セブ島観光スポット:バウンティビーチ(Bounty Beach)

1. バウンティビーチとは

バウンティビーチ(Bounty Beach)は、セブ島の北に浮かぶ小さな離島・マラパスクア島(Malapascua Island)のメインビーチです。島の東側から南側にかけて約1キロ以上にわたり、真っ白なパウダーサンドと透明度の高いエメラルドグリーンの海が広がります。

マラパスクア島は世界的に有名なダイビングスポットで、特に通年でニタリ(Thresher Shark)に会える場所として知られています。その玄関口となるのが、このバウンティビーチです。ビーチ沿いにはリゾートホテルやダイブショップ、レストラン、バーが立ち並び、観光・宿泊・食事・アクティビティの中心地として賑わっています。

また、ビーチの西側は夕日の名所としても有名で、オレンジ色に染まる空と海を眺めながらカクテルを楽しむひとときは、バウンティビーチならではの贅沢な時間です。のんびり過ごしたい旅行者から、アクティブにマリンスポーツを楽しむ人まで、幅広く魅了するスポットです。


2. 行き方

バウンティビーチへ行くには、まずセブ市内からマラパスクア島まで移動する必要があります。島には空港がないため、陸路と船を組み合わせたアクセスとなります。

2.1 セブ市内からマヤ港(Maya Port)まで

  • 出発地:セブ市北バスターミナル(North Bus Terminal)

  • 交通手段:長距離バス(Ceres Bus)またはバン(V-hire)

  • 所要時間:約4〜5時間(交通状況による)

  • 料金目安:バス 約300〜400ペソ、バン 約350〜450ペソ

  • バスはエアコン付きと無しがあり、快適さを求めるならエアコン付きがおすすめです。

2.2 マヤ港からマラパスクア島へ

  • 交通手段:バンカーボート(アウトリガー船)

  • 所要時間:約30分

  • 料金目安:片道約200ペソ〜

  • 天候や潮の満ち引きにより、船着き場が臨時に変更される場合があります。

2.3 島内でバウンティビーチへ

マラパスクア島は小さく、港からバウンティビーチまでは徒歩10〜15分程度。宿泊施設によっては、港からの無料送迎を提供している場合もあります。


3. バウンティビーチの魅力

バウンティビーチは、マラパスクア島の観光・リゾートエリアの中心でありながら、手つかずの自然の美しさも残しています。訪れる人を魅了するポイントは以下の通りです。


3.1 白砂と遠浅のエメラルドグリーンの海

バウンティビーチの砂は非常にきめ細かく、裸足で歩くとまるでパウダーの上を歩いているような感覚。遠浅で波も穏やかなため、子ども連れや泳ぎが苦手な方でも安心して楽しめます。


3.2 サンセットの絶景スポット

西側に面しているため、夕方には海の向こうに沈む太陽が作り出すオレンジ色のグラデーションが広がります。

  • ビーチ沿いのカフェやバーでサンセットカクテルを楽しむ

  • 砂浜に座って波音をBGMに夕日鑑賞
    このひとときは、バウンティビーチを訪れる旅行者にとって忘れられない思い出になります。


3.3 世界屈指のダイビング拠点

バウンティビーチ周辺は、ダイブショップが軒を連ねるセブ島屈指のダイビングスポットです。特に有名なのは、通年でニタリ(Thresher Shark)と出会える「モナドショール(Monad Shoal)」。
他にも、色鮮やかなサンゴ礁や沈船スポット、ナイトダイビングなど多彩なポイントが揃っています。


3.4 アクティビティの多様さ

ダイビングだけでなく、シュノーケリング、SUP(スタンドアップパドル)、アイランドホッピングなど、マリンアクティビティが充実しています。非ダイバーでも一日中飽きずに過ごせるのが魅力です。


4. 周辺の施設と過ごし方

バウンティビーチ沿いは、マラパスクア島の観光拠点として宿泊・飲食・ショップが集中しています。滞在中の過ごし方をイメージしやすいように、カテゴリー別に紹介します。


4.1 宿泊施設

バウンティビーチには、ラグジュアリーリゾートからバックパッカー向けのゲストハウスまで幅広く揃っています

  • ビーチフロントの高級リゾート
    例:Tepanee Beach ResortBlanco Beach Resort
    → オーシャンビューの客室やプライベートビーチ付きで、リゾート感を満喫できます。

  • 中価格帯のホテル・コテージ
    快適な客室と手頃な料金のバランスが良く、長期滞在にもおすすめ。

  • ゲストハウスやホステル
    例:ドミトリー形式の安宿や個室タイプのゲストハウス。旅行者同士の交流にも◎。


4.2 飲食・カフェ

ビーチ沿いには多国籍レストランやローカル食堂が立ち並び、食の選択肢が豊富です。

  • シーフード料理:新鮮なロブスターやカニをBBQスタイルで。

  • イタリアン・洋食:パスタやピザが美味しい欧米人経営の店も多い。

  • ローカルフード:フィリピン料理や軽食が楽しめる屋台やカレンデリア。

  • サンセットバー:夕日を眺めながらカクテルやビールを味わうのに最適。


4.3 買い物・サービス

  • ダイブショップ:ライセンス取得コースや体験ダイビングを申し込めます。

  • ミニマーケット:飲み物やスナック、日用品が買える小規模コンビニ。

  • お土産ショップ:貝殻アクセサリー、ビーチウェア、手作り雑貨など。

  • マッサージスパ:ビーチ沿いのオープンエアスパでリラクゼーション体験。


5. ベストシーズン

バウンティビーチを最も満喫できるのは、**乾季(12月〜5月)**です。この時期は天気が安定し、海の透明度も高く、マリンアクティビティやダイビングに理想的な環境が整います。


5.1 乾季(12月〜5月)

  • 特徴:晴天が続き、湿度も比較的低め。

  • メリット:海の透明度が高く、ダイビングやシュノーケリングに最適。

  • おすすめ月:3〜5月は特に海が穏やかで視界がクリア。


5.2 雨季(6月〜11月)

  • 特徴:短時間のスコールが多くなる時期。

  • メリット:観光客が少なく、ホテル料金が安くなる傾向。

  • 注意点:台風シーズン(特に9〜10月)は船の運航が不安定になることも。


5.3 ダイビングのベストタイミング

  • ニタリ遭遇率は通年高いですが、海が穏やかで快適に潜れるのは乾季。

  • 雨季でもダイビング可能ですが、視界がやや落ちる場合があります。


6. 旅行の注意点

バウンティビーチを安心・快適に楽しむためには、事前に知っておきたいポイントがいくつかあります。


6.1 現金の持参は必須

  • マラパスクア島にはATMがほぼありません

  • クレジットカード利用は一部の高級リゾートやダイブショップに限られます。

  • セブ市内で十分な現金(フィリピン・ペソ)を準備してから向かいましょう。


6.2 島内移動は徒歩またはバイクタクシー

  • 島は小さく、主要エリアは徒歩圏内。

  • 荷物が多い場合や暑い時間帯は、バイクタクシー(モトタク)を利用すると便利。


6.3 環境保護の意識

  • サンゴ礁を守るため、リーフセーフ日焼け止めを使用しましょう。

  • ゴミの持ち帰りやプラスチック削減も旅行者のマナーです。


6.4 船の運航状況に注意

  • 天候や潮位により、ボートの発着場所や時間が変更になることがあります。

  • 特に台風シーズン(9〜10月)は、余裕を持ったスケジュールを組むのがおすすめです。


6.5 夜間の安全

  • 治安は比較的良いですが、暗い道や人気のないエリアは避けましょう。

  • 夜は足元が暗いため、懐中電灯やスマホのライト機能が役立ちます。


7. モデルプラン(1日)

バウンティビーチとマラパスクア島を効率よく楽しむための1日モデルプランをご紹介します。初めて訪れる方や短期滞在の方におすすめです。


午前:ニタリ(Thresher Shark)ダイビング

  • 早朝4〜5時頃出発し、「モナドショール(Monad Shoal)」へ。

  • 夜明けの海でニタリが姿を現す光景は圧巻。

  • ダイビングライセンスを持っていない場合は、シュノーケリングやアイランドホッピングに変更可能。


昼:ビーチ沿いでランチ

  • 新鮮なロブスターやエビを使ったシーフード料理を満喫。

  • 欧米人経営のレストランではパスタやピザなどの洋食も楽しめます。


午後:シュノーケリング & リラックスタイム

  • バウンティビーチ周辺は遠浅でシュノーケル向き。

  • その後はパラソルの下で読書や昼寝、スパでマッサージなどゆったり過ごす。


夕方:サンセット鑑賞

  • ビーチ沿いのバーやカフェで、サンミゲルビールやカクテル片手に夕日を眺める。

  • カメラ好きなら、夕日が海に沈む瞬間を撮影するのもおすすめ。


夜:ビーチバーで交流

  • 夜は観光客やダイバーが集まるバーで、音楽やお酒を楽しむ。

  • 旅行者同士の交流や現地の人との会話で、旅の思い出がさらに深まります。


まとめ

バウンティビーチ(Bounty Beach)は、セブ島北部のマラパスクア島に位置する白砂とエメラルドグリーンの海が広がる楽園ビーチです。世界的に有名なニタリ(Thresher Shark)ダイビングの拠点であり、リゾートホテルやレストラン、ダイブショップが集まる観光の中心地でもあります。

セブ市内からマヤ港までの陸路と、マヤ港からのバンカーボートでアクセス可能。乾季(12〜5月)が最も快適で、海の透明度も高く、ダイビングやシュノーケリングに最適なシーズンです。

滞在中は、早朝ダイビング・ビーチ沿いランチ・シュノーケリング・サンセット鑑賞といった一日の流れで満喫できます。小さな島ながら多彩なアクティビティと、穏やかな時間が同居するバウンティビーチは、アクティブ派にもリラックス派にもおすすめの観光スポットです。


バウンティビーチ(Bounty Beach)FAQ

バウンティビーチはどこにありますか?
セブ島北端のマヤ港からボートで約30分、マラパスクア島のメインビーチです。
セブ市内からの行き方は?
北バスターミナルからバス(Ceres)またはバンでマヤ港へ約4〜5時間、そこからバンカーボートでマラパスクア島へ約30分です。
ベストシーズンはいつ?
乾季(12〜5月)。特に3〜5月は海況と透明度が安定しやすいです。
雨季は旅行できますか?
可能です。スコールや台風で船の運航が不安定になる場合があるため、日程に余裕を持ちましょう。
ニタリ(Thresher Shark)はいつ見られますか?
通年。一般的に早朝ダイビング(夜明け前出発)が最も遭遇率が高いです。
ダイビングライセンスがなくても楽しめますか?
体験ダイビングやシュノーケリング、SUP、アイランドホッピングなどで十分楽しめます。
家族連れでも安心ですか?
遠浅で波が穏やかなエリアが多く、子ども連れにも向いています。暑い時間帯は日陰対策を。
宿泊エリアはどこがおすすめ?
バウンティビーチ沿いのビーチフロントは利便性が高く、レストランやダイブショップも集中しています。
現金は必要ですか?ATMはありますか?
島内にATMはほぼありません。セブ市内で十分な現金(ペソ)を用意してください。カードは一部施設のみ。
島内の移動手段は?
徒歩が基本。距離がある場合はバイクタクシー(モトタク)が便利です。
サンセットが綺麗に見える場所は?
バウンティビーチ西側のビーチバーやカフェ沿い。日没前に席確保がおすすめです。
環境に配慮した持ち物は?
リーフセーフ(日焼け止め)を推奨。マイボトルや簡易エコバッグもあると便利です。
ボートが欠航した場合はどうなりますか?
天候や潮位で発着が変更・遅延・中止になることがあります。翌便へ振替、または日程調整を行います。
通信環境は?Wi‑Fiは使えますか?
多くの宿やカフェにWi‑Fiがありますが不安定なことがあります。現地SIMのデータ通信併用が安心です。
治安は大丈夫ですか?夜の注意点は?
比較的穏やかですが、夜は暗い道を避け、貴重品管理とライト携帯を心がけてください。
食事はどんなものがありますか?
シーフード、フィリピン料理、イタリアンなど多国籍。ビーチ沿いのBBQは人気です。
日帰りは可能ですか?
物理的には可能ですが、移動時間が長いので1泊以上の滞在をおすすめします。
ドローンは飛ばせますか?
場所や時間の制限、プライバシー・安全配慮が必要です。宿やショップ、地元ルールを必ず事前確認してください。
電源・コンセント規格は?
電圧220V、周波数60Hz。プラグはA/B/C型が目安。マルチ変換プラグがあると安心です。
持ち物の必需品は?
現金、日焼け止め(リーフセーフ)、帽子・サングラス、虫よけ、軽い雨具、ビーチサンダル、常備薬、ライト。
体験ダイビングやライセンス取得はできますか?
島内のダイブショップで体験、各種講習(OWなど)に申込み可能です。事前予約推奨。
荷物が多い場合の上陸は大丈夫?
干潮時は小舟への乗り換えや濡れる可能性があります。防水バッグやサンダル着用が安心です。
クレジットカードや両替は?
カード対応は限定的。両替はセブ市内で済ませるのが確実です。
医療体制は?
島内は簡易的。必要薬は持参し、緊急時は本島の医療機関を利用します。旅行保険加入を推奨します。

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