目次
- 初めての親子留学で失敗しないチェックリスト- はじめに
- 出発前:準備段階でのチェックポイント
- 出発直前:準備物・手配のチェック
- 現地到着後:生活・学習のチェック
- 帰国前後:次につなげるチェック
- まとめ
- FAQs
- 親子留学の最低準備期間はどれくらい?
- どの国が初めてに向いている?
- 親は勉強しなくても同行だけでOK?
- ビザはいつ確認すべき?
- 費用の目安は?(親+子・1か月)
- 海外旅行保険は必須?
- 子どもの英語レベルが低くても大丈夫?
- 滞在先はホームステイとコンドミニアムどちらが良い?
- 持ち物で忘れがちな必需品は?
- 現地到着後の最優先は?
- トラブル時はどうする?
- 食物アレルギーへの対応は?
- 親は現地でどう過ごすべき?
- 修了証や成績は必要?
- 帰国後に英語力を維持する方法は?
- キャンセルや日程変更の注意点は?
- 安全面は大丈夫?
- 学校はどう選べば失敗しない?
- 支払いと為替のコツは?
- チェックリストの使い方は?
 
初めての親子留学で失敗しないチェックリスト
はじめに
初めての親子留学は、期待と不安が入り混じる一大イベントです。
「英語を学ばせたい」「海外の教育環境を体験させたい」と思っても、実際に何から始めればいいのか迷う方は多いでしょう。
せっかくの貴重な体験も、準備不足や情報の見落としでトラブルになってしまうケースは少なくありません。
たとえば、ビザ手続きの遅れ、保険未加入、滞在先のミスマッチなど、出発前の段階で防げた失敗も多くあります。
この記事では、そんな失敗を防ぐために、親子留学をスムーズに進めるためのチェックリストをまとめました。
目的の明確化から現地での生活サポート、帰国後のフォローまで、段階ごとに整理しています。
このリストを参考に、一つずつ確認していけば、初めての親子留学でも安心してスタートできます。
家族で海外生活を楽しみながら、学びのある時間を過ごしましょう。
出発前:準備段階でのチェックポイント
1. 留学の目的を明確にする
まず最初に、「なぜ親子で留学するのか」をはっきりさせましょう。
目的が明確であれば、国や学校の選択に迷わなくなります。
主な目的の例:
- 
子どもの英語力を伸ばしたい 
- 
異文化体験を通じて世界観を広げたい 
- 
家族で海外生活を経験したい 
- 
将来の進学・移住の準備をしたい 
目的によって「短期集中型」か「長期滞在型」かも変わってきます。
2. 留学先を比較・選定する
国ごとに教育制度や生活コストが異なります。
以下の3つの軸で比較すると選びやすいです。
| 比較項目 | ポイント例 | 
|---|---|
| 教育環境 | 英語の発音、学校の質、カリキュラム内容 | 
| 生活環境 | 治安、気候、医療体制、食事の相性 | 
| 費用 | 授業料、滞在費、現地生活費の合計 | 
例:
- 
フィリピン(セブ島) → 費用が安く、短期親子留学に最適 
- 
カナダ → 治安が良く、現地校への編入も可能 
- 
オーストラリア/ニュージーランド → 自然豊かで教育制度が柔軟 
3. 学校・プログラムを選ぶ
学校選びは留学の満足度を大きく左右します。
親と子ども、それぞれの目的に合うプログラムを選びましょう。
子ども向けの主なタイプ:
- 
英語キャンプ(短期) 
- 
現地インターナショナルスクール体験(中期) 
- 
現地小学校・中学校への編入(長期) 
親向けの選択肢:
- 
語学学校で英語を学ぶ 
- 
子どものサポートに専念(滞在のみ) 
滞在スタイル:
- 
学校寮:送迎不要で安心 
- 
ホームステイ:文化体験ができる 
- 
コンドミニアム/ホテル滞在:プライバシー重視 
4. ビザ・入国手続きの確認
国や期間によって必要なビザが異なります。
申請には時間がかかるため、出発2〜3か月前には確認を。
主な種類の例:
- 
観光ビザ(短期滞在向け) 
- 
学生ビザ(子どもが現地校に通う場合) 
- 
ガーディアンビザ(親が同行する場合/オーストラリアなど) 
あわせて、
- 
パスポートの有効期限(6か月以上) 
- 
学校の入学許可証 
- 
銀行残高証明書 
 も忘れずに準備しましょう。
5. 費用と支払いスケジュールの確認
意外に見落とされがちなのが、支払い時期と総額の把握です。
チェックすべき項目:
- 
授業料・滞在費の支払いタイミング(出発前 or 現地) 
- 
現地で必要な費用(食費、交通費、教材費) 
- 
為替レートや送金手数料の確認 
- 
予備費(全体の10〜20%)の確保 
家族2人(親+子)の1か月滞在なら、
セブ島:約20〜30万円〜
カナダ・オーストラリア:約50〜80万円が目安です。
出発直前:準備物・手配のチェック
6. 航空券と宿泊先の手配
出発日が決まったら、まずは航空券と滞在先を確定しましょう。
- 
往復航空券の予約(帰国日変更が可能なタイプが安心) 
- 
空港送迎サービスの有無を学校に確認 
- 
滞在先住所・連絡先をプリントして携帯 
※到着時に入国カードや税関申告で住所を記入するため、紙で持っておくとスムーズです。
7. 保険・医療関連の準備
現地では、予期せぬ病気やけが、盗難に備える必要があります。
- 
海外旅行保険(医療・盗難・キャンセル補償付き) 
- 
保険証書と緊急連絡先をコピーして携帯 
- 
予防接種の確認(国によって推奨ワクチンが異なる) 
- 
常備薬と英文処方箋を準備 
- 
アレルギーや持病がある場合は、英語で説明文を用意 
8. 荷物チェックリスト
滞在が1週間でも1か月でも、生活用品は現地調達+日本からの持参のバランスが大事です。
子ども関連
- 
学用品(ノート、筆記具、電子辞書) 
- 
軽食・日本食(慣れない味対策) 
- 
水筒、折りたたみ傘、日焼け止め 
- 
小型バックパック(通学用) 
親関連
- 
書類ファイル(パスポート・保険証書・学校資料) 
- 
現地SIMカード/Wi-Fiルーター 
- 
クレジットカード・現金(現地通貨+ドル) 
- 
滞在先の調理器具情報を確認(Airbnbやコンドミニアムの場合) 
電気・通信
- 
プラグ変換アダプタ 
- 
充電器・延長コード 
- 
現地の電圧(例:フィリピン220V、オーストラリア240V)を確認 
9. 緊急連絡体制の準備
不測の事態に備えて、すぐ連絡できる体制を整えておきましょう。
最低限メモしておく連絡先:
- 
通っている学校(代表番号・担当者名) 
- 
滞在先(ホストファミリー/管理人) 
- 
現地日本大使館または領事館 
- 
海外保険会社の緊急連絡先 
- 
日本の家族・友人 
※スマホだけでなく、紙ベースの緊急連絡リストを用意しておくと、紛失時にも安心です。
10. 最終確認リスト(出発前日)
- 
パスポート・ビザ・保険証書のコピーをスーツケースと手荷物に分けて保管 
- 
現地通貨・クレジットカードを確認 
- 
到着後のスケジュール(送迎時間・学校オリエンテーション)をチェック 
- 
滞在先のチェックイン方法・鍵の受け取り方法を再確認 
現地到着後:生活・学習のチェック
11. 学校オリエンテーションに参加する
現地到着後は、まず学校のオリエンテーションや説明会にしっかり参加しましょう。
- 
クラス分けテスト(Placement Test)を受ける 
- 
学校施設の利用ルール(図書室・カフェ・送迎)を確認 
- 
授業スケジュールや持ち物リストを把握 
- 
担任・マネージャー・送迎担当の顔と名前を覚える 
特に初日は「送迎場所」「お迎え時間」をしっかり確認しておくことが重要です。
12. 子どもの生活サポート
慣れない環境では、子どもが不安を感じるのは自然なこと。
最初の1〜2週間は特に、体調・感情・睡眠を丁寧に観察しましょう。
サポートのポイント:
- 
朝晩の体調チェック(食欲・睡眠・気分) 
- 
クラスメイトとの関わり方を聞いてみる 
- 
学校での出来事を毎日5分でも話す時間を作る 
- 
失敗を責めず、ポジティブな言葉で励ます 
英語環境に慣れるまで、無理に会話を強要しないことも大切です。
13. 保護者の過ごし方
親も現地生活の「主役」の一人です。
子どもをサポートするだけでなく、自分自身も新しい経験を楽しみましょう。
おすすめの行動:
- 
親自身も語学学校に通う 
- 
現地ママ・パパとの交流(情報交換に役立つ) 
- 
観光や買い物など、家族での外出を増やす 
- 
子どもの自立を見守りつつ、必要な時だけ助ける 
親がリラックスしている姿を見せると、子どもも自然と安心します。
14. 生活リズムの確立
1週間ほど経ったら、生活リズムを整えましょう。
- 
起床・食事・就寝時間を安定させる 
- 
食事・洗濯・掃除などの分担を決める 
- 
週末は休息か軽い観光にあてる 
**「勉強だけでなく生活全体が学びになる」**という意識を持つと、子どもも主体的に動くようになります。
15. トラブル時の対応
海外では、予期せぬトラブルも起こり得ます。
慌てず、次の手順を守れば大きな問題にはなりません。
- 
体調不良 → 学校スタッフ・保険会社へすぐ連絡 
- 
紛失・盗難 → 警察と大使館に届け出 
- 
トラブル発生時 → 日本語サポート窓口を活用 
特に医療関連は、保険適用の範囲を確認しておくと安心です。
帰国前後:次につなげるチェック
16. 修了証や書類の受け取り
帰国前には、学校で発行される修了証明書(Certificate of Completion)や成績レポートを必ず受け取りましょう。
- 
帰国後の英語学習継続のモチベーションになる 
- 
次回の留学や学校編入で提出を求められることもある 
- 
滞在証明としてビザ延長・更新時に役立つケースも 
また、学校スタッフにお礼のメッセージを残すと、今後の問い合わせや再訪時にスムーズです。
17. 帰国準備と手続き
帰国間際は、慌ただしくなりがち。
以下の項目を出発の3〜5日前にチェックしておきましょう。
- 
滞在先の退去日時・清掃手配の確認 
- 
不要品の整理(現地で寄付や譲渡もおすすめ) 
- 
航空券とパスポートの最終確認 
- 
現地SIM・Wi-Fiルーターの返却 
- 
子どもの学校への最終登校日・お別れの挨拶 
特にコンドミニアム滞在の場合、デポジット返金の条件を事前に確認しておくことが重要です。
18. 帰国後の英語力キープ
留学の成果を長続きさせるには、帰国後の環境づくりがカギ。
おすすめの方法:
- 
オンライン英会話を週2〜3回続ける 
- 
英語絵本やYouTubeで“英語耳”を維持 
- 
英検やTOEFL Primaryなど、目標を設定する 
- 
親子で「英語で会話する時間」を日常に取り入れる 
英語を「勉強」としてではなく、「生活の一部」にするのが理想です。
19. 家族での振り返りタイム
帰国後は、家族で体験を共有し合う時間を設けましょう。
- 
子ども:「楽しかったこと」「挑戦できたこと」 
- 
親:「成長を感じた瞬間」「改善したい点」 
- 
家族全体:「次はどの国へ行きたい?」 
こうした振り返りは、親子の絆を深めると同時に、次の留学の成功確率を高めるヒントにもなります。
20. 次回留学や長期滞在へのステップ
初めての留学を終えたら、それは“終わり”ではなく“始まり”です。
- 
夏休みや春休みに短期で再チャレンジ 
- 
長期的な現地校編入を検討 
- 
親のキャリアアップや移住の選択肢を考える 
一度経験すると、次回の準備や手続きは格段にスムーズになります。
「また行きたい」と思える経験をつくることが、最良の成功です。
まとめ
親子留学は、親子の時間を特別な“学びの旅”に変えてくれる貴重な体験です。
失敗を防ぐ最大のポイントは、事前準備と心構え。
このチェックリストをもとに一歩ずつ進めれば、初めての親子留学でも安心して海外生活を楽しめます。
不安よりも「楽しみ」を感じながら、新しい世界へ飛び込みましょう。
FAQs
親子留学の最低準備期間はどれくらい?
短期(語学学校型)は4〜8週間前、現地校体験や就学手続きがある場合は2〜3か月前の準備が安心です。パスポート更新やビザ手続きが必要ならさらに前倒しで。
どの国が初めてに向いている?
費用重視・短期集中ならセブ島、長期・現地校志向ならカナダ、教育の柔軟性や自然環境重視ならオーストラリア/ニュージーランドが目安です。家族の目的と期間で選びましょう。
親は勉強しなくても同行だけでOK?
国と在留資格によります。観光ビザでの「同行のみ」は可能な国も多いですが、ガーディアンビザが必要な場合も。学校・大使館サイトで要件を必ず確認。
ビザはいつ確認すべき?
出発2〜3か月前には種類(観光・学生・ガーディアン)と必要書類(入学許可・残高証明・保険)をチェック。パスポートは残存6か月以上が原則です。
費用の目安は?(親+子・1か月)
セブ島:約20〜30万円〜、カナダ/オーストラリア:約50〜80万円が目安。授業料・滞在費・食費・交通費に加え、予備費10〜20%を確保。
海外旅行保険は必須?
実質必須です。医療・携行品・キャンセル補償を含むプランを推奨。保険証書と緊急連絡先は紙とデジタルの二重管理を。
子どもの英語レベルが低くても大丈夫?
多くの学校がレベル分けテストでクラスを調整します。初週は慣らし期間と考え、簡単な成功体験を積ませるのがコツです。
滞在先はホームステイとコンドミニアムどちらが良い?
文化体験重視ならホームステイ、生活の自由度や自炊重視ならコンドミニアム/ホテル。送迎や門限、キッチン設備の有無を事前確認。
持ち物で忘れがちな必需品は?
- 英文処方箋+常備薬、アレルギー説明カード
- プラグ変換・延長コード、SIMまたはWi-Fi
- 保険証書・入学許可・滞在先情報の紙コピー
現地到着後の最優先は?
オリエンテーション参加、送迎場所・時間の確認、緊急連絡先の共有。初週は体調・睡眠・食事を特にチェック。
トラブル時はどうする?
体調不良は学校→保険に即連絡。盗難は警察→大使館へ。書類と連絡先は常に手元とクラウドにバックアップ。
食物アレルギーへの対応は?
事前に学校と滞在先へ英語のアレルギーカードを共有。外食時は成分確認フレーズを用意し、非常食を少量携帯。
親は現地でどう過ごすべき?
親自身も語学学校や現地コミュニティに参加し、過干渉を避けつつ見守りの姿勢を。親の安心感は子どもの適応を助けます。
修了証や成績は必要?
必ず受領しましょう。次回の入学手続きや学習継続の指標、滞在証明として役立ちます。
帰国後に英語力を維持する方法は?
オンライン英会話を週2〜3回、家庭での英語時間、英検・TOEFL Primaryなど具体目標の設定が効果的。
キャンセルや日程変更の注意点は?
学校・滞在先・航空券の返金規定と期限を事前確認。保険のキャンセル補償の対象条件もチェック。
安全面は大丈夫?
国・地域の治安情報を確認し、夜間外出や貴重品管理など基本行動を徹底。現地の日本大使館連絡先は紙で携帯。
学校はどう選べば失敗しない?
目的適合(カリキュラム)→実績(口コミ・修了率)→生活導線(送迎・昼食・門限)→サポート体制(日本語可否)の順で比較。
支払いと為替のコツは?
授業料・滞在費の支払時期と為替レートを確認。手数料の少ない送金方法を選び、予備費を別口座で確保。
チェックリストの使い方は?
準備段階→出発直前→現地到着後→帰国前後の4フェーズで見直し。家族で役割分担し、完了項目を都度更新しましょう。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			