目次
- 東京の女子インターナショナルスクールまとめ(Seisen, Sacred Heart)
- はじめに
- Seisen International School(清泉インターナショナルスクール)
- 2校の比較ポイント
- まとめ
- FAQ:東京の女子インターナショナルスクールまとめ(Seisen, Sacred Heart)
- 女子インターナショナルスクールを選ぶときの最重要ポイントは?
- Seisen と Sacred Heart の最大の違いは?
- 両校とも女子校ですが、幼稚園は共学ですか?
- 宗教色はどれくらい強いですか?
- 言語環境は?英語が母語でなくても大丈夫?
- 第二言語(日本語など)の学習は可能ですか?
- IB と AP はどちらが大学進学に有利?
- 出願のタイミングと必要書類は?
- 学費や費用感はどのくらい?
- 通学エリアとアクセスの注意点は?
- 転校(編入)や学年ミスマッチへの対応は?
- 課外活動・リーダーシップ機会は豊富ですか?
- 帰国子女や多国籍家庭のサポートは?
- 大学進学サポートはどのように行われますか?
- 学校見学やオープンデーはありますか?
- どちらの学校が我が家に合うか迷ったら?
東京の女子インターナショナルスクールまとめ(Seisen, Sacred Heart)
はじめに
東京には数多くのインターナショナルスクールが存在しますが、その大半は共学で、女子教育に特化した学校は限られています。特に、Seisen International School(清泉インターナショナルスクール) と International School of the Sacred Heart(インターナショナルスクール・オブ・ザ・セイクリッドハート) は、国内外で高く評価される「女子校スタイル」のインターナショナルスクールとして知られています。
両校ともに カトリックの教育理念 に基づき、学業面の成長だけでなく、道徳心やリーダーシップ、国際的な視野を育む教育を重視しています。加えて、幼稚園の段階では共学でスタートできる柔軟さもあり、その後の女子教育への移行が自然に行われるのも特徴です。
本記事では、東京で女子教育を受けられる代表的なインターナショナルスクールである Seisen と Sacred Heart の概要や特色を比較し、どのようなご家庭に適しているのか を分かりやすく解説します。
Seisen International School(清泉インターナショナルスクール)
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所在地:東京都世田谷区用賀1-12-15
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設立:1962年
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対象学年:幼稚園~高校(女子校、幼稚園は共学)
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カリキュラム:国際バカロレア(IB)PYP・MYP・DP
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授業言語:英語(第二言語として日本語・スペイン語など選択可能)
学校の概要
Seisen International School(通称 Seisen)は、カトリックの教育理念に基づいて設立されたインターナショナルスクールです。女子教育に特化した学校でありながら、幼稚園の段階は共学として運営されているため、幅広いご家庭に門戸を開いています。
教育の特徴
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IBプログラムの全課程を提供
PYP(初等教育)、MYP(中等教育)、DP(ディプロマ)を網羅しており、国際バカロレア教育を一貫して受けられる点が大きな強みです。 -
グローバルな視点を養う女子教育
少人数制の学習環境で、生徒一人ひとりがリーダーシップを発揮できるようサポート。女性として国際社会で活躍するための基盤を育てます。 -
多文化環境
世界約60カ国からの生徒が在籍しており、異文化理解を自然に学べる環境。 -
進学実績
海外の名門大学を中心に進学する生徒が多く、特に欧米やアジアの大学に強いパイプを持っています。
校風
Seisenは「思いやり」「責任感」「信仰に基づく教育」を重視しながらも、現代的な国際教育に対応した柔軟なカリキュラムを備えています。アカデミック面だけでなく、音楽・アート・スポーツといった課外活動も盛んで、生徒の多様な才能を伸ばす教育が特徴です。
2校の比較ポイント
東京で女子教育に特化したインターナショナルスクールを検討する際、Seisen と Sacred Heart の違いを理解することは重要です。以下の表で、両校の特徴を比較してみましょう。
| 項目 | Seisen International School | International School of the Sacred Heart |
|---|---|---|
| 所在地 | 東京都世田谷区用賀 | 東京都渋谷区広尾 |
| 設立年 | 1962年 | 1908年 |
| 対象学年 | 幼稚園~高校(幼稚園は共学、それ以降は女子校) | 幼稚園~高校(幼稚園は共学、それ以降は女子校) |
| カリキュラム | 国際バカロレア(IB)全課程(PYP・MYP・DP) | 米国式カリキュラム(APプログラムあり) |
| 教育理念 | カトリックの価値観に基づき、国際社会で活躍できる女性を育成 | カトリックの伝統を重視し、知性・信仰・奉仕を育む教育 |
| 進学実績 | 欧米やアジアの大学へ幅広く進学 | 主に米国・欧州の名門大学への進学に強み |
| 特色 | IB教育で国際標準の学力形成 | アメリカ式教育+伝統的な女子校の雰囲気 |
ポイントまとめ
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IB教育を希望する家庭 → Seisen が適切
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米国式教育や伝統的な女子校の雰囲気を重視する家庭 → Sacred Heart が適切
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どちらもカトリックの教育理念を持ち、人格教育やリーダーシップ育成を重視している点は共通しています。
まとめ
東京で女子教育に特化したインターナショナルスクールは非常に限られています。その中でも Seisen International School(清泉インターナショナルスクール) と International School of the Sacred Heart(セイクリッドハート) は、伝統と実績を兼ね備えた代表的な存在です。
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Seisen は、国際バカロレア(IB)全課程を提供し、グローバルスタンダードに基づく教育を重視。多文化環境の中で国際的に活躍できる女性リーダーを育てます。
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Sacred Heart は、100年以上の歴史を持ち、アメリカ式教育とリベラルアーツを融合。伝統的な女子校としての雰囲気を持ちながら、欧米名門大学進学に強い実績を誇ります。
両校ともに教育水準が高く、人格形成と学問の両立を重視する点で共通しています。進学先や教育スタイル、学校の雰囲気を考慮しながら、家庭の教育方針に合った学校を選ぶことが大切です。
FAQ:東京の女子インターナショナルスクールまとめ(Seisen, Sacred Heart)
女子インターナショナルスクールを選ぶときの最重要ポイントは?
カリキュラム(IBか米国式か)、学校の教育理念(宗教観も含む)、進学サポート、通学距離・アクセス、学費と奨学金、クラブ活動の充実度、学校の雰囲気(校風・コミュニティ)の7点を軸に比較すると失敗が少ないです。
Seisen と Sacred Heart の最大の違いは?
Seisen は国際バカロレア(IB:PYP/MYP/DP)を一貫提供、Sacred Heart は米国式で AP プログラムを選択可能というカリキュラムの違いが大きいです。進学先の志向(欧州含むグローバル/北米志向)や学習スタイルの好みで選ぶと良いです。
両校とも女子校ですが、幼稚園は共学ですか?
はい。両校とも幼稚園段階は共学、その後は女子教育中心の編成です。入学学年によって男女構成が異なる点は事前確認をおすすめします。
宗教色はどれくらい強いですか?
両校ともカトリックの教育理念を基盤にしています。礼拝・行事・サービスラーニングなどはありますが、信仰の有無を強制するものではなく、価値教育(思いやり・奉仕・多文化理解)を重視します。
言語環境は?英語が母語でなくても大丈夫?
授業は英語が中心ですが、EAL(English as an Additional Language)や学習支援が整備されています。出願時に英語力の評価があり、必要に応じてサポートが提供されます。
第二言語(日本語など)の学習は可能ですか?
可能です。両校とも日本語を含む複数言語の選択肢があります。学年や習熟度でクラス編成が分かれます。
IB と AP はどちらが大学進学に有利?
どちらも世界で評価されています。IB DP は幅広い科目横断力・リサーチ力(EE/TOK/CAS)を重視、AP は科目ごとの大学レベル習熟を証明しやすいのが特徴です。志望大学・学部の要件に合わせて選択してください。
出願のタイミングと必要書類は?
一般的に前年の秋〜冬にかけて出願が始まり、成績証明、推薦状、エッセイ、英語力評価、面接(オンライン含む)などが求められます。編入は随時枠があれば検討されます。
学費や費用感はどのくらい?
入学金・授業料・施設費・スクールバス・制服・教材・アクティビティ費などを合算して年間コストを見積もるのが基本です。最新の費用は各校の公式情報で必ず確認してください。
通学エリアとアクセスの注意点は?
Seisen は世田谷区用賀、Sacred Heart は渋谷区広尾に所在します。公共交通・スクールバス・送迎動線、ピーク時の混雑、部活の終了時刻など日常動線を実地で確認しましょう。
転校(編入)や学年ミスマッチへの対応は?
学力評価と英語力、カリキュラム互換性(IB/MYP⇄米国式/AP)を踏まえた配置(placement)が行われます。過去シラバス・成績の提出でスムーズになります。
課外活動・リーダーシップ機会は豊富ですか?
はい。学生会、ボランティア、MUN、STEM、アート、音楽、各種スポーツなど機会が多く、女子が主体的に挑戦しやすい環境が整っています。
帰国子女や多国籍家庭のサポートは?
文化移行支援、保護者ネットワーク、カウンセリング、EAL/学習支援などがあり、初年度の適応プログラムも充実しています。
大学進学サポートはどのように行われますか?
カレッジカウンセリングが提供され、科目選択(IB/HL・SL、AP科目)から出願戦略(エッセイ・推薦状・テスト計画)まで継続支援があります。
学校見学やオープンデーはありますか?
あります。キャンパスツアー、体験授業、説明会、オンライン説明会が随時開催されます。席が埋まりやすいので早めの予約が安心です。
どちらの学校が我が家に合うか迷ったら?
志望大学の地域・専攻、学びのスタイル(探究型/論証重視のIBか、科目深掘りのAPか)、通学動線、コミュニティの相性を軸に、両校を見学して比較検討しましょう。家庭の教育方針と日常の生活動線に合う学校が「最適解」です。
