患者説明で使う英語フレーズ:医療英語ガイド【2026年版】

患者説明で使う英語フレーズ:医療英語ガイド【2026年版】

医療現場において、患者への説明は診療の質を大きく左右する重要なプロセスです。特に英語での患者説明は、単なる語学力だけでなく、「分かりやすく・安心させる伝え方」が求められます。

本記事では、医師・看護師・医療従事者が実際の現場で使える患者説明用の英語フレーズを体系的にまとめています。初診時の説明から検査、治療、退院指導まで、あらゆる場面に対応できるよう構成しています。


患者説明の基本原則(英語での伝え方)

まず最初に重要なのは、「正しい英語」よりも「伝わる英語」です。

シンプルに話す

医療用語をそのまま使うのではなく、できるだけ簡単な言葉に置き換えます。

  • ❌ You have hypertension.
  • ✅ Your blood pressure is high.

短い文で話す

長い文は理解されにくく、誤解の原因になります。

  • ❌ Because your symptoms indicate a possible infection, we will…
  • ✅ You may have an infection. We will do some tests.

確認しながら進める

一方的に話すのではなく、理解度を確認します。

  • Do you understand so far?
  • Is that clear?

初診・状況説明で使う英語フレーズ

自己紹介・導入

  • Hello, I’m your doctor today.
    (こんにちは。本日担当の医師です。)
  • I’ll take care of you.
    (私が担当します。)
  • Let me explain your condition.
    (あなたの状態について説明します。)

病状説明で使う英語フレーズ

診断の伝え方

  • You have a mild infection.
    (軽い感染症です。)
  • It looks like a viral illness.
    (ウイルス性の病気のようです。)
  • We think this is caused by stress.
    (ストレスが原因だと考えています。)

不確定な場合

  • We are not completely sure yet.
    (まだ完全には分かっていません。)
  • We need more tests to confirm.
    (確認のために検査が必要です。)

検査説明で使う英語フレーズ

検査の目的

  • We need to run some tests.
    (いくつか検査が必要です。)
  • This test will help us understand your condition.
    (この検査で状態が分かります。)

検査内容

  • We will take a blood sample.
    (血液検査を行います。)
  • We will do an X-ray.
    (レントゲンを撮ります。)
  • We will perform a CT scan.
    (CT検査を行います。)

安全性の説明

  • It is a safe procedure.
    (安全な検査です。)
  • You may feel a little discomfort.
    (少し不快感があるかもしれません。)

治療説明で使う英語フレーズ

治療方針

  • We will start treatment today.
    (本日から治療を開始します。)
  • You will need medication.
    (薬が必要です。)

薬の説明

  • Take this medicine twice a day.
    (1日2回服用してください。)
  • Take it after meals.
    (食後に飲んでください。)
  • This will help reduce pain.
    (痛みを和らげます。)

副作用の説明

  • You may feel sleepy.
    (眠くなることがあります。)
  • Some patients experience nausea.
    (吐き気が出ることがあります。)

手術・処置説明で使う英語フレーズ

手術の説明

  • You need a minor surgery.
    (軽い手術が必要です。)
  • The procedure will take about 30 minutes.
    (約30分かかります。)

リスク説明

  • There are some risks involved.
    (いくつかリスクがあります。)
  • Infection is rare but possible.
    (感染の可能性は低いですがあります。)

痛み・症状に関する説明

  • This pain should improve soon.
    (この痛みはすぐ良くなります。)
  • Your symptoms should get better in a few days.
    (数日で改善するはずです。)
  • If the pain gets worse, please come back.
    (悪化したら再受診してください。)

生活指導・セルフケア説明

日常生活

  • Please get enough rest.
    (しっかり休んでください。)
  • Drink plenty of water.
    (水分をたくさん取ってください。)

食事

  • Avoid spicy food.
    (刺激物は避けてください。)
  • Eat light meals.
    (消化の良い食事をしてください。)

退院・フォローアップ説明

退院時

  • You can go home today.
    (本日退院できます。)
  • Please follow these instructions.
    (指示に従ってください。)

再診

  • Please come back in one week.
    (1週間後に来てください。)
  • Contact us if you have concerns.
    (気になることがあれば連絡してください。)

患者を安心させるフレーズ

  • Don’t worry.
    (心配しないでください。)
  • You are in good hands.
    (安心してください。)
  • We will take good care of you.
    (しっかり対応します。)
  • This is a common condition.
    (よくある病気です。)

緊急時の説明フレーズ

  • This is an emergency.
    (緊急事態です。)
  • We need to act quickly.
    (すぐに対応が必要です。)
  • Please stay calm.
    (落ち着いてください。)

患者の理解を確認するフレーズ

  • Do you understand?
    (理解できましたか?)
  • Do you have any questions?
    (質問はありますか?)
  • Can you repeat that?
    (もう一度言ってもらえますか?)

医療英語でよくあるミスと注意点

専門用語の使いすぎ

患者は医療用語を理解できないことが多いため、簡単な言葉に置き換えることが重要です。

早口

英語に自信があるほど早口になりがちですが、ゆっくり話すことが重要です。

一方的な説明

必ず患者の反応を見ながら進める必要があります。


実践的な会話例(ケーススタディ)

ケース1:風邪の説明

Doctor: You have a common cold.
Patient: Is it serious?
Doctor: No, it is not serious. You should rest and drink water.


ケース2:高血圧

Doctor: Your blood pressure is high.
Patient: What should I do?
Doctor: You need medication and lifestyle changes.


ケース3:検査説明

Doctor: We need to do a blood test.
Patient: Will it hurt?
Doctor: Just a little. It will be quick.


患者説明で信頼を得るポイント

アイコンタクト

英語が不安でも、態度で信頼は伝わります。

ゆっくり・はっきり

発音よりも「伝わること」が重要です。

共感を示す

  • I understand how you feel.
    (お気持ち分かります。)

まとめ

患者説明の英語は、「難しい英語」ではなく「伝わる英語」が最も重要です。

ポイントは以下の3つです:

  • シンプルに話す
  • 短い文を使う
  • 確認しながら進める

これらを意識するだけで、患者とのコミュニケーションは大きく改善されます。


FAQ(よくある質問)

Q1. 英語があまり得意でなくても患者説明はできますか?

はい、可能です。医療現場では難しい英語よりも「シンプルで分かりやすい英語」が重要です。短い文章と基本的な単語を使えば、十分に患者へ説明できます。


Q2. 医療用語はそのまま英語で使うべきですか?

基本的には避けた方が良いです。患者は専門用語を理解できないことが多いため、「高血圧 → high blood pressure」のように、一般的な言葉に置き換えて説明することが大切です。


Q3. 患者が理解しているかどうか確認するにはどうすればいいですか?

以下のようなフレーズを使って確認しましょう。

  • Do you understand so far?(ここまで大丈夫ですか?)
  • Do you have any questions?(何か質問はありますか?)

また、患者に説明を繰り返してもらう(teach-back)方法も効果的です。


Q4. 英語で説明する際、話すスピードはどのくらいが良いですか?

通常よりもゆっくり話すことが重要です。ネイティブスピードではなく、「はっきり・区切って話す」ことを意識してください。


Q5. 患者が不安そうなときはどう対応すればいいですか?

安心させるフレーズを積極的に使いましょう。

  • Don’t worry.(心配しないでください)
  • We will take care of you.(しっかり対応します)

言葉だけでなく、落ち着いた態度や表情も重要です。


Q6. 文化の違いには注意が必要ですか?

はい、必要です。特に欧米の患者は「十分な説明」と「意思決定への参加」を重視します。一方的に説明するのではなく、患者の意見や質問を尊重する姿勢が大切です。


Q7. 患者が英語を理解していない場合はどうすればいいですか?

簡単な単語に言い換える、ジェスチャーを使う、図やイラストを活用するなどの工夫が有効です。それでも難しい場合は通訳の利用も検討しましょう。


Q8. 発音に自信がない場合はどうすればいいですか?

発音よりも「伝わること」が重要です。ゆっくり・はっきり話せば、多少の発音の違いがあっても問題ありません。


Q9. 患者説明で一番大切なポイントは何ですか?

「分かりやすさ」と「安心感」です。専門的な正確さだけでなく、患者が理解し納得できる説明をすることが最も重要です。


Q10. 英語での患者説明はどのように練習すればいいですか?

実際のフレーズを繰り返し音読し、ロールプレイで練習するのが効果的です。また、実際の診療シーンを想定したシミュレーションもおすすめです。

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