目次
- カナダ親子留学ガイド|現地校・長期に強い- はじめに
- カナダ親子留学の魅力
- 親子留学の基本スタイル
- 長期に強い!カナダの制度と特徴
- 費用の目安(1年間の場合・親子2人)
- 滞在先の選択肢
- 人気の都市と特徴
- 親の過ごし方
- 長期滞在における注意点
- まとめ
- FAQs
- カナダの公立校は外国人の子どもでも入学できますか?
- 親子留学で必要な主なビザは何ですか?
- 親はカナダで働けますか?
- 学費と生活費の年間目安はどれくらい?
- 入学の申請時期とスケジュールの目安は?
- 英語が初心者でも大丈夫?ESLはありますか?
- どの都市が親子留学に向いていますか?
- ホームステイと賃貸、どちらが良い?
- 医療保険はどうすればいい?
- 予防接種や健康証明は必要ですか?
- 学年の途中からの編入は可能?
- 現地校と私立校の違いは?
- 通学手段は?車は必要?
- 親の英語力が不安でもサポートは受けられますか?
- 子どものメンタルケアはどうする?
- 費用を抑える現実的なコツは?
- 授業についていけない場合の対処は?
- 学区や州を途中で変更できますか?
- 現地での安全面は?
- 必要書類は何を用意すべき?
- 到着後すぐにやることは?
- 短期(2〜4週間)と長期(半年以上)どちらが良い?
- フランス語圏(ケベック)を選ぶメリット・注意点は?
- 帰国後の学力や進学に影響はありますか?
- 学校連絡はどうやって行う?親の英語が不安です
- トラブル時の連絡先は?
 
カナダ親子留学ガイド|現地校・長期に強い
はじめに
近年、日本でも注目が高まっている「親子留学」。その中でもカナダは、教育水準の高さと多文化社会としての受け入れ体制、安全で暮らしやすい環境から、世界中の親子に選ばれている留学先です。
特にカナダの親子留学は、「現地校への通学ができる」「長期滞在が可能」 という点で他国よりも優れています。子どもはカナダの教育システムの中で自然に英語を身につけられ、親も安心して同行できる仕組みが整っています。
また、親自身が語学学校に通ったり、リモートワークや地域活動に参加することで、子どもだけでなく親も学びと成長の機会を得られるのが特徴です。
本ガイドでは、カナダ親子留学のメリットや制度、費用の目安、人気都市の特徴、滞在スタイルなどをわかりやすく解説します。これから長期の親子留学を検討する方にとって、最初の一歩となる情報をまとめました。
カナダ親子留学の魅力
1. 世界トップレベルの教育環境
カナダは OECD(経済協力開発機構)の学力調査でも常に上位に位置し、公立校・私立校ともに質の高い教育を提供しています。子どもはネイティブの生徒と一緒に学ぶことで、自然に英語力を伸ばし、批判的思考や自主性も育むことができます。
2. 多文化社会でのびのび学べる
カナダは移民国家として、多様なバックグラウンドを持つ人々が暮らしています。留学生への理解も深く、子どもが外国人であることを理由に孤立することはほとんどありません。国際色豊かな環境は、グローバルな視野を育てる大きなチャンスです。
3. 長期滞在に強い制度
カナダでは子どもが現地校に通う場合、親も同行して滞在できる制度があります。これにより、半年〜1年単位の長期留学が可能であり、子どもが落ち着いて学習を続けられます。将来的に現地進学を目指すことも視野に入れやすいのが大きな魅力です。
4. 親も一緒に成長できる
親が語学学校に通って英語を学んだり、地域のボランティアやコミュニティ活動に参加したりすることが可能です。子どもと一緒に留学することで、親自身もスキルアップや国際経験を積むことができます。
5. 安全で暮らしやすい環境
治安の良さ、自然環境の豊かさ、医療制度の整備など、生活面での安心感もカナダ親子留学の大きなポイントです。特に教育都市として知られるバンクーバーやトロントは、日本人サポートも充実しています。
親子留学の基本スタイル
カナダでの親子留学にはいくつかのスタイルがあり、目的や滞在期間によって最適な形を選ぶことができます。ここでは代表的な3つのパターンを紹介します。
1. 子どもが現地校に通うスタイル
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公立校(Elementary / Secondary School) 
 各州が運営する公立学校では、インターナショナルプログラムを通じて外国人留学生を受け入れています。学費は私立に比べて安く、地域社会に溶け込みやすいのが魅力です。
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私立校 
 少人数制で手厚い指導が受けられる学校も多く、進学準備や学習サポートに強いのが特徴です。寮を併設している学校もあり、親子の滞在方法を柔軟に選べます。
2. 子どもが語学学校に通うスタイル
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ESL(English as a Second Language)プログラム 
 英語力がまだ十分でない子ども向けに、基礎から学べる語学学校も豊富です。少人数クラスやアクティビティを通じて、楽しみながら英語を身につけられます。
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サマースクールやウィンタースクール 
 夏休みや冬休みを利用した短期プログラム。2〜4週間程度の参加で、海外留学の第一歩として人気があります。
3. 親がサポートしながら滞在するスタイル
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親はビジタービザや学生ビザで同行 
 子どもが現地校や語学学校に通う間、親はサポート役として同伴できます。
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親自身も学ぶケース 
 語学学校に通って英語を学ぶ、資格取得を目指すなど、親にとっても成長の機会になります。
長期に強い!カナダの制度と特徴
カナダ親子留学の大きなメリットは、長期滞在に対応した柔軟な制度 が整っている点です。半年以上〜数年単位での留学を計画する家庭にとって、安心して選べる環境が揃っています。
1. 学生ビザの柔軟性
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子どもが現地校にフルタイムで通う場合、学生ビザ(Study Permit) の取得が可能。 
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学生ビザが発給されれば、親はビジタービザで同行でき、長期的な滞在が現実的になります。 
2. 公立校の受け入れ体制
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カナダ各州では International Student Program を整備しており、外国人の小中高校生を受け入れています。 
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公立校でも ESL サポート(英語補習)があるため、英語初心者の子どもでも安心です。 
3. 滞在更新のしやすさ
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学生ビザやビジタービザは更新が可能で、数年にわたる滞在がしやすいのがカナダの特徴です。 
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特に親子で計画的に更新を行うことで、中学〜高校、さらにはカレッジ・大学進学までスムーズに進むケースもあります。 
4. 将来の進学につながる
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長期で現地校に通えば、カナダの大学やカレッジに進学する際に有利になります。 
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英語力だけでなく、現地の学習スタイルや文化に慣れることで、進学後の適応がスムーズです。 
5. 移民や永住権の選択肢も
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カナダは移民政策が比較的オープンな国。 
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子どもの教育をきっかけに、将来的に家族で移住や永住を検討する家庭も少なくありません。 
費用の目安(1年間の場合・親子2人)
カナダでの親子留学は「教育水準が高い分、費用も相応にかかる」と理解しておくことが大切です。特に現地校に通う長期滞在では、生活費や学費が大きな割合を占めます。以下は目安ですが、地域や学校の選択によってさらに高額になることもあります。
学費
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公立校(Elementary / Secondary School):年間 1万8,000〜2万5,000カナダドル 
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私立校:年間 3万〜5万カナダドル 
 ※私立校は寄宿制や進学サポートが手厚く、学費が高めに設定されています。
生活費(親子2人)
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家賃・住居費 - 
ホームステイ:月 1,800〜2,800カナダドル 
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コンドミニアム/アパート賃貸:月 2,500〜3,500カナダドル 
 
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食費・生活費:月 1,200〜1,800カナダドル 
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交通費・通信費:月 200〜300カナダドル 
航空券・渡航関連費用
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日本〜カナダ往復航空券(親子2人分):40〜60万円 
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学生ビザ申請費・SSPなど手続き関連:数万円〜10万円前後 
医療保険
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カナダの州によっては必須加入。年間 1,500〜3,000カナダドル/人 
年間合計の目安
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公立校に通う場合: 
 約 500万〜700万円(親子2人・1年間)
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私立校に通う場合: 
 約 700万〜1,000万円(親子2人・1年間)
学費・住居費・都市の選択によっては、さらに上振れするケースもあります。
滞在先の選択肢
カナダでの親子留学では、生活スタイルに合わせてさまざまな滞在先を選べます。「短期か長期か」「生活重視か学習環境重視か」 によって最適な住まいは異なります。
1. ホームステイ
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メリット - 
英語環境にどっぷり浸かれる 
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食事が提供されるため、生活の立ち上げがスムーズ 
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地元の家庭と文化を共有できる 
 
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デメリット - 
食事や生活ルールが家庭ごとに異なり、自由度は低め 
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長期滞在の場合、プライバシーを確保しにくい 
 
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初めての渡航や短期滞在におすすめ。
2. コンドミニアム/アパート賃貸
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メリット - 
キッチン付きで自炊でき、長期生活に向いている 
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家族のプライバシーを確保できる 
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学校やスーパー、交通アクセスを考えて立地を選べる 
 
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デメリット - 
家具付き物件でも生活用品の初期準備が必要 
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家賃はホームステイより高額になることが多い 
 
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長期滞在や「自分たちの生活リズムを大事にしたい家庭」に最適。
3. 学校の寮(主に私立校)
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メリット - 
学習に集中できる環境 
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学校のサポート体制が手厚い 
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世界中からの留学生と交流できる 
 
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デメリット - 
親子で同居する形は難しい(子どもが寮、親は別滞在) 
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費用は高め 
 
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子どもが中高生以上で「進学を見据えた留学」に向いています。
4. サービスアパートメント(短期〜中期)
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メリット - 
家具や家電が完備され、ホテルのように快適 
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清掃サービス付きで生活負担が軽い 
 
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デメリット - 
長期契約だとコストが割高になる 
 
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「最初の数か月はサービスアパートメント → その後アパート賃貸に移行」など、段階的な利用も人気です。
まとめ
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短期 → ホームステイやサービスアパートメント 
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長期 → コンドミニアム/アパート賃貸 
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進学重視 → 学校寮 
人気の都市と特徴
カナダは広大な国土を持ち、州や都市によって教育制度や生活環境が異なります。親子留学に人気のエリアを都市ごとに整理しました。
1. バンクーバー(ブリティッシュコロンビア州)
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特徴 - 
日本から直行便でアクセス可能、フライト時間が短め(約9時間) 
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気候が穏やかで過ごしやすい 
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日本人サポートが豊富で初めての留学にも安心 
 
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メリット - 
公立校・私立校ともにインターナショナルプログラムが充実 
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日本食や生活用品が手に入りやすい 
 
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デメリット - 
家賃や生活費はカナダ国内でトップクラスに高い 
 
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2. トロント(オンタリオ州)
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特徴 - 
カナダ最大の都市で、経済・教育の中心地 
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多民族都市で国際的な環境 
 
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メリット - 
大学やカレッジが多く、進学を見据えた学習環境が整う 
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公立校でも ESL サポートが手厚い 
 
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デメリット - 
冬は非常に寒く、気候面での慣れが必要 
 
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3. ビクトリア(ブリティッシュコロンビア州)
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特徴 - 
落ち着いた港町で治安が良い 
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教育に力を入れている地域として有名 
 
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メリット - 
小さな都市で生活環境が整っており、子育て世帯に人気 
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バンクーバーに比べると家賃がやや低め 
 
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デメリット - 
大都市に比べると学校や選択肢の数は少なめ 
 
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4. カルガリー(アルバータ州)
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特徴 - 
大自然に囲まれた都市でアウトドアが盛ん 
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物価が比較的安い 
 
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メリット - 
公立校でも教育レベルが高い 
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生活費を抑えつつ質の高い教育を受けられる 
 
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デメリット - 
冬の寒さは厳しく、日本人コミュニティは少なめ 
 
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5. モントリオール(ケベック州)
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特徴 - 
フランス語圏の大都市で、英語とフランス語の二言語環境 
 
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メリット - 
バイリンガル教育を受けられる 
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ヨーロッパの文化を感じられる街並み 
 
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デメリット - 
英語だけでなくフランス語も必要になるため、学習負担が増える 
 
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まとめ
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初めて・サポート重視 → バンクーバー 
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大都市・進学重視 → トロント 
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教育重視・落ち着いた環境 → ビクトリア 
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生活費を抑えたい → カルガリー 
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フランス語も学びたい → モントリオール 
親の過ごし方
カナダ親子留学は「子どもが学ぶ場」であると同時に、親にとっても学びや成長のチャンス になります。子どもが現地校や語学学校に通う間、親は自由に時間を使えるため、過ごし方の幅が広いのが特徴です。
1. 語学学校に通う
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親自身が ESL(English as a Second Language)コースに通い、英語力を高めるケースが多くあります。 
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日常会話やビジネス英語、資格試験対策(IELTS/TOEFL)など目的別のコースを選べます。 
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子どもと一緒に「学ぶ時間」を共有できるのも魅力です。 
2. リモートワークや仕事の準備
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インターネット環境が整ったカナダでは、リモートワークを継続する親も増えています。 
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留学期間中にキャリアチェンジやスキルアップの準備を進める人も。 
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将来的にカナダでの就労や移住を見据える場合にも役立ちます。 
3. ボランティアや地域活動に参加
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学校や地域コミュニティでのボランティア活動を通じて、地元の人々と交流できます。 
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PTA 活動や図書館サポートなど、親子の学校生活をより豊かにする機会も多いです。 
4. 資格取得や趣味の充実
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カレッジで短期コースを受講し、調理・アート・ITなどのスキルを学ぶ親もいます。 
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趣味や習い事を通じて、新しいライフスタイルを楽しめるのもカナダ留学の魅力です。 
5. 親子で一緒に楽しむアクティビティ
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休日はハイキングやスキー、キャンプなどアウトドア体験を満喫。 
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親子で英語環境に飛び込みながら「学びと遊びの両立」ができます。 
まとめ
カナダの親子留学は「子どもは学校、親は自己成長」と役割を分けつつ、余暇は一緒に楽しめるバランスの良いスタイルです。親にとっても有意義な時間を過ごすことができます。
長期滞在における注意点
カナダ親子留学は半年〜数年単位で計画する家庭が多いため、長期滞在ならではの準備と心構え が必要です。ここでは特に注意しておきたいポイントを整理しました。
1. ビザ・滞在許可の管理
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学生ビザ(Study Permit)やビジタービザの有効期限を常に確認し、余裕を持って更新手続きを行うことが大切です。 
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子どもの通学先や滞在期間によって必要なビザが異なるため、事前に最新情報を確認しましょう。 
2. 医療保険・健康管理
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カナダでは州ごとに医療制度が異なり、留学生は公的医療保険の対象外となるケースもあります。 
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民間の医療保険への加入は必須で、長期留学の場合は年間 1,500〜3,000カナダドル/人 が目安です。 
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定期健診や予防接種も、日本とはスケジュールが異なるため要確認です。 
3. 教育スタイルの違い
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カナダの教育は「自主性・意見を表現する力」を重視します。日本式の暗記型や一斉授業とは大きく異なるため、最初は戸惑う子どもも少なくありません。 
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親としては「成績だけを見る」のではなく、子どもの適応や学習プロセスをサポートする姿勢が求められます。 
4. 生活費の管理
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長期になればなるほど、生活費は想定より増えやすいです。特に家賃や食費は都市ごとに差が大きいため、事前に現地の相場を調べておくことが重要です。 
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家計管理のためにクレジットカード、海外送金アプリ(Wiseなど)を活用する家庭が多いです。 
5. 親子のメンタルサポート
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長期滞在では「ホームシック」や「文化的なストレス」に直面することもあります。 
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親が子どもの気持ちを受け止めつつ、現地での交流やアクティビティ参加を通じて前向きに環境へ適応できるよう支えることが大切です。 
まとめ
長期滞在では「ビザ・医療・教育・生活費・メンタル」の5つが重要ポイントです。これらを事前に把握し、余裕を持った準備をすることで、安心してカナダ親子留学を続けることができます。
まとめ
カナダ親子留学は、現地校への通学が可能で、長期滞在に対応できる制度が整っている 点で、他の国よりも大きな魅力があります。子どもにとっては質の高い教育環境と自然な英語習得の機会が得られ、親にとっても自己成長や国際経験を積む貴重な時間になります。
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教育レベルが世界的に高く、多文化社会で安心して学べる 
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学生ビザや公立校プログラムなど、長期滞在を支える仕組みがある 
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滞在先はホームステイ・コンドミニアム・学校寮など多様な選択肢 
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人気都市(バンクーバー、トロント、ビクトリア、カルガリーなど)によって費用や生活環境が大きく変わる 
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長期滞在ではビザ・医療・教育スタイル・生活費・メンタル面の準備が必須 
費用は1年間で 500万〜1,000万円 程度が目安となり、決して安い選択肢ではありません。しかし、その投資によって得られる「子どもの未来の可能性」と「家族全体の成長」は非常に大きな価値があります。
親子で一緒に異文化を体験し、グローバルな視野を広げるカナダ親子留学。長期的な計画を立て、安心できる環境を選べば、人生におけるかけがえのない経験となるでしょう。
FAQs
カナダの公立校は外国人の子どもでも入学できますか?
はい。各州の教育委員会が運営するInternational Student Programを通じて受け入れています。学年判定は直近の成績表・年齢・英語力で総合判断され、ESL(英語補習)を併設する学区が一般的です。
親子留学で必要な主なビザは何ですか?
子どもはStudy Permit(学生ビザ)、親は多くの場合Visitor(ビジター)で同行します。親が自分の語学学校へフルタイム通学するなら親もStudy Permit対象になります。最新条件は必ず公式情報で確認してください。
親はカナダで働けますか?
同行する親のVisitorや学生(語学)ステータスでは通常就労不可です。就労可否は在学機関の種類や配偶者のビザ等で異なるため、前提を就労不可として計画を立てるのが安全です。
学費と生活費の年間目安はどれくらい?
やや高めの想定で、公立校:500万〜700万円、私立校:700万〜1,000万円(親子2人・1年)。家賃は都市差が大きく、バンクーバー・トロントは特に高額です。
入学の申請時期とスケジュールの目安は?
渡航の6〜12か月前から準備開始が安心。学区出願→合格・授業料請求→ビザ申請→住宅確保→渡航の流れ。人気学区は充足が早いため前倒しが推奨です。
英語が初心者でも大丈夫?ESLはありますか?
多くの公立校・私立校でESLサポートがあります。初期は英語補習+通常科目の並行受講となり、進捗に応じて通常クラス比率が増えます。
どの都市が親子留学に向いていますか?
初めてならサポートが多いバンクーバー、進学選択肢の広さならトロント、落ち着いた教育都市はビクトリア、コスト重視はカルガリー。二言語環境を望むならモントリオールも候補です。
ホームステイと賃貸、どちらが良い?
短期・立ち上げ重視はホームステイ、長期・生活の自立やプライバシー重視はコンドミニアム/アパートが向きます。最初はステイ→数か月後に賃貸へ移行する家庭も多いです。
医療保険はどうすればいい?
州制度の対象外になることがあるため、民間の留学生保険加入が基本。年間1,500〜3,000カナダドル/人を目安に、補償範囲(救急・処方薬・歯科等)を確認しましょう。
予防接種や健康証明は必要ですか?
学区によって予防接種記録の提出が求められます。母子手帳、英訳の免疫記録、既往歴の英訳レターを準備すると手続きが円滑です。
学年の途中からの編入は可能?
可能ですが、座席状況と学区境界(居住住所で学校が決まる)が鍵です。希望校の空きがない場合は近隣校になることがあります。
現地校と私立校の違いは?
公立は地域密着で費用が比較的抑えられ、ESLと受け入れ実績が豊富。私立は少人数・進学指導・ボーディング(寮)などの手厚いサポートが強みで、費用は高くなります。
通学手段は?車は必要?
大都市は公共交通+スクールバスで完結可能。郊外や寒冷地では車があると便利ですが、保険料や冬季タイヤなどランニングコストも考慮が必要です。
親の英語力が不安でもサポートは受けられますか?
学校・学区の国際担当やコミュニティセンターに相談窓口があります。親自身がESLや会話クラブに通うと、学校連絡や生活手続きがぐっと楽になります。
子どものメンタルケアはどうする?
初期はホームシックやカルチャーギャップが起きやすいです。放課後のクラブ活動、週末の親子アクティビティ、スクールカウンセラーの利用で社会的つながりを早期に作りましょう。
費用を抑える現実的なコツは?
学区は中心部より近郊、住居は2ベッドのシェアや築年数妥協、食事は自炊主軸、通信はSIMのみ、送金は低レートの国際送金サービス活用が効果的です。
授業についていけない場合の対処は?
担任・ESL担当と面談し、個別支援計画(課題量の調整・補習・学習アプリ)を取り決めます。家庭学習は科目別に日本語資料で基礎確認→英語教科書で演習の二段構えが有効です。
学区や州を途中で変更できますか?
可能ですが、住所・入学許可・ビザ条件が絡むため再手続きが必要です。学年後期の移動は学業・友人関係に影響が出やすいので、学期区切りでの移行が無難です。
現地での安全面は?
治安は概ね良好ですが、夜間の繁華街・人通りの少ないエリアは回避し、学校指定の帰宅ルートや緊急連絡網を共有。防寒・防犯・医療の三点セット(防寒具、連絡先、保険カード)は常に携帯を。
必要書類は何を用意すべき?
パスポート、出生証明(英訳)、成績表・在学証明(英訳)、予防接種記録、残高証明、無犯罪証明(場合あり)、親権同意関連書類、住居契約、保険証書など。英訳・認証の要否を早めに確認しましょう。
到着後すぐにやることは?
住所確定・学校登録、銀行口座開設、携帯回線、SIN不要の範囲での生活手続き、家財購入、通学ルート確認、医療機関のかかりつけ登録。初週に学校オリエンテーションを必ず受けましょう。
短期(2〜4週間)と長期(半年以上)どちらが良い?
体験重視なら短期、学力・言語の定着や進学視野なら長期が有利。現地校での成果は概ね1学期(約4か月)以降から見えやすくなります。
フランス語圏(ケベック)を選ぶメリット・注意点は?
英仏二言語環境で学べるのが魅力。一方で学校・行政手続きにフランス語が関わるため、保護者の負担が増える可能性があります。目的に沿って慎重に選定を。
帰国後の学力や進学に影響はありますか?
英語運用能力、探究型学習への適応、人物評価型入試での強みになりやすいです。帰国後は日本の教科書で単元のギャップを早期に補填しましょう。
学校連絡はどうやって行う?親の英語が不安です
学区ポータルやメールが基本。難しい内容は要点を箇条書きで書き、翻訳と併用。面談は通訳手配やオンライン参加を相談できます。
トラブル時の連絡先は?
まずは学校の国際担当・担任・カウンセラー。医療は保険会社の24h窓口、治安は911(緊急)、非緊急は311/市警の窓口。日本領事館の連絡先も控えておきましょう。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			