
 聞き返すこと自体は減点にはなりません。焦らず落ち着いて対応することが重要です。
詰まったときの対処
答えがすぐに出てこない場合は、沈黙せずに「Well…」「Let me see…」などを使って考える時間を作ると自然です。
身だしなみ
服装はスーツである必要はありませんが、清潔感があり整った格好を意識しましょう。学生なら制服で十分ですが、シャツのしわや髪の乱れなどは注意ポイントです。
態度や言葉遣い
最後まで丁寧に対応することが大切です。「Thank you」「Please」「Excuse me」などの基本的な礼儀表現を自然に使えると、全体の印象が大きく向上します。
よくある失敗パターンと対策
1. あいさつやノックを忘れる
緊張のあまり、入室時の「May I come in?」や「Good afternoon.」を忘れてしまうケースが多く見られます。
→ 対策:家での練習時から入室〜退室までの一連の流れを通して練習し、動作も含めて習慣化しておきましょう。
2. 声が小さく、聞き取りづらい
自分では普通の声のつもりでも、面接官には聞こえにくいことがあります。
→ 対策:録音して練習し、はっきり・明るく・ゆっくりを意識すること。
3. 回答が短すぎる
「Yes.」「No.」だけの回答では評価が伸びません。
→ 対策:「Yes, I do. Because…」など、理由や具体例を添えると好印象です。
4. 面接官の質問を最後まで聞かない
途中で遮って答えてしまうと、正確に理解していないとみなされることがあります。
→ 対策:面接官が話し終えるまでしっかり聞き、一呼吸置いてから答える癖をつけましょう。
5. 緊張で表情が硬くなる
無表情だと自信がない印象を与えます。
→ 対策:笑顔を意識的に作るだけでも、雰囲気が大きく変わります。
6. 聞き返しをためらう
質問が聞き取れなかったのに、適当に答えてしまうのは減点につながります。
→ 対策:「Could you repeat that, please?」は練習しておくと安心です。
7. 英語が詰まって沈黙する
何も言えずに黙ってしまうと、減点されることがあります。
→ 対策:「Let me think…」「Well…」などのつなぎ表現を使う練習をしておきましょう。
8. 退室時の態度が雑
試験が終わって気が抜け、無言で出てしまうのは印象を下げます。
→ 対策:最後まで丁寧に「Thank you very much.」とお礼を言い、ドアを静かに閉めましょう。
試験直前チェックリスト
英検二次試験の前日は、英語の練習だけでなく、持ち物やマナーの最終確認も欠かせません。以下のポイントを前日〜当日までにチェックしておきましょう。
前日までの準備
- 
受験票と本人確認書類を準備(忘れた場合は受験不可) 
- 
試験会場までのルートを確認し、30分前到着を目安に出発時間を設定 
- 
「May I come in?」「Thank you very much.」などの基本フレーズを声に出して練習 
- 
音読練習で発音・区切り・声の大きさをチェック 
- 
面接カードの例題を使って、答え方の流れをシミュレーション 
当日の持ち物
- 
受験票 
- 
本人確認書類(学生証・保険証など) 
- 
腕時計(スマートウォッチやスマホ時計は不可) 
- 
筆記用具(控室でのメモ用) 
- 
清潔な服装(制服または落ち着いた服装) 
会場での注意点
- 
控室では静かに待機し、スマホの使用は控える 
- 
面接官や係員へのあいさつを忘れない 
- 
緊張しても、深呼吸をして笑顔をキープ 
- 
面接終了後も、退出時まで丁寧な態度を保つ 
試験後の振り返り
試験が終わったら、すぐに帰宅せず、どんな質問が出たか・どこで詰まったかをメモしておくと、次回受験時の貴重なデータになります。
よくある質問(FAQs)
英検二次試験は何分くらいですか?
面接時間はおよそ5〜10分です。入室〜退室までを含めても10分前後と考えておけばOKです。
当日は何分前に会場へ到着すればいい?
受付や待機時間を考慮して30分前到着が安心です。遅刻は不利になるので余裕を持って行動しましょう。
入室時の正しい流れは?
ドアを2〜3回ノック→「May I come in?」→入室→「Good afternoon.」と笑顔であいさつ→指示があってから着席が基本です。
面接で最初に渡されるカードはどう扱う?
受け取ったら黙読で内容を把握します。発音が難しい単語や区切りを確認してから音読に臨みましょう。
音読のコツは?
速さより明瞭さ。区切りと抑揚を意識し、詰まっても止まらずに言い直して続けるのが高評価につながります。
内容質問にはどの程度の長さで答える?
結論→理由の順で1〜2文が目安。「Because〜」で根拠を添えると伝わりやすいです。
自分に関する質問(Q&A)はどう答える?
「結論→理由→具体例」が基本。暗記丸暗記より、自分の言葉で簡潔に話す方が自然です。
質問を聞き取れなかったら失礼?
失礼ではありません。「Could you repeat the question, please?」と丁寧に聞き返しましょう。
答えに詰まったときのつなぎ表現は?
「Well,」「Let me think.」「Let me see.」などで1〜2秒考える間を作ると自然です。
間違えたときはどうする?
気づいたら落ち着いて言い直しましょう。小さなミスより、リカバーの姿勢が評価されます。
目線や表情は評価されますか?
はい。アイコンタクトと自然な笑顔はコミュニケーション態度の面でプラスに働きます。
声が小さいと不利?
聞き取りにくさはマイナスです。ややゆっくり、はっきり、明るいトーンを意識しましょう。
服装に指定はある?
スーツ必須ではありませんが、清潔感重視。制服や落ち着いた服装で臨み、しわや髪型を整えましょう。
持ち物は何が必要?
必須は受験票・本人確認書類。腕時計(スマートウォッチ不可の場合あり)、筆記用具も用意すると安心です。
英検S-CBTと対面面接のマナーは違う?
基本マナーは同じです。対面は入退室の所作が、S-CBTは機材操作や視線の向け方がポイントになります。
回答が短すぎるのはNG?
Yes/Noだけは避け、理由や例を一言添えると評価が安定します。
面接官を遮ってしまったら?
最後まで聞いてから答えるのが原則。遮ってしまったら「Sorry.」と一言添えて聞き直し、落ち着いて対応しましょう。
緊張を和らげる即効テクは?
深呼吸×姿勢を整えること。背筋を伸ばし、椅子に浅く座るだけで声が出やすくなります。
退室時の一言は?
「Thank you very much. Have a nice day.」と笑顔で会釈。ドアは静かに閉めましょう。
不合格だった場合の次への活かし方は?
記憶が新しいうちに聞かれた質問・詰まった箇所をメモ。録音練習で声量・速さ・構成をチェックして改善しましょう。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			