目次
- TOEICスコア別勉強時間の目安- はじめに
- TOEIC 500点を目指す場合
- TOEIC 600点を目指す場合
- TOEIC 700点を目指す場合
- TOEIC 800点を目指す場合
- TOEIC 900点以上を目指す場合
- TOEICスコア別 勉強時間の目安まとめ表
- まとめ
- FAQ:TOEICスコア別勉強時間の目安
- TOEICで100点上げるにはどれくらい勉強が必要?
- 現在のスコアから目標までの総勉強時間はどう計算する?
- 社会人で平日忙しい。週あたりどのくらい進めればいい?
- 毎日の学習時間は短くても効果は出る?
- リスニングとリーディングの配分は?
- 単語は何語くらい必要?
- 模試(公式問題集)はどの頻度でやる?
- スコアが停滞したときのテコ入れは?
- 短期間(1〜2か月)で100点上げたい。可能?
- どの学習法が時間対効果が高い?
- 勉強時間の記録はどう管理する?
- 目標スコア別の1日のモデル時間割は?
- 公式問題集以外は何を使う?
- 英会話はTOEIC対策に必要?
- 試験直前の1週間はどう過ごす?
- 目安時間と実際がズレるのはなぜ?
- 受験間隔はどれくらいが良い?
 
TOEICスコア別勉強時間の目安
はじめに
TOEICで目標スコアを達成するためには、闇雲に勉強するのではなく「どのくらいの勉強時間が必要か」を把握することが大切です。一般的に、スコアを100点伸ばすには 約200〜300時間の学習 が必要といわれています。ただし、現在の英語力や学習方法、集中度によって実際の時間は変動します。
本記事では、スコア別に必要な勉強時間の目安を整理し、効果的に学習を進めるための指標を紹介します。これを参考に、あなた自身の学習計画に取り入れてみてください。
TOEIC 500点を目指す場合
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想定レベル:中学〜高校基礎英語をしっかり理解する段階 
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必要勉強時間の目安:200〜300時間 
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学習ポイント: - 
基本単語・文法の定着 
 中学レベルの単語と英文法を徹底的に復習する。基礎が定着していないと得点が伸びにくい。
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リスニングの耳慣らし 
 短い会話やアナウンスを毎日聞き、スピードやイントネーションに慣れる。
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音読・シャドーイング 
 教材の例文を声に出して繰り返すことで、リスニングとリーディング両方の基盤を固める。
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過去問・公式問題集で実践 
 まずは全体の形式に慣れ、時間配分を意識する。
 
- 
TOEIC 600点を目指す場合
- 
想定レベル:日常会話に加えて、簡単なビジネス英語を理解できる段階 
- 
必要勉強時間の目安:300〜400時間 
- 
学習ポイント: - 
語彙力の拡大 
 目安として3,000〜4,000語レベルの単語力を目指す。TOEIC頻出単語帳を活用する。
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文法の実践力 
 パート5(短文穴埋め)やパート6(長文穴埋め)で出題される英文法を重点的に演習。
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リスニング力強化 
 パート3・4の会話や説明文を聞き取れるように、シャドーイングやディクテーションを取り入れる。
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読解力の基礎固め 
 パート7の短文・中程度の文章を精読し、段落ごとに意味を把握する練習をする。
 
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TOEIC 700点を目指す場合
- 
想定レベル:基本的なビジネスシーンで支障なく対応できる段階 
- 
必要勉強時間の目安:400〜600時間 
- 
学習ポイント: - 
読解スピードの強化 
 パート7の長文問題に慣れるため、毎日少しずつ英文記事やTOEIC長文問題を読む習慣をつける。
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リスニング精度アップ 
 会話文や説明文をただ聞くだけでなく、シャドーイングやオーバーラッピングで発音・抑揚まで意識する。
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文法・語彙の総合演習 
 同義語・慣用表現などを含む応用的な文法・語彙問題に取り組み、解答スピードを高める。
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公式問題集で時間管理の練習 
 本番同様に制限時間を設定して解くことで、解答スピードと精度の両立を図る。
 
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TOEIC 800点を目指す場合
- 
想定レベル:会議・契約関連の文書も読み解け、ビジネスの高度な場面でも対応可能 
- 
必要勉強時間の目安:600〜800時間 
- 
学習ポイント: - 
長文読解力の徹底強化 
 パート7の複数文書問題を中心に、速読・精読の両方をバランスよく練習する。
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高度なリスニング力 
 ネイティブスピードの会話や説明を理解できるよう、ニュースやビジネス英語音源を活用して耳を鍛える。
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語彙の広がり 
 ビジネス用語や抽象的な表現(例:innovation, regulation, productivity など)を積極的に覚える。
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実戦形式の演習 
 模試を繰り返し解き、スコア800に必要な正答率(約80%)を安定して達成できるようにする。
 
- 
TOEIC 900点以上を目指す場合
- 
想定レベル:国際的なビジネスシーンで即戦力となり、高度な議論や専門資料も理解できる段階 
- 
必要勉強時間の目安:800〜1,000時間以上 
- 
学習ポイント: - 
高度なリスニング力の養成 
 ネイティブ向けニュース番組やポッドキャストを活用し、速いスピードでも内容を正確に理解する練習を積む。
- 
専門分野の読解 
 金融・法律・マーケティングなど、自分の分野に関連する英文記事やレポートを読み込み、専門語彙を強化する。
- 
語彙力の精緻化 
 同義語・派生語・抽象的表現・比喩表現などを含む幅広い語彙を習得する。
- 
解答精度の最大化 
 模試や公式問題集で95%以上の正答率を目指し、ミスを徹底的に分析して克服する。
- 
英語を「使う」練習 
 英会話や英作文を取り入れ、試験対策だけでなく実践的な運用力を身につける。
 
- 
TOEICスコア別 勉強時間の目安まとめ表
| 目標スコア | 想定レベル | 必要勉強時間の目安 | 主な学習ポイント | 
|---|---|---|---|
| 500点 | 基礎英語の定着 | 200〜300時間 | 基本文法・単語の復習、リスニング慣れ、音読、公式問題集で形式に慣れる | 
| 600点 | 日常+簡単なビジネス英語 | 300〜400時間 | 語彙力(3,000〜4,000語)、文法演習、会話・説明文のリスニング、短文読解 | 
| 700点 | 基本的なビジネス対応可 | 400〜600時間 | 長文読解スピード強化、シャドーイング、応用文法・語彙演習、模試で時間管理 | 
| 800点 | 高度なビジネス対応可 | 600〜800時間 | 複数文書読解、ニュースやビジネス英語でリスニング強化、ビジネス語彙習得、模試で正答率80%以上 | 
| 900点以上 | 国際的ビジネスで即戦力 | 800〜1,000時間以上 | ネイティブ向け素材でリスニング、専門分野の英文読解、抽象表現や同義語習得、模試で95%以上正答、実践英語運用 | 
まとめ
TOEICのスコアアップには、目標スコアに応じた学習時間の確保が不可欠です。一般的に 100点アップごとに200〜300時間 が必要とされますが、効率的な学習法や基礎力の有無によって差が出ます。
- 
基礎が弱い段階(〜500点) は、まず単語・文法の土台を固めることが最優先。 
- 
中級レベル(600〜700点) では、リスニングと読解を同時に伸ばし、スピードと正確さを意識する。 
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上級レベル(800点以上) では、ビジネス文書やネイティブ素材を使い、実戦的な力を磨くことが重要。 
自分に必要な学習時間を目安に、無理のない学習計画を立てることが、最短でスコアを伸ばす近道となります。
FAQ:TOEICスコア別勉強時間の目安
TOEICで100点上げるにはどれくらい勉強が必要?
一般的な目安は200〜300時間です。基礎が弱いほど多く、効率的な学習(音読・シャドーイング・誤答分析)を徹底できるほど少なくなります。
現在のスコアから目標までの総勉強時間はどう計算する?
(目標−現在)÷100 × 200〜300時間で概算します。例:550→750なら約400〜600時間が目安です。
社会人で平日忙しい。週あたりどのくらい進めればいい?
最低でも平日60〜90分+週末3〜4時間を確保。合計で週8〜12時間を目安にすると3〜6か月で200〜300時間を消化できます。
毎日の学習時間は短くても効果は出る?
はい。30〜45分×2回の分割学習が有効です。朝に音読・夜に問題演習など、タスクを固定すると習慣化しやすいです。
リスニングとリーディングの配分は?
スコア帯で調整します。〜600はL:R=6:4、700台は5:5、800以上は弱点側を多め(4:6または6:4)。模試のパート別正答率で月ごとに見直します。
単語は何語くらい必要?
目安:500(2,000〜3,000語)/600(3,000〜4,000)/700(4,000〜5,000)/800(6,000前後)/900+(8,000〜10,000)。頻出語と派生語・言い換えを優先。
模試(公式問題集)はどの頻度でやる?
月2〜4回。毎回復習に同量の時間をかけ、誤答の原因(語彙・文法・処理速度・設問タイプ)をタグ付けして再演習します。
スコアが停滞したときのテコ入れは?
- 同じ素材を音読→オーバーラッピング→シャドーイングで段階的に3周
- パート別で最頻ミスTOP3に絞り、7日間の短期集中特訓
- 読解は精読→速読→設問順最適化を繰り返す
短期間(1〜2か月)で100点上げたい。可能?
可能性はありますが前提は週15〜20時間確保と誤答分析の徹底。時間確保が難しい場合は目標を段階化(例:まず+50点)。
どの学習法が時間対効果が高い?
- リスニング:スクリプト精読+シャドーイング
- リーディング:パート5の文法型分類→パターン演習→パート7で段落要旨取り
- 語彙:品詞・語根・コロケーションで覚える(単独暗記を避ける)
勉強時間の記録はどう管理する?
日次で「時間・タスク・成果・課題」を1行記録。週次で総時間・正答率・WPM/LPM(1分間の語数/聴取分)を振り返り、翌週の配分を調整します。
目標スコア別の1日のモデル時間割は?
- 〜600:語彙20分/文法20分/L練30分/R練20分(計90分)
- 700台:語彙15/文法15/L40(影付)/R40(計110分)
- 800+:語彙10/L45(ニュース素材)/R45(複数文書)/模試復習30(計130分)
公式問題集以外は何を使う?
頻出語彙集(言い換え重視)、パート別特化教材、ニュース音源(上級)。素材は「理解80%→95%」に達するまで使い倒すのが時間短縮のコツです。
英会話はTOEIC対策に必要?
直接点数化されませんが、リスニング運用力と語彙の定着に有効。週1〜2回の会話は音声知覚の自動化を早め、学習時間の効率を上げます。
試験直前の1週間はどう過ごす?
- 新規より復習8割:誤答ノート・頻出設問型の再演習
- 本番同時刻で模試1〜2回→体内時計を合わせる
- 前日は軽い音源確認と睡眠最優先
目安時間と実際がズレるのはなぜ?
基礎力・学習の質・可処分時間・試験慣れの差が要因です。ズレたら週次で配分と素材レベルを再設計してください。
受験間隔はどれくらいが良い?
4〜8週間を推奨。1サイクル=学習→模試→復習→弱点補強の定着に必要な最短周期です。

 
		 
		 
			 
			 
			 
			 
			