目次
- 東京のインターナショナルスクール国際バカロレア(IB)校まとめ
- はじめに
- 国際バカロレア(IB)とは?
- 東京のIB認定インターナショナルスクール一覧
- まとめ
- IB校の選び方ポイント
- まとめ
- FAQ:東京のインターナショナルスクール国際バカロレア(IB)校まとめ
- 国際バカロレア(IB)とは何ですか?
- IB校を選ぶときの最重要ポイントは何ですか?
- 東京でIBを提供している代表的なインターナショナルスクールは?
- IB DP(ディプロマ・プログラム)は大学入学に有利ですか?
- IBの学費はいくらくらいかかりますか?
- 英語力が十分でなくても入学できますか?
- 帰国子女でなくても入れますか?
- PYP/MYP/DP/CPのどれを選ぶべき?
- IBと国内カリキュラム(日本の学校)との違いは?
- IB校の入学時期と出願スケジュールは?
- 面接や試験では何が見られますか?
- IBスコアの平均点はどのくらいを目安にすれば良いですか?
- 国内大学への進学は不利になりませんか?
- 日本語の学習(国語)はどうなりますか?
- 宗教教育のあるIB校もありますか?
- スクールバスや通学の安全面は?
- IBは宿題や課題が多いと聞きますが本当ですか?
- 転校・編入は学年途中でも可能ですか?
- 見学やオープンキャンパスの活用方法は?
- 最終的な学校選びの決め手は何ですか?
東京のインターナショナルスクール国際バカロレア(IB)校まとめ
はじめに
東京には数多くのインターナショナルスクールがあります。その中でも、近年注目を集めているのが 国際バカロレア(International Baccalaureate, IB)プログラム を導入している学校です。
IBは世界共通の学習カリキュラムとして国際的に評価が高く、思考力・表現力・国際理解を養う教育体系であるため、海外大学進学を目指す生徒やグローバルなキャリア形成を考える家庭に人気があります。
本記事では、東京にある代表的なIB認定インターナショナルスクールを一覧形式でご紹介し、それぞれの特徴や選び方のポイントをまとめます。学校探しの参考にしていただければ幸いです。
国際バカロレア(IB)とは?
国際バカロレア(International Baccalaureate, IB) は、1968年にスイスで設立された国際的な教育プログラムです。世界170か国以上で採用されており、グローバルスタンダードな学習体系として高く評価されています。
主な特徴
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探究型学習:知識の暗記だけでなく、自ら問いを立てて調べ、考える力を育成
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批判的思考力の養成:複数の視点から物事を分析し、論理的に表現する力を重視
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国際理解教育:異文化理解や多様性を尊重する姿勢を身につける
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大学進学に有利:世界中の名門大学で入学資格として広く認定されている
4つの教育プログラム
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PYP(Primary Years Programme):幼稚園〜小学校
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MYP(Middle Years Programme):中学生向け
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DP(Diploma Programme):高校2年間で行う大学進学準備プログラム
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CP(Career-related Programme):専門的なキャリア教育に特化
特に DP(ディプロマ・プログラム) は国際的な大学入学資格として認められており、東京の多くのインターナショナルスクールで導入されています。
東京のIB認定インターナショナルスクール一覧
東京には複数の国際バカロレア(IB)認定校があり、提供するプログラムの範囲(PYP, MYP, DP, CP)や教育理念は学校によって大きく異なります。ここでは代表的な学校を住所や特徴とともにご紹介します。
1. ケイ・インターナショナルスクール東京(K. International School Tokyo, KIST)
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住所:東京都江東区白河1-5-15
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対象学年:幼稚園〜高校
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提供プログラム:PYP・MYP・DP
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特徴:学術レベルの高さで知られ、IBスコア平均が国内でも高水準。学費は比較的抑えめで、進学実績も安定。都心からのアクセスも良く、人気が非常に高い。
2. 青葉インターナショナルスクール(Aoba-Japan International School, A-JIS)
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住所:練馬キャンパス(練馬区光が丘7-5-1)、目黒キャンパス(目黒区東山2-11-5)
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対象学年:幼稚園〜高校
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提供プログラム:PYP・MYP・DP・CP
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特徴:全プログラムを提供する数少ないIB校。帰国子女・外国籍の比率が高く、多国籍な環境。バイリンガル教育に力を入れており、都心に近い立地で通学の利便性も良い。
3. 清泉インターナショナルスクール(Seisen International School)
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住所:東京都世田谷区用賀1-12-15
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対象学年:幼稚園〜高校(女子校、小学校低学年は共学)
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提供プログラム:IB DP
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特徴:カトリック系の教育理念を持ち、少人数教育を重視。アットホームで丁寧な教育に定評がある。グローバルな女子教育を希望する家庭から高い支持。
4. セントメリーズインターナショナルスクール(St. Mary’s International School)
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住所:東京都世田谷区瀬田1-6-19
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対象学年:幼稚園〜高校(男子校)
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提供プログラム:IB DP
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特徴:日本でも数少ない男子校のインターナショナルスクール。スポーツや音楽プログラムが充実しており、リーダーシップ教育に力を入れている。IBと同時に幅広い課外活動が魅力。
5. 東京インターナショナルスクール(Tokyo International School, TIS)
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住所:東京都港区南麻布2-13-6
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対象学年:幼稚園〜中学
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提供プログラム:PYP・MYP
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特徴:探究型学習に力を入れ、多国籍な生徒が在籍。都心の麻布エリアに位置し、アクセスも良好。IB DPはまだ提供していないが、初等・中等教育の質に定評がある。
6. カナディアン・インターナショナルスクール東京(Canadian International School Tokyo, CIS)
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住所:東京都品川区北品川5-8-20
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対象学年:幼稚園〜高校
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提供プログラム:IB DP
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特徴:カナダの教育カリキュラムをベースに、IB DPを組み合わせたユニークな教育体系。英語とフランス語のバイリンガル教育を重視。帰国子女に人気が高い。
7. 聖心インターナショナルスクール(International School of the Sacred Heart)
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住所:東京都渋谷区広尾4-3-1
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対象学年:幼稚園〜高校(女子中心、幼児部は共学)
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提供プログラム:IB DP
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特徴:カトリックの教育理念を持ち、アットホームな校風。進学指導に力を入れており、欧米大学への進学実績も安定。広尾という都心立地で利便性も高い。
8. ブリティッシュスクール・イン・東京(The British School in Tokyo, BST)
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住所:渋谷キャンパス(渋谷区渋谷1-21-18)、昭和女子大キャンパス(世田谷区太子堂1-7-57)
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対象学年:幼稚園〜高校
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提供プログラム:IB DP(高校)
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特徴:英国式カリキュラムを基本としつつ、IB DPを導入。イギリス大学進学を志望する生徒に人気がある。英国文化を重視した教育方針が特徴。
9. グローバル・インディアン・インターナショナルスクール東京(Global Indian International School, GIIS Tokyo)
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住所:東京都江戸川区西葛西8-3-13
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対象学年:幼稚園〜高校
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提供プログラム:IB PYP・DP
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特徴:インド系の教育とIBを融合したカリキュラムを提供。理数教育やSTEM教育に強み。学費は比較的リーズナブルで、日本人家庭にも人気。
10. リセ・フランセ・インターナショナル・ド・東京(Lycée Français International de Tokyo, LFIT)
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住所:東京都北区滝野川5-57-37
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対象学年:幼稚園〜高校
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提供プログラム:IB DP(フランス式バカロレアとの併用も可)
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特徴:フランス政府認定校。フランス式教育を中心に、IBも導入。フランス語教育を希望する家庭やフランス語圏への進学を目指す家庭に適している。
まとめ
東京のIB認定インターナショナルスクールは、教育理念・提供プログラム・国籍比率・学費などが大きく異なります。住所やアクセス、通学の利便性も学校選びの重要な要素です。
将来の進学先やお子さまの教育スタイルに合うかどうかを考慮し、複数の学校を比較して説明会に参加することをおすすめします。
IB校の選び方ポイント
東京のインターナショナルスクールは多様で、それぞれ特色があります。IB認定校を選ぶ際には、以下の点を比較・検討するとよいでしょう。
1. 提供プログラムの範囲
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DPのみ 提供している学校もあれば、PYP・MYP・DP・CPの全プログラムを揃えている学校もあります。
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幼少期から一貫してIB教育を受けたいのか、高校からDPだけを履修するのかによって選択肢が変わります。
2. 学費とコスト
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年間の授業料はおおよそ 200〜300万円前後 が目安ですが、学校によって差があります。
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入学金・施設費・教材費なども別途かかるため、トータルでの費用を確認することが大切です。
3. 学校の雰囲気と教育方針
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共学か、女子校・男子校か
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宗教教育を取り入れているか
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国籍比率(日本人が多いか、外国籍が多いか)
→ お子さまの性格や将来の進路に合う環境を選びましょう。
4. 学力レベル・進学実績
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IBスコアの平均点や、海外大学への合格実績を参考にするのがおすすめです。
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学校によっては国内の難関大学への進学実績もあるため、希望する進路に合った実績を確認しましょう。
5. 立地と通学のしやすさ
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東京23区内でも、住宅地・都心部・郊外など立地はさまざまです。
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通学時間やアクセス方法も含めて検討する必要があります。
まとめ
東京には、国際バカロレア(IB)認定を受けたインターナショナルスクールが数多く存在し、それぞれが異なる教育理念や学習環境を提供しています。
IBは単なる学歴資格ではなく、思考力・探究心・国際理解力を養う世界基準の教育プログラムとして、海外大学進学や国際的なキャリア形成を目指す生徒に大きなメリットがあります。
学校選びでは、
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提供されるIBプログラムの範囲
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学費や費用の総額
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学校の雰囲気や国籍比率
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進学実績や学力レベル
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通学アクセスの利便性
といったポイントを比較することが大切です。
最終的には、実際に 学校説明会やオープンキャンパスに参加し、教育方針や学習環境を直接体感すること をおすすめします。
東京でIB校を選ぶことは、お子さまにとって将来の選択肢を広げる大きな一歩になるでしょう。
FAQ:東京のインターナショナルスクール国際バカロレア(IB)校まとめ
国際バカロレア(IB)とは何ですか?
国際的に認められた教育プログラムで、探究型学習・批判的思考・国際理解を重視します。年齢別にPYP(幼小)・MYP(中等)・DP(高等)・CP(職業探求)の4プログラムがあります。
IB校を選ぶときの最重要ポイントは何ですか?
- 提供プログラムの範囲(PYP/MYP/DP/CPのどこまであるか)
- 学費と追加費用(入学金・施設費・教材費)
- 学校の教育方針・国籍比率・校風
- IBスコアや進学実績
- 通学時間とアクセス
東京でIBを提供している代表的なインターナショナルスクールは?
KIST、Aoba-Japan、Seisen、St. Mary’s、TIS、CIS(カナディアン)、Sacred Heart などがあります。各校で提供プログラムや校風が異なります。
IB DP(ディプロマ・プログラム)は大学入学に有利ですか?
多くの海外大学で入学資格として認められ、科目成績やEE(課題論文)・TOK(知の理論)・CAS(活動)など総合的評価が進学時に強みになります。国内難関大学で評価されるケースもあります。
IBの学費はいくらくらいかかりますか?
目安は年間200〜300万円前後ですが、学校や学年で幅があります。入学金・施設費・スクールバス・給食・制服・試験料などの追加費用も必ず確認しましょう。
英語力が十分でなくても入学できますか?
学校によってはEAL(English as an Additional Language)サポートを提供しています。入試で英語評価があるため、出願前に学校の要件とサポート体制を確認してください。
帰国子女でなくても入れますか?
可能です。多くの学校で国籍に関係なく応募できますが、優先枠やウェイティングリスト運用があるため、募集要項を必ず確認してください。
PYP/MYP/DP/CPのどれを選ぶべき?
- PYP:探究型学習の基礎を早期から身につけたい場合
- MYP:幅広い教科をバランスよく学びたい中等段階
- DP:海外大学進学を明確に視野に入れる高校段階
- CP:特定分野のキャリア探求を深めたい場合
IBと国内カリキュラム(日本の学校)との違いは?
IBは探究型・論述・プレゼン・プロジェクトが多く、評価も形成的評価が重視されます。国内カリキュラムは知識定着と筆記試験の比重が相対的に高い傾向です。
IB校の入学時期と出願スケジュールは?
多くは8〜9月入学(秋入学)ですが、学校によって春学期の編入受付やローリングアドミッションもあります。人気校は1年前からの準備が安全です。
面接や試験では何が見られますか?
英語力・学力基礎・コミュニケーション・探究姿勢・学校適合性。過去成績・推薦状・エッセイの提出を求める学校もあります。
IBスコアの平均点はどのくらいを目安にすれば良いですか?
世界平均は毎年変動しますが、学校の公開実績(平均点・合格率・最高点・合格者の進学先)を比較材料にしましょう。単年度ではなく複数年で傾向を見るのがコツです。
国内大学への進学は不利になりませんか?
一部の国内大学はIB入試枠や出願要件を設けています。一般選抜を受ける場合は科目対応の戦略が必要です。学校のカウンセリング体制を確認しましょう。
日本語の学習(国語)はどうなりますか?
日本語母語維持のためのプログラムや選択科目を提供する学校もあります。将来の国内進学や日本語力維持を重視する場合はカリキュラムの中身を確認してください。
宗教教育のあるIB校もありますか?
あります。カトリック系など宗教的背景をもつ学校があり、価値観や校風に反映されます。教育理念に共感できるかが学校選びのポイントになります。
スクールバスや通学の安全面は?
多くの学校がスクールバスや送迎ルールを整備。通学時間は学習・生活の質に直結するため、体験登校やラッシュ時間の移動確認がおすすめです。
IBは宿題や課題が多いと聞きますが本当ですか?
特にDPは課題量が多く、時間管理が重要です。EE/TOK/CASなど長期プロジェクトがあり、家庭のサポートと学校のカウンセリングが成功の鍵です。
転校・編入は学年途中でも可能ですか?
空席があれば可能ですが、カリキュラム整合や言語サポートが課題になることも。早めの相談と成績・在籍証明の準備が必要です。
見学やオープンキャンパスの活用方法は?
- 授業見学で探究型の授業運営を確認
- 進路指導(カレッジカウンセリング)の枠組みを確認
- 保護者・在校生の声を聞き、学校文化を体感
- 通学手段・バス路線・周辺環境を実地チェック
最終的な学校選びの決め手は何ですか?
お子さまの学習スタイル・言語環境・将来の進路に合うかどうか。数校を比較し、体験・面談を通じて「どの学校なら日々前向きに通えるか」を基準に決めましょう。
