2015/10/18
目次
「英語が話せたら、きっと世界中どこへ行っても役に立つ」
そう信じて、ロシアから一人、フィリピン・セブ島へ——。
Annaさんはロシア出身の女性。
かねてから英語に関心があり、これまでも自分なりに学びを続けてきました。
けれど、文法や読解はできても「話すこと」に対してはまだ自信がなく、もっと実践的なスキルを身につけたい——そんな思いが強くなっていったといいます。
「旅行や留学で英語が必要な場面に出会うたび、『もっと話せたら、もっと深く交流できるのに…』と思っていました。
だから、今度こそ本気で“英語を極めたい”と思ったんです」
そんなとき、周囲の友人が語学留学を勧めてくれました。
選んだのは、リーズナブルな費用でしっかり学べると評判のセブ島。そして学校は、友人が実際に通って「とても良かった」と語っていた3D ACADEMYでした。
「最初は、アジアの文化や生活スタイルに馴染めるかな?と不安もありました。でも、“自分の世界を広げるためには一歩踏み出さなきゃ”と思ったんです」
この記事では、そんなAnnaさんの語学留学の体験をもとに、
セブ島を選んだ理由
3D ACADEMYでの授業や講師との出会い
放課後や週末の過ごし方
セブならではのカルチャーショック
寮や食事のリアルな感想
留学を終えた今、彼女が感じていること
……などについて、じっくりお届けします。
「英語を使ってもっと世界とつながりたい」「海外生活に興味があるけど、不安もある」
そんな方にこそ、Annaさんの経験がきっと参考になるはずです。
Annaさんが英語に本格的に向き合いたいと考えたきっかけは、日常の中で何度も感じた“もどかしさ”でした。
「英語が話せたら、どこに行っても人とつながれるのに——そんな瞬間が、何度もあったんです」
ロシアでは、英語は学校で習う科目の一つとして教えられており、Annaさんも文法や単語の知識はある程度身についていました。
けれど、実際に英語で誰かと話すとなると、思ったように言葉が出てこない——そんな壁を感じていたといいます。
「読み書きはある程度できる。でも“話す”となると難しい。だからこそ、英語圏で実際に生活しながら、英語を“使う”力を磨きたいと思ったんです」
Annaさんにとって、英語は単なる言語ではなく、“世界とつながるためのパスポート”のような存在でした。
「英語が話せれば、どんな国に行っても、どんな人とも最低限のコミュニケーションがとれる。それってものすごく強いことだと思うんです」
将来的には海外での仕事や長期滞在も視野に入れており、「まずは英語力をしっかりつけることがその第一歩」だと感じていました。
留学を考え始めた当初、Annaさんが最初に思い描いていたのは、イギリスやアメリカなどの欧米圏でした。
けれど、学費や滞在費を調べていく中で、次第に現実的な選択肢として浮かび上がってきたのがフィリピン・セブ島だったのです。
「セブは学費が安く、授業時間も多いと聞いて、すごく魅力的に感じました。しかもマンツーマン授業でスピーキング力を鍛えられるなんて、まさに自分の理想にぴったりでした」
そして、偶然にも友人が過去に3D ACADEMYに留学していたことを知り、話を聞いてみると「先生がすごく親切だった」「授業が実践的だった」と大絶賛。
その後、口コミやレビューを調べ、最終的に「ここなら信頼できる」と確信を持って学校を決めたといいます。
Annaさんがセブ島での留学を選んだ理由は、**「費用」「授業量」「環境」**の3つに集約されます。
留学と聞くと、多くの人が真っ先に思い浮かべるのはイギリスやアメリカなどの欧米諸国でしょう。
Annaさんも当初はその方向で検討していましたが、情報収集を進めるうちに、こう感じるようになりました。
「同じ予算で、フィリピンなら何倍もの授業を受けられるんだ、と知ったときは驚きました」
セブ島の語学学校では、1日4〜6時間以上のマンツーマン授業がスタンダード。特にスピーキングに自信がなかったAnnaさんにとって、これは大きな魅力でした。
「グループクラスだと発言のチャンスは限られます。でもマンツーマンなら“自分が話さなければ授業が進まない”環境。これなら絶対に話す力がつくと思いました」
学校選びの決め手となったのは、すでにセブで留学を経験したロシア人の友人の存在でした。
「その子が“3Dは本当に良かったよ”と教えてくれて。学校の雰囲気や講師の質、生活面まで詳しく話してくれて、安心感がありました」
その友人の紹介をきっかけに、Annaさんは3D ACADEMYのウェブサイトや口コミをチェック。
他校と比べても、**「講師がフレンドリー」「立地が便利」「寮が清潔」**といったポイントで評価が高く、「ここなら失敗しない」と確信したそうです。
とはいえ、ロシアからフィリピンという“文化も環境もまったく違う国”への渡航は、Annaさんにとって大きな決断でした。
「正直、最初は少し不安もありました。治安とか、気候とか、食事とか。でも“挑戦してみたい”という気持ちが勝ちました」
3D ACADEMYには、日本・韓国・台湾・ベトナムなど、さまざまな国の学生が集まります。
その多様な環境の中で、Annaさんはロシア代表としての存在感を発揮していくことになります。
「セブは、思っていたよりもずっと穏やかで居心地がよくて。学校のスタッフもとても親切でした。来てみてよかったと心から思います」
Annaさんが3D ACADEMYで選んだのは、マンツーマン重視のカリキュラム。
1日6コマのうち、ほとんどが講師との1対1の授業という贅沢な環境です。
「私が一番重視していたのは“英語を話す力”。先生と1対1で、たくさんアウトプットできるこの環境は、まさに理想的でした」
グループ授業ではどうしても発言の順番を待たなければなりませんが、マンツーマンなら常に自分が話す番。
会話量が圧倒的に増えたことで、Annaさんは徐々に英語を話すことに対する恐怖心を克服していきました。
「最初は緊張しましたが、先生たちがとても優しくて安心できました。間違えても笑ってくれるし、何度でも丁寧に直してくれるんです」
Annaさんは多くの講師と授業を共にしましたが、なかでも印象的だった先生たちがいます。
Bob先生
丁寧で穏やか。初心者でも安心して授業に臨める安心感がありました。
Therese先生
文法の解説が明快で、複雑な文法もスッと理解できました。
Dionne先生/Aubrey先生
会話重視でテンポよく進む授業が楽しく、「話したい!」という気持ちを引き出してくれました。
そして、特に心に残っているのが——
「Ellen先生は、私にとって“特別な先生”です。彼女との授業はいつも刺激的で、知的で、そしてユーモアにあふれていました」
Ellen先生の授業では、スピーチ練習やディスカッションを通じて、Annaさんは“話す英語”の奥深さを体験。
単なる会話の練習を超えた、思考と言葉をつなげるトレーニングとなりました。
マンツーマンに加えて、Annaさんは数コマのグループ授業にも参加していました。
担当は以下の先生たち:
Rowena先生
Cris先生
Ronald先生
Matthew先生
Rylene先生
とくにRylene先生については、
「彼女は本当に心が広くて、知的で、いつもポジティブ!グループの雰囲気を明るくしてくれる素敵な先生でした」
多国籍のクラスメートとともに学ぶグループ授業では、英語を共通語にした異文化交流も体験できます。
Annaさんは、ロシア文化をシェアしたり、他国の表現方法に驚いたりと、言語を超えたコミュニケーションの面白さを感じていたそうです。
3D ACADEMYでは、1日3食の食事が寮で提供されます。
Annaさんも毎日欠かさず食堂に通っていましたが、正直な気持ちはこうです。
「おいしかったです。でも、やっぱりロシア料理が恋しくなりました(笑)」
例えばAnnaさんの好きな料理は、ロシアの伝統家庭料理「アズー(肉とジャガイモの煮込み)」や、黒パン・白パンのような素朴なパン類。
日本や韓国、台湾の味付けに慣れている人には馴染みやすいメニューが多いですが、ロシアの風味とはかなり違うのも事実です。
それでも日を追うごとに慣れていき、最終的には「食事の時間が楽しみになる日」も増えたそうです。
セブの3D ACADEMYは、ショッピングモールやカフェが徒歩圏内にあり、立地が抜群。
必要なものはすぐに買えるし、週末のお出かけにも便利です。
「学校の近くにレストランもたくさんあって、放課後に友達とふらっと食事に行けるのが嬉しかったです」
とはいえ、毎日アクティブに外出するわけではなく、平日の夜は寮で宿題をしたり、友達とチャットしたりしてのんびり過ごすことが多かったとか。
「英語の勉強は疲れるので、夜はリラックスする時間も大切にしていました」
セブに来て驚いたことのひとつが——
「海の美しさとアクセスの良さです。バスや船で簡単にアイランドホッピングに行けるなんて!」
週末になると友達と一緒に島へ出かけ、白い砂浜やシュノーケリング、南国の海を満喫。
学びの合間に訪れる“ミニバカンス”は、心と体をリフレッシュさせてくれる時間でした。
「英語の勉強だけじゃなく、セブの自然にも癒やされました」
Annaさんがセブでまず驚いたのは、道ばたにいる多くのストリートチルドレンの存在でした。
「最初は本当にショックでした。子どもたちが裸足で歩いていて、物乞いをしているのを見ると、胸が痛みました」
ロシアではあまり見かけない光景だったため、フィリピンの貧困問題がとてもリアルに感じられたといいます。
「留学」という枠を超えて、社会の現実に触れる体験となりました。
学校の近くを歩いていたとき、貧しい人たちが直接支援を求めてきたことも。
「私に“食べ物をください”と声をかけてくる人がいたんです。今までの人生で、そんな体験をしたことがありませんでした」
その瞬間、ロシアでの暮らしとのギャップを強く感じ、**「自分は恵まれている」**という思いと同時に、「もっと世界を知りたい」という気持ちも芽生えました。
フィリピンについて学ぶなかで、Annaさんがとても驚いたことのひとつが——
**「フィリピンには独自の軍隊がない」**という事実(※注:一部誤解もあるが、主に国家の軍事バランスへの印象)
「軍事的な強さが重視されがちなロシアとは、考え方がまったく違うんだなと感じました」
このような文化・価値観の違いは、Annaさんにとって視野を広げる大きなきっかけになりました。
「セブでは英語を学ぶだけじゃなくて、“世界は広い”ってことを実感できたのが本当に良かったです」
Annaさんが3D ACADEMYに滞在していた期間、ロシア出身の学生はとても少数派でした。
そのため彼女の存在は、周囲の生徒たちにとっても貴重で新鮮なものだったといいます。
「みんなが“ロシアってどんな国なの?”と興味を持ってくれました。そこからたくさん会話が生まれて、とても嬉しかったです」
自分が“異文化”を代表する立場になることに最初は少し緊張したものの、ロシア文化を伝える役割を楽しめるようになったと語ってくれました。
放課後や食事の時間には、たびたび「ロシアってどんな国?」という質問を受け、Annaさんは次のようなトピックを語っていたそうです。
ロシアの都市:モスクワやサンクトペテルブルクの美しい街並み
歴史の話題:ソチオリンピックやロシア帝国時代の背景
料理文化:ボルシチや**アズー(煮込みポテト料理)**の話、そして「ロシアパン」の紹介
「料理の話になると、みんな本当に目を輝かせて聞いてくれて、“食べてみたい!”と言われると嬉しかったです」
言葉だけでなく、文化を通じて英語でつながる経験は、Annaさんにとっても大きな自信につながったとのこと。
英語を学ぶ目的は人それぞれですが、Annaさんにとって今回の留学で大きな発見となったのが、
**「英語は自分の文化を伝えるためのツールにもなる」**ということ。
「英語が話せると、相手の国について学べるだけでなく、自分の国についても伝えられる。それがすごく楽しかったです」
ただ“学ぶ”だけでなく、“教える”側にもなれることは、語学学習の新しいモチベーションとなり、留学生活をさらに豊かなものにしてくれました。
3D ACADEMYでの授業が終わると、Annaさんはよく自分の部屋に戻って宿題をしたり、友人とおしゃべりをして過ごしていたそうです。
「授業の内容を復習するのも大事ですし、友達とのおしゃべりも英語の練習になっていました」
疲れている日は部屋で静かに過ごし、気分が良い日は友達とカフェに行くなど、無理なく、心地よく過ごせるリズムを自分で作っていたのが印象的です。
セブ島といえば、やはり美しいビーチや自然が最大の魅力。Annaさんも、週末にはよく島へ出かけていたそうです。
「ビーチの景色が本当に綺麗で、空や海の青さに心が癒やされました」
シュノーケリングやボートトリップなどを楽しむというよりは、静かな島で本を読んだり、のんびり景色を眺めたりするスタイル。
ロシアでは見られない常夏の自然に触れることで、気持ちをリフレッシュし、また新しい一週間に向けた活力を得ていたとのことです。
語学留学というと、毎日みっちり勉強というイメージを持つ人も多いですが、Annaさんは**「心の余裕」も大事にしていた**のが特徴的です。
「セブは“学ぶ”と“癒やされる”の両方がある場所。私は、そのバランスがとても気に入りました」
忙しすぎず、でも怠けすぎない。そんな自然体で過ごせる環境こそが、3D ACADEMYとセブ島の魅力なのかもしれません。
セブの街を歩いていると、ときおり路上で生活している子どもたちを目にします。ロシアではあまり見かけることがなかった光景に、Annaさんはショックを受けたそうです。
「最初はどう接していいかわからなくて、戸惑いました。彼らの存在を通じて、フィリピンの社会の一面を見た気がします」
彼女にとってそれは、単なる“異文化”ではなく、世界の現実を知るきっかけになった出来事でした。
子どもたちだけでなく、大人でも道で物乞いをする人々がいるという現実にも驚いたといいます。
「彼らの姿は、私の心に強く残りました。社会の格差を目の当たりにした気がしました」
Annaさんは、人としてできる範囲で何か支援できないかを考えつつも、同時に自分の無力さも感じたそうです。この経験は、彼女の人間としての価値観や優しさを深めるものとなりました。
Annaさんにとって一番印象的だったのが、「フィリピンは正式な軍隊を持たない国だ」と知ったときの衝撃です。
「ロシアのように“国家を守るために軍隊がある”のが当たり前だと思っていたので、本当に驚きました」
これは、文化や安全保障に対する国家観そのものの違いを実感した瞬間でした。
Annaさんが感じたカルチャーショックは、単なる驚きではなく、世界を多面的に見る視点を与えてくれるものでした。
セブでの体験は、彼女の中にあるロシア的価値観と、世界の現実との“対話”を生み出したのです。
Annaさんが「これは持ってきて良かった!」と感じたのは、スーツケースの中に入れた“ロシアの文化や歴史に関する知識や思い出”でした。
「物理的なモノというより、私自身が“ロシアの文化”を持ち込んだ感覚です」
たとえばロシアの歴史や都市の美しさについて語ったとき、同じ寮のルームメイトや先生たちは目を輝かせて聞いてくれたといいます。
なかでも特に好評だったのが、Annaさんが訪れたサンクトペテルブルクや2014年ソチオリンピックの話。
「“エルミタージュ美術館”の話をしたら、アート好きの生徒さんがすごく興味を持ってくれて嬉しかったです」
他国の文化を知りたいという想いは、日本人にも、韓国人にも、台湾人にも共通するもの。Annaさんが語るロシアの暮らしや価値観は、英語で交流するきっかけにもなりました。
留学と聞くと、英語を“学びに行く”イメージが強いかもしれませんが、Annaさんの場合はそれだけでなく、“文化をシェアしに行く”という意識が強かったといいます。
「私は“生徒”でもあり、“ロシアのアンバサダー”でもあった気がします(笑)」
3D ACADEMYのように多国籍な環境では、「自分の国を紹介すること」も英語学習の一環。
Annaさんは「知識としての文化」ではなく、「対話としての文化交流」を体験できたことをとても喜んでいました。
Annaさんの留学体験を取材する中で、私たち編集チームが印象に残ったのは、「英語を通じて自分の国を語る姿」でした。
英語力というと、TOEICやスピーキング力ばかりが注目されがちです。でも本当に大切なのは、「何を語るか」ではないでしょうか。
Annaさんは、3D ACADEMYのマンツーマンレッスンやグループ授業の中で、ロシアの文化や歴史を自分の言葉で語ることを楽しんでいました。美術館の話、都市の魅力、オリンピックの思い出——それは教科書では学べない、彼女自身のストーリーでした。
「英語でロシアを伝える」
この経験が、Annaさんの英語に魂を与えたのだと、私たちは感じました。
異文化を「学ぶ」だけでなく、「伝える」こともできる。それが語学留学の本当の魅力です。
もしこの記事を読んでいるあなたが、「自分の英語、まだまだだな…」と感じているなら、どうか思い出してください。
Annaさんも最初は不安でした。でも、「伝えたいこと」があるからこそ、英語が伸びていったのです。
あなたの中にも、きっと誰かに話したい「何か」があるはずです。
その気持ちを出発点にしてみてください。英語は、あなたのその想いを世界へ運んでくれるツールになってくれます。
Annaさんのように、「母国を誇りに思いながら、新しい文化に飛び込んでみる」。
そんな留学が、人生をちょっと面白くしてくれるかもしれません。
Annaさん、本当にありがとうございました!
以下が英語記事へのリンクです:
From Russia to Cebu – Anna’s Language Journey Filled with Culture and Connection(English)
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