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セブ島移住のためのSRRV(リタイアメントビザ)取得完全ガイド【2025年版】
物価の安さ、年中温暖な気候、英語環境、そして空港アクセスの良さ——セブ島はリタイア後の移住先として世界中から選ばれています。長期・安定滞在の王道が、PRA(Philippine Retirement Authority)が管轄するSRRV=特別居住退職者ビザ。
主申請者は原則50歳以上で申請でき、再入国許可不要・家族帯同可・(条件次第で)不動産活用や事業運営に道が開けるなど、移住生活に必要な自由度を確保できます。
本ガイドでは、2025年版の要件・必要書類・費用・手続きの流れ・注意点を、セブ島で暮らす前提でわかりやすく整理します。まずは制度の全体像と、自分に合うカテゴリー選びから始めましょう。
1. SRRVとは?(特別居住退職者ビザ)
**SRRV(Special Resident Retiree’s Visa)は、フィリピン政府のPRA(Philippine Retirement Authority/フィリピン退職庁)**が発行する、長期滞在者向けの特別ビザです。主にリタイア後の移住者や長期滞在希望者を対象にしており、主申請者は原則50歳以上で申請できます(※一部の特例カテゴリーを除く)。
制度の概要
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無期限で有効:一度取得すれば更新期限はなく、永住権に近い滞在資格を持てる 
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再入国許可不要:何度でも自由に出入国できる 
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家族帯同可:配偶者や21歳未満の未婚子女を追加登録可能 
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就労や事業運営も可能(条件やカテゴリーによる制限あり) 
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年金プランや不動産活用プランあり:預託金を住宅取得や長期賃貸に転用できる制度も用意 
発給の背景
フィリピンは外国人リタイア層を積極的に受け入れており、SRRVはその中核となる制度です。物価の安さや生活インフラの充実、医療・介護費用の低さなどから、セブ島は特に人気エリアとして定着しています。
他ビザとの違い
観光ビザや学生ビザと違い、SRRVは年次更新や滞在期限延長の必要がないため、移住生活を安定的に続けられます。また、クオータビザのような発行枠制限がなく、要件を満たせば比較的取得しやすいのも特徴です。
2. SRRVのメリットとデメリット
メリット
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無期限の滞在資格 
 一度取得すれば、基本的に有効期限はなく、永住権に近い形で生活可能。ビザ延長のために毎回移民局に行く必要がありません。
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自由な出入国 
 再入国許可(Re-entry Permit)が不要で、国外旅行や一時帰国が気軽にできます。
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家族帯同が容易 
 配偶者や21歳未満の未婚の子を追加申請でき、家族ごとセブ島で暮らせます。
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預託金の活用 
 「Classic」プランなどでは、一定条件を満たせば預託金を不動産購入や長期賃貸契約に充てられます。
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年金受給者向け優遇 
 年金がある場合、預託金額が減額される特典があります。
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就労・事業運営の可能性 
 一部カテゴリーではフィリピン国内での就労や会社設立が可能です。
デメリット
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初期費用の高さ 
 預託金や手数料、書類準備費用など、初期投資が必要です。
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申請手続きの煩雑さ 
 無犯罪証明、健康診断、書類の英語翻訳や公証など、慣れていないと時間がかかります。
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年次報告の義務 
 永住的な資格とはいえ、毎年1回PRAへのAnnual Reportが必要(年会費も発生)。
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政策変更のリスク 
 フィリピン政府の方針によって年齢条件や預託金額が変更される場合があります。
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預託金の流動性制限 
 預託金はPRA指定口座に保管され、自由に引き出せるわけではありません(用途制限あり)。
3. SRRVの種類と条件(2025年版)
SRRVは複数のカテゴリーがあり、年齢・財務条件・用途に応じて選択できます。
2021年以降、新規申請は原則50歳以上が対象となっています。
| カテゴリー | 対象年齢 | 預託金額(USD) | 年金条件 | 主な特徴 | 
|---|---|---|---|---|
| SRRV Classic(年金あり) | 50歳以上 | 10,000 | 月年金 800USD以上(単身)/ 1,000USD以上(夫婦) | 預託金を不動産購入や長期賃貸に充当可能 | 
| SRRV Classic(年金なし) | 50歳以上 | 20,000 | 不要 | 預託金は不動産購入・長期賃貸に転用可能 | 
| SRRV Smile | 50歳以上 | 20,000 | 不要 | 年金なしでも申請可、預託金転用不可(銀行預金のまま) | 
| SRRV Courtesy(元外交官) | 50歳以上 | 1,500 | 不要 | 元外交官や国際機関退職者向け | 
| SRRV Courtesy(退職軍人) | 50歳以上 | 1,500 | 不要 | 米軍など特定軍籍退職者向け | 
| SRRV Human Touch | 50歳以上 | 10,000 | 月年金 1,500USD以上 | 医療ニーズのある申請者向け、医療保険加入必須 | 
※ 預託金はPRA指定銀行口座にUSドルで預け入れ、条件を満たせば一部カテゴリーで不動産取得や長期賃貸に活用可能。年会費(Annual Fee)は全カテゴリー共通で360USD(家族含む)。
4. SRRV申請資格(2025年版)
SRRVを取得するためには、年齢・健康・経歴・財務など、PRA(Philippine Retirement Authority)が定める条件を満たす必要があります。2025年現在の主な申請資格は以下の通りです。
1. 年齢条件
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主申請者は原則50歳以上 
 2021年以降、35〜49歳の新規申請受付は停止中(一部特例カテゴリーを除く)。
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配偶者や子供(21歳未満・未婚)は同時申請で帯同可能。 
2. 無犯罪証明
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日本での無犯罪証明書(Police Clearance) - 
県警本部で発行、英語翻訳+外務省認証が必要。 
 
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フィリピン国内の無犯罪証明(NBI Clearance) - 
渡航後に取得可能。 
 
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3. 健康条件
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PRA指定フォーマットでの健康診断書(Medical Certificate)。 
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深刻な感染症や申請を妨げる健康上の問題がないこと。 
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一部カテゴリー(Human Touch)では追加の医療証明が必要。 
4. 財務条件
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カテゴリーに応じた**預託金額(USD)**をPRA指定銀行口座へ送金できること。 
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年金ありプランの場合は、必要月額(例:800〜1,500USD)を証明できる公的書類が必要。 
5. パスポート条件
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有効期限が申請時点で6か月以上残っていること。 
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署名や記載が有効で、破損・汚損がないこと。 
6. その他の条件
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年会費(Annual Fee)360USDを支払えること。 
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セブ島に限らず、フィリピン国内で安定した居住先を確保する予定があること。 
ポイント
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無犯罪証明や健康診断は有効期限が6か月以内なので、申請直前に取得するのが理想です。 
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証明書は英語翻訳+公証+外務省認証が必要になるため、日本側での準備期間を最低1〜2か月見込むべきです。 
5. SRRV申請に必要な書類(2025年版)
SRRV申請は、日本で準備する書類とフィリピン到着後に準備する書類に分かれます。
不足や不備があると審査が遅れるため、事前チェックが重要です。
✅ 日本で準備する書類
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有効なパスポート(残存期間6か月以上) 
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無犯罪証明書(Police Clearance) - 
県警本部で発行 
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英語翻訳 → 公証 → 外務省認証 → フィリピン大使館認証 
 
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出生証明書・婚姻証明書(家族帯同の場合) - 
英語翻訳+公証+認証が必要 
 
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年金受給証明書(年金ありプランの場合) - 
公的機関発行の原本 
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英語翻訳+公証 
 
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証明写真(2×2インチ、白背景、6枚以上) 
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預託金送金証明書(PRA指定銀行口座へのUSD送金後に取得) 
✅ フィリピン到着後に準備する書類
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SRRV申請書(PRA公式フォーム) 
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健康診断書(Medical Certificate) - 
PRA提携病院または指定クリニックで受診 
 
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フィリピン国内無犯罪証明(NBI Clearance) 
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ACR I-Card申請用書類(外国人登録カード) 
✅ 書類準備の注意点
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無犯罪証明書と健康診断書の有効期限は発行日から6か月以内 
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翻訳・公証・認証作業は1〜2か月かかる場合がある 
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証明写真はデジタルデータも保管しておくと追加申請時に便利 
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書類は原本+コピーをセットで持参 
コツ
SRRV申請は書類不備での差し戻しが多いため、現地のビザ代行業者や弁護士に事前確認を依頼すると、時間と費用のロスを減らせます。
6. SRRV申請手順(ステップバイステップ)
SRRVの申請は、日本での事前準備とフィリピン到着後の手続きを組み合わせて進めます。ここでは、セブ島移住を前提とした流れを整理します。
ステップ1:情報収集とカテゴリー選択
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PRA公式サイトや認定エージェントを通じて最新条件を確認 
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自分の年齢・年金有無・資金計画に合うカテゴリーを選択 
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預託金額や条件を事前に確定させる 
ステップ2:日本で必要書類の準備
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無犯罪証明書、年金受給証明書、婚姻証明書などを取得 
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英語翻訳 → 公証 → 外務省認証 → フィリピン大使館認証 
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必要に応じて家族分の書類も同時に準備 
ステップ3:預託金の送金
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PRA指定銀行口座へUSDで送金 
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送金証明書(Remittance Slip)を取得 
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為替レートや銀行手数料も計算に入れる 
ステップ4:フィリピン入国・健康診断
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観光ビザなどでフィリピンへ入国 
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PRA指定クリニックで健康診断を受け、医療証明を取得 
ステップ5:フィリピン国内無犯罪証明の取得
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NBI Clearance申請(オンライン予約 → 指紋採取 → 発行) 
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外国人の場合、発行まで数日〜数週間かかることもある 
ステップ6:PRA事務所で申請
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セブ島移住予定者はPRAセブ支部で手続き可能 
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全書類を提出し、申請料支払い(1回限り1,400USD程度) 
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面談や簡単な質問あり 
ステップ7:審査・発給
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審査期間は通常2〜4週間 
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承認後、パスポートにSRRVシールが貼付され、ACR I-Cardも発行 
ステップ8:年次報告(Annual Report)
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毎年2月末までにPRAへAnnual Fee(360USD)を納付 
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滞在情報や住所を更新 
ポイント
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エージェント利用なら、ステップ3〜7の手続きをまとめてサポートしてくれるため、言語や書類不備の不安が減ります。 
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特にNBI Clearanceや健康診断は混雑しやすいため、平日朝一番での手続きがおすすめです。 
7. 預託金と費用(2025年版)
SRRVの取得には、預託金(Deposit)と手数料・年会費がかかります。預託金はカテゴリーによって金額や使途が異なり、場合によっては不動産購入や長期賃貸に充当できます。ここでは、2025年時点の目安をまとめます。
1. 預託金(カテゴリー別)
| カテゴリー | 預託金額(USD) | 年金条件 | 転用可否 | 
|---|---|---|---|
| SRRV Classic(年金あり) | 10,000 | 月年金800USD(単身)/ 1,000USD(夫婦) | 不動産購入・長期賃貸に転用可 | 
| SRRV Classic(年金なし) | 20,000 | 不要 | 不動産購入・長期賃貸に転用可 | 
| SRRV Smile | 20,000 | 不要 | 転用不可(銀行預金のまま) | 
| SRRV Courtesy(元外交官・退職軍人) | 1,500 | 不要 | 転用不可 | 
| SRRV Human Touch | 10,000 | 月年金1,500USD以上 | 転用不可 | 
※ 預託金はPRA指定銀行口座にUSドルで送金し、PRA管理の下で保管されます。
2. 初期手数料
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申請料(1回限り) - 
主申請者:1,400USD 
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同伴家族1人あたり:300USD 
 
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健康診断費用:50〜100USD程度(PRA指定病院) 
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NBI Clearance取得費用:3〜5USD程度 
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書類翻訳・公証・認証費用(日本側):1万〜3万円程度 
3. 年間コスト
- 
年会費(Annual Fee):360USD(家族含む) - 
毎年2月末までにPRAへ支払う必要あり 
 
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4. 総額の目安
例:SRRV Classic(年金なし)・単身の場合
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預託金:20,000USD 
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申請料:1,400USD 
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健康診断+NBI+書類準備:約300USD 
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合計:約21,700USD+年会費360USD 
節約ポイント
- 
年金ありプランを利用できれば、預託金を半額に抑えられる 
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家族帯同の場合、預託金は主申請者のみ分でOK(同伴者は追加申請料のみ) 
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書類の翻訳・認証はまとめて依頼するとコスト削減可能 
8. 申請の注意点とよくある失敗例
SRRVの申請は、書類準備や手続きが多く、慣れていないと時間や費用が無駄になりがちです。ここでは、特にセブ島移住希望者が注意すべきポイントをまとめます。
1. 無犯罪証明の有効期限切れ
- 
無犯罪証明(Police Clearance / NBI Clearance)は発行から6か月以内が有効期限。 
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日本で早く取りすぎると、フィリピン到着時には期限切れになることがあります。 
2. 健康診断書のフォーマット不一致
- 
PRA指定のフォームで発行されていない場合、再受診が必要。 
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特に海外で発行した診断書はそのままでは受理されないことが多いです。 
3. 銀行送金時の名義や金額ミス
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預託金送金時に名義や口座情報を間違えると、入金確認が遅延。 
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USD送金額は手数料差引後の金額が条件を満たすように計算する必要あり。 
4. 翻訳・認証漏れ
- 
日本発行の書類は英語翻訳+公証+外務省認証+フィリピン大使館認証まで必要。 
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1つでも抜けると受理されず、再度日本で手続きをやり直すことになります。 
5. 審査期間を過小見積もり
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書類不備やPRA混雑期には2〜3か月かかることもある。 
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セブ島移住の予定日から逆算して準備することが大切。 
6. 政策変更の見落とし
- 
年齢条件や預託金額が過去に変更された事例あり。 
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最新情報はPRA公式発表または信頼できる代行業者経由で入手。 
アドバイス
申請経験のある現地エージェントを活用すれば、こうしたミスを防げます。特に翻訳・認証手続きと預託金送金はプロに依頼すると安心です。
9. SRRV取得後の義務と権利
SRRVを取得すれば、セブ島での長期滞在が大幅に安定しますが、取得後も守るべきルールや活用できる権利があります。ここでは、移住後に押さえておきたいポイントを整理します。
1. 年次報告(Annual Report)の義務
- 
毎年2月末までにPRAへ年会費(Annual Fee)360USDを支払い、住所や連絡先を更新する。 
- 
報告を怠ると罰金やビザ資格停止の可能性あり。 
2. 最低滞在日数の確認
- 
PRAは明確な長期滞在義務を課していないが、「実質的にフィリピンに居住」している状態が望ましい。 
- 
長期的な不在は、ビザ更新や再発行の際に不利益となる可能性あり。 
3. 就労・事業運営の権利
- 
一部カテゴリーではフィリピン国内での就労や会社経営が可能(別途許可が必要な場合あり)。 
- 
事業運営を行う場合は、BIR(税務局)登録やローカルビジネス許可の取得が必須。 
4. 不動産取得・賃貸の活用
- 
Classicプランでは、預託金をコンドミニアム購入や長期賃貸に充当可能。 
- 
購入物件はPRAの承認が必要で、登記も外国人所有可の条件を満たす必要がある。 
5. 銀行口座開設
- 
SRRVカードとACR I-Cardを提示すれば、現地銀行口座の開設が容易になる。 
- 
外貨口座(USD)とペソ口座の両方を開設しておくと便利。 
6. その他の特典
- 
フィリピン入国時の専用レーン利用(空港による) 
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関税免除で家財を一部持ち込み可能(移住初期のみ) 
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長期的な運転免許の取得が可能(有効期限5年〜10年) 
アドバイス
取得後は「ビザを持っているだけ」で安心せず、年次報告や住所変更の届け出を忘れないことが重要です。特に、住所変更をPRAに届け出ないと書類送付や更新通知が届かず、トラブルの原因になります。
10. 他ビザとの比較(2025年版)
セブ島移住を考える際、SRRVは有力な選択肢ですが、他の長期滞在ビザや特別ビザと比較して判断することが大切です。ここでは主要なビザの特徴を一覧でまとめます。
ビザ比較表
| ビザ種類 | 対象者 | 有効期間 | 主な条件 | メリット | デメリット | 
|---|---|---|---|---|---|
| SRRV(リタイアメントビザ) | 原則50歳以上 | 無期限 | 預託金(10,000〜20,000USD)+年会費360USD | 無期限滞在、再入国自由、家族帯同可 | 初期費用が高い、年次報告必須 | 
| 観光ビザ延長 | 全年齢 | 最長3年(延長更新) | 延長手続きと手数料 | 申請が簡単、短期滞在向け | 定期的な更新が必要、就労不可 | 
| クオータビザ | 特定国籍者(日本含む) | 無期限 | 年発行枠50名、投資条件 | 永住権同等、就労可 | 取得枠が非常に少ない、申請難易度高 | 
| 結婚ビザ(13a) | フィリピン人配偶者 | 永住権 | 結婚証明+共同生活 | 永住可、就労可 | 離婚・別居で失効、手続きに時間 | 
| 特別投資家ビザ(SIRV) | 投資家 | 無期限 | 7.5万USD以上の投資 | 投資を通じて滞在可能 | 投資維持が必要、失敗リスクあり | 
ポイント
- 
短期〜中期の滞在なら観光ビザ延長の方が安上がり。 
- 
永住・家族帯同・再入国の自由を重視するならSRRVが有力。 
- 
投資や婚姻など、SRRV以外の条件を満たす場合は別ビザも検討価値あり。 
11. まとめ
セブ島移住を長期的かつ安定的に実現する上で、**SRRV(特別居住退職者ビザ)**は非常に魅力的な選択肢です。
原則50歳以上が対象で、預託金と年会費はかかりますが、無期限滞在・自由な出入国・家族帯同・不動産活用といった利点は、他のビザにはない強みです。
本記事で押さえたポイント
- 
SRRVとは何か – 永住に近い長期滞在資格で、セブ島移住者に人気 
- 
メリットとデメリット – 安定性と自由度の高さ、初期費用や年次報告義務の存在 
- 
カテゴリー別条件 – 年金あり/なし、Courtesy、Human Touchなど用途に応じて選択可能 
- 
申請資格と必要書類 – 無犯罪証明、健康診断、預託金送金証明など 
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手続きの流れと費用 – 日本とフィリピンでの準備、総費用の目安 
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申請時の注意点 – 書類期限切れや認証漏れの防止 
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取得後の義務と権利 – 年次報告、不動産活用、就労可能性 
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他ビザとの比較 – 観光ビザ延長やクオータビザとの違い 
移住検討中の方へ
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申請準備には最低でも2〜3か月の余裕を持つこと 
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政策変更があるため、PRA公式発表を随時確認すること 
- 
英語や手続きに不安があれば、セブ島の認定エージェント利用を検討 
SRRVは、単なるビザ以上に「セブ島での安心と自由」を手に入れるための鍵です。
人生の新しいステージを、海と笑顔に囲まれたセブ島で始めてみませんか?
よくある質問(FAQ)|セブ島移住のためのSRRV【2025年版】
Q1. SRRVの申請年齢は何歳からですか?
原則50歳以上です(主申請者)。一部の特例カテゴリーを除き、2021年以降の新規申請は50歳未満は受け付け停止が続いています。
Q2. 35〜49歳でも申請できますか?
現時点では原則不可です。制度変更があり得るため、申請直前にPRAの最新告知を確認してください。
Q3. 取得までの期間はどれくらい?
書類準備(日本側認証など)に1〜2か月、PRA審査は通常2〜4週間が目安です。混雑や不備があると延びます。
Q4. 費用はどのくらいかかりますか?(預託金・手数料・年会費)
- 預託金:Classic(年金あり)10,000USD/Classic(年金なし)20,000USD/Smile 20,000USD など
- 申請料:主申請者 1,400USD、帯同家族 1名あたり 300USD
- 年会費:360USD(家族を含む)
- その他:健康診断、NBI、翻訳・公証・認証等で数百USD
Q5. 家族は帯同できますか?
はい。配偶者と21歳未満・未婚の子を追加申請できます(追加手数料が必要)。
Q6. 預託金は不動産購入や長期賃貸に使えますか?
SRRV Classicでは条件を満たせば転用可能です。Smileや一部カテゴリーは転用不可です。
Q7. セブで申請できますか?(場所)
はい。PRAセブ支部で手続き可能です。混雑時期は予約・事前確認がおすすめです。
Q8. 年次報告(Annual Report)は必要ですか?
必要です。毎年2月末までにPRAへ年会費360USDを納付し、住所等の情報を更新します。未報告は罰金の可能性があります。
Q9. SRRVで就労や事業はできますか?
カテゴリーや別途許可の有無により可能な場合あり。事業運営時はBIR(税務局)登録や市のビジネス許可が必要です。
Q10. 銀行口座は開設できますか?
SRRVカードとACR I-Cardの提示で、現地銀行の口座開設が比較的スムーズです(銀行により要件差あり)。
Q11. 観光ビザ延長との違いは?
観光ビザ延長は定期更新が必要で滞在期限に上限があります。SRRVは無期限滞在・再入国自由・家族帯同可が大きな違いです。
Q12. 申請でよくある失敗は?
- 無犯罪証明・健康診断の有効期限切れ
- 翻訳・公証・外務省/大使館認証漏れ
- 預託金の送金名義・金額ミス(手数料差引後不足)
- 健康診断のPRA指定フォーム不一致
- 制度変更の最新確認漏れ
※ 制度は予告なく変更される場合があります。申請前にPRA(Philippine Retirement Authority)の最新情報をご確認ください。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			