2016/12/22
目次
こんにちは、3D ACADEMYスタッフです。
今回ご紹介するのは、これまでにマルタ・オーストラリア・フィリピンという3つの国で海外経験を積み重ね、現在も夢に向かって努力を続けているAyamiさんの留学ストーリーです。
彼女の留学の原点は、2年前に訪れたマルタ共和国での短期語学留学。そこから、将来の可能性を模索する中でオーストラリアでのワーキングホリデーに挑戦。しかし、現地では働くことがメインになってしまい、「英語力をきちんと伸ばすには勉強が必要だ」と実感したそうです。
そしてたどり着いたのが、セブ島にある3D ACADEMYでのマンツーマン留学でした。
「もっと本気で、話せる英語を身につけたい。自信を持って海外で働きたい。」
その想いを胸に、Ayamiさんはセブでの新しい挑戦をスタートさせました。
この体験記では、彼女が体験した3カ国のリアルな生活と、そこから得た気づき・学び・変化を丁寧に掘り下げていきます。
「英語を話せるようになりたい」「海外で働いてみたい」そんな夢を持つあなたにとって、ヒントや勇気を与えてくれるストーリーです。
2年前、Ayamiさんが初めてパスポートを手にして訪れたのは、ヨーロッパの小さな島国・マルタ共和国でした。
当時は、英語にも海外にも自信がなく、「とにかく1回、行ってみたい」という気持ちだけが彼女を突き動かしていたと言います。
「“英語を使って生きる”ってどういうことなんだろう?って、ずっと頭の中にあって。でも、日本にいると何も始まらないから、とりあえず飛び込んでみたかったんです。」
マルタでの生活は、語学学校での授業よりも、現地の人との関わりやクラスメイトとの会話の中で多くの刺激を受けたそうです。
特に印象に残っているのは、ヨーロッパの学生たちの英語力と“積極性”。
「質問があればどんどん手を挙げるし、先生に意見を伝えるのも当たり前。私は正しい英語を話そうとするあまり、なかなか声が出せなくて…日本人の控えめな性格が自分にもしっかり染みついてるなと思いました。」
短い滞在ながらも、彼女にとってマルタ留学は、
**「海外で生きていくには“語学力+自分を出す力”が必要」**という気づきをもたらす原点のような体験になったといいます。
マルタでの短期留学を終えたAyamiさんは、「もっと長く海外に滞在して、自分の可能性を試してみたい」という気持ちが芽生えていました。
英語力を伸ばしたい。異文化の中で働いてみたい。そして、将来「何かをやりたい」という漠然とした夢の輪郭を、もう少しハッキリさせたい。
そんな想いから、次に選んだのがオーストラリア・シドニーでのワーキングホリデーでした。
「行く前は、正直なところ“何をやりたいか”までは決まっていなかったです。ただ、“自分の人生を海外に近づけたい”っていう想いだけは強くて。オーストラリアならビザも取りやすいし、暖かいし、働きながら生活できるのが魅力でした。」
ワーホリを考え始めた当初、候補に挙がっていたのはカナダとオーストラリア。
どちらにも魅力がありましたが、最終的には「気候」と「人の雰囲気」でオーストラリアを選んだといいます。
「カナダってすごく人気だけど、寒いのが苦手で…(笑)オーストラリアはセカンドビザも取りやすいし、ヨーロッパから来る人も多いと聞いて、国際的な環境にも惹かれました。」
シドニーでは、まず語学学校に2ヶ月通い、その後は現地の日本食レストランでホールスタッフとして働きながら生活する日々が始まります。
ホールスタッフとしての仕事は、思ったよりも忙しく、慣れない環境での接客に毎日が緊張の連続だったそうです。
「言われたことを英語で理解して、正しく行動する。それだけで精一杯で、最初は本当に頭がフル回転でした。」
しかし、働く中で少しずつ“海外で生活する力”は身についていったものの、「英語が話せるようになった」という実感はあまり持てなかったといいます。
「お客さんとの会話も、ほとんど決まった言い回ししか使わなかったし、スタッフ同士も母国語で話してることが多かったんです。英語を使っているようで、使ってなかった気がします。」
さらに、想像していたよりもオーストラリア人のお客さんが少なかったことも、英語学習の面では少し残念だったそうです。
「中国人のお客様が多くて、次に韓国人、日本人。オーストラリア人はあまり来なかったんですよね。」
語学学校も2ヶ月で終わり、その後はずっと仕事中心の生活。
オーストラリアでのワーホリは充実していたものの、「英語をもっとしっかり学びたい」という気持ちは日に日に強くなっていきました。
「働く中で、“もっと言いたいことがあるのに言えない”とか、“ちゃんと説明できない”っていうもどかしさが積み重なって…。やっぱり、英語は“ちゃんと勉強しないと身につかない”って思いました。」
特にスピーキング力に対する危機感が強くなったことが、次の留学先・フィリピンの3D ACADEMYを探すきっかけになりました。
英語を使って働くことの難しさを体感したからこそ、次の留学では「話せるようになる」ことにフォーカスしたかったAyamiさん。
「オーストラリアでは、英語の“必要性”はすごく感じたけど、“成長”までは感じられなかったんです。だから次は、しっかりと“伸びる実感”がほしかった。」
代理店に相談した際、「マンツーマン授業が多くて、費用も抑えられて、インターナショナルな雰囲気の学校」という希望を伝えたところ、真っ先に紹介されたのが3D ACADEMYでした。
「実は、友達が前に3Dに行ってたことがあって。すごく楽しかったって聞いてたので、“あ、ここかも”って思ったんです。」
Ayamiさんにとって、オーストラリアでのワーホリは“理想と現実”のギャップを体験する期間でもありました。
言葉の壁、生活のストレス、自分の未熟さ。
でも、だからこそ、
「もっと話せるようになりたい」
「もっと海外で生きる力をつけたい」
という次のステップへのモチベーションにつながったのです。
ワーキングホリデーでの経験から、「もっとちゃんと英語を勉強したい」という想いを強くしたAyamiさん。いくつかの語学学校の中から選んだのが、フィリピン・セブ島にある3D ACADEMYでした。
「費用も抑えられるし、マンツーマン授業が中心で、短期間でも集中して学べる。しかも友達の紹介もあったので、安心して決められました。」
空港に降り立った瞬間、真っ青な空とどこか懐かしい雰囲気の町並みに、Ayamiさんは少しホッとしたと言います。
これまでヨーロッパやオセアニアでの留学・滞在経験があったAyamiさんにとって、フィリピンはまったく初めての国。
「最初は、“ちゃんと暮らせるのかな”って不安もありました。でも来てみたら、町の人たちがすごく親しみやすくて、なんだかすぐ馴染めたんです。」
フィリピン特有の“ゆるやかさ”や、道端で子どもたちが笑顔で手を振ってくれる素朴さに触れ、「こういう環境なら、自分をもっと出せるかもしれない」と感じたそうです。
3D ACADEMY最大の特徴は、なんといってもマンツーマンレッスンの多さ。Ayamiさんはこの形式に強く惹かれたと言います。
「グループだと発言の順番を待ったり、“間違ったらどうしよう”って気になっちゃうけど、マンツーマンなら“自分のための時間”だから、集中しやすかったです。」
実際の授業では、スピーキングに重点を置きつつ、単語やイディオム、文法、日常英会話なども総合的に学習。毎日7時間以上、先生とみっちり向き合うことで、少しずつ変化が現れていきました。
Ayamiさんが面白いと感じたのは、授業中に起こる“自然な脱線”。
「週明けの授業で、“週末何してた?”って話してたら、話がどんどん盛り上がって、気づいたら授業がフリートークで終わってたこともあります(笑)」
けれど、その“雑談”こそが、実は英語力を鍛える絶好のチャンス。教科書には載っていない、リアルな英語のキャッチボール。知らない単語、使ったことのない言い回しをその場で聞いて、すぐに真似してみる。
「話しながら覚えるって、こんなに身につくんだ!って思いました。」
3Dでの留学生活がスタートして数週間。最初は緊張していたAyamiさんにも、少しずつ“変化の兆し”が現れていきます。
「先生と話していて、“あれ、今わたし、つっかえずに言えた!”って思う瞬間があって。前は言いたいことがあっても、単語を探すのに時間がかかってたのに、最近は自然に言葉が出るようになってきました。」
しかも、レベルチェックテストの結果は70点アップ。それは、ただの数字以上に、“やってきたことが自分の中で積み重なっている”という確かな実感につながりました。
Ayamiさんにとって、3Dでの授業は“義務”ではなく、“日々の充実感”につながる時間だったそうです。
「先生たちがとにかく明るくて、一緒に笑いながら勉強できるのが嬉しかった。こんなにポジティブに学べる環境って、日本ではなかなかないなって思います。」
朝の授業を終えた後にはジムに行ったり、映画を見たりと、自主的に学びを続ける習慣も自然と身についていきました。生活全体が英語とつながっている──そんな感覚が生まれたのです。
英語学習は、時に「伸びているのか分からない」と不安になるもの。でも、3Dのように毎日マンツーマンで話し続ける環境では、“昨日できなかったことが、今日はできるようになってる”という小さな進歩を実感しやすい。
Ayamiさんにとって、それはまさに「自信」につながる大きな原動力でした。
「私、変わってきてるかも。そう思えると、もっと頑張ろうって思えるんです。」
セブ島での留学生活が始まってしばらく経つと、Ayamiさんの生活スタイルには“英語”が当たり前のように組み込まれるようになっていました。
授業はもちろんのこと、映画鑑賞・ジムでのトレーニング・先生との会話・買い物・旅行──
そのすべてが、語学力を高める“実践の場”だったのです。
「気づいたら、生活そのものが“英語に触れるトレーニング”になってた感じです。毎日どこかしらで“英語を使う瞬間”があって、自然と伸びていくんですよね。」
英語のリスニング力や語彙力をさらに高めるために、Ayamiさんが積極的に取り入れていたのが映画鑑賞でした。先生にも勧められて始めた習慣ですが、すぐにその効果を実感したといいます。
「週に3回くらい、学校の近くの映画館に行ってました。安いし、空いてるし、英語字幕つきで見られるのがよかったです。」
映画の中で使われている生きた英語は、教科書の中では得られない“リアルな表現”の宝庫。実際、授業中に「昨日見た映画に出てきたフレーズがまた登場してきた!」という経験もあったそうです。
「“あ、この言い回し昨日聞いた!”ってなった瞬間、英語がつながってくるんですよね。頭じゃなくて、感覚で覚えられるのがいいなって思いました。」
映画鑑賞は、ただの趣味ではなく、「日常の中にある最高の英語トレーニング」だったのです。
Ayamiさんは週3回、学校近くのJYモールのジムにも通っていました。体を動かすことは、ストレス発散や健康維持はもちろん、英語を使う新しいシチュエーションにもなったといいます。
「ジムの受付の人とのちょっとした会話とか、マシンの使い方を教えてもらうときも英語です。習った表現を思い出して実際に使えるので、すごくいい復習になってました。」
教室の外で使う英語は、ある意味“試験本番”のようなもの。文法を気にするよりも、相手に伝わるかどうかが大事。だからこそ、実践の中で覚えた表現は、より自分の中に残りやすかったそうです。
語学留学の成功の鍵は、「授業以外の時間をどう過ごすか」にあります。
Ayamiさんは、授業で覚えた表現を**“その日のうちに使う”**ことを意識していました。先生との追加トーク、ルームメイトとの英会話、スタッフとのやりとり——どれもが練習の場。
「今日はこの単語を使おうって決めて、実際に使えるとすごく嬉しいんですよ。定着率が全然違います。」
また、復習や予習のタイミングも“自分のペースで調整”するスタイルに変えていきました。
「疲れてる日は宿題をお休みして、元気な日はしっかりやる。そうやって“勉強を生活に合わせる”ことで、無理なく続けられました。」
セブに来てから1ヶ月半ほど経った頃、Ayamiさんは自分の中で「ある変化」が起きていることに気づきます。
「メモを取るときも、日本語じゃなくて英語で書くことが増えたんです。“英語で考える”ってこういうことかもって。」
以前は、先生の言った単語を聞いてもすぐにメモできなかったり、意味が曖昧だったりしたものが、今ではスムーズに書けるようになったそうです。
これは、リスニング力・語彙力・スピーキング力が同時に伸びている証拠。授業と日常の“反復”によって、Ayamiさんの英語力は着実に地に足のついたものへと変化していったのです。
英語の学習において最も嬉しい瞬間のひとつは、「以前は分からなかったことが、今はわかるようになった」と気づけたとき。
「最初は、“何言ってるか全然わからない…”って思ってた先生の話も、今はだいぶ聞き取れるようになってきました。“変化してる”って自分で実感できるのが、すごく嬉しいんです。」
その自信が、次の行動につながり、さらに学びを深めていく。成長のスパイラルが、ここセブで生まれ始めていたのです。
最後に、Ayamiさんが3Dで得た最も大きな気づきは、「英語学習は、苦しみや努力だけではない」ということでした。
「3Dでは、“楽しく学ぶ”がちゃんと実現できるんです。気が合う先生と笑い合いながら話してるうちに、“あれ、さっきより話せてる”って感じることが何度もありました。」
日本で「勉強」と聞くと、どうしても“がんばらなきゃ”というプレッシャーを感じがちですが、3Dの環境はその価値観を覆してくれたと言います。
「頑張るんじゃなくて、“やりたくなる”ような仕組みがある。だから続けられるし、伸びるんですよね。」
平日はびっしり詰まったマンツーマン授業に集中し、英語学習に励む日々。そんな中で、週末はAyamiさんにとって大切なリフレッシュの時間でした。
買い物に出かけたり、旅行に出かけたり。ただ遊ぶだけではなく、異文化に触れたり、ローカルな風景や人と出会ったりする中で、**教室では得られない“リアルな学び”**があったといいます。
セブにはSMモールやアヤラモールといった大型ショッピングセンターが点在しており、Ayamiさんもよく友達と買い物に出かけていました。
「服は安いけど、品質はちょっと微妙なことも(笑)。でも掘り出し物があると嬉しいし、日本と違って気軽に“まとめ買い”できるのが楽しかったです。」
日用品やお土産の買い物はもちろん、ローカルな屋台やカフェに立ち寄って、自然な会話を楽しむのも語学学習の延長でした。
また、週末を使ってオスロブやボラカイへの旅行にも出かけたそうです。
「オスロブではジンベエザメと泳ぐという、なかなかできない体験ができて感動でした。自然ってすごい!って純粋に思いました。」
特に印象に残っているのが、ボラカイ島で過ごした誕生日。
真っ白な砂浜と透き通る海、目を見張るほどの夕陽──そこはまさに“絵に描いたような楽園”でした。
「こんな場所が現実にあるんだって思うくらい、本当にきれいでした。しかも、地元の人たちがお祝いしてくれて…あたたかさに泣きそうになりました。」
日本では味わえない、人と人との“自然なつながり”。
言葉がうまく通じなくても、笑顔と気持ちがあれば伝わることを、身をもって感じられた瞬間でした。
一方で、フィリピンで過ごす中で衝撃を受けた出来事もありました。
それが、ボラカイの町中で目にした、多くのストリートチルドレンの存在でした。
「最初は“どうしてこんなにたくさんいるんだろう…”って驚きました。でも、その子たちと目が合って笑いかけられたとき、“あ、可哀想って思ってる自分こそが、ちょっと傲慢かも”って思ったんです。」
可哀想だと“見下す”のではなく、どうしたら一緒に何かできるかを考える視点に変わっていったといいます。
「今度セブに来るときは、ボランティアとして戻ってこようかなって思ってます。」
観光地の美しさだけでは見えてこない、ローカルの“現実”。
そのリアルな一面に触れたことで、Ayamiさんの中には“英語のその先”を考える視点が育ちはじめていました。
3Dでの日々は、単なる語学の習得にとどまらず、Ayamiさん自身の「生き方」や「価値観」にも影響を与えていきました。
「英語って“手段”なんだなって実感しました。話せるようになって、ようやくその先の“自分が何をしたいか”を考えられるようになった気がします。」
言語は道具。
でも、それがあることで出会える人が増え、見える景色が変わり、自分の世界が広がっていく。
そんな実感が、彼女の「次の夢」へとつながっていきます。
3D ACADEMYでの留学生活の中で、Ayamiさんにとって最も印象深かったことのひとつが、フィリピン人講師との関係です。
ただ「教えてくれる人」ではなく、信頼できるパートナーであり、時に心の支えにもなる存在。そんな先生たちと過ごした日々は、Ayamiさんの英語力だけでなく、学ぶことに対する姿勢そのものを大きく変えていきました。
まず、Ayamiさんが口をそろえて言っていたのが、フィリピン人講師の英語はとても聞き取りやすいということ。
「発音がクリアでスピードも速すぎない。だから、初心者でも安心して聞き取れるし、“あ、自分わかってるかも”っていう自信にもつながるんです。」
ネイティブのように早口で話すのではなく、生徒のレベルや表情を見ながらペースを調整してくれる──その“教える技術”と“優しさ”が、学びのスタートをスムーズにしてくれたといいます。
「たぶん最初にネイティブだけの授業を受けてたら、怖気づいてたと思います(笑)」
もうひとつ印象的だったのは、先生たちが授業を**“楽しい時間にしようと本気で取り組んでくれている”**こと。
「ただ教えるだけじゃなくて、“一緒に笑う”“ちょっと雑談も交えてリラックスさせてくれる”っていう工夫がすごく嬉しかったです。」
英語を学ぶというと、つい「間違えたら恥ずかしい」「正解しなきゃ」と構えてしまいがち。
でも、3Dの先生たちは「まずは話してみる」ことを大切にし、失敗も自然に受け入れてくれる雰囲気を作ってくれました。
「話が盛り上がって笑ってるうちに、気づいたら授業が終わってた、みたいな日もありました(笑)。でもその時間が一番記憶に残ってたりするんですよね。」
Ayamiさんが特に感動したのは、先生たちが一人ひとりの性格やペースを見抜いてくれる観察力でした。
「私がちょっと疲れてる日とか、テンションが低い日も、すぐ気づいてくれて、“今日は軽めにやろうか?”って聞いてくれるんです。」
“頑張ること”よりも“続けること”を大事にしてくれる姿勢。
それが、留学生活を途中で投げ出すことなく、前向きに継続できた大きな理由だったとAyamiさんは語ります。
毎日同じ先生と顔を合わせ、日々の出来事をシェアしながら学ぶ。
Ayamiさんにとって、授業は**“英語の時間”であると同時に、“信頼できる誰かとの対話の時間”**でもありました。
「“今日の授業、○○先生だ!”って思うだけでちょっと元気が出るんです。英語を学ぶことが“義務”じゃなく“楽しみ”に変わっていきました。」
それはまさに、言葉そのものへのハードルが下がり、英語に対して「使える自分」が育ってきた証拠でもあります。
一方で、Ayamiさんが少し気になっていたのが、フィリピン人講師の英語が“聞き取りやすすぎる”ことによる副作用です。
「先生の英語はすごく分かりやすいけど、オーストラリアに戻ったときにネイティブの英語がまた聞き取れなくなるんじゃないかって、ちょっと不安もあります。」
確かに、オーストラリア英語は独特の発音やスラングも多く、スピードも速め。
それに対してフィリピン英語は丁寧で、学習者向けに調整されていることが多いのです。
ただし、その懸念に対してもAyamiさんは前向きです。
「だからこそ、“基礎はフィリピンで固めて、実践はオーストラリアで伸ばす”っていう順番が、自分にはちょうどいいのかなって思ってます。」
3Dで過ごした時間は、Ayamiさんにとって「英語力を伸ばす場」であると同時に、“人と人のつながり”の大切さを実感する場でもありました。
「国籍も文化も違うのに、“伝えたい”って気持ちだけで会話ができるんだって思えたことが、私にとって一番の収穫だったかもしれません。」
英語を勉強する理由は人それぞれ。
でも、その先にある「人と心でつながる経験」こそが、学びを続ける原動力になるのだと、Ayamiさんは語ってくれました。
3D ACADEMYでの日々が終盤に差しかかる頃、Ayamiさんの中にはひとつの明確な“夢”が芽生えていました。
それは、「オーストラリアで自分のカフェを開きたい」というビジョンです。
「最初は“海外で何かやってみたい”っていう漠然とした気持ちだけだったけど、今は“自分の空間をつくって、人とつながれる場所をつくりたい”って思えるようになったんです。」
オーストラリアでのワーキングホリデーでは、レストランでの接客業務を経験しました。与えられた仕事をこなす中で、英語力や接客スキルはある程度身についたけれど、「やらされている感」が拭えなかったと言います。
「もちろん勉強にはなったし、いい経験だったけど、“自分でやりたいこと”とはちょっと違うなって感じてました。」
セブでの留学を経て、英語が少しずつ「使えるツール」に変わってきたとき、Ayamiさんの中に新しい感情が芽生えます。
「カフェで働くのもいいけど、いつかは自分で“つくる側”になりたいなって。居心地のいい空間をつくって、お客さんと気軽に話せる場所が理想です。」
Ayamiさんが思い描くカフェは、ただの飲食店ではありません。
そこは、オーストラリアで留学を頑張る日本人やアジア人、あるいは英語を勉強中の学生たちが集まり、安心して話せる“交流の場”。
「あの頃の私みたいに、“まだ自信はないけど頑張りたい”って思ってる人たちが、ちょっと息抜きに立ち寄れて、誰かと話せる。そんな場所があったらいいなって思います。」
そのアイデアは、3D ACADEMYの体験が大きく影響しているといいます。
「ここ(3D)では、先生とも友達とも距離が近くて、自然と誰かに頼ったり笑ったりできたんです。その感覚を、自分のカフェでも再現できたらいいなって。」
Ayamiさんにとって、英語は「夢に近づくためのツール」であり、「人とつながるきっかけ」でもあります。
カフェという形で、自分の想いや経験を形にすることが、そのまま誰かの役に立つかもしれない——そう考えるようになったのです。
「英語が話せると、こんなに世界が広がるんだっていう実感を、もっと多くの人に伝えたい。自分のカフェがその“入口”になれたら嬉しいです。」
もちろん、カフェを開くには知識も経験もまだまだ足りない。
でもAyamiさんは、“まだ途中”であることを受け入れながら、少しずつ歩いていく覚悟を持っています。
「英語も、ビジネスの知識も、全部これから。でも、今は“どうせ無理”じゃなくて、“どうすればできるか”を考えられるようになってきました。」
小さな留学が、大きな夢につながっていく——
その変化を体感しているからこそ、Ayamiさんの言葉には力があります。
日本にいた頃は、「海外で働くなんて無理そう」と思っていた。
オーストラリアに行って、現実を知った。
セブで学び直して、再び夢を持てるようになった。
「あの頃よりも、今のほうが“自分の人生は自分で選べる”って思えるんです。英語を学んでよかったって、心から思います。」
「英語が話せるようになりたいけど、不安がある」
「海外に興味はあるけど、行動に移せない」
「留学したいけど、自分にできるか分からない」──
そんな気持ちを抱えている人たちに、Ayamiさんはこう語りかけます。
「不安があるのは当たり前です。私もずっと、“自分なんかが海外でやっていけるのかな”って思ってました。でも、行動してみたら、世界は思っていたより優しかったし、ちゃんとチャンスもありました。」
Ayamiさんは、自分が成長できた最大の理由は、**“完璧じゃない自分を許せたこと”**だと話します。
「言いたいことが言えなかった日もあるし、宿題をさぼっちゃった日もある。でも、それでも少しずつ“前よりできてる自分”を感じることが大事なんです。」
失敗してもいい。間違えても大丈夫。
大切なのは、“今の自分”で踏み出してみること。
語学留学というと、英語力を伸ばすことがゴールに思われがちですが、Ayamiさんはそれ以上のものを得ました。
「英語を学ぶ過程で、“自分は何が好きで、どんなふうに生きていきたいか”を考えるようになりました。海外の空気に触れて、自分の世界が一気に広がった気がします。」
英語は、夢をつなぐ“ツール”であり、人生を動かす“鍵”。
だからこそ、「話せるようになりたい」と思ったその気持ちを大切にしてほしいとAyamiさんは言います。
最後に、これから3D ACADEMYをはじめ、海外留学に挑戦しようとしている人たちへ、こんな言葉を贈ってくれました。
「英語ができないからって、行かない理由にはしないでほしいです。行ったら、できるようになります。大事なのは、今の自分で“行ってみる”こと。そこからすべてが始まります。」
3カ国での海外経験を通じて、英語だけでなく“自分自身のあり方”を見つめ直したAyamiさん。
マルタで初めて知った「世界の広さ」、
オーストラリアで実感した「英語の壁と現実」、
セブ島で出会った「学ぶ楽しさと、自信の芽生え」──
それらすべてが、彼女の中でひとつの線となってつながり、
「オーストラリアでカフェを開く」という夢を後押ししています。
「私はまだ途中。でも、確かに変われた。その実感があるから、これからも挑戦し続けたい。」
3D ACADEMYでの留学は、彼女にとって“ゴール”ではなく、“始まり”だったのです。
Ayamiさん、素敵な体験を共有してくださり、本当にありがとうございました。
スタッフ一同、あなたの未来を心から応援しています!
Ayamiさんの体験記(英語版はこちら)
Study Abroad Experience|Nurturing the Strength to Thrive Abroad Ayami’s Journey Through Malta, Australia, and the Philippines
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